目次
下痢とはどんな状態?
下痢とは、いつもより便の水分が多くなり、やわらかい便や水のような便が続く状態です。
回数が増える、急に強い便意がくる、腹痛を伴うといった変化がみられることもあります。「たかが下痢」と軽く見られがちですが、続くと体にさまざまな影響が出ることがあります。
下痢の種類と特徴

下痢には、数日でおさまる急性下痢と、長く続く慢性下痢があります。
また、腸の動きが活発になり過ぎるタイプ、水分の吸収がうまくいかないタイプ、炎症や感染が関係するタイプなどに分けて考えることがあります。便が水っぽいのか、腹痛や発熱を伴うのか、長引いているのかによって、原因の見当や対処の考え方も変わってきます。
下痢が続くとどうなる?
下痢が続くと、体からは想像以上に多くのものが失われます。水分とともにミネラルも失われ、だるさやふらつきにつながることがあります。
さらに、栄養が十分に吸収されないまま排出され、体力の低下を招くことも。
腸内の善玉菌のバランスが崩れやすくなることもあります。
まずは水分をこまめに補い、早めに対処することが大切です。
下痢の原因別の対処法
下痢が起きたとき、原因にかかわらず共通して大切なのが、水分補給と体を休めることです。
食事は消化のよい物を少量ずつにとどめ、胃腸への負担を減らしましょう。そのうえで、急なくだり腹をいったん抑えたいときは、市販の下痢止めを選択肢に入れることもできます。
食べ過ぎ・飲み過ぎによる下痢の対処法

食べ過ぎや飲み過ぎの後は、消化が追いつかず下痢になることがあります。
こうしたときは、まず胃腸を休ませる意識が大切です。
刺激の強い物やアルコールは控え、消化のよい食事を少量ずつとりましょう。
水分は一度にたくさん飲むより、少しずつ補うほうが負担を減らせます。
急なくだり腹をいったん抑えたいときは、市販の下痢止めが有力な選択肢になります。
冷えによる下痢の対処法

体が冷えると腸の動きが乱れ、お腹が痛くなったり便がゆるくなったりすることがあります。
特に冷たい飲み物を続けてとった日や、冷房の効いた場所で長く過ごした後に起こりやすい傾向があります。
まずは体を冷やさないよう心がけましょう。
冷えによる比較的軽いくだり腹には、市販の下痢止めで対処するのも選択肢です。
症状が長引く場合は、冷え以外の原因が隠れていないか確認が必要です。
ストレスや緊張による下痢の対処法

大事な予定の前や緊張が続いたとき、お腹が痛くなって下痢をする方は少なくありません。
まずはストレスの原因を和らげ、体を休めることが基本です。
刺激物やカフェインを控え、生活リズムを整えることも助けになります。
大事な予定の前など、急な便意が心配なときは、市販の下痢止めをあらかじめ備えておくのもよいでしょう。
ウイルス・細菌感染による下痢の対処法

ウイルスや細菌が原因と思われる下痢では、まず脱水を防ぐことが大切です。
経口補水液や水分を少しずつこまめにとり、無理に食べず胃腸を休ませましょう。
発熱や吐き気があるときは、消化のよい物を少量から始めるのが安心です。
感染が疑われる下痢では、腸の動きを止めるタイプの下痢止めは、腸内に原因となるウイルス・細菌・毒素を留めて症状を悪化させる恐れがあるため避けるのが基本です。
一方、腸の動きを止めずに水分バランスを整えるタイプであれば、症状をいったんやわらげたいときに使うことができます。
受診か市販薬か、判断の目安
下痢のとき、病院に行くべきか、市販薬で様子を見てよいか、迷う場面は少なくないでしょう。
目安となるのは、体に危険なサインが出ているかどうかです。
次のような症状がある場合は、市販薬で様子を見続けず早めに受診しましょう。
・高熱が続く ・血便が出る ・強い腹痛がある ・水分がとれない、ぐったりする ・意識がもうろうとする
こうしたサインがなく、たとえば飲み会の翌朝や会議前の緊張、旅行中の食べ過ぎなど、原因に心当たりがある場合は、市販の下痢止めで対処できることも多いです。
どのような市販薬を選べばよいかは、次の章で解説します。
市販の下痢止めの成分と特徴
市販の下痢止めには、腸の動きを整えるもの、腸内の水分バランスに働きかけるもの、生薬を配合したものなどがあり、特徴はそれぞれ異なります。
症状や使いたい場面に合わせて選ぶ視点が大切です。
市販の下痢止めはどんな時に使う?
市販の下痢止めは、食べ過ぎや飲み過ぎ、冷え、緊張などに伴う比較的軽い下痢に使われることがあります。外出先で急な便意に困るときや、くだり腹を何とかしたいときに助けになる場合もあります。
市販の下痢止めの種類
下痢止めには、腸の過剰な動きを抑えるタイプ、腸内の水分バランスに働くタイプ、整腸成分を含むタイプ、生薬を中心にしたタイプなどがあります。成分によって向いている症状や注意点は異なるため、「何となく」で選ばず、症状の出方や使う場面に合っているかを確認して選ぶことが大切です。
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- 大幸薬品
大幸薬品正露丸クイックC

- 販売名
- 正露丸クイックC第2類医薬品
急な下痢にすばやく溶ける液体カプセル
- 5才から使用可能
- アンチ・ドーピング認証
- 木クレオソート
- ウイルス性の下痢でも可
主成分木(もく)クレオソートがすばやく溶け出す※1液体カプセル。「正露丸」特有のにおいを抑えており飲みやすく※2、持ち運びにも便利※3なシートタイプです。通勤・通学時や旅行中など外出先でおこる急な下痢・食あたり・水あたりといったお腹トラブルの対処におすすめです。また、「正露丸クイックC」は木(もく)クレオソートのみを有効成分とする単味製剤で、腸の動きを止めないタイプの下痢止めなので、服用後に便秘になりにくい点も特徴です。
※1 大幸薬品「正露丸」「セイロガン糖衣A」と比較して
※2 大幸薬品「正露丸」と比較して
※3 本剤開封後は、アルミ袋の折り線で折り曲げ、必ずアルミ袋内で乾燥剤と共に保管してください
こんな方に
おすすめです
- 外出先での下痢に備えたい方に
- スポーツの大会が近いアスリートの方に
- 便秘になりにくい薬を探している
- ウイルス性の下痢で使える薬を探している
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2カプセル中 日局 木クレオソート:90mg |
|---|---|
| 効果・効能 | 下痢、消化不良による下痢、食あたり、水あたり、はき下し、くだり腹、軟便 |
| 用法・用量 | 1日3回を限度とし、必ず水またはお湯と一緒に服用。 服用間隔は4時間以上あけること。 11才以上・・・1回2カプセル 5才以上11才未満・・・1回1カプセル |
※使用上の注意/用法・用量を守ってお使いください
※5才以上の小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもと服用させてください
※急性の激しい下痢、高熱を伴う下痢、血便、粘液便が続く場合は、医師または薬剤師に相談してください
木(もく)クレオソートとはどんな成分?
「木(もく)クレオソート」は、樹木から得られる生薬で、古くから下痢に使われてきた日本薬局方収載の成分です。
一般用医薬品では成分や品質が管理されたうえで用いられており、特徴を知ると市販の下痢止めを選ぶときの手がかりになります。
木(もく)クレオソートが下痢に作用する仕組み

木(もく)クレオソートは、腸の運動を止めることなく正常化し、腸内の水分バランスを調整する働きが特徴です。
止瀉薬の「正露丸」では主成分として配合されており、下痢、消化不良による下痢、軟便、食あたり、水あたり、はき下し、くだり腹などの症状に用いられます。
木(もく)クレオソートを配合した薬はどんな時に向いている?
木(もく)クレオソートを配合した「正露丸」は、日常で起こりやすいお腹の不調に古くから使われてきました。食べ過ぎ・飲み過ぎや冷えによる下痢のほか、感染が関係する下痢のときにも選択肢になるとされています。急なくだり腹をいったん抑えたいときにも選びやすい成分です。
使用上の注意点

同じ木(もく)クレオソートを主成分とする薬でも、製品によって使用上の注意が異なりますので、使用前に添付文書を確認し、用法・用量と対象年齢を守ることが大切です。
たとえば「ラッパのマークの正露丸シリーズ」は5才未満は服用できません。また、ラッパのマーク以外の「正露丸」や他の市販下痢止め薬には、「ロートエキス」などの乗物や機械類の運転操作前に服用してはいけない成分、授乳中の方は避けるべき成分を含む製品がありますので、注意が必要です。添付文書にある「してはいけないこと」「相談すること」も必ず確認してから使用しましょう。
「ラッパのマークの正露丸シリーズ」の特徴
ラッパのマークの正露丸シリーズの「正露丸(第2類医薬品)」「セイロガン糖衣A(第2類医薬品)」「正露丸クイックC(第2類医薬品)」は、木(もく)クレオソートを主成分とした生薬です。腸の動きを止めないタイプの下痢止めなので、食べ過ぎ・飲み過ぎ、ストレス、冷え、ウイルス・菌などさまざまな原因の下痢に対応します。また、眠くなる成分が含まれていないため、外出中や仕事中でも使いやすいのがシリーズ共通の特徴です。長く知られている薬ですが、すべての下痢に効くわけではないため、用法・用量や使用上の注意を守って適切に使いましょう。
まとめ

下痢は、感染、ストレス、冷え、食べ過ぎなど身近な原因でも起こりますが、対処法は原因によって異なります。
まずは水分・塩分補給を意識し、無理に我慢しないことが大切です。
市販薬は症状に合えば心強い味方ですが、受診を優先すべきサインもあります。
つらいときほど「何が原因か」「今は休むべきか」を落ち着いて見極めることが大切です。正しい情報を参考に、適切な対処を心がけましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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くすりの窓口編集部
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