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【市販睡眠改善薬】リポスミンとドリエルの成分・効果は同じ?病院の睡眠薬との違いも解説

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2023/3/14
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薬局やドラッグストアで購入できる市販の睡眠改善薬にはいくつか種類があります。病院に行かなくて済むのでドラッグストアで睡眠改善薬を買われる方も多いでしょう。

そのときに何か気になったことがある方はいませんか?そう、睡眠改善薬の値段の違いです。比較的お値段が安い傾向にあるリポスミンと認知度の高いドリエルとでは値段が3倍から4倍ほど違うこともあります。

ここまでお値段が違うと成分や効果に違いがあるのだろうと思う方がほとんどでしょう。果たしてリポスミンとドリエルには値段の差を埋めるほどの違いがあるのでしょうか。

今回はこの2つの商品について詳しく見ていきます。また、病院で貰える睡眠薬との違いもご説明していますのでぜひ参考にしてください。
※この情報は、2018年6月時点のものです。

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不眠症にはどのような種類があるのか




日本人の5人に1人が不眠症である、と言われているこの時代。あなたの家族にも1人くらい不眠で悩んでいる方がいても、何らおかしくはありません。

しかし、実際に病院で治療を受けているのは、わずか20人に1人ほど。多くの方が治療をせずにそのままにしている、もしくは市販の睡眠改善薬で対処しているということになります。

不眠症には4つの種類があり、それぞれで見られる症状が異なります。ご自分がどれに当てはまるのかを、まずは確認してみてください。

入眠障害

薬剤師

木村 妃香里さんのコメント

寝付きが悪く、ベッドに入っても何時間も寝られない症状が続きます。


寝ようと思っても寝られず、入眠までに何時間もかかってしまうことも。なかなか寝付けないため、結果として睡眠時間が短くなってしまいます。

中途覚醒

薬剤師

木村 妃香里さんのコメント

夜に何度も眠りから目が覚めてしまい、まとまった時間寝ることが難しくなります。


一度目が覚めると、なかなか再び眠れません。

早朝覚醒

薬剤師

木村 妃香里さんのコメント

予定の時間よりも何時間も早く目が覚めてしまうことにより、十分に睡眠時間が取れません。

一度起きてしまうと、再び眠れないことが多いです。

熟睡困難

薬剤師

木村 妃香里さんのコメント

睡眠時間は十分に取っているが、寝た気がしないといった状態です。

眠りが浅く、熟睡できないため疲れがたまっていきます。人によっては上の4つの症状のうち、1つだけしか症状が出ない人もいますし、複数の症状が出る方もいます。

市販で買える睡眠改善薬について




不眠症の治療の基本はまず生活習慣の改善ですが、なかなかすぐには難しいものです。

そこで眠りのサポートをしてくれるのが、睡眠改善薬。医薬品ですので一般的なコンビニでは購入できませんが、ドラッグストアや薬局など市販で誰でも買えるので、手軽に試すことができます。

でも、なぜリポスミンとドリエルの価格差が3倍から4倍も違うのでしょうか。

リポスミンとドリエルの成分・効果は同じ?

薬剤師

木村 妃香里さんのコメント

リポスミンは12錠入りのもので、安いところでは500円を切る価格で売られています。
一方で、ドリエルは同じ12錠入りなのにも関わらず2,000円近くするお店が多いです。

「これだけ値段が違うのであれば、きっとドリエルの方が効果は高いのだろう」と、思ってしまうのも無理はありません。まずは、それぞれの違いを確認するために成分を見てみましょう。

薬剤師おすすめ
皇漢堂

リポスミン

最安値 279円 (税込)

成分(1回分) ジフェンヒドラミン塩酸塩:50mg

薬剤師おすすめ
エスエス製薬

ドリエル 6錠

最安値 882円 (税込)

成分(1回分) ジフェンヒドラミン塩酸塩:50mg

見てびっくりしてしまいますね。入っている成分も成分量も全く同じです。つまり、効果も同じだと言えます。

ちなみに、ドリエルには「ドリエルEX」というラベンダーアロマを配合した商品もありますが、こちらも成分はジフェンヒドラミン塩酸塩が50mg配合されています。

ドリエルEXは、なんと通常のドリエルよりもさらに300円ほど高め。しかし、ラベンダーアロマが配合されているだけで、薬自体の効き目は変わりません。

薬剤師おすすめ
エスエス製薬

ドリエルEX 6カプセル

最安値 1,980円 (税込)

成分(1回分) ジフェンヒドラミン塩酸塩:50mg

その他の市販の睡眠改善薬

薬剤師

木村 妃香里さんのコメント

それでは、ドリエルとリポスミン以外の睡眠改善薬についても成分を見てみましょう。
商品画像 ネオデイ 6錠
大正製薬

薬王製薬
商品名 ネオデイ 6錠 スリーピン
ジフェンヒドラミン塩酸塩含有量 50mg 50mg
最安値

399円(税込)

送料:別 Yahoo! 詳細を見る

299円(税込)

送料:別 Yahoo! 詳細を見る
商品リンク
もうびっくりするくらい、どのメーカーが出している睡眠改善薬も同じ成分が同じ量だけ入っています。つまり、結論を言ってしまえばどれを買っても効果が同じということです。

催眠鎮静剤の売れ筋ランキングもチェック!

なお、ご参考までに、催眠鎮静剤のAmazon、楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。


市販の睡眠改善薬は違いなければ価格で決めて良い?



値段の差があれども、入っている成分はどれも同じです。そのため、基本的には特にこだわりがなければ価格で決めてしまっても良いでしょう。

また、同成分で1回飲みきりタイプの液体タイプのものも販売されています。

例)アンミナイト / ゼリア新薬工業
ただし、主成分は同じでも添加物はメーカーごとに違います。添加物の差によって薬の効き方に影響が出る場合もあるため、どの睡眠改善薬もまったく同じ効き方をする、とは断言できません。


「市販の睡眠改善薬」と「病院の睡眠薬」との違い


薬剤師

木村 妃香里さんのコメント

ところで寝付きを良くする薬と言えば、病院でも処方して貰うことができます。

病院で処方して貰えるものは「睡眠薬」と呼ばれることが多いです。市販薬も病院の薬も同じなら、わざわざ病院に行くことはありませんね。

たしかにどちらも睡眠を助ける薬ですが、市販の睡眠改善薬と病院の睡眠薬は実はまったく違うものなのです。

市販の睡眠改善薬



薬局やドラッグストアで購入できる市販の睡眠改善薬は、抗ヒスタミン薬を使っています。

抗ヒスタミン薬というと、花粉症や鼻炎薬としても使われていますね。花粉症の薬を飲んで眠くなった経験がある方は多いと思います。抗ヒスタミン薬は副作用として眠気が出やすいのが特徴で、この眠気を利用しているのが市販の睡眠改善薬なんですね。

ヒスタミンはもともと体を覚醒させる働きがあるのですが、抗ヒスタミン薬によってヒスタミンの働きが抑えられることで眠気を感じてしまうのです。

余談として、最近ですとアミノ酸のグリシンが睡眠の質を高めるといわれ、粉末などを睡眠改善目的で飲まれている方がいますが、グリシンは睡眠改善薬ではなく食品です。あくまで栄養の補助的なものとしてお飲みください。

病院の睡眠薬



病院の睡眠薬はベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系などの薬がよく使われています。

私たちの体にはGABAA受容体と呼ばれる受容体があり、そこに薬がくっつくことでGABAの働きを高めるのです。GABAは神経の働きを抑える効果を持っているため、結果として眠気を催します。

ところで、GABAという単語をどこかで聞いたことがありませんか?そうです、ストレスを低減するとされるチョコレートの原料、カカオに入っているあのGABAです。

GABAを摂ることで、神経の活動を抑えて気持ちを落ち着かせる効果があるとされています。もちろん、チョコレートはコンビニで購入できますが、薬のような直接的な効果は期待できません。

市販の睡眠改善薬と病院の睡眠薬は結局何が違うのか



薬局やドラッグストアで購入できる市販薬と病院の薬はどうやって眠気を起こすのか、その過程が全く異なります。

病院の薬は直接、眠気を起こそうとするものですが、市販のものはヒスタミンという物質を介して間接的に眠気を起こすものです。そのため、どちらの方が効き目が強いかと聞かれると病院の薬ということになります。

さらに病院で貰える睡眠薬は作用時間の長さがさまざまあるため、症状に合わせて薬を選ぶことができます。
・超短時間型(ハルシオン)
・短時間型(レンドルミン、エバミール、リスミー)
・中時間型(ベンザリン、ロヒプノール、ユーロジン)
・長時間型(ダルメート、ドラール、ソメリン)
効き目の持続時間によって、4つの種類に分類されています。例えば、寝付きが悪いだけで一度寝てしまえば朝までぐっすり眠れる方は、作用時間の短い超短時間型を選びます。

超短時間型のものは薬の効き目のピークがすぐに来るため、寝付きが悪い人にぴったりなのです。寝始めてからしばらくして起きてしまう方は、薬のピークが遅めにくる中時間型や長時間型のものを使います。

自分の不眠症のタイプに合わせて薬を選べるので、市販の睡眠改善薬を使うよりもオーダーメイドで症状に対応することができます。

市販の睡眠改善薬服用の注意点



市販の睡眠改善薬は「一時的な不眠」に使う薬です。何週間も何ヶ月も不眠の症状が続く方は使うのに適していません。

また不眠症の症状のうち、市販薬で対応できるのは
・寝付きが悪い
・眠りが浅い
この2点です。朝早く目覚めてしまうタイプの不眠症には、向いていませんのでご注意ください。

また、睡眠改善薬の成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン薬です。風邪薬や花粉症の薬、鼻炎薬、酔い止めなど多くの市販薬に抗ヒスタミン薬が含まれていますので、これらの薬は一緒には服用しないようにしてください。

市販の睡眠改善薬を服用して、気分が悪くなるなど気になる副作用症状が出た場合には、購入元の薬局やドラッグストアの薬剤師に相談し、必要であれば病院を受診しましょう。

睡眠改善薬を2~3日飲んでも不眠症の症状が改善しない場合は、そのまま市販薬を使わずに病院を受診しましょう。不眠症は生活習慣によって引き起こされることが多いのですが、中には別の病気の影響で眠りが妨げられていることもあるためです。

こんな症状が続いたら病院へ


薬剤師

木村 妃香里さんのコメント

不眠症の原因となる疾患には以下のようなものがあります。

・レストレスレッグス症候群
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群
・うつ病
・不安障害

レストレスレッグス症候群は足がむずむずする感覚が続くもの、閉塞性睡眠時無呼吸症候群は睡眠時に呼吸が止まったり激しいいびきをしたりするものです。

・足のムズムズ
・睡眠時の無呼吸、激しいいびき
・気分の落ち込みが激しい
・落ち着かずにソワソワする、集中力が続かない

このような症状が続いている方は、不眠症以外の病気が隠れている可能性もありますので、早めに病院を受診しましょう。

まとめ




リポスミンもドリエルも値段は違いますが、含まれている成分は同じです。そのため、メーカーなどにこだわりのない方は価格で選んでも良いでしょう。値段が高いから効き目が強い、というわけでは決してありません。

もしも市販の睡眠改善薬を使っても不眠の症状が改善しない場合は、病院で診てもらいましょう。他に何か疾患がないかも確認できますし、よりあなたの睡眠サイクルに合う薬を貰うことができます。

多くの方が悩んでいる不眠症、薬で眠りの質を上げるのも良いですが、ご自分の生活習慣の管理も忘れないようにしましょう。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

 

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