| 商品画像 |
![]() エーザイ |
![]() 佐藤製薬 |
![]() 大正製薬 |
![]() アスゲン製薬 |
|---|---|---|---|---|
| 商品名 | アストフィリンS 45錠 | ミルコデA | アスクロン 24包 | アスゲン錠EX |
| 特長 | 喘鳴をともなうつらいせき、たんに | つらいせき、たんに | 喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)を伴うせき、たんに | たんのからみから、苦しいせき込み・喘鳴(ぜーぜー、ひゅーひゅー)をともなうせきまで |
| 最安値 |
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目次
シングレアとキプレスの違い

シングレアとキプレスは、名前は違いますが、成分「モンテルカスト」を含む同じ薬にです。
なぜ名前が違うかというと、販売会社が違うためです(併売品)。ジェネリック医薬品というわけではなく、どちらも先発医薬品です。
(販売会社)
シングレア・・・MSD株式会社
キプレス・・・杏林製薬株式会社
効能効果や用法用量、添加物等も同じであるため、効果も違いはありません。薬のパッケージも両者は似ていますね。このように、同じ成分の薬を複数のメーカーが名前を変えて販売しているケースがあります。
ジェネリック医薬品

また、シングレア、キプレスでは、ジェネリック医薬品が販売されています。
現在は、ジェネリック医薬品には、成分名がつくのが一般的なので、モンテルカスト●●「××」という名称で、●●には薬の規格、××にはメーカー名が入ります。
キプレス10mg(薬価1錠203.5円)で比較すると、ジェネリック医薬品ですと、薬価1錠81.4円〜101.8円ですので、だいぶ価格が下がります。
先発品(新薬)の特許がきれたあと、他のメーカーが先発品(新薬)と同じ有効成分で効能・効果が原則同じで販売します。開発コストを抑えて開発できるため、先発品(新薬)より価格が安くなります。
シングレア、キプレスとは?
シングレア、キプレスについて、説明していきます。
シングレア、キプレスの成分と作用

シングレア、キプレスの成分は、「モンテルカスト」です。
アレルギー反応を引き起こす体内物質としては、ヒスタミンやロイコトリエンなどが知られています。モンテルカストは、このロイコトリエンの作用を選択的に抑えることでアレルギー症状の改善に効果を示す「抗ロイコトリエン薬」とよばれるタイプの薬です。
具体的に説明すると、気管支や鼻の粘膜の壁細胞とよばれる場所には、「ロイコトリエン受容体」と呼ばれる受容体があり、そこに「ロイコトリエン」がくっつくことで、アレルギー症状(気管支の収縮や鼻炎症状など)を引き起こします。
抗ロイコトリエン薬と呼ばれる薬は、ロイコトリエン受容体にロイコトリエンの代わりにくっつくことで、ロイコトリエンをブロック(邪魔)します。
このようにして、ロイコトリエンの作用を抑えることによって、喘息症状(気管支の収縮を和らげる)やアレルギー性鼻炎を改善する効果をもたらします。
同じように抗ロイコトリエン薬とよばれるタイプでは、オノン(成分:プランルカスト)という薬もあります。
どんな場合に処方される?

効能・効果としては、「気管支喘息」「アレルギー性鼻炎」です。
気管支喘息の治療の基本は、吸入ステロイド薬です。抗ロイコトリエン薬であるシングレア、キプレスは、補助的に追加で用いられることが一般的です。また、緊急の発作を止めるような作用はなく、喘息が起こらないように予防的に用いる薬です。
もともとは、気管支喘息に対する適応だけでしたが、アレルギー性鼻炎に対しても効果が期待できることから、2008年にはアレルギー性鼻炎の効能が追加になりました。そのため、花粉症などに対しても用いられていました。
錠剤・OD錠は、気管支喘息、アレルギー性鼻炎が適応症となっていますが、小児向けのチュアブル錠・細粒においては、気管支喘息のみの適応など、剤型によって違いがあります。
シングレア、キプレスの様々な剤型(細粒、チュアブルなど)

シングレア、キプレスの剤型としては、「錠剤(5mg,10mg)」「OD錠(10mg)」「チュアブル錠(5mg)」「細粒(4mg)」の4つのタイプがあり、症状やご年齢に合わせて処方されていました。それぞれの剤型も多様なメーカーからジェネリック医薬品が販売されています。
《錠剤》
いわゆる一般的で、水と一緒に服用する薬の形です。
《OD錠》
口腔内崩壊錠といって、「口の中で溶ける薬」です。唾液程度の少量の水で溶けるように開発されており、水なしでも口に入れると、すぐに溶けるようになっています。
《チュアブル錠》
口の中で舐めて溶かす、又は、噛み砕いて溶かして飲む薬です。キプレス、シングレアはチェリー(さくらんぼ)味で、ジェネリック医薬品によって味は様々です。
《細粒》
白い粉状の薬です。特に香りはついていませんが、苦味はなくほのかに甘くできています。
年齢・正しい飲み方・量

シングレア、キプレスの成分は、作用が持続的であるため、1日1回の寝る前の服用で効果が期待できます。喘息の症状は夜間〜早朝に多いことからも寝る前の服用が推奨されています。
《錠剤・OD錠》
-気管支喘息-
成人:モンテルカストとして10mgを1日1回就寝前に服用
-アレルギー性鼻炎-
成人:モンテルカストとして5~10mgを1日1回就寝前に服用
《チュアブル錠》
-気管支喘息-
6歳以上の小児:モンテルカストとして5mgを1日1回就寝前に服用
《細粒》
-気管支喘息-
1歳以上6歳未満の小児:モンテルカストとして4mg (本剤1包) を1日1回就寝前に服用
シングレア、キプレスと同じ成分の市販薬はある?

現状では、シングレア、キプレスの成分モンテルカストを含む市販薬は販売されていません。同様に、抗ロイコトリエン薬であるオノンと同じ成分の市販薬も販売されていません。
そのため、シングレア、キプレスと同じ成分の医薬品を服用する場合には、必ず、病院を受診し、診断を受けた上で、処方せんを出してもらわなければなりません。
また、喘息に用いる抗ロイコトリエン薬のタイプではありませんが、喘鳴を伴う咳を改善する効果のある市販薬は販売されています。
アストフィリン
最安値 1,391円 (税込)

喘鳴をともなうつらいせき、たんに
収縮した気管支を広げる成分と、せきの発生をおさえる成分、そして、アレルギーをおさえる成分を配合した鎮咳去痰薬です。 「喘鳴(ぜーぜー、ひゅーひゅー)をともなうせき」「たん」に効果があります。アストフィリンSは、飲みやすい糖衣錠です。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分 | ジプロフィリン/dl-メチルエフェドリン塩酸塩/ノスカピン/ジフェンヒドラミン塩酸塩 |
| タイプ | 錠剤 |
| 何歳から服用可能か | 15歳以上 |
ミルコデA
最安値 749円 (税込)

つらいせき、たんに
テオフィリン、dl-メチルエフェドリン塩酸塩配合で気管支を拡張して、「ゼーゼー、ヒューヒュー」と音をたてるようなせき、たんにすぐれた効果をあらわします。 3種類の生薬(キキョウ、セネガ、カンゾウ)を配合し、たんのからみを取り除きせきを鎮めます。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分 | テオフィリン/dl-メチルエフェドリン塩酸塩/グアイフェネシン/キキョウエキス/セネガエキス/カンゾウエキス末 |
| タイプ | 錠剤 |
| 何歳から服用可能か | 15歳以上 |
アスクロン
最安値 1,232円 (税込)

喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)を伴うせき、たんに
アスクロンは、気管支を広げ、呼吸をラクにしてせきをしずめるメトキシフェナミン塩酸塩をはじめ、6つの有効成分を配合した微粒タイプの鎮咳去痰薬です。 ゼーゼーするつらいせき、かぜなどによるせきやたんを効果的に改善します。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分 | メトキシフェナミン塩酸塩/ノスカピン/カンゾウ粗エキス/グアヤコールスルホン酸カリウム/無水カフェイン/マレイン酸カルビノキサミン |
| タイプ | 散剤 |
| 何歳から服用可能か | 8歳以上 |
アスゲン錠EX
最安値 2,640円 (税込)

たんのからみから、苦しいせき込み・喘鳴(ぜーぜー、ひゅーひゅー)をともなうせきまで
和漢薬エキスを中心とした5種類の配合成分の働きで、様々な原因で起こるせきの症状を鎮めます。 マオウとジプロフィリンの2種類の気管支拡張薬を配合しています。 下気道からの深いせき(咳)込み症状や、喘鳴を伴うせきに対し、気管支をひろげ、胸の重苦しさをとり、呼吸困難を緩和します。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分 | マオウ乾燥エキス/カンゾウエキス/無水カフェイン、ジプロフィリン/クロルフェニラミンマレイン酸塩 |
| タイプ | 錠剤 |
| 何歳から服用可能か | 5歳以上 |
気管支喘息や喘鳴を伴う咳を改善する効果のある市販薬 比較 一覧
シングレア、キプレスを服用する上での注意点

続いて、シングレア、キプレスの成分を服用する上で注意すべき点について説明します。
副作用について
比較的副作用の心配は少ない薬ですが、次のような副作用症状がでる可能性があります。詳しくは、添付文書を確認していただくか、医師や薬剤師に確認するようにしましょう。主な副作用としては、
・下痢
・腹痛
・吐き気
・胸やけ
・頭痛
・眠気
・口の渇き
などがあります。
また、まれに下記のような副作用症状がでることがあります。このような副作用症状が出た場合は、使用を止め、直ぐに医療機関を受診しましょう。
・アナフィラキシー症状
薬に対するアレルギー症状で、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹などの症状が起こる可能性があります。
・血管浮腫
血管浮腫があらわれることがあるので、観察を十分に行いましょう。
・劇症肝炎など重篤な肝障害
だるい、吐き気、発熱、皮膚や白目が黄色くなるなどの初期症状があります。長期でシングレア・キプレスを服用する場合には定期的に肝機能の検査を受けるようにしましょう。
・中毒性表皮壊死融解症
高熱や倦怠感等を伴い、全身に紅斑や水ぶくれ、ただれなどの皮膚症状を伴う病気。
・血小板減少
他の薬との飲み合わせ
注意が必要な薬としては、てんかんのけいれん発作予防や鎮静作用に対して用いられることがあるフェノバルビタール(成分名)があります。フェノバルビタールの薬と併用すると、シングレア・キプレスの作用を弱めてしまう可能性があります。併用している薬がある場合には、必ず事前に相談するようにしましょう。
その他の注意点
比較的副作用の心配は少ない薬ですが、指示量を超えるような服用は厳禁です。特に、年齢によって適量に違いがありますので、親子間、兄弟間などで、同じ薬だからといって飲ませないようにしましょう。また、シングレア、キプレス、その他、モンテルカストという名のつくジェネリック医薬品はすべて類似の薬です。そのため、名が違うからといって、重複して飲まないように注意しましょう。過量投与によって、副作用のリスクが高まります。
気管支喘息適応の医薬品についてのQ&A
ここからは、気管支喘息や気管支喘息適応の医薬品に関する質問に回答していこうと思います。






おわりに
今回は、シングレア、キプレスの作用について解説するとともに、副作用など服用する上での注意点についても合わせて説明しました。
シングレア、キプレスは、成分モンテルカストを含む同じ薬です。また、ジェネリック医薬品も販売されています。
シングレア、キプレスは、小さな子どもの喘息治療で処方されることも多く、持続的に作用し1日1回の服用で効果が期待できる薬です。錠剤、OD錠、チュアブル錠、細粒など多様な剤型があります。比較的副作用は少なく安全性が高い薬ですが、注意すべきこともあります。
また、喘息発作は命に関わることもあるため、咳症状が続く場合や、薬を服用しても発作が悪化しているような場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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竹中 孝行 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら薬剤師。外資系製薬会社に勤務後、保険薬局勤務を経て、2012年株式会社バンブーを設立。薬局、介護、美容事業を運営。 一般の方に薬局・薬剤師のことをより知ってもらうことを目的に、2016年一般社団法人薬局支援協会を...
























