目次
赤ちゃん・子どもの虫刺されに使える市販薬はある?
赤ちゃん・子どもの虫刺されにおすすめの市販薬の選び方

赤ちゃんや子どもに対しては、刺激の少ない塗り薬や、かき壊し防止にパッチ製剤を使うことがおすすめです。下記では、気になる症状や目的別で市販薬の選び方を説明します。
かゆみが気になる方は鎮痒剤
赤ちゃんや子どもには、第一選択薬としてウフェナマート、クロタミトン、ジフェンヒドラミンといった、ステロイド剤ではないかゆみ止め成分が含まれる塗り薬がおすすめです。これらの成分を含む塗り薬は、大人でも顔用のかゆみ止めとして使えることが多いです。炎症が気になる方はステロイド剤
赤み・炎症・腫れがひどい場合、短期間で使用することを条件に、ステロイド剤を使うこともできます。ステロイド剤は強さによって5段階に分けられ、市販薬は3番目に強いランク(ストロング)から最も弱いランク(ウィーク)までの成分を含んでいます。成人よりも皮膚が薄く敏感な赤ちゃんや子どもには、ウィークやミディアム(4番目に強い)ランクがおすすめです。かき壊しのある方は抗生剤入りのかゆみ止め
かき壊しがある場合は、傷口からの細菌感染を防ぐため、抗生剤を含むかゆみ止めがおすすめです。ステロイド剤は免疫を下げる作用があり、細菌感染のリスクがあるため、かき壊しがある患部にステロイド剤のみを含む塗り薬は使わないようにしましょう。
かき壊しを防止したい方はパッチ製剤
赤ちゃんや子どもは、虫に刺された部分のかゆみをなかなか我慢することができません。かき壊すと治りが遅くなったり、色素沈着してしまうことがあります。患部にパッチ製剤を貼っておけば、引っ掻きを防止できます。【厳選】赤ちゃん・子どもにおすすめの市販薬12選
ここから赤ちゃんや子どもにおすすめの市販薬を、目的別に各3種ずつ、全12種ご紹介します。
かゆみが気になる方におすすめの市販薬 3選
まず、ウフェナマート、クロタミトン、ジフェンヒドラミンといった、ステロイド成分以外をメインとしたかゆみ止めを3種類ご紹介します。特にムヒ・ベビーは1歳未満の赤ちゃんにもおすすめです。

こんな方に
生まれたばかりの赤ちゃんに使えるかゆみ止めをお探しの方に
生後3か月から使えるかゆみ止め
赤ちゃんの肌は、大人に比べて皮ふがとても薄く、角質層のバリア機能が未熟です。ムヒベビーシリーズは、赤ちゃんの肌質に合わせて開発された、たしかな効き目とやさしさを併せ持つ肌トラブル治療薬です。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ジフェンヒドラミン、パンテノール(プロビタミンB5) |
| 効果・効能 | かゆみ、虫さされ、あせも、かぶれ、しっしん、じんましん、皮ふ炎、しもやけ、ただれ |
| 用法・用量 | 1日数回 |
| タイプ | 液体 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 3か月以上 |
| 色 | 透明 |
| ステロイドの強さ | × |

こんな方に
顔や首の虫刺されに
ステロイド剤を使いたくない方に
気になるお肌のかゆみに
伸びがよく、白残りしにくいクリームで、ステロイド成分を配合していません。クロタミトンとジフェンヒドラミン塩酸塩が、虫さされ等のかゆみにすぐれた効果を発揮します。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 クロタミトン(10.0g)、ジフェンヒドラミン塩酸塩(1.0g)、グリチルレチン酸(0.5g)、アラントイン(0.2g)、イソプロピルメチルフェノール(0.1g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g) |
| 効果・効能 | しっしん、かぶれ、かゆみ、虫さされ、じんましん、しもやけ、皮膚炎、あせも、ただれ |
| 用法・用量 | 1日1~3回 |
| タイプ | クリーム |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 年齢制限なし |
| 色 | 白 |
| ステロイドの強さ | × |

こんな方に
顔や首の虫刺されに
ステロイド剤を使いたくない方に
顔まわりやデコルテのかゆみ・かぶれに
乾燥などの刺激からも患部を守るバリアベール基剤を使用。無着色、パラベンなどの防腐剤も無配合で、赤ちゃんの肌にも使えます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 ジフェンヒドラミン(10mg)、クロタミトン(20mg)、ウフェナマート(50mg)、アラントイン(2mg) |
| 効果・効能 | かゆみ、かぶれ、湿疹、皮膚炎、ただれ、あせも |
| 用法・用量 | 1日数回 |
| タイプ | クリーム |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白 |
| ステロイドの強さ | × |
炎症が気になる方におすすめの市販薬 3選
次に、比較的弱いステロイド剤を含んだ抗炎症剤を3種類ご紹介します。

こんな方に
赤ちゃんの肌荒れにお困りの方に
赤ちゃんに使えるステロイド
かぶれ、あせもなどの炎症にすぐれた効果のある合成副腎皮質ホルモン「プレドニゾロン」、炎症を抑える「グリチルレチン酸」を配合。無香料、無着色、防腐剤フリー。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 プレドニゾロン(2.5mg)、グリチルレチン酸(5mg) |
| 効果・効能 | 湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、虫さされ、あせも、じんましん、しもやけ |
| 用法・用量 | 1日1~4回 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦:要相談、授乳婦:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白色半透明 |
| ステロイドの強さ | ウィーク |

こんな方に
ややかゆみが強い子どもへの薬をお探しの方に
子どもに使えるステロイド軟膏
炎症を抑える外用ステロイド「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」とかゆみや痛みを抑える「リドカイン」を配合し、炎症の悪化サイクルをしっかり止めます。
皮膚を保護する軟膏剤です。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(1.5mg)、リドカイン(10mg)、イソプロピルメチルフェノール(1mg)、トコフェロール酢酸エステル(5mg) |
| 効果・効能 | 湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、虫さされ、あせも、じんましん |
| 用法・用量 | 1日数回 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦:要相談、授乳婦:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白色半透明 |
| ステロイドの強さ | ミディアム |

こんな方に
ややかゆみが強い子どもへの薬をお探しの方に
べとつきの少ない薬をお探しの方に
子どもに使えるステロイドクリーム
炎症を抑える外用ステロイド「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」とかゆみや痛みを抑える「リドカイン」を配合し、炎症の悪化サイクルをしっかり止めます。
べとつきの少ないクリーム剤です。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(1.5mg)、リドカイン(10mg)、イソプロピルメチルフェノール(1mg)、トコフェロール酢酸エステル(5mg) |
| 効果・効能 | 湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、虫さされ、あせも、じんましん |
| 用法・用量 | 1日数回 |
| タイプ | クリーム |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦:要相談、授乳婦:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白 |
| ステロイドの強さ | ミディアム |
かき壊しのある方におすすめの市販薬 3選
次に、抗生剤を含むかゆみ止めを3種類ご紹介します。

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こんな方に
かゆみが強い方に
かき壊しがある方に
皮膚炎、かぶれなどの皮膚トラブルに
優れた抗炎症作用のある「フルオシノロンアセトニド」と、抗生物質「フラジオマイシン硫酸塩」を配合した軟膏剤です。「フルオシノロンアセトニド」がつらい湿疹・皮膚炎の炎症を抑え、「フラジオマイシン硫酸塩」が細菌感染を防ぎます。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 フルオシノロンアセトニド(0.25mg)、フラジオマイシン硫酸塩(3.5 mg) |
| 効果・効能 | ・化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) |
| 用法・用量 | 1日1~数回 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦:要相談、授乳婦:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白色半透明 |
| ステロイドの強さ | ストロング |

こんな方に
かゆみが強い方に
化膿の症状がある方に
化膿を伴う湿疹、皮膚炎の治療薬
ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、湿疹、かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合しています。患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクした患部に適しています。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ベタメタゾン吉草酸エステル(0.12g)、フラジオマイシン硫酸塩(0.35g) |
| 効果・効能 | ・化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) |
| 用法・用量 | 1日1~数回 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦:要相談、授乳婦:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 年齢制限なし |
| 色 | 白色半透明 |
| ステロイドの強さ | ストロング |

こんな方に
かき壊しが気になる方に
化膿した湿疹・皮膚炎に
優れた抗炎症作用を示すヒドロコルチゾン(副腎皮質ステロイド)とグラム陽性菌および陰性菌などに広い抗菌力を示すオキシテトラサイクリン塩酸塩を配合しています。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 オキシテトラサイクリン塩酸塩(30mg)、ヒドロコルチゾン (10mg) |
| 効果・効能 | ・化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) |
| 用法・用量 | 1日1~数回 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦:要相談、授乳婦:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 年齢制限なし |
| 色 | 淡黄~黄色 |
| ステロイドの強さ | ウィーク |
かき壊しを防止したい方におすすめの市販薬 3選
最後に、パッチ製剤のかゆみ止めを3種類ご紹介します。

東海エリアの方は取扱い店あり 近隣の取り扱い店舗を探す 447.0円(税込)/1個あたり447.0円(税込)
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こんな方に
価格重視の方に
かきむしりを防ぐ、貼るかゆみ止め
患部をおおうことにより、薬の吸収が高まり、効果が持続するので、しつこいかゆみにもよく効きます。かきむしったりして症状を悪化させやすい子どもの虫さされにおすすめです。アンパンマンのイラスト入り。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 膏体100g中 ジフェンヒドラミン(1.0g)、イソプロピルメチルフェノール(1.0g)、l-メントール(3.0g) |
| 効果・効能 | 虫さされ、かゆみ、しもやけ |
| 用法・用量 | 1日数回 |
| タイプ | パッチ |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 1歳以上 |
| 色 | 透明(柄入り) |
| ステロイドの強さ | × |

こんな方に
炎症のひどい方に
かきこわしを防いであと残りしにくい
通勤中、公園、アウトドアなど外出時のさまざまなシーンでの虫さされに使えます。気になる患部に直接貼ってピンポイント集中ケアできる製品です。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 膏体100g(1.25m2)中 デキサメタゾン酢酸エステル(0.025g)、ジフェンヒドラミン(1.00g)、イソプロピルメチルフェノール(1.00g)、トコフェロール酢酸エステル(0.50g) |
| 効果・効能 | 虫さされによるかゆみ |
| 用法・用量 | 1日1~3回 |
| タイプ | パッチ |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 年齢制限なし |
| 色 | 透明 |
| ステロイドの強さ | ウィーク |

こんな方に
清涼感が欲しい方に
かゆみを止め、かきむしりを防ぐ
子どもから使えるかゆみ止め薬です。
抗ヒスタミン作用のジフェンヒドラミン、患部冷涼作用のl – メントールでかゆみをすばやくしずめます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 膏体100g中 ジフェンヒドラミン(1.0g)、イソプロピルメチルフェノール(1.0g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g)、l–メントール(3.0g) |
| 効果・効能 | 虫さされ、かゆみ、しもやけ |
| 用法・用量 | 1日数回 |
| タイプ | パッチ |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 透明 |
| ステロイドの強さ | × |
商品比較表
市販薬を使用するときのポイントや注意点について

ここからは、市販の虫刺されの薬を使う際のポイントや注意点を解説していきます。
使用するときのポイント・副作用はあるの?
薬を塗る・貼る際は、患部を清潔にしておきましょう。お風呂上りやシャワーの後に薬を使うのがおすすめです。パッチ製剤は貼りっぱなしにしておくと不潔になりやすく、かぶれてしまうこともあるので、こまめに貼り替えましょう。
また、いずれの成分も皮膚症状の副作用が現れることがあります。
特にステロイド成分を含む薬は、
・薬を塗った部分に毛が生える/増える
・にきびやおできができやすくなる/悪化する
・毛細血管が目立ってくる
・細菌・真菌・ウイルスによる感染症にかかる
・皮膚が薄くなる
・皮膚が赤くなる
・かぶれ
といった、非常に多くの副作用症状が予想されるため、注意が必要です。
ステロイド剤は長期にわたり漫然と称するのは避けましょう。
こんな時は病院へ
薬を塗ったりパッチを貼ってかぶれてしまった場合は、すぐに薬の使用をやめましょう。心配であれば皮膚科を受診してください。薬を塗ったり貼ったりしても症状が回復しない場合も、皮膚科を受診し医師の指示を仰いでください。
また、ハチに刺された場合や、虫刺されの症状が全身に現れた場合も、アレルギー症状の重症化を防ぐため、すぐに病院を受診してください。
『虫刺され』に関するQ&A

以下では虫刺されに関する、よくある質問をまとめました。

代表的な商品名としては、フマキラーの「天使のスキンベープ」シリーズなどがあります。


また、虫ではありませんが、クラゲやヒトデも刺されると皮膚炎を引き起こします。


野外レジャーなどに行く場合は、香水やへアスプレーの香りがハチを刺激するため、付けないようにしましょう。

まとめ

ご紹介した商品は、どれも赤ちゃんや子どもだけでなく、大人にも使うことができます。
赤ちゃんや子どものいるご家庭の方は、虫さされの薬を選ぶ際に本記事も参考にしてみてください。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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大道 容子 ドラッグストア薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら院生時代よりドラッグストアで薬剤師として勤務。準公務員として医薬品の副作用情報の収集・解析・公表に携わった経験あり。2020年より医療ライターとしても活動中。























