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| 特徴 | ビタミンA、D2が皮膚の再生を助ける | 肌の新陳代謝を活発にするビタミン成分配合 | 皮膚の荒れや傷口を保護して乾燥から守る |
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目次
床ずれとは?
ここでは床ずれとは何が原因なのか。どのような治療・予防が行われるのかについて解説します。
①:床ずれの原因
②:床ずれの症状
③:床ずれの治療
④:床ずれの予防
床ずれは早めの治療をすれば、なおりやすいのですが、何よりも予防することが大切です。
予防策としては、以下のようなものがあげられます。
・1〜2時間ごとに体位交換をする。
・皮膚を清潔に保ち、こまめにケアする。
・自分で体を動かせるように、リハビリを行う。
・栄養状態を維持する。
床ずれの治療薬は?使い分けのポイント

医療現場においては、床ずれの外用薬は数多く存在し、床ずれの状態により使い分けられています。
治療に用いられる外用薬は、「褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)」で次のように推奨されています。
ただし、ここで紹介する薬は、市販されていないものが多くあります。治療にあたっては医師の指示に従うようにしましょう。
ポイント①:発赤・紫斑がある場合
患部の保護が重視されるため、ドレッシング材の使用が主体となります。外用薬を用いる場合は、アズノール軟膏や亜鉛華軟膏など、創面保護作用の高い油脂性基剤の外用薬を用いてもよいとされています。ポイント②:水疱ができている場合
水疱が小さい場合は、発赤・紫斑の場合と同様の対応が推奨されています。ドレッシング材を使用する場合は、水泡疱を破らないようにすることが大事です。ポイント③:びらんや浅い潰瘍ができている場合
びらんや浅い潰瘍がある場合には、傷口の保護に加え、適度に湿潤を保つことも重要となります。アズノール軟膏、亜鉛華軟膏に加え、上皮形成促進を期待して、プロスタンディン軟膏やアクトシン軟膏、リフラップ軟膏などを使用してもよいとされています。
ポイント④:滲出液がある場合
滲出液が多い場合は、カデックス軟膏、ユーパスタコーワ軟膏が推奨されています。また少ない場合は感染創ではゲーベンクリーム、非感染創ではオルセノン軟膏などを用いてもよいとされています。ポイント⑤:感染や炎症がみられる場合
床ずれの傷に感染や炎症が見られる場合は、カデックス軟膏、ゲーベンクリーム、ユーパスタコーワ軟膏などの感染制御作用を有する外用薬が推奨されています。使用の際には、創部をしっかりと洗浄して清潔にすることが大切です。
【厳選】軽度の床ずれを改善するのにおすすめの市販薬 3選
床ずれ治療の基本は、患部の保護と適度な潤いを保つことです。
特に重症化させないために、患部の保護が重要です。
褥瘡予防・管理ガイドラインでも、保護効果の高い白色ワセリンや白色ワセリンを使った外用薬がよく使われるとされています。
床ずれを改善するための外用薬の多くは医師による処方が必要ですが、白色ワセリンは薬局やドラッグストアでも購入可能です。床ずれに使用できる外用薬も種類は少ないですが市販されています。
皮膚にわずかな赤みがある程度の床ずれであれば、このような市販薬と体位変換を頻繁に行うことで様子をみてもいいでしょう。
ここでは、軽度の床ずれにおすすめの市販薬3選をご紹介します。

こんな方に
床ずれでお肌が炎症している方に
皮膚がただれている方に
ビタミンA、D2が皮膚の再生を助ける
収れん、消炎効果のある酸化亜鉛と殺菌効果のあるアクリノールを配合した油性軟膏です。傷口からガーゼがはがれやすく、ガーゼや包帯の交換も痛みません。
添加物に配合されたビタミンA、ビタミンD2が、新しい皮ふ組織を作るのを助けます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中; アクリノール(0.5g)、酸化亜鉛(5g) 添加剤として、白色ワセリン、タルク、モクロウ、パラフィン、カンフル、ビタミンAアセテート、ビタミンD2、を含む。 |
| 効果・効能 | 火傷(やけど)、切疵(きりきず)、擦過傷(すりきず)、凍傷、乳ぎれ、汗疱(初期のあせも)、皮ふのただれ、床ずれ、くつずれ、汗疹(あせも)、潰瘍、湿疹、肛門周囲炎、会陰裂傷、口唇周囲炎、臍帯脱落後のびらん |
| 用法・用量 | 1日2~3回患部に適量をすりこむか,又はガーゼにのばして貼ります。 |
| 薬・サプリメント・食品のタイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 年齢制限なし |
| 包装規格 | 90g |
| 小売希望価格(税込) | 2,640円 |
| ステロイドの有無 | × |
| 抗炎症成分の有無 | 〇 |
| 殺菌成分の有無 | 〇 |

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こんな方に
床ずれでお肌が炎症している方に
より高い保湿効果を期待する方に
肌の新陳代謝を活発にするビタミン成分配合
有効成分アクリノールと酸化亜鉛に加え、皮膚の再生を助けるビタミンA,ビタミンD2,皮ふの浸透性を高めるビタミンE,スクワランを配合。4つの基剤、スクワラン、オリブ油、白色ワセリン、セタノールが皮膚を保護し保湿します。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中; アクリノール(500mg),酸化亜鉛(:5,000mg) 添加物としてビタミンA油,エルゴカルシフェロール,ジパルミチン酸ピリドキシン,トコフェロール,dl-カンフル,スクワラン,オリブ油,白色ワセリン,セタノール,香料を含む |
| 効果・効能 | 湿疹,汗疱,あせも,皮膚のただれ,床ずれ,肛門周囲炎,口唇周囲炎,臍帯脱落後のただれ,靴ずれ,火傷,すり傷,外傷,乳ぎれ,会陰裂傷,凍傷 |
| 用法・用量 | 1日1回~数回、患部に塗布 又は貼用する。 |
| 薬・サプリメント・食品のタイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 年齢制限なし |
| 包装規格 | 30g |
| 小売希望価格(税込) | 1,320円 |
| ステロイドの有無 | × |
| 抗炎症成分の有無 | × |
| 殺菌成分の有無 | 〇 |

こんな方に
寝たきりで皮膚が赤くなっている方に
皮膚を保湿したい方に
皮膚の荒れや傷口を保護して乾燥から守る
軟膏基剤としても使われる白色ワセリンが、ヒビ、アカギレや肌荒れ、床ずれを起こした肌を保護。水分の蒸発を防ぎ、乾燥など外部の刺激からお肌を守ります。
赤ちゃんにも使える成分で、口周りや目元をはじめ全身に使用可能です。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中;日局白色ワセリン(1g) |
| 効果・効能 | 手足のヒビ、アカギレ、皮ふのあれ、その他皮ふの保護 |
| 用法・用量 | そのままを患部にうすく塗ってください。 |
| 薬・サプリメント・食品のタイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 年齢制限なし |
| 包装規格 | 500g |
| 小売希望価格(税込) | 1,716円 |
| ステロイドの有無 | × |
| 抗炎症成分の有無 | × |
| 殺菌成分の有無 | × |
商品比較表
市販薬を使用するときのポイントや注意点について

床ずれの治療には、発生直後の急性期のうちに、原因を取り除き慢性化を防ぐことが大切です。
そこで、床ずれに市販薬を使用する場合の注意点について解説します。
使用するときのポイント・副作用はあるの?
こんなときは病院へ
『床ずれ』に関するQ&A

在宅で介護をしているときに、床ずれができてしまうと、どのように対応したらいいのか不安になることでしょう。
ここまでの説明以外にも、疑問や不安に思う点もあるかもしれません。
以下によくある質問をQ&Aとしてまとめました。ぜひご参考にしてください。





こまめに体位交換をする、エアマットなど体圧が分散できる寝具を使うなど対応をすれば、発生を予防することができます。


ただし傷口は石鹸やボディソープでは洗わないようにしてください。傷口は洗浄ボトルなどを使って、生理食塩水か水道水で洗浄します。このとき、冷たすぎないようぬるま湯を使うと良いでしょう。



まとめ

床ずれの原因や治療方法、おすすめの市販薬について解説してきました。
床ずれは早期に適切な治療を行えば、よくなりやすいですが、放置をしたり適切な処置をしなかったりすれば重症化することもあります。一度床ずれがひどくなると、治るまで非常に時間がかかってしまいます。
「床ずれかな?」と思ったときは、早めに医師や看護師、ケアマネージャーに相談し、適切な対処をすることが大切です。
治療薬も患部の状態で使用するものが違ってきます。自己判断で市販薬を使用することは、避けた方が無難です。市販薬を使いたいときは、まずは医師に相談してから使うようにしましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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平 博子 薬剤師
執筆者プロフィールはこちら明治薬科大学卒業。 製薬会社の開発、医薬品卸の管理薬剤師を経験後、半年ほど語学留学のため渡英。帰国後は都内の調剤薬局に勤務後、奄美の離島の病院薬剤師として離島僻地医療を経験。 10年前に生まれ故郷の千葉に戻...























