目次
舌を噛んだときにおすすめの市販薬によく含まれている成分
①:痛みを取り除く【鎮痛成分】
舌を噛んで起きた痛みには、「鎮痛成分」を配合する市販薬が効果的です。「ロキソプロフェン」や「イブプロフェン」を代表とするNSAIDsは、痛みの原因であるプロスタグランジンの生成を抑え、痛みや炎症を抑える作用があります。消炎鎮痛効果にすぐれる一方、胃腸障害の副作用に注意が必要です。胃腸が弱い方や胃への負担が気になる場合は、胃腸への刺激が少ない「アセトアミノフェン」を配合する鎮痛剤を選びましょう。②:口内炎に効果のある【消炎成分】
舌を噛んでできた傷口から細菌が感染すると、患部が赤く腫れることがあり、「カタル性口内炎」と呼ばれる症状を起こします。このような症状には消炎成分が有効です。市販薬に配合されている消炎成分として、「アズレンスルホン酸ナトリウム」や「グリチルレチン酸」などがあげられ、塗り薬やうがい薬として使用されます。特にうがい薬は口内炎の発症予防にも有効とされています。舌を噛んだときにおすすめの市販薬の選び方・ポイント

つぎに、舌を噛んだときにおすすめの市販薬の選び方について解説します。薬の成分に加えて、飲みやすさや剤形を重視すると、ご自身に合った市販薬を選びやすくなります。
ポイント①:飲みやすさを重視する
鎮痛成分を配合する市販薬を選ぶときは、錠剤の飲みやすさに着目すると良いでしょう。特に錠剤の服用が苦手な方には、小粒の錠剤や口の中で溶ける錠剤がおすすめです。錠剤のタイプについては、商品のパッケージやホームページに記載されているため、購入前にしっかり確認してください。また錠剤以外にも液体タイプの鎮痛剤も販売されており、錠剤の服用が苦手な方の選択肢の1つになります。ポイント②:剤形を重視する
口内炎に使用する「消炎成分」を配合する市販薬には、塗り薬やうがい薬があり、症状や用途によって使い分けが可能です。塗り薬は直接患部に塗布するため、「消炎成分」が留まりやすく、赤く腫れて炎症を起こしている場合におすすめの剤形です。うがい薬は炎症抑制効果のほかに、口腔内を清潔に保つことにつながるため、炎症の悪化や予防効果を期待できます。ポイント③:ビタミン補給を重視する
粘膜の健康維持には、ビタミンが必要とされています。インスタント食品や外食など、日ごろから食生活が乱れていると、ビタミンが不足し、傷ついた粘膜がなかなか治癒しません。食生活の乱れが気になる方は、特に粘膜の健康維持に有効とされている、ビタミンB2やB6などを配合するビタミン剤を服用することで、早々の治癒が期待できます。【厳選】舌を噛んだときにおすすめの市販薬 9選
ここからは、舌を噛んだときにおすすめの市販薬を、具体的にご紹介します。薬の作用ごとに、おすすめの商品を解説しますので、ご自身が気になる項目をチェックしてみてください。
ポイント①:鎮痛成分を重視した市販薬 3選
しっかりと痛みを抑えたい方は、「鎮痛成分」を配合する市販薬を選んでください。痛みの緩和が期待できる「ロキソニンS」やすばやく錠剤が崩壊して痛みに作用する「ロキソニンSクイック」、コストパフォーマンスにすぐれる「アセトアミノフェンAF錠」がおすすめ商品です。

こんな方に
しっかり痛みを抑えたい方に
小さい錠剤が欲しい方に
小粒の錠剤がしっかりと痛みを緩和
有効成分の「ロキソプロフェン」が痛みの原因であるプロスタグランジンをすばやく抑えることで、すぐれた鎮痛作用を示します。プロドラッグ製剤と呼ばれる仕組みを採用しており、胃に負担がかかりにくく設計されています。直径約9mmと小粒で飲みやすいのも特徴です。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg) |
| 効果・効能 | ○頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 ○悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上)1回1錠 1日2回まで 症状があらわれた時、なるべく空腹時をさけて服用して下さい。 ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます。 服用間隔は4時間以上おいて下さい。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 出産予定日12週以内の妊婦:不可 授乳中の人:医師、歯科医師又は薬剤師に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 直径約9mm |
| 薬の風味 | 記載なし |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
すみやかに痛みを抑えたい方に
鎮痛剤の胃腸障害が気になる方に
すばやく溶け、痛みに作用
「クイックブレイク製法」と呼ばれる独自の製剤技術で作られており、服用後すみやかに錠剤が崩壊します。胃の保護成分「メタケイ酸アルミン酸マグネシウム」を配合しているため、胃が弱い方にもおすすめです。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg(無水物として60mg) メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 100mg |
| 効果・効能 | 〇頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 〇悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上)1回1錠 1日2回まで 症状があらわれた時、なるべく空腹時をさけて服用して下さい。 ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます。 服用間隔は4時間以上おいて下さい。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 出産予定日12週以内の妊婦:不可 授乳中の人:医師、歯科医師又は薬剤師に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 直径約9mm |
| 薬の風味 | 記載なし |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | 〇 |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
コストパフォーマンスを重視したい方に
常備薬として鎮痛剤が欲しい方に
コスパにすぐれるアセトアミノフェン製剤
Amazonオリジナルのアセトアミノフェン製剤であり、十分量のアセトアミノフェンを配合しながら、安価に購入できる商品です。常備薬として鎮痛剤を持っておきたい方にもおすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2錠中: アセトアミノフェン 300mg |
| 効果・効能 | ○頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・ 肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 ○悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 15歳以上 1回2錠 1日3回 7歳以上15歳未満 1回1錠 1日3回 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 授乳中は可 |
| 使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 記載なし |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
ポイント②:消炎作用を重視した市販薬 3選
口内炎や舌炎には、消炎作用のある市販薬も有効です。うがい薬の「浅田飴AZうがい薬」や口内軟膏の「サトウ口内軟膏」「トラフル軟膏」から選んでください。

こんな方に
口内炎に有効なうがい薬が欲しい方に
炎症を抑え、口の中を清潔に
抗炎症作用を示す「アズレンスルホン酸ナトリウム」を配合するうがい薬です。口内炎を鎮めるほか、口の中を清潔に保つことで、口内炎の悪化や予防に貢献します。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100mL中: アズレンスルホン酸ナトリウム 0.5g |
| 効果・効能 | 口腔・咽喉のはれ、口腔内の洗浄 |
| 用法・用量 | 1回、本剤10~13滴(約0.4mL)を水又は微温水約100mLにうすめて、数回うがいしてください。これを1日数回行ってください。 |
| タイプ | うがい薬 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| スーッとする成分 | l-メントール |
| 染みるタイプ | - |
| 色 | 淡青色 |
| ステロイドの強さ | - |
| 薬の匂い | - |

こんな方に
口内炎のせいで食事がつらい方に
ゼリー状に留まる口内軟膏
有効成分の「アズレンスルホン酸ナトリウム」は植物であるカミツレから抽出された成分で、粘膜に直接作用することで、炎症を抑え傷ついた粘膜の修復を助けます。塗った後ゼリー状になり患部に留まることで、食べ物が接触して痛むのを防ぎます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | アズレンスルホン酸ナトリウム 0.02% グリチルレチン酸 0.3% セチルピリジニウム塩化物水和物 0.1% |
| 効果・効能 | 口内炎、舌炎 |
| 用法・用量 | 1日2〜4回、患部を清浄した後、本剤の適量を塗布します |
| タイプ | 口内軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| スーッとする成分 | × |
| 染みるタイプ | × |
| 色 | 淡青色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | × |

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こんな方に
ステロイド不使用の塗り薬が欲しい方に
傷の治りを早めたい方に
痛みをやわらげ、修復をサポート
抗炎症成分の「アズレンスルホン酸ナトリウム」「グリチルレチン酸」のほか、組織修復を助ける「アラントイン」を配合しており、傷の治りをサポートするのが特徴です。ステロイドを使用していないため、子どもにもおすすめです。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中: アズレンスルホン酸ナトリウム 0.02g グリチルレチン酸 0.3g アラントイン 0.3g セチルピリジニウム塩化物水和物 0.1g |
| 効果・効能 | 口内炎、舌炎 |
| 用法・用量 | 1日2~4回、患部を清浄にした後、適量を塗布して下さい。 |
| タイプ | 口内軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 使用年齢に制限はありません。自分の症状が訴えられる年齢であれば、保護者の指導監督のもとで使用していただけます。 |
| スーッとする成分 | l-メントール |
| 染みるタイプ | 〇 |
| 色 | 青 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | × |
ポイント③:ビタミンを重視した市販薬 3選
食事の乱れが気になる方は、粘膜の健康を保つビタミン剤が有効です。容量が多く日常のビタミン補給に便利な「チョコラBBプラス」や持ち運びに便利なPTP包装の「トラフル錠」、消炎作用にすぐれるトラネキサム酸も配合する「ペラックT錠」から選ぶと良いでしょう。

こんな方に
食生活が乱れている方に
ビタミン補給を重視する方に
食事の乱れに、この1錠
配合しているビタミンB群が食事由来の糖質やタンパク質、脂質の代謝を助け、効率よくエネルギーに変換します。特にビタミンB2は、肌の細胞のターンオーバーを正常にし、口の粘膜の健康維持をサポートします。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2錠中: リボフラビンリン酸エステルナトリウム 38mg ピリドキシン塩酸塩 50mg チアミン硝化物 20mg ニコチン酸アミド 40mg パントテン酸カルシウム 20mg |
| 効果・効能 | 次の諸症状の緩和:肌あれ、にきび・吹き出物、口内炎、口角炎(唇の両端の腫れ・ひび割れ)、 口唇炎(唇の腫れ・ひび割れ)、皮膚炎、湿疹、かぶれ、ただれ、舌の炎症、 赤ら顔に伴う顔のほてり、目の充血、目のかゆみ 次の場合のビタミンB2の補給:肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時 |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上)1回1錠 1日2回朝夕 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| スーッとする成分 | × |

こんな方に
口内炎のせいで食事がつらい方に
持ち運びできる市販薬が欲しい方に
持ち運びできるビタミン剤
口の中がしみていつも通り食事ができないときや、痛くてうまくしゃべれないときに有効な医薬品です。抗炎症成分「トラネキサム酸」をはじめ、生薬やビタミンを配合しており、粘膜の異常を治療します。PTP包装のため、持ち運びに便利です。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 6錠中: トラネキサム酸 750mg カンゾウ乾燥エキス 198mg(原生薬として990mg) ピリドキシン塩酸塩 50mg リボフラビン 12mg L-アスコルビン酸ナトリウム 500mg |
| 効果・効能 | 口内炎、咽頭炎・扁桃炎(のどのはれ、のどの痛み) |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上) 1回2錠 7歳以上15歳未満 1回1錠 1日3回 朝昼晩に服用して下さい。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:自ら判断せず主治医に相談してください。 授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
| スーッとする成分 | × |

こんな方に
つらい口内炎を早く治したい方に
眠気の出にくい薬を探している方に
トラネキサム酸が炎症をしっかり抑える
抗炎症成分の「トラネキサム酸」や「カンゾウ乾燥エキス」と複数のビタミンを配合しており、咽頭炎や口内炎を緩和します。眠くなる成分を含まないため、仕事前や大切な試験前でも気にせずに服用できます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 6錠中: トラネキサム酸 750mg カンゾウ乾燥エキス 198mg ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 50mg リボフラビン(ビタミンB2) 12mg L-アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンCナトリウム) 500mg |
| 効果・効能 | 咽頭炎・扁桃炎(のどの痛み、のどのはれ)、口内炎 |
| 用法・用量 | 15歳以上 1回2錠 7歳以上15歳未満 1回1錠 1日3回朝昼晩に服用して下さい |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦又は妊娠していると思われる人:医師、薬剤師又は登録販売者に相談 授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
| スーッとする成分 | × |
商品比較表
市販薬を使用するときのポイントや注意点について

次に今回ご紹介した市販薬を使用するうえでの注意点について解説します。また医療機関を受診した方が良いケースについてもお伝えします。
使用するときのポイント・副作用はあるの?
鎮痛成分を配合する薬は、できるだけ食後に、コップ1杯程度の多めの水で服用してください。鎮痛成分は胃腸障害を起こすことがあります。服用後に胃の痛みを感じるようなら服用を中止しましょう。塗り薬やうがい薬は、まれに発疹やかゆみを生じることがあります。使用後、口の中に違和感があれば、流水で口をゆすぎ、しばらく症状が続くようなら医療機関を受診してください。
こんなときは病院へ
舌を噛んだ後の出血が止まらない場合は、早急に受診してください。特にワルファリンなどの血液をさらさらにする薬の服用中は、血が止まりにくくなっています。ガーゼなどを使って圧迫止血をしても血が止まらない場合は、緊急で対応する必要があります。また、今回ご紹介した商品を使っても痛みが続いている、口内炎がなかなか治らない場合も、市販薬での対応は難しいケースの可能性があるため、一度専門医に相談してみてください。
『舌噛んだ』に関するQ&A

最後に、舌を噛んだ方からの質問にいくつかお答えしていきます。「繰り返し舌を噛んでしまう場合は?」「生活上での注意点は?」「鎮痛剤は続けて飲んでも良い?」といった内容にお答えします。






まとめ

この記事では、舌を噛んだときにおすすめの市販薬について解説しました。舌を噛んだ痛みをやわらげたい方は、鎮痛成分を配合する市販薬を選ぶと良いでしょう。痛みをしっかり抑えたい方は「NSAIDs」を配合する市販薬を、胃腸障害の少ない薬が良い方は「アセトアミノフェン」を配合する市販薬がおすすめです。また、舌を噛んだところの口内炎には、「消炎成分」を配合する薬が効果的です。食生活が乱れている方は、ビタミン剤を服用すると傷の治りが早まる可能性があります。
今回ご紹介した市販薬を使っても、症状が良くならない場合は、自己判断で治療せずに一度医療機関に相談してみてください。
※掲載内容は執筆時点での情報です。























