目次
冷却グッズとは?どんな効果がある?
冷却グッズは、気温が高い日やスポーツをした後で、体が熱をもっているときにクールダウンさせるアイテムのことです。
夏には、キャンプや運動会など楽しいイベントが多くありますが、暑さ対策をしていないと体温調整がうまく働かなくなり、体内に熱がこもると熱中症を引き起こしてしまうリスクがあります。
冷却グッズは、体内にこもった熱を放出することに役立つため、熱中症対策になります。
おすすめの冷却グッズの選び方・ポイント
冷却グッズにはさまざまな種類があるため、どういったものを選べばよいか迷ってしまいがちです。
ここからは冷却グッズを選ぶときのポイントについて解説します。
首を重点的に冷却したい方はネッククーラー
ネッククーラーは首周りを冷やし、効率的に体温を下げることができます。首には太い血管が通っており、ここを冷やすことで血液が冷え、体全体の温度を効果的に下げることにつながります。
持続力も十分で一度冷やしておけば、数時間冷たさがつづく商品もあります。
携帯性にすぐれており持ち運びが楽で手軽に装着できるため、外出先での使用に適しているでしょう。
屋外で長時間労働をする方や子どもが外で遊ぶときに活用すると良いでしょう。
発熱があってつらい方は冷却シート
冷却シートは、貼るだけで肌の温度を下げることができます。おでこに貼って使うイメージの強いアイテムですが、首や足の付け根など体に貼れる商品も販売されています。安全性が高く小さい子どもでも、問題なく使用できるのがポイントです。発熱して体がだるいときや夏場のクールダウンにおすすめです。
瞬間的に体を冷やしたい方は冷却パック
体の一部を重点的に冷やしたい方には冷却パックがおすすめです。肌に直接当てて冷却するため、体にこもった熱を瞬間的に放出できるのが特徴です。首や脇の下、足の付け根などの太い血管が通る部位に当てることで、効率的に体温を下げることができます。冷却パックはスポーツした後に体に熱を持っているときのクールダウンにおすすめです。
爽快感がほしい方は冷却スプレー
冷却スプレーはすみやかに広範囲を冷却することができます。また単なる冷却効果だけでなく、リフレッシュ効果も期待できます。香りつきの冷却スプレーであれば、その香りによるリラックス効果も感じられるでしょう。通勤や通学中に汗をかく方やスポーツ後のクールダウンにも活用したいアイテムです。汗をかいた後や暑さで疲れたときに使用することで、爽快感を得られるでしょう。
【厳選】おすすめの冷却グッズ12選
ここからはおすすめの冷却グッズを具体的にご紹介します。先述した選び方のポイントにそってお伝えします。
首を重点的に冷却したい方におすすめの冷却グッズ 3選
ネッククーラーは携帯性にすぐれており、外出先での使用に適しています。はじめにおすすめのネッククーラーを3つご紹介します。
こんな方に
子どもから大人まで使える商品を探している方に
衛生面が気になる方に
子どもも大人も使えるネッククーラー
凍らせたジェルパックと水で濡らしたカバーを合わせて使うネッククーラーです。
カバーはストッパーを使って長さの調節ができるため、子どもから大人まで幅広く使用できます。
カバーは抗菌防臭加工をしており、洗濯もできるため、衛生的に使えます。
タイプ | ネッククーラー |
使用が可能な年齢 | 1歳以上 |
こんな方に
繰り返し使える商品を探している方に
繰り返し使えるPCM素材
18度で固体化するPCM素材を使用しており、18度の冷たさが続くネッククーラーです。冷蔵庫などで冷やせば繰り返し使うことができます。
タイプ | ネッククーラー |
使用が可能な年齢 | 4歳以上 |
こんな方に
首以外にも使用できる商品を探している方に
持続性を求める方に
凍結ジェルがしっかりと冷やす
4連の凍結ジェルが約2時間冷却効果を発揮します。
バンドタイプを採用しており、首すじだけでなくおでこやふくらはぎに巻きつけて使用することもできます。
タイプ | ネッククーラー |
使用が可能な年齢 | - |
発熱があってつらい方におすすめの冷却グッズ 3選
発熱があってつらい方は、冷却シートを貼ることでリラックス効果を期待できるでしょう。また体に貼れるタイプも販売されており、首すじや足の付け根に貼ることでより効果的に使用できます。
こんな方に
発熱のつらさを緩和したい方に
持続性を重視する方に
10時間つづくひんやり効果
プルプルしたジェルが冷却効果を示します。1回貼ると10時間効果が持続するため、寝る前に貼れば朝まで冷たさが維持されるでしょう。
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 記載なし |
タイプ | 冷却シート |
使用が可能な年齢 | 中学生以上(12~13歳頃から) |
色 | 白 |
薬の匂い | 〇 |
かぶれやすいタイプ | × |
こんな方に
子どもが使用できる商品を探している方に
肌が弱い方に
子どもでも使える肌にやさしいタイプ
子どもでも使えるように弱酸性のシートを採用し、肌にやさしいのが特徴です。
大人用に比べてメントールの量をすくなく調整しているため、冷えすぎる心配もすくないでしょう。
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | パラベン、色素配合 |
タイプ | 冷却シート |
使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
色 | 白 |
薬の匂い | 〇 |
かぶれやすいタイプ | × |
こんな方に
首や足の付け根など体に貼りたい方に
体にも使用できる専用シート
体を動かしてもはがれにくいように、ぴたっと貼りつく冷却シートです。
発熱のときは首すじやワキの下、足の付け根など太い血管が通る場所に冷却シートを貼ると効果的です。
有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ハッカ油、ユーカリ油、ラベンダー油、パラベン、エデト酸塩 |
タイプ | 冷却シート |
使用が可能な年齢 | 小児や幼児が使うと刺激を感じる場合があります。保護者の監督のもとでお使いください。また、乳児は肌が敏感なのでおすすめできません。 |
色 | 白 |
薬の匂い | 〇 |
かぶれやすいタイプ | × |
瞬間的に体を冷やしたい方におすすめの冷却グッズ 3選
体の一部を重点的に冷やしたいなら冷却パックがおすすめです。刺激を加えるだけですぐに冷却がはじまります。直接肌にあてずにタオルや布で包んで使用しましょう。
こんな方に
急な発熱やからだのほてりで困っている方に
叩くとすぐに冷たい
叩いて刺激を与えることで瞬間的に冷却効果を持ちます。
保冷時間は室温が25度の場合で約20分と長くは持たないですが、瞬間的に冷却するのにおすすめの商品です。
タイプ | 冷却パック |
こんな方に
体の一部を瞬時に冷やしたい方に
体の一部を一気に冷却
パチンと叩くだけですぐに冷却効果が始まる冷却パックです。体の一部を冷やしたいときに向いている商品です。冷却がはじまると一気に温度が下がるので、タオルなどに包んで使用してください。
タイプ | 冷却パック |
こんな方に
力の弱い方に
スポーツやレジャーのお供を探している方に
握るだけですぐに使える
握るタイプの冷却パックで強く叩く必要がないので、誰でも簡単に使用できるのが特徴です。
スポーツやレジャーのお供にぜひご活用ください。
タイプ | 冷却パック |
爽快感がほしい方におすすめの冷却グッズ 3選
爽快感を求める方には冷却スプレーが適しています。香りつきのスプレーであれば噴射の爽快感とともに、リラックス効果も期待できます。こんな方に
運動後のアイシングに使用したい方に
スポーツ後のアイシングに
スポーツ後に熱を持った筋肉に吹き付けることで瞬間的に冷却できます。
運動するときや気温が高い日のクールダウンにおすすめです。
運動中のアクシデントの応急処置にも使えます。
タイプ | 冷却スプレー |
こんな方に
瞬時に全身を冷却したい方に
服を着たまま全身を冷却
服の上からスプレーするだけで、ほてった体を瞬時に冷却します。スプレー直後は服が濡れたようになりますがすぐに乾くので、服がベタベタする心配はありません。
1秒の噴射を約90回使用できます。
タイプ | 冷却スプレー |
こんな方に
冷たさとともに香りも楽しみたい方に
フローラルな香りでリラックス効果
外出前に服にスプレーするだけで、汗をかいたときにひんやりとした冷感効果をはっきします。消臭・防菌効果もあります。
フローラルソープの香りがするため、リラックス効果も期待できるでしょう。
タイプ | 冷却スプレー |
商品比較表
冷却グッズを使用するときのポイントや注意点について
冷却グッズは体を冷やすことができ、暑さを和らげられるため、便利なアイテムではあるものの、使用にあたっていくつかの注意点があります。
適切に使用するために事前に注意点を確認しておきましょう。
使用するときのポイント・副作用はあるの?
冷却パックは、同じ場所に長時間あて続けたり、タオルなどに包まず肌に直接あてたりすると低温やけどや凍傷の原因になります。肌にあてるときは必ずタオルなどで包み、同じ場所に当て続けることは避けてください。また皮膚に傷や湿疹があるときに冷却パックや冷却スプレーを使用すると、刺激となってしまい症状が悪化する可能性があります。
傷や湿疹部位への使用は避けて、安全に使用しましょう。
こんなときは病院へ
めまいや失神、筋肉痛、頭痛、吐き気、痙攣など熱中症が疑われる症状が現れた場合には、適切に対処する必要があります。涼しい場所に移動して体を冷やすとともに、水分をしっかり補給してください。
ただし、呼びかけに応答しない、水分を自力で摂取できない、水分をとっても症状がよくならない場合には、医療機関での治療が必要です。
救急車を呼ぶなどしてすみやかに受診してください。
『冷却グッズ おすすめ』に関するQ&A
最後に、冷却グッズに興味のある方が抱きやすい質問に対してお答えしていきます。
熱中症対策についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
また屋外で過ごす場合には直射日光を避けるようにしましょう。とくに日差しが強い午前中や昼間はできるだけ屋外の活動を控え、室内や日陰で過ごすようにしてください。
また肌が敏感な子どもであれば、スプレーをした部分がかぶれたり湿疹になったりすることもあるでしょう。肌が弱く心配な場合にはパッチテストをして、問題なく使用できるか確認してから使うようにしましょう。
たとえば、運動中や運動後、通勤・通学中、野外イベントなど長時間屋外で過ごすときなどに冷却グッズを取り入れれば、体内に熱がこもることを防げるでしょう。
またリラックス効果を期待して、就寝時に冷却シートを敷いたり、勉強の気分転換に冷却グッズを使用したりするのも良いでしょう。
まとめ
冷却グッズにはさまざまな種類があり、用途や目的に合った商品を選ぶことが重要です。
ネッククーラーは首周りを冷やして体温を効率的に下げることができ、長時間効果が持続します。携帯性も優れており、外出先での使用に適しています。
冷却シートは貼るだけで肌表面の温度を下げることができ、とくに発熱したときにおすすめのアイテムです。
冷却パックは体の一部を重点的に冷やし、瞬時に熱を放出します。スポーツ後のクールダウンに最適です。冷却スプレーは広範囲をすみやかに冷却し、リフレッシュ効果や香りによるリラックス効果も期待できます。通勤やスポーツ後に使用することで爽快感が得られるでしょう。
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