目次
洗顔フォームによく含まれている成分
①:洗浄成分

洗浄成分は、大きく分けて「脂肪酸石けん」と「合成界面活性剤」の2種類があります。
脂肪酸石けんは、きめ細かく濃密な泡立ちや、泡切れのよさが特徴です。合成界面活性剤は軽やかな泡立ちで、弱酸性の商品に使われることが多い界面活性剤です。洗浄成分は、洗浄作用が強すぎると肌トラブルの原因になるため注意しましょう。
一方で、洗浄力がマイルドで汚れを落としきれなかったり、洗浄成分が肌に残ったりしても肌荒れの原因となります。肌がデリケートな方には、合成界面活性剤よりも脂肪酸石けんがおすすめです。とくに「ミリスチン酸」「パルミチン酸」「ステアリン酸」「オレイン酸」は肌に残りにくいとされています。
一方で「ラウリン酸」は肌に残りやすいとされているため、使用する際は丁寧に洗い流すことを心がけましょう。
②:保湿成分

洗顔フォームの中には、グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された商品もあります。洗顔で汚れを落とす際、肌表面の皮脂も同時に洗い流すことで、肌が乾燥しやすくなってしまうのです。
乾燥肌の方や洗顔後に肌のつっぱりが気になる方は、保湿成分が配合された洗顔フォームを使うのもおすすめです。保湿成分配合の洗顔フォームを上手に活用して、肌を乾燥から守ってあげましょう。
③:美容成分

肌荒れやニキビなどの肌トラブルが気になる方は、薬用洗顔料がおすすめです。薬用洗顔料には、肌荒れやニキビの予防に役立つ成分が配合されています。
たとえば、抗炎症成分のアラントインやグリチルリチン酸二カリウム、殺菌成分のベンザルコニウム塩化物などが挙げられます。繰り返す肌荒れには、予防に役立つ美容成分を配合した洗顔フォームで対策しましょう。
洗顔フォームの選び方・ポイント
ポイント①:成分を重視する

成分は、何を重視するかによって見るポイントが異なります。
たとえば、肌に優しい洗顔フォームを探している方は洗浄成分、乾燥が気になる方は保湿成分、肌荒れ予防を目指したい方は美容成分をチェックしてみましょう。洗顔フォーム選びで優先したいものがわかると、成分選びがスムーズになります。
ポイント②:価格を重視する

毎日使うものなので、価格重視で選ぶならプチプラのものがおすすめです。
プチプラの商品でも、保湿成分や美容成分を配合したものも販売されています。価格と成分のバランスを見ながら、お財布の負担にならない洗顔フォームを選びましょう。
ポイント③:洗い上がりを重視する

洗い上がりは、大きくしっとりタイプとさっぱりタイプの2種類に分かれます。好みの洗い上がりに合うほうを選びましょう。
常に同じものを使うのではなく、夏場はさっぱりタイプ、冬場はしっとりタイプと使い分けている方もいるようです。どちらのタイプも試して、好みを知るのもよいかもしれませんね。
【厳選】おすすめの洗顔フォーム 9選
ポイント①:成分を重視した洗顔フォーム 3選
肌に優しい洗浄成分や保湿成分、美容成分など、各項目から厳選して紹介します。肌質や肌の特徴に適したものを探してみましょう。

こんな方に
敏感肌の方に
泡立て不要の洗顔フォームを探している方に
泡立て不要でラクラク洗顔
洗浄成分に脂肪酸石けんを使用した、敏感肌向けの洗顔フォームです。泡で出てくるタイプのため、忙しい朝にピッタリです。肌への刺激をできるだけ抑えたい方におすすめします。
| 分類 | 化粧品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 水、DPG、ラウリン酸、オレイン酸、グリコシルトレハロース、水酸化K、加水分解水添デンプン、ココアンホ酢酸Na、ミリスチン酸、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、クエン酸、スベリヒユエキス、ポリクオタニウム-51、グレープフルーツ種子エキス、BG、グリセリン、フェノキシエタノール、EDTA-4Na、エチドロン酸、亜硫酸Na |
| 使用方法 | 使いはじめは泡が出るまで数回ポンプを空押ししてください。適量(ポンプ2~3プッシュ)を手にとり、顔全体を包み込むように洗った後、十分にすすいでください。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | 無香料/白 |
| アルコールパッチテストの実施 | アルコールフリー |
| アレルギーテストの実施 | 実施済み |
| シリーズ(ライン)があるか | あり(化粧水、乳液、クリーム、オールインワン美容液ジェル、日焼け止め、クレンジング) |
| その他の特徴 | 無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー |
| 使用におすすめの肌タイプ | 敏感肌 |
| 染みるタイプ | × |

こんな方に
洗顔後に乾燥しやすい方に
保湿成分配合でしっとりした洗い上がりに
保湿成分を複数配合した洗顔フォームです。洗浄成分が残りにくいため、肌への負担も抑えられます。水分と油分の両方を補って、しっとりとした肌に仕上がります。
| 分類 | 化粧品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 水、カリ石けん素地、BG、グリセリン、ステアリン酸ソルビタン、ミリスチン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、大豆種子エキス、加水分解ダイズタンパクなど |
| 使用方法 | 適量(1〜2cm程度)を手のひらに取り、よく泡立ててから使います。泡立てネットを使うと、さらにたっぷりと濃密な泡立ちになります。すすぎは十分に行なってください。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | 無香料/白 |
| アルコールパッチテストの実施 | アルコールフリー |
| アレルギーテストの実施 | 記載なし |
| シリーズ(ライン)があるか | あり(美容液、石けんなど) |
| その他の特徴 | 無香料、無着色、鉱物油不使用 |
| 使用におすすめの肌タイプ | 記載なし |
| 染みるタイプ | × |

こんな方に
ニキビや肌荒れを起こしやすい方に
ニキビの目立たない赤ちゃん肌を目指す
薬用成分として、殺菌成分と抗炎症成分を配合した洗顔フォームです。もっちりとした泡立ちが特徴で、肌を包み込むように洗顔します。ニキビや肌荒れが気になる方におすすめです。
| 分類 | 医薬部外品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | イソプロピルメチルフェノール、グリチルリチン酸2K その他の成分:ミリスチン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンK液、ツボクサエキス、ヒアルロン酸Na-2、パパイン、ヨクイニンエキス、デキストリン、グリセリン、BG、ジステアリルジメチルアンモニウムヘクトライト、クエン酸、香料、水酸化K、メチルパラベン |
| 使用方法 | 適量(約2cm)を手のひらにとり、よく泡立ててご使用ください。 その後、水またはぬるま湯で充分に洗い流してください。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | シトラスブーケ/白 |
| アルコールパッチテストの実施 | 記載なし |
| アレルギーテストの実施 | 記載なし |
| シリーズ(ライン)があるか | あり(クレンジングジェル、化粧水) |
| その他の特徴 | 記載なし |
| 使用におすすめの肌タイプ | 記載なし |
| 染みるタイプ | × |
ポイント②:価格を重視した洗顔フォーム 3選
価格重視の方におすすめしたい、プチプラの洗顔フォームを紹介します。毎日使うものだからこそ、お財布の負担にならないことも大事なポイントですよね。

こんな方に
さっぱりとした仕上がりが好みの方に
炭パウダー配合でサラサラ肌に
余分な油分を落としてサラッと仕上がる洗顔フォームです。サラサラ肌に仕上がる秘密は炭パウダー。皮脂が多くテカリが気になる方におすすめです。
| 分類 | 化粧品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 水,グリセリン,ステアリン酸,ミリスチン酸,水酸化K,ラウリン酸,PEG-8,ステアリン酸グリセリル(SE),ココイルメチルタウリンNa,メントール,メタケイ酸アルミン酸Mg,炭,アクリレーツコポリマー,EDTA- 2Na,クエン酸Na,タルク,香料 |
| 使用方法 | 手肌をよくぬらし、適量(約2㎝)を手にとり、水かぬるま湯でよく泡立てて洗います。その後、十分に洗い流します。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | シトラスグリーン/灰色 |
| アルコールパッチテストの実施 | 記載なし |
| アレルギーテストの実施 | 記載なし |
| シリーズ(ライン)があるか | あり(洗顔ジェル、ポンプ) |
| その他の特徴 | 記載なし |
| 使用におすすめの肌タイプ | 脂性肌、普通肌 |
| 染みるタイプ | × |

こんな方に
しっとりした洗い上がりが好みの方に
添加物が気になる方に
100%植物由来の洗顔フォーム
保湿成分に米ぬかエキスを配合した洗顔フォームです。汚れや余分な皮脂はしっかりと洗い流しながら、肌のうるおいを守ります。洗顔後の乾燥が気になる方におすすめです。
| 分類 | 化粧品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 水、ミリスチン酸K、グリセリン、ステアリン酸、ステアリン酸K、ラウリン酸K、コメヌカエキス |
| 使用方法 | 手のひらに適量(約1~2cm)をとり、水またはぬるま湯でよく泡立て、泡でやさしくマッサージするように洗い、そのあとすすぎ残しのないよう充分に洗い流してください。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | 無香料/記載なし |
| アルコールパッチテストの実施 | 記載なし |
| アレルギーテストの実施 | 記載なし |
| シリーズ(ライン)があるか | あり(石けん洗顔フォーム、アロエ洗顔フォーム) |
| その他の特徴 | 鉱物油、防腐剤、着色料、石油系界面活性剤、シリコン無添加 |
| 使用におすすめの肌タイプ | 記載なし |
| 染みるタイプ | × |

こんな方に
低刺激で肌にやさしい商品を探している方に
無添加・低刺激の洗顔フォーム
防腐剤や着色料、合成香料不使用の低刺激処方です。きめ細かな泡が毛穴の汚れをしっかり落とし、しっとりとした滑らかな肌に洗い上げます。天然のエッセンシャルオイルを使用した優しい香りでリラックスタイムを。
| 分類 | 化粧品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 水、グリセリン、ミリスチン酸、PEG-8、ステアリン酸、水酸化K、ラウリン酸、ジステアリン酸グリコール、パルミチン酸、コカミドDEA、コカミドプロピルベタイン、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)、セラミド2、セタノール、ポリクオタニウム-7、ラベンダー油、ニオイテンジクアオイ油、カプリン酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-2、EDTA-4Na |
| 使用方法 | 適量を手にとり、水またはぬるま湯でよく泡立てて洗い、その後よく洗い流してください。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | やさしい香り/記載なし |
| アルコールパッチテストの実施 | 記載なし |
| アレルギーテストの実施 | 記載なし |
| シリーズ(ライン)があるか | なし |
| その他の特徴 | 防腐剤、着色料、合成香料不使用 |
| 使用におすすめの肌タイプ | 記載なし |
| 染みるタイプ | × |
ポイント③:洗い上がりを重視した洗顔フォーム 3選
洗い上がりの異なる洗顔フォームをピックアップして紹介します。しっとりタイプとさっぱりタイプから、それぞれ異なる商品を選びました。

こんな方に
肌に優しくしっとりと洗い上げたい方に
アミノ酸系洗浄成分配合の洗顔フォーム
肌にうるおいを残しながらもしっかりと汚れを落とす、アミノ酸系洗浄成分配合の洗顔フォームです。クリーミーな泡でやさしくしっとりと洗い上げます。アルコール不使用なので、肌がアルコールに敏感な方にもおすすめします。
| 分類 | 化粧品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ミスチリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、グリセリン、BG、ラウロイルサルコシンNa、ラウリルベタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、水添ヒマシ油など |
| 使用方法 | 適量(約2cm)を手にとり、水またはぬるま湯でよく泡立て、やさしく 洗います。そのあと、よく洗い流します。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | 無香料/白 |
| アルコールパッチテストの実施 | ノンアルコール |
| アレルギーテストの実施 | 記載なし |
| シリーズ(ライン)があるか | あり(化粧水、乳液など) |
| その他の特徴 | 無着色 |
| 使用におすすめの肌タイプ | 記載なし |
| 染みるタイプ | × |

こんな方に
弾力のあるもちもちした仕上がりが好みの方に
マイルドな洗浄成分と保湿成分配合
保湿成分を配合した濃密なクリーム泡の洗顔フォームです。肌のうるおいを守りながら、もちもちとした肌に洗い上げます。上品なフローラルの香りもポイントです。
| 分類 | 化粧品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ココイルグルタミン酸Na、コラーゲン、PEG-8など |
| 使用方法 | 適量(2〜3cm程度)を水やお湯で泡立てて洗い、あとはよく流します。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | プレミアムスイートフローラル |
| アルコールパッチテストの実施 | 記載なし |
| アレルギーテストの実施 | 記載なし |
| シリーズ(ライン)があるか | あり(洗顔料:しっとり、ブライトアップ) |
| その他の特徴 | 記載なし |
| 使用におすすめの肌タイプ | 全ての肌タイプ |
| 染みるタイプ | × |

こんな方に
皮脂の多さが気になる方に
さっぱりとした仕上がりが好みの方に
余分な皮脂を落としてさっぱりツルツルに
石けん成分と保湿成分を配合した洗顔料です。さっぱりとした仕上がりながら、肌のうるおいを守ります。詰め替え用も販売されており、お得に長く使いたい方におすすめです。
| 分類 | 化粧品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 水、グリセリン、PPG-2コカミド、ラウリン酸、グリコシルトレハロース、ミリスチン酸、水酸化K、キダチアロエ葉エキス、ハトムギ種子エキス、加水分解水添デンプン、BG、EDTA-4Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料 |
| 使用方法 | 顔をぬらしたあと、適量(ポンプ2~3押し程度)を手にとり、顔を包み込むようにやさしく洗い、その後充分にすすいでください。ポンプ部分に水がかかる状態でお使いにならないでください。 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 香り/色 | 記載なし |
| アルコールパッチテストの実施 | 記載なし |
| アレルギーテストの実施 | 実施済み |
| シリーズ(ライン)があるか | あり(化粧水、クリームなど) |
| その他の特徴 | 記載なし |
| 使用におすすめの肌タイプ | 記載なし |
| 染みるタイプ | × |
【比較一覧】この記事で紹介している市販薬
洗顔フォームを使用するときのポイントや注意点について
使用するときのポイント・副作用はあるの?

洗顔フォームは、そのまま使用せずよく泡立ててから使うようにしましょう。泡立てることで、摩擦を減らして肌に優しい洗顔ができます。泡立てるのが苦手な方は、泡立てネットを使用してみてください。
洗顔フォームは医薬品ではありませんが、成分が肌に合わない場合はかゆみや赤みなどが現れるかもしれません。もし使った後に肌の異常を感じたら、すぐに使用を中止してください。
病院を受診する目安

乾燥や肌荒れ、ニキビなどがひどい場合は、薬用洗顔フォームを使っても対処しきれない可能性が高いでしょう。まずは皮膚科を受診して、肌の状態をある程度安定させてからセルフケアを始めるのがおすすめです。
また、洗顔フォームを使って肌に異常が現れた場合も皮膚科に相談してください。
『洗顔フォーム』に関するQ&A

洗顔フォームに関してよくある質問に回答します。洗顔フォームの成分や選び方、おすすめ商品以外に気になることがある方は、こちらを参照してください。

一方で合成界面活性剤を配合した洗顔フォームの場合、洗浄力が強く肌へのダメージとなることも考えられます。肌への優しさを重視するなら、いずれの商品を選ぶにしても「敏感肌向け」と書かれたものがおすすめです。




夜は洗顔不要のクレンジングを使用している場合は問題ありませんが、ダブルクレンジングでない場合はメイクを落とした後に洗顔も行ってください。

まとめ

洗顔フォームは、成分や価格、洗い上がりなどを見て選ぶのがポイントです。自分の肌悩みに合わせて、適切な商品を探してみてください。
肌荒れが強い場合は、皮膚科で治療しながら少しずつセルフケアへと切り替えていくことをおすすめします。
ぜひお気に入りの洗顔フォームを見つけて、清潔で美しい肌をキープしていきましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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村岡 祐菜 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら2018年3月 千葉大学 薬学部 薬学科卒業 2018年4月〜2022年5月 薬局薬剤師業務 (正社員:1年半、派遣社員:半年、パート社員:約2年) ※薬局薬剤師は今後も不定期で継続予定です 2021年1月〜現在 フリーライター(個...


















