目次
お薬手帳を忘れたときはどうすればいい?薬を受け取れない?
多くの薬局では、後で手帳に貼れる「薬剤情報シール」や薬の説明書をもらえるので、帰宅後に貼り付けて記録を残せます。
万が一、不明点や不安なことがある際は、その場で薬剤師へご相談ください。以下で対処法や注意点を詳しく解説します。
家にお薬手帳がある場合
家にお薬手帳がある場合、薬局で処方せんを渡した際にその旨をお伝えください。ほとんどの薬局は帰宅後に記録を残せるよう、薬剤情報シールをお渡しします。
万が一、薬剤情報シールを貼り忘れたり、紛失したりしたときは次回来局時に薬剤師へ申し出て下さい。
ほとんどの場合、貼り忘れ・紛失した分もあわせて追記してもらえます。
お薬手帳に貼り忘れた状態でほかの医療機関を受診する際は、現在飲んでいる薬の内容を医師へ直接お伝えください。
処方箋の有効期限
処方せんの有効期限は発行日を含めて4日間と法律によって定められています。有効期限内に調剤を受けないと、処方せんが無効になってしまうためご注意ください。
処方せんを受け取った際は、その日のうちに薬局へ行くのがよいでしょう。
EPARKお薬手帳のようなアプリ版のお薬手帳には、薬局予約サービスを提供しているものがあります。
忙しくて薬局へ行けない場合、予約サービスを活用して後日受け取りに行くのもひとつの方法です。
お薬手帳アプリのメリット・デメリット
お薬手帳アプリのメリット・デメリットを以下にまとめました。メリット:
・スマートフォンひとつで管理できる
・お薬手帳を忘れる心配がほとんど無くなる
・薬局予約や服薬カレンダーなどのサービス機能が活用できる
・家族の服薬情報をまとめて管理できるアプリもある
デメリット:
・アプリ版に対応していない薬局もある
・電池切れで情報が確認できないリスク
・スマホ操作に不慣れだと使いこなせない
お薬手帳を忘れないための対策3選

ここでは、お薬手帳を忘れない対策を3つ紹介します。
せっかく薬局に行ったのにお薬手帳を忘れてしまうと、服薬情報の確認に時間がかかったり、窓口での支払い料金が高くなったりする場合があります。
こうした事態を防ぐには、日ごろから持ち歩く習慣づけがポイントです。
アナログな工夫はもちろん、時代に合わせたデジタルツールの活用もおすすめです。
子育て中の親御さんや学生でも実践しやすい内容ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
いつも持ち歩くバッグや財布に入れる
お薬手帳は普段から身近な持ち物に入れておけば、いざというとき忘れにくくなります。例えば、いつも持ち歩くバッグや財布にお薬手帳を入れておくのが具体例です。
病院に行くときだけ持ち出すようにしていると忘れがちですが、日常的に携行品にしておくことで置き忘れを防止できます。
母子手帳ケースなどに一緒に入れておくのもおすすめです。学生であれば、通学バッグに常に入れておくと良いでしょう。
好きな柄のお薬手帳を使用する
お気に入りの柄やキャラクターの手帳を選ぶことで、愛着が湧いて持ち歩く習慣がつきやすくなります。お薬手帳にはさまざまなデザインがあります。薬局によっては数種類のカバーを用意していることもあり、子どもが使う場合は好きなキャラクターのものを選ばせてあげるのも良いでしょう。
自分でカバーを購入して付け替えるのも可能です。見た目にこだわることで、お薬手帳の存在を日常的に意識しやすくなります。
お薬手帳アプリを利用する
スマホアプリのお薬手帳を利用するのもお薬手帳忘れの対策としては有効です。「EPARKお薬手帳アプリ」など、アプリ版のお薬手帳を利用すれば、スマートフォンそのものをお薬手帳として活用できます。
現代社会では、スマートフォンは常に持ち歩く方がほとんどです。持ち歩き忘れの心配はほとんど無くなるでしょう。
お薬手帳アプリは、全国大半の薬局で利用でき、薬局予約や服薬カレンダーなど便利なサービスも充実しています。
お薬手帳とは?
そもそも、お薬手帳とは処方された薬の情報やアレルギー歴・副作用歴を患者さん自身が記録するための手帳です。
記録した内容を医師や薬剤師などが確認し、薬の重複や飲み合わせを確認する際に役立ちます。
患者さんと医療者をつなぐ情報ツールとして重要です。
お薬手帳を作るメリット・デメリット
お薬手帳を作るメリット・デメリットを以下にまとめました。メリット:
・複数の医療機関で処方された薬剤情報が一冊で管理できる
・医師や薬剤師などが重複処方や飲み合わせを確認できる
・薬局での窓口負担料金が軽減できる
デメリット:
・常に携帯していないと活用できない
・紛失するとすべての情報が失われる
デメリットの解消法としては、紙からスマホ版のお薬手帳アプリへ切り替えたり、紙とアプリを併用したりする方法があげられます。
発行するのにお金はかかる?
お薬手帳自体の発行や再発行に関して、基本的には費用はかかりません。多くの薬局でお薬手帳は無料でもらえます。まだ持っていない場合は遠慮なく薬局でお願いしましょう。
ただし、好みのキャラクターやデザインのお薬手帳に関しては購入する必要があります。
すでにお薬手帳を持っている方は、ほかの薬局を利用する際は新しく作り直す必要はありません。
一冊のお薬手帳にすべての処方記録をまとめるようにしてください。
お薬手帳を入手したい方は以下の記事もチェック↓
マイナンバーカードで代用できる?
マイナンバーカードはお薬手帳の代用にはなりません(2025年7月現在)。マイナポータルを通じて過去の処方薬情報の閲覧はできますが、データが反映されるまで1か月程度かかります。
ただし、マイナンバーカードとお薬手帳アプリの連動は可能です。
マイナンバーカードには、市販薬やサプリメントの服用履歴は記録されません。
そのため、薬の情報をタイムリーにかつ、細かな服用履歴を管理するにはお薬手帳が適切です。
『お薬手帳』『忘れた』に関するQ&A

最後に、「お薬手帳を忘れた場合によくある疑問」についてQ&A形式でお答えします。
薬代は高くなるの?シールは後日でももらえるの?といった気になるポイントを解説します。

3か月以内に同じ薬局を利用し、お薬手帳を持参した場合と持参しない場合では、「服薬管理指導料」の算定点数が異なります。
・お薬手帳を持参した場合:45点(450円)
・お薬手帳を持参しない場合:59点(590円)
これらの金額は10割負担のケースです。一般的には1~3割負担になるため、支払い料金の差額は軽微に感じるかもしれません。
しかし、残りの7~9割は、国民が支払っている税金で賄われていることを意識しましょう。


多くの薬局はその場ですぐ発行してくれますので、遠慮なく申し出てください。
過去の記録を書き写すために、手元に薬の説明書や以前の処方箋情報があれば活用しましょう。
通院先や薬局のデータにも履歴が残っています。
新しいお薬手帳を作る際は、アレルギー歴や副作用歴など、分かる範囲で記録を再度記入しておくのが良いでしょう。


お薬手帳を忘れたことを薬局側に伝えてください。多くの薬局は、帰宅後に貼付する薬剤情報シールを発行しています。
万が一、シール発行などの対応をしていない薬局だった場合、薬の説明書(薬剤情報紙)を手帳に挟んで保管し、次回来局時に薬剤師に記録を書き込んでもらえるよう依頼すると良いでしょう。
お薬手帳を忘れることが多い場合、アプリ版お薬手帳をスマートフォンへダウンロードしておくのもおすすめです。

まとめ

お薬手帳を忘れた場合、その旨を薬局へ伝えることで問題なく薬は受け取れます。
とはいえ、お薬手帳は薬の重複や飲み合わせ確認に欠かせない大事な情報ツールです。
財布や母子手帳と一緒に携帯したり、アプリ版お薬手帳を利用したりなど、今回ご紹介した工夫を取り入れてみてください。
適切な医療を受けるのはもちろん、薬局での支払いが安くなる経済的メリットもあります。
ぜひお薬手帳を上手に役立ててください。
※掲載内容は執筆時点での情報です。















