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| 特徴 | 小さめの粒で飲みやすいサプリメント | 記憶力の維持でお悩みの方におすすめ | 前向きな気分の維持に効果的 | 神経伝達を助ける天然由来成分を配合 | 判断力の維持に効果的なプロポリス配合 | 独自開発のビフィズス菌が認知機能を維持 |
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目次
コリンエステラーゼ阻害薬とは
なお、神経と神経の間の情報伝達を行う体内物質を神経伝達物質と呼びます。
認知症の患者さんでは、脳内のアセチルコリンが減少していると考えられており、コリンエステラーゼ阻害薬は主に認知症の治療薬として用いられます。
作用の仕組みと効果
体内でさまざまな情報伝達を行っている「神経系」に存在し、情報を受け渡す役割があるのが「アセチルコリン」などの神経伝達物質です。認知症の患者さんでは、このアセチルコリンの量が減少していることがわかっています。アセチルコリンは「コリンエステラーゼ」という酵素によって分解され、そのはたらきを失います。
コリンエステラーゼ阻害薬は、コリンエステラーゼのはたらきを阻害することによりアセチルコリンを分解しづらくし、体内のアセチルコリンの量を間接的に増やしています。
どんな時に使われる?
アルツハイマー病など、認知症による記憶障害は、脳内のアセチルコリンが減少したり、アセチルコリンが関わる神経の障害が原因だと考えられています。そのため、コリンエステラーゼ阻害薬は、主に認知症の進行を遅らせる目的で使用されます。
コリンエステラーゼ阻害薬と成分が同じ市販薬はある?
コリンエステラーゼ阻害薬と同じ成分の市販薬はありません。(2023年4月現在) 先ほどもお伝えしたとおり、コリンエステラーゼ阻害薬は認知症の治療で使われることが多い薬です。薬を使った治療が必要かどうかは医師の判断となりますので、物忘れなどの症状があり、判断に困ったときには医療機関を受診するようにしてください。
記憶力の維持に効果が期待できるサプリメント 6選

認知症による記憶障害を改善したり、認知症の進行を抑えるような薬は市販されていません。くり返しになりますが、物忘れが気になるなど、認知症を疑うような症状がある方では、医療機関を受診しましょう。
一方、物忘れの症状は無いものの、記憶力の衰えが気になる方では、サプリメントなどを試してみるのも良いでしょう。
ここからは、認知機能の一部である記憶力、判断力、注意機能、空間認識力などの維持に効果が期待できるサプリメントをご紹介します。
なお、紹介している製品は、全て消費者庁に届け出られた機能性表示食品で、パッケージに表示されている食品の機能は、一定の科学的根拠に基づいています。

こんな方に
物忘れが気になる方に
記憶力を維持したいと思っている方に
小さめの粒で飲みやすいサプリメント
認知機能の一部である記憶力(言葉や図形などを覚え、思い出す能力)を維持する効果が期待できるイチョウ葉由来の成分を配合した機能性表示食品です。物忘れが気になる中高年の方におすすめです。小さめの粒で飲みやすいのも特徴です。
| 分類 | 機能性表示食品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1日摂取目安量3粒あたり チョウ葉由来フラボノイド配糖体28.8mg イチョウ葉由来テルペンラクトン7.2mg |
| 表示しようとする機能性 | 認知機能の一部である記憶力(言葉や図形などを覚え、思い出す能力)の維持 |
| 用法・用量 | 1日3粒を目安 |
| タイプ | 粒状の食品 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊産婦および授乳婦は、想定している摂取対象者から除外 |
| 使用が可能な年齢 | 未成者は、想定している摂取対象者から除外 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 直径14.5mm×短径8.9mm |
| 薬の風味 | 実食したことがないので分かりません。 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
物忘れが気になる方に
記憶力を維持したいと思っている方に
記憶力の維持でお悩みの方におすすめ
ブレインメモリーと同じく、イチョウ葉由来の成分を配合した機能性表示食品です。物忘れが増えた、すぐに人の名前が出てこないなど、記憶力でお悩みを持つ方におすすめです。イチョウ葉由来の成分だけでなく、DHA、α-リノレン酸を含むアマニ油やシソ油、ビタミンEも配合しています。
| 分類 | 機能性表示食品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | イチョウ葉由来フラボノイド配糖体:19.2mg/粒 イチョウ葉由来テルペンラクトン:4.8mg/粒 |
| 表示しようとする機能性 | 認知機能の一部である記憶力(言葉や図形などを覚え、思い出す能力)の維持 |
| 用法・用量 | 1日1粒を目安 |
| タイプ | 粒状の食品 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊産婦および授乳婦は、想定している摂取対象者から除外 |
| 使用が可能な年齢 | 未成者は、想定している摂取対象者から除外 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 実食したことがないので分かりません。 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
気分が後ろ向きになりがちな方に
注意力を維持したいと思っている方に
前向きな気分の維持に効果的
主に魚に含まれているDHA、EPA、ARA(アラキドン酸)といった脂分(オメガ脂肪酸)を配合した機能性表示食品です。これらの成分は、認知機能の一部である注意機能を維持する効果や、前向きな気分(頭がさえわたること、生き生きすること、積極的な気分でいること、活気がわいてくることなど)を維持する効果が期待できるとされています。
| 分類 | 機能性表示食品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 機能性関与成分[6粒(1.96g)あたり] DHA/300mg EPA/100mg ARA(アラキドン酸)/120mg |
| 表示しようとする機能性 | 認知機能の一部である注意機能(重要な物事に素早く気づけることや、複数の物事に注意を払えること)の維持。 前向きな気分(頭がさえわたること、生き生きすること、積極的な気分でいること、活気がわいてくることなど)の維持 |
| 用法・用量 | 1日6粒を目安 |
| タイプ | ソフトカプセル |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊産婦および授乳婦は、想定している摂取対象者から除外 |
| 使用が可能な年齢 | 未成者は、想定している摂取対象者から除外 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 長径:11mm 短径:7mm |
| 薬の風味 | 実食したことがないので分かりません。 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
物忘れが気になる方に
記憶力を維持したいと思っている方に
神経伝達を助ける天然由来成分を配合
神経伝達を助けるバコパサポニンを配合した機能性表示食品です。バコパサポニンとは、バコパという植物に含まれる物質で、認知機能の一部である記憶力(加齢により低下する日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)を維持する効果が期待できます。
| 分類 | 機能性表示食品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 3粒あたり/バコパサポニン15mg |
| 表示しようとする機能性 | 認知機能の一部である記憶力(加齢により低下する日常生活で見聞きした情報を覚え、思い出す力)の維持する |
| 用法・用量 | 1日3粒を目安 |
| タイプ | 粒状の食品 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊産婦および授乳婦は、想定している摂取対象者から除外 |
| 使用が可能な年齢 | 未成者は、想定している摂取対象者から除外 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 実食したことがないので分かりません。 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
判断力や集中力を維持したいと思っている方に
記憶力や注意力を維持したいと思っている方に
判断力の維持に効果的なプロポリス配合
機能性関与成分として、日本で初めてとなるプロポリスエキスを配合した機能性表示食品です。プロポリスとは、木の芽や樹液などからミツバチが作りだす物質です。プロポリスの他にも、イチョウ葉など5つの成分が配合されており、記憶力、注意力、集中力、判断力を維持する効果が期待できます。
| 分類 | 機能性表示食品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1日摂取目安量あたり プロポリスエキス(指標成分:アルテピリンC6.0mg、クリフォリン0.1mg)、クルクミン175mg、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体28.8mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン 7.2mg、大豆由来ホスファチジルセリン100mg |
| 表示しようとする機能性 | 年齢とともに低下する認知機能のうち、記憶力(日常生活において会話や読み書きなどの基礎となる言葉や文字、行動を記憶し、思い出す力)や注意力・集中力(必要とする情報に意識を向け、正確に対処する力)、判断力(情報を処理し正確に判断する力)の維持 |
| 用法・用量 | 1日3球を目安 |
| タイプ | 球状の食品 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊産婦および授乳婦は、想定している摂取対象者から除外 |
| 使用が可能な年齢 | 未成者は、想定している摂取対象者から除外 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 19.4mm×6.9mm |
| 薬の風味 | 実食したことがないので分かりません。 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
記憶力を維持したいと思っている方に
空間認識力を維持したいと思っている方に
独自開発のビフィズス菌が認知機能を維持
森永乳業が独自開発したビフィズス菌MCC1274を関与成分として配合した機能性表示食品です。認知機能の一部である記憶力や空間認識力を維持する効果が期待できます。なお、本製品はビフィズス菌を生きたまま届けられるように設計されたカプセル化技術を採用しています。
| 分類 | 機能性表示食品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2カプセルあたり ビフィズス菌MCC1274(B. breve) 200億個 |
| 表示しようとする機能性 | 中高年の方の加齢に伴い低下する認知機能の一部である記憶力(見たり聞いたりした内容を記憶し、思い出す力)、空間認識力の維持 |
| 用法・用量 | 1日2カプセルを目安 |
| タイプ | カプセル |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊産婦および授乳婦は、想定している摂取対象者から除外 |
| 使用が可能な年齢 | 未成者は、想定している摂取対象者から除外 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 実食したことがないので分かりません。 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
【比較表】この記事で紹介しているサプリメント
使用するときのポイントや注意点について
使用するときのポイント・副作用はあるの?

この記事で紹介したサプリメントは機能性表示食品であり、医薬品ではありません。サプリメントの効き目には個人差が大きいため、購入を検討する際には薬剤師や登録販売者に相談すると良いでしょう。
また、機能性表示食品は一定の科学的根拠に基づき、食品の機能を表示していますが、有効性を裏付ける質の高い研究データは限られています。
例えば、記憶力維持を目的としたサプリメントに配合されることが多いイチョウ葉由来の成分では、認知機能の障害に対する有効性について結論が得られていません【2】。
また、DHAやEPAなどのオメガ脂肪酸(オメガ3系不飽和脂肪酸)についても同様に、認知症の症状に対する有益性を報告した研究データは少なく、その効果については不明な部分も多いです【3】。
こんなときは病院へ

認知症を区別することは容易ではありません。認知機能の障害と言っても、一時的な物忘れから、同じことを何度も聞いてしまうような、ひどい物忘れまで様々です。
ご高齢の方では、物忘れを歳のせいにしてしまいがちな方も多いでしょう。日常生活に影響を及ぼすような物忘れを経験した場合には、市販薬などで対応するのではなく、医療機関の受診をおすすめします。
もちろん、日常生活に影響を及ぼさない程度の症状でも、物忘れなどが気になる方では、医療機関を受診するようにしましょう。
『コリンエステラーゼ阻害薬』に関するQ&A

コリンエステラーゼ阻害薬について、よくある質問にお答えします。

ただし、認知症の治療に用いられるコリンエステラーゼ阻害薬は、主に脳内の神経に作用し、その作用も穏やかなため、副作用が出にくいと考えられています。
コリンエステラーゼ阻害薬と、抗コリン薬の違いを教えてください コリンエステラーゼ阻害薬は、コリンエステラーゼを分解するコリンエステラーゼを阻害することで、体内のアセチルコリンを増やす薬です。
一方で、抗コリン薬は、アセチルコリンの働きを抑える薬です。アセチルコリンが増えることで副交感神経のはたらきが活発になり、逆に減ることで交感神経のはたらきが活発になります。


つまり、認知機能を改善する効果ではなく、認知機能の悪化の進行を遅らせる効果なのです。
また、認知機能の悪化の進行を遅らせる効果も、必ずしも大きなものではありません。具体的には、コリンエステラーゼ阻害薬を投与すると、投与しない場合と比べて、70点満点で評価された認知機能の進行の度合いに2.7点の差が出る程度です【4】。


また、記憶力の維持の記載があるサプリメントに配合されることの多いイチョウ葉由来の成分やオメガ脂肪酸などの成分についても、有効性を報告した質の高い研究データは限られています。
一般的に、サプリメントの有効性は個人差が大きく、期待したほどの効果を実感できないこともあります。


また、1995年に東京都で発生した地下鉄サリン事件で用いられた毒ガスのサリンも有機リン系化合物です。有機リン系化合物はコリンエステラーゼを阻害する効果が永続的(不可逆的)であり、極めて毒性が高い薬物です。中毒を起こすと、けいれんや呼吸困難などが起こり、重症化すると死に至ります。
ただし、認知症の治療薬に用いられるコリンエステラーゼ阻害薬は、コリンエステラーゼの阻害効果が一時的(可逆的)であり、その作用も主に脳内に限られているため、有機リン系化合物のような重い中毒症状が出ることはありません。

まとめ

コリンエステラーゼ阻害薬は、副交感神経のはたらきを高めるアセチルコリンの量を増やす薬です。主に認知症の治療薬として用いられます。
ただし、健康な人が服用しても、頭の回転が良くなったり、記憶力が高まることはありません。あくまでも認知症の病状進行を抑える薬です。
市販では、記憶力の維持と記載のあるサプリメントが販売されていますが、サプリメントを購入される際には、薬剤師や登録販売者にご相談されると良いでしょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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青島 周一 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら2004年城西大学薬学部卒。 保険薬局勤務を経て2012年より病院勤務。 NPO法人アヘッドマップ(http://aheadmap.or.jp/)共同代表。


















