目次
ビーソフテンローションとは
まずヘパリン類似物質とは何かを説明していきます。
作用の仕組み・効果
ヘパリン類似物質とは名前の通り「ヘパリンに類似した物質」で、構造が似ているという意味で名づけられています。ヘパリンは血液を固まりにくくする作用があり、医療現場において血栓塞栓症の予防や治療などに用いられます。一方、ヘパリン類似物質は水分を引き寄せて保持する保湿効果が高いことから主に乾燥による皮膚炎に対して保湿剤として使用されます。保湿作用の他に血行促進作用も報告されており軟膏やクリーム、ローション、スプレーなど様々な製品が販売されています。どんな時に使われる?
上述したようにヘパリン類似物質はその高い保湿作用から保湿剤としてよく用いられます。そのためビーソフテンローションも主に保湿剤として用いられます。保湿剤というと「ワセリン」というイメージがある方もいるかもしれません。ワセリンは皮膚表面に油状のベールを作ることで皮膚の水分蒸発を防ぐ効果があり、ワセリン自体に強い保湿効果がないですが、ヘパリン類似物質はそれ自体に水分を保持する作用があります。クリームとローションの違いは?
ヘパリン類似物質を含む製品には軟膏やクリーム、ローションが代表的な剤形として挙げられます。市販されている製品はベースが水のものが多く塗りやすい点が特徴です。ローション剤は乳液のようにクリームよりもさらに伸びがよく塗りやすく、頭部などの毛が生えているところにも塗ることができる利点がありますが、保湿力はクリームに比べて劣るデメリットもあります。そのため、塗る部位や状態に応じて使い分けることが大切です。ビーソフテンローションの含まれる市販薬はある?購入するにはどうすればいい?

ビーソフテンローション(ヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」)自体を市販薬として入手することは2024年4月現在ではできませんが、有効成分がヘパリン類似物質である製品を市販薬で入手することは可能です。
ビーソフテンローションとヘパリン類似物質含有の市販薬に違いはある?
ビーソフテンローションもヘパリン類似物質含有の市販薬もどちらもヘパリン類似物質が含まれているので基本的な効果は同等と考えてよいと思いますが、医薬部外品にもヘパリン類似物質が含まれているものがあり、これらは市販薬に比べてヘパリン類似物質の濃度が低いですので注意が必要です。市販で購入できるビーソフテンローションを含む市販薬

ここからはヘパリン類似物質を含む製品についてそのポイントを抑えながら紹介していきたいと思います。
保湿力をとにかく高めたい方は【油性タイプ】
ヘパリン類似物質を含む製品は多数ありますが、一番保湿力が高く、水に落ちにくいのが油性タイプのクリームです。油状の膜が肌から水分が蒸発するのを防ぎながら、ヘパリン類似物質の持つ高い保湿力を活かすことができます。保湿力と伸びのバランスを取りたい方は【クリームタイプ】
保湿力も欲しいけどベタベタするのは困る…という方にはクリームタイプがおすすめです。保湿力は油性タイプに比べると劣りますが、ローション剤に比べて保湿力は高く伸びがよいので全身に使用しやすいのが特徴です。油性タイプと比較して水で洗って落とすことができるのも時にメリットになります。頭部など毛が生えている所にも使用したい方は【ローションタイプ】
頭の先からつま先まで全身の保湿がしたい、頭皮に使用したい場合や体毛が濃い方で保湿したい場合はローションタイプが塗りやすくておすすめできます。保湿力は油性タイプ、クリームタイプに比べると劣りますが伸びはとてもよく塗りやすいのがおすすめのポイントです。【厳選】ビーソフテンローションを含む市販薬 9選
ここからはビーソフテンローションと同じくヘパリン類似物質を有効成分に持つ市販薬について、油性タイプ、クリームタイプ、ローションタイプにわけて紹介していきます。
保湿力をとにかく高めたい方におすすめの【油性タイプ】 3選
まず始めに保湿力をとにかく重要視する方におすすめする油性タイプの市販薬です。油性タイプは他のタイプに比べるとベタベタ感があるのが難点ですがその分保湿力が高く、刺激が少ないのが最大のメリットです。皮膚の乾燥が強く少しの刺激でかゆくなったりする方におすすめする市販薬を3つ紹介します。

こんな方に
保湿力が高いクリームが欲しい方に
血行促進成分も欲しい方に
保湿・抗炎症・血行促進・修復促進これ1つ
有効成分であるヘパリン類似物質が肌にうるおいを与えるとともに組織の修復を促進するアラントインや血行を促進するビタミンEを配合した油性タイプのクリームです。ワセリンや保湿成分のスクワランも配合しており保湿力がとにかく高いです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g)、アラントイン(0.2g)、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)(0.5g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮膚、しもやけ(ただれを除く)、きず・やけどのあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | 油性タイプ |

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こんな方に
無香料、無着色の製品が欲しい方に
水仕事をよくする方に
油性タイプで高い保湿力をキープ
有効成分であるヘパリン類似物質が肌にうるおいを与えます。油性タイプなので保湿力が高いだけでなく、水に落ちにくいので水仕事をする人に特におすすめしたい市販薬です。無香料・無着色で赤ちゃんも使用できます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g) |
| 効果・効能 | 手指のあれ,ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症,手足のひび・あかぎれ,乾皮症,小児の乾燥性皮ふ,しもやけ(ただれを除く),きず・火傷のあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く),打ち身・捻挫後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | 油性タイプ |

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こんな方に
皮膚が荒れている方に
乾燥肌と角化症がある方に
保湿に加えて修復成分で肌を修復する
有効成分であるヘパリン類似物質が肌にうるおいを与えます。油性タイプなので保湿力が高いだけでなく、水に落ちにくいので水仕事をする人に特におすすめしたい市販薬です。パンテノールを含み乾燥による荒れを修復する作用もあります。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g)、パンテノール(1g)、トコフェロール酢酸エステル(0.5g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ、ひざ、かかと、くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず、やけどのあとの皮ふのしこり、つっぱり(顔面を除く)、打撲、ねんざ後のはれ、筋肉痛、関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | 油性タイプ |
保湿力と伸びのバランスを取りたい方におすすめの【クリームタイプ】 3選
保湿力も欲しいけどベタベタしたくない、さらっと塗りたいという方におすすめしたいのがクリームタイプです。クリームタイプは油性タイプに比べて伸びがよく塗りやすく外出先でも使用しやすいのがポイントです。ここではクリームタイプの市販薬を3つ紹介します。

こんな方に
毎日全身に使用する方に
医療用医薬品と同量の成分が欲しい方に
伸びのよいクリームで全身保湿
医療用医薬品であるヒルドイドクリームと同量の有効成分を含み皮膚の乾燥を防ぐ保湿剤です。クリーム剤であり伸びが良いのが特徴です。100g製品であり、毎日使用する際に重宝する大容量タイプです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ、ひざ、かかと、くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず、やけどのあとの皮ふのしこり、つっぱり(顔面を除く)、打撲、ねんざ後のはれ、筋肉痛、関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | クリームタイプ |

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こんな方に
外出先でも使用したい方に
肌が荒れた症状がある方に
保湿に加えて修復成分で肌を修復する
有効成分であるヘパリン類似物質が肌にうるおいを与えるとともに組織の修復を促進するアラントインや血行を促進するビタミンEを配合したクリームです。30g製品であり外出先でも使用しやすいです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g)、アラントイン(0.2g)、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)(0.5g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ、ひざ、かかと、くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず、やけどのあとの皮ふのしこり、つっぱり(顔面を除く)、打撲、ねんざ後のはれ、筋肉痛、関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | クリームタイプ |

こんな方に
毎日全身に使用する方に
医療用医薬品と同量の成分が欲しい方に
家族みんなで使用できる保湿剤
医療用医薬品であるヒルドイドクリームと同量の有効成分を含み皮膚の乾燥を防ぐ保湿剤です。クリーム剤であり伸びが良いのが特徴です。100g製品であり、毎日使用する際に重宝する大容量タイプです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ、ひざ、かかと、くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず、やけどのあとの皮ふのしこり、つっぱり(顔面を除く)、打撲、ねんざ後のはれ、筋肉痛、関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | クリームタイプ |
頭部など毛が生えている所にも使用したい方におすすめの【ローションタイプ】 3選
体毛が濃い方や頭皮など毛がある部分に使用したい方やクリームタイプよりもさらにさらっとしている製品を希望される方にはローションタイプがおすすめです。ここではローションタイプでヘパリン類似物質を含む市販薬を3つ紹介します。

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こんな方に
べたつくのが嫌いな方に
全身にさっと塗りたい方に
広範囲に使いやすい保湿剤
医療用医薬品であるヒルドイドクリームと同量の有効成分を含み皮膚の乾燥を防ぐ保湿剤です。ローション剤であり全身に塗りやすく使用後がさらっとしているのが最大の特徴です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ、ひざ、かかと、くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず、やけどのあとの皮ふのしこり、つっぱり(顔面を除く)、打撲、ねんざ後のはれ、筋肉痛、関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | ローションタイプ |

こんな方に
外出先でも使用したい方に
全身に使用したい方に
保湿に加えて修復成分で肌を修復する
有効成分であるヘパリン類似物質が肌にうるおいを与えるとともに組織の修復を促進するアラントインや血行を促進するビタミンEを配合したローション剤です。50gあるので全身に使用しやすいです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g)、アラントイン(0.2g)、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)(0.5g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ、ひざ、かかと、くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず、やけどのあとの皮ふのしこり、つっぱり(顔面を除く)、打撲、ねんざ後のはれ、筋肉痛、関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | ローションタイプ |

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こんな方に
べたつくのが嫌いな方に
全身にさっと塗りたい方に
広範囲に使いやすい保湿剤
医療用医薬品であるヒルドイドクリームと同量の有効成分を含み皮膚の乾燥を防ぐ保湿剤です。ローション剤であり全身に塗りやすく使用後がさらっとしているのが最大の特徴です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質(0.3g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ、ひざ、かかと、くるぶしの角化症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず、やけどのあとの皮ふのしこり、つっぱり(顔面を除く)、打撲、ねんざ後のはれ、筋肉痛、関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼る |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| スーッとする成分 | × |
| 剤型 | ローションタイプ |
商品比較表
市販薬を使用するときのポイントや注意点について

ヘパリン類似物質は保湿剤として医療用としても市販薬としても頻用されています。しかしながらどのような医薬品でも副作用や使用上のポイントがありますので紹介させていただきます。
使用するときのポイント・副作用はあるの?
ビーソフテンローションの先発品であるヒルドイドローション0.3%の添付文書(医薬品の公的文書)を参考にすると注意事項として「潰瘍、びらん面への直接塗擦又は塗布を避けること」 と記載されています。また、副作用として0.1~5%未満と頻度は低いですが、皮膚炎、かゆみ、発赤などを生じることがあり、頻度不明ですが皮膚刺激感を起こすことがあります。そのため、使用して皮膚の刺激が強い場合や皮膚炎を起こした場合は使用を中止しましょう。飲み合わせについて
基本的にヘパリン類似物質を塗布しても全身にめぐる可能性は低く、医薬品との飲み合わせは問題とならないことがほとんどだと思います。他の塗り薬を使用する場合はヘパリン類似物質含有の塗り薬を塗ることで他の塗り薬を患部以外に塗り広げてしまう可能性がありますので先に保湿剤を全身に塗ってから他の塗り薬を患部にピンポイントに塗るようにしましょう。こんなときは病院へ
ヘパリン類似物質含有の保湿剤を使用することで皮膚の刺激感が強かったり、皮膚炎や発疹を生じた場合は肌に合っていない可能性がありますので、医療機関へ受診するようにしてください。「ビーソフテンローション」に関するQ&A

ここからはビーソフテンローションに関するQ&Aについて紹介します。






まとめ

ここまでビーソフテンローション(ヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」)の有効成分であるヘパリン類似物質の特徴や剤形の違いによる使い分け、様々なQ&Aについて紹介しました。ヘパリン類似物質は美容効果もあるのではとネット上で話題にもなり使用している方も多いと思います。美容目的で医療用医薬品を使用することは当然できませんので、そのような方は特に市販薬を試していただきたいですし、保湿剤が必要な方は剤形を意識してヘパリン類似物質含有製品を毎日の保湿に役立てていただけると幸いです。
※掲載内容は執筆時点での情報です。






















