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あざができやすいのは病気?考えられる原因と受診目安を解説|おすすめ市販薬の紹介も!【薬剤師解説】

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2026/3/10
2,134


「あざができやすい 原因」「あざ 消えない 病気」「内出血 市販薬 おすすめ」などで検索している方は、身に覚えのないあざが頻繁にできたり、一度できたあざがなかなか治らなかったりして、「何か大きな病気が隠れているのではないか」という不安や、見た目の悩みを感じているのではないでしょうか。

あざは皮膚の下で起こる内出血が原因で生じますが、できやすさには個人差があります。加齢や体質による場合もあれば、血液の病気や服用中の薬の副作用が関係していることもあります。特に、広範囲にあざが広がる、ぶつけた覚えがないのに自然にできる、なかなか消えないといった場合は、病院での検査が必要になるケースもあります。

本記事では薬剤師の視点から、あざができる仕組みや考えられる原因、注意が必要なあざの特徴などについて詳しく解説します。さらに、あざや内出血が気になる方におすすめの市販薬もあわせてご紹介します。「最近あざが増えて心配」「病院に行くべきか判断に迷っている」「市販薬で対処できるなら試してみたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
    経験① 現場でよく聞かれる質問
    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
    経験② 現場で教える医薬品
    悩みに合った薬や普段から自分が案内する薬など、現場で案内するものを教えます。
  • 視点① ユーザー目線で解説
    視点① ユーザー目線で解説
    実際にどう使うのかや、ユーザー目線で
    必要な情報をお伝えします。
  • 医師・薬剤師が悩みにお答えします!

当コラムの掲載記事に関するご注意点

1. 当コラムに掲載されている情報については、原則として薬剤師、医師その他の医療及び健康管理関連の資格を持った方(以下「薬剤師等」といいます)による助言、評価等を掲載しております。当社自身でも掲載内容に不適切な表記がないか、細心の注意を払って確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。あくまで、読者皆様ご自身のご判断にてお読み頂き、ご参考にして頂ければと存じます。

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あざができやすいとはどんな状態?


薬剤師

後藤 友哉さんのコメント

「あざができやすい」と感じる背景には、身体の中で何が起きているのでしょうか。
まずは、あざができる基本的な仕組みとともに、できやすくなる要因や注意すべきあざの特徴について解説します。

あざができる仕組みと内出血

あざができる主な理由は、皮膚の下にある細い血管(毛細血管)が破れ、そこから漏れ出した血液が皮膚組織に留まることにあります。

これがいわゆる内出血(皮下出血)と呼ばれる状態です。
出血した直後は赤紫色をしていますが、時間の経過とともに血液中のヘモグロビンが分解され、青色、緑色、黄色へと変化しながら、通常は1〜2週間ほどで消失します。

通常、ぶつけたり転んだりといった衝撃を受けると、血管が損傷して出血が起こります。
しかし、健康な状態であれば血液に含まれる血小板や凝固因子が速やかに働き、出血を止めようとします。
あざができやすい状態というのは、この「血管の強さ」「止血の仕組み」「皮膚の厚み」のいずれかにバランスの乱れが生じていることを指します。

体質や加齢によるあざ

体質や加齢によって、あざができやすくなることは決して珍しくありません。

皮膚や血管を支える組織が弱くなると、軽い刺激でも毛細血管が破れやすくなり、内出血としてあざが現れます。
まず体質的な要因として、生まれつき血管壁が弱い方や、皮膚が薄い方はあざができやすい傾向があります。

また、女性は男性に比べて皮下脂肪が多く皮膚が柔らかいため、衝撃を受けやすくあざができやすいとされています。

加齢もあざができやすくなる代表的な要因です。年齢を重ねるとコラーゲンやエラスチンが減少し、血管や周囲の組織が脆くなることで内出血が生じやすくなります。特に高齢者の手や腕にできる老人性紫斑は、加齢による血管の脆弱化が原因です。

また、ビタミンC不足によってもあざができやすくなります。こちらの多くは心配のいらないものですが、急に増えた場合や他の症状を伴う場合は、医師に相談することをおすすめします。

注意が必要なあざの特徴

あざの中には、注意すべき病気のサインとして現れるものがあります。

特に、ぶつけた記憶がないのに広範囲に多発するあざや、短期間で急に増えるあざは要注意です。
これは単なる内出血ではなく、血液や血管の異常、内臓疾患が関与している可能性があるためです。

具体的には、以下のような症状がみられる場合は注意が必要です。

・原因のわからないあざが急に増えた
・点状の赤い斑点が多数みられる
・鼻血や歯ぐきからの出血が止まりにくい
・血尿や血便を伴う
・発熱や倦怠感などの全身症状を伴う
・2週間以上経ってもあざの色が薄くならない

このように、現れ方が通常の打撲と明らかに異なる場合は、市販薬で様子を見るのではなく、早めに医療機関へ相談することが重要です。


市販薬で改善できるケース・できないケース


市販薬で対応可能なのは、主に「原因がはっきりしている打ち身や捻挫に伴うあざ」です。

日常生活のなかでぶつけたり、転倒したといった明確な物理的刺激による内出血であれば、市販薬によって血行を促すことで治りを早めたり、患部の炎症を抑える働きが期待できます。

しかし、前述したような原因不明の多発するあざや薬を1〜2週間使用しても変化がないといったケースは、市販薬では対応が難しいといえます。

また、発熱や倦怠感、血尿・血便などの症状を伴う場合については、受診をして医師の診察を受けるようにしましょう。


あざ・内出血が気になるときの市販薬の選び方


あざ・内出血が気になるときの市販薬の選び方

市販薬を選ぶ際は、症状や目的に応じて適切な成分、剤形の製品を選択することが大切です。
ここでは、市販薬の選び方のポイントについて解説します。

あざを早く治したい方にはヘパリン類似物質含有の外用薬

打撲などによって生じたあざを早く治したい方には、ヘパリン類似物質を配合した外用薬がおすすめです。

ヘパリン類似物質には、皮膚の血行を促進する作用があり、内出血によって皮下にたまった血液の吸収や代謝を助けることで、あざの回復を早める効果が期待できます。
また、血行促進作用に加えて、抗炎症作用と保水作用をあわせ持っている点も特徴です。クリームやローション、泡フォームなど、様々な剤形の製品が市販薬として販売されているため、塗布する部位や好みに応じて選択できます。

ヘパリン類似物質について以下の記事で詳しく解説↓


痛みや腫れを伴う方には消炎鎮痛成分含有の外用薬

ぶつけた後にできたあざに痛みや腫れを伴う場合には、消炎鎮痛成分を含む外用薬が適しています。

なかでも代表的な成分が、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)です。
NSAIDsは、痛みや炎症の原因となるプロスタグランジンの生成を抑えることで、痛みと腫れの両方を和らげます。
市販の外用薬に使用される主なNSAIDs成分には、以下のようなものがあります。

・ジクロフェナク
・フェルビナク
・インドメタシン
・ロキソプロフェン

外用薬の剤形には、貼付剤(パップ・テープ)と塗布剤(ゲル・クリーム・ローション)があります。
貼付剤は患部に密着し、持続的に効果を発揮しやすいため、ひじやひざなど関節部位のあざに向いています。

一方、塗布剤は伸びが良く、広範囲に塗りやすい点がメリットです。
あざの部位や大きさ、生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

インドメタシンについて以下の記事で詳しく解説↓


繰り返しあざができやすい方には漢方薬

体質的にあざができやすい方、繰り返しあざができる方、内服薬で治したい方には、漢方薬がおすすめです。

東洋医学では、あざができやすい状態を「瘀血(おけつ)」と捉えます。
瘀血とは、血液の流れが滞っている状態を指し、血行不良によってあざや冷え、肩こりなど、さまざまな不調が現れると考えられています。

あざができやすい体質に用いられる代表的な漢方薬には、次のような処方があります。

・桂枝茯苓丸
・桃核承気湯
・治打撲一方
・加味帰脾湯

漢方薬は、症状だけでなく体力の程度や冷えの有無、併発している症状などを踏まえて選ぶことが重要です。
同じ「あざができやすい」という悩みでも、人によって適している処方が異なります。
薬局やドラッグストアで購入する際は、薬剤師に相談し、自分の体質に合った漢方薬を選ぶことをおすすめします。

月経痛や冷えのぼせの症状にも!桂枝茯苓丸について詳しく解説↓

【薬剤師厳選】あざ・内出血が気になるときの市販薬おすすめ 8選

薬剤師 後藤 友哉さん厳選

あざや内出血が気になる方におすすめの市販薬を症状別に紹介します。それぞれの製品の特徴について詳しく解説するので、ぜひ購入する際の参考にしてください。

薬剤師の画像

薬剤師 後藤 友哉さん 厳選

あざ・内出血が気になるときの市販薬おすすめ 8選を比較
該当項目:
該当項目:
商品名 画像 最安値 商品リンク 薬剤師コメント 剤型・形状

第一三共ヘルスケア

ロキソニンEXテープ 7枚

737

送料:別

1日1回の使用で痛みや炎症を抑える

テープ

久光製薬

フェイタス5.0 10枚

671

送料:別

患部に深く浸透し、痛みと炎症を緩和する

テープ

GSK

ボルタレンACローション 50g

945

送料:別

有効成分が痛みのもとまでに素早く届く

ローション

大鵬薬品

ゼノールジクロダイレクト 42g

1,999

送料:無料

手を汚さず痛みを感じる所にサッと塗れる

軟膏(チック剤)

クラシエ薬品

「クラシエ」漢方桂枝茯苓丸料エキス錠 48錠

1,043

送料:要確認

血行不良に伴う様々な症状を改善する

錠剤

ツムラ

ツムラ漢方桂枝茯苓丸料エキス顆粒A 48包

2,544

送料:要確認

5種類の生薬が血液の巡りを改善する

顆粒

ツムラ

ツムラ漢方桃核承気湯エキス顆粒  20包

1,245

送料:要確認

女性が抱えがちな様々な悩みを改善する

顆粒

クラシエ薬品

クラシエ加味帰脾湯エキス顆粒 24包

1,049

送料:要確認

気血両虚を改善し、精神を安定させる

顆粒


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  • 解熱鎮痛剤
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ここからは

薬剤師 後藤 友哉さん

薬剤師 後藤 友哉さんが 選んだ薬を詳しく解説


痛みや腫れを伴う方には消炎鎮痛成分含有の外用薬 4選

あざに強い痛みや腫れを伴う方には、消炎鎮痛成分を含有した外用薬がおすすめです。炎症を抑え、痛みを和らげることで、打撲や捻挫による急性の症状を改善します。

薬剤師おすすめ

1日1回の使用で痛みや炎症を抑える
第一三共ヘルスケア
ロキソニンEXテープ 7枚
痛みや腫れを伴う方に
  1. テープ剤
  2. NSAIDs
  3. メントール配合

こんな方におすすめ

薬剤師 後藤 友哉さん
  • 貼り薬で痛みを抑えたい方に
清涼感のある使用感が好みの方に

ロキソプロフェンナトリウム水和物が痛みのもとに浸透し、患部の痛みや炎症を和らげます。

また、血行を促すトコフェロール酢酸エステルと清涼感を与えるl-メントールも配合しており、鎮痛効果をサポートします。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 テープ
有効成分 膏体100g中(1枚あたり膏体量0.7g):ロキソプロフェンナトリウム水和物 8.10g(無水物として7.14g)、トコフェロール酢酸エステル 2.3g、l-メントール 3.5g 
血行促進作用
抗炎症作用
皮膚修復サポート
子どもに使用可能 ×(15歳未満:使用不可)
妊娠中・授乳中 ◯妊娠中の使用:要相談
◯授乳中の使用:可能

薬剤師おすすめ

患部に深く浸透し、痛みと炎症を緩和する
久光製薬
フェイタス5.0 10枚
痛みや腫れを伴う方に
  1. テープ剤
  2. NSAIDs
  3. メントール配合

こんな方におすすめ

薬剤師 後藤 友哉さん
  • 剥がれにくい薬をお探しの方に
  • さわやかな清涼感が好きな方に

有効成分フェルビナクを5.0%配合した経皮鎮痛消炎テープ剤です。患部に深く浸透し、痛みや炎症を抑えます。

また、血行促進作用のあるビタミンEも配合しており、組織修復をサポートする働きも期待できます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 テープ
有効成分 膏体100g中:フェルビナク 5.0g、l-メントール 3.5g、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)
血行促進作用
抗炎症作用
皮膚修復サポート
子どもに使用可能 ×(15歳未満:使用不可)
妊娠中・授乳中 ◯妊娠中の使用:使用不可
◯授乳中の使用:可能

薬剤師おすすめ

有効成分が痛みのもとまでに素早く届く
GSK
ボルタレンACローション 50g
痛みや腫れを伴う方に
  1. ローション
  2. NSAIDs
  3. メントール不使用

こんな方におすすめ

薬剤師 後藤 友哉さん
  • 手軽に薬を使用したい方に
塗り薬特有の臭いが苦手な方に

有効成分ジクロフェナクナトリウムを配合したローションタイプの塗り薬です。患部まで素早く届き、患部の痛みや炎症を抑えます。

メントール無配合で臭いが気になりにくいうえ、無色透明で乾きやすいです。そのため、見えやすい部位にも塗りやすい使用感となっています。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 ローション
有効成分 1g中:ジクロフェナクナトリウム 10mg
血行促進作用
抗炎症作用
皮膚修復サポート
子どもに使用可能 ×(15歳未満:使用不可)
妊娠中・授乳中 ◯妊娠中の使用:使用不可
◯授乳中の使用:可能

薬剤師おすすめ

手を汚さず痛みを感じる所にサッと塗れる
大鵬薬品
ゼノールジクロダイレクト 42g
痛みや腫れを伴う方に
  1. チック剤
  2. NSAIDs
  3. メントール配合

こんな方におすすめ

薬剤師 後藤 友哉さん
  • 塗りやすい薬をお探しの方に
  • 手を汚さずに塗りたい方に

有効成分としてジクロフェナクナトリウムを1.0%配合したチック剤です。患部に直接浸透し、つらい痛みを抑えます。

手に取ることなく容器から直接患部に塗布でき、手を汚すことなく手軽に使いやすい点は魅力です。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏(チック剤)
有効成分 100g中:
ジクロフェナクナトリウム 1.0g、l-メントール 3.0g
血行促進作用
抗炎症作用
皮膚修復サポート
子どもに使用可能 ×(15歳未満:使用不可)
妊娠中・授乳中 ◯妊娠中の使用:使用不可
◯授乳中の使用:可能

繰り返しあざができやすい方におすすめ漢方薬 4選

体質的に繰り返しあざができやすい方、冷え性や血行不良が気になる方には、漢方薬がおすすめです。外用薬ではなく内服薬で治したい方にも向いています。

薬剤師おすすめ

血行不良に伴う様々な症状を改善する
クラシエ薬品
「クラシエ」漢方桂枝茯苓丸料エキス錠 48錠
繰り返しあざができやすい方に
  1. 錠剤
  2. 漢方薬

こんな方におすすめ

薬剤師 後藤 友哉さん
  • 冷えやのぼせが強い方に
  • 辛い生理痛で悩んでいる方に

血行不良が原因で起こる様々な症状に対して幅広く使用される漢方薬です。婦人科系の症状をはじめ、冷えやのぼせ、吹き出物などに効きます。

また、腹部の緊張を緩和し、痛みを和らげる作用の生薬も配合しており、辛い生理痛で悩んでいる人にもおすすめです。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 錠剤
有効成分 6錠中:桂枝茯苓丸エキス(1/2量)1,150mg(ケイヒ・ブクリョウ・ボタンピ・トウニン・シャクヤク各2.0gより抽出)
血行促進作用
抗炎症作用
皮膚修復サポート
子どもに使用可能 〇(7歳未満:服用不可)
妊娠中・授乳中 ◯妊娠中の使用:要相談
◯授乳中の使用:可能

薬剤師おすすめ

5種類の生薬が血液の巡りを改善する
ツムラ
ツムラ漢方桂枝茯苓丸料エキス顆粒A 48包
繰り返しあざができやすい方に
  1. 顆粒剤

こんな方におすすめ

薬剤師 後藤 友哉さん
  • 錠剤の服用が苦手な方に
小さな子どもでも服用できるものをお探しの方に

経皮や桃仁などの生薬によって構成された処方で、悪くなった血液の循環を促します。女性特有の様々な不調に対してよく使用される漢方薬です。

こちらは顆粒タイプなので、錠剤が苦手な方におすすめです。また、1日3回の服用が難しい方にも適しています。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 顆粒
有効成分 2包中:下記の割合の桂枝茯苓丸エキス(1/2量)0.875gを含有
日局ケイヒ 1.5g、日局シャクヤク 1.5g、日局トウニン 1.5g、日局ブクリョウ 1.5g、日局ボタンピ 1.5g
血行促進作用
抗炎症作用
皮膚修復サポート
子どもに使用可能 〇(2歳未満:服用不可)
妊娠中・授乳中 ◯妊娠中の使用:要相談
◯授乳中の使用:可能

薬剤師おすすめ

女性が抱えがちな様々な悩みを改善する
ツムラ
ツムラ漢方桃核承気湯エキス顆粒  20包
繰り返しあざができやすい方に
  1. 顆粒剤

こんな方におすすめ

薬剤師 後藤 友哉さん
  • 足腰が冷えやすい方に
  • 便秘体質の女性の方に

5種類の生薬(桃仁、桂皮、大黄、甘草、無水芒硝)で構成された代表的な駆瘀血剤のひとつです。滞った気と血の巡りを改善します。

便秘体質の方や足腰が冷えやすい方、のぼせが強い方、生理不順の女性などに適した処方です。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 顆粒
有効成分 2包中:下記の割合の桃核承気湯エキス(1/2量)1.5gを含有
日局トウニン 2.5g、日局ケイヒ 2.0g、日局ダイオウ 1.5g、日局カンゾウ 0.75g、日局無水ボウショウ 0.45g
血行促進作用
抗炎症作用
皮膚修復サポート
子どもに使用可能 〇(2歳未満:服用不可)
妊娠中・授乳中 ◯妊娠中の使用:要相談
◯授乳中の使用:使用不可

薬剤師おすすめ

気血両虚を改善し、精神を安定させる
クラシエ薬品
クラシエ加味帰脾湯エキス顆粒 24包
繰り返しあざができやすい方に
  1. 顆粒剤

こんな方におすすめ

薬剤師 後藤 友哉さん
  • 疲れていてもなかなか眠れない方に
  • イライラしやすく、落ち着かない方に

消化器の働きを助けつつ、不足した血と気を補う処方です。気持ちを落ち着かせ、精神を安定させる作用が期待できます。

精神的なストレスを抱えており、不安感や不眠、焦燥感といった症状で悩んでいる方におすすめの漢方薬です。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 顆粒
有効成分 3包中:加味帰脾湯エキス粉末 2,800mg(ニンジン・ビャクジュツ・ブクリョウ・サイコ・サンソウニン・リュウガンニク各1.5g、オウギ・トウキ・サンシシ各1.0g、オンジ・タイソウ各0.75g、カンゾウ・モッコウ各0.5g、ショウキョウ0.25gより抽出。)
血行促進作用
抗炎症作用
皮膚修復サポート
子どもに使用可能 〇(2歳未満:服用不可)
妊娠中・授乳中 ◯妊娠中の使用:要相談
◯授乳中の使用:可能

ポイントや注意点について


薬剤師

後藤 友哉さんのコメント

市販薬を適切に使用するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
そこで、市販薬を使用するうえで覚えておくべきポイントや注意点について解説します。

病院を受診すべき危険なサイン

あざや内出血のなかには、重大な疾患の症状として現れるものがあり、速やかな受診を必要とするケースもあります。

病院を受診すべき危険なサインとして、以下を覚えておきましょう。

・原因のわからないあざが急に増えた
・点状の赤い斑点が多数みられる
・鼻血や歯ぐきからの出血が止まりにくい
・血尿や血便を伴う
・発熱や倦怠感などの全身症状を伴う
・2週間以上経ってもあざの色が薄くならない

このように、通常の打撲とは明らかに様子が異なる場合や、出血傾向がみられる場合には、早めに受診して医師に相談することが重要です。

薬やサプリとの関係

現在服用している薬やサプリメントが原因で、あざができやすくなっている可能性も考慮する必要があります。

血液をサラサラにする薬(抗血小板薬や抗凝固薬)を服用していると、軽微な衝撃でも内出血が起こりやすくなっているといえます。
これらの薬は、心疾患や脳血管疾患の予防・治療に重要な役割を果たしているため、あざが気になる場合でも自己判断で中止せず、主治医に状態を伝えて相談することが大切です。

また、サプリメントの中にも注意が必要なものがあります。
納豆キナーゼ、EPA・DHA、イチョウ葉エキスなど、血流や血液凝固に影響を与える成分を過剰に摂取すると、出血しやすくなることがあります。
サプリメントについては、一度摂取を中断して様子を見るか、医師に相談してみましょう。
あざが頻繁にできる、急に増えたといった変化がある場合は、服用中の薬やサプリメントも含めて医療機関に情報を共有することが重要です。

自己判断で様子見しないほうがよいケース

自己判断で様子見を続けないほうがよいケースがあります。

まず、痛みや腫れが強く、通常のあざでは感じることのない違和感がある場合です。
関節付近で動かしにくい、熱感が強い、時間とともに痛みが増すときは、深部の筋肉内出血や骨折、靭帯損傷の可能性があり、整形外科受診が必要といえます。

また、急にあざができやすくなった場合や、新しく始めた薬やサプリメントの服用開始後にあざが増えた場合は、血液疾患や薬剤性の可能性が疑われます。
さらに、赤く腫れる、熱を持つ、膿、発熱など感染兆候があるときも速やかに受診しましょう。

体が感じるいつもと違うサインを見逃さないようにすることが大切です。

併用薬・持病がある場合の注意

心筋梗塞や脳梗塞の既往があり、再発予防のために血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用している方は、あざが出やすくなることがあるため注意が必要です。

抗凝固薬(ワーファリンやDOACなど)や抗血小板薬(バイアスピリンなど)は、血液を固まりにくくする作用のある薬です。
そのため、通常はあざにならないようなわずかな衝撃でも、服用中は皮下出血を引き起こしやすく、あざになりやすいです。
これらの薬は、心疾患や脳血管疾患の再発を防ぐうえで非常に重要な治療薬です。
あざが気になる場合でも、自己判断で服用を中止することはせず、あざの状態や頻度を主治医に伝えたうえで相談することが大切です。

『あざ・内出血』『市販薬』に関するQ&A


『あざ・内出血』『市販薬』に関するQ&A

あざや内出血、市販薬についてよくある質問とその回答を紹介します。あざや内出血ができやすい方や、市販薬の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

あざができやすいのは体質ですか?
あざのできやすさには個人差があり、体質的な要因が関係していることも少なくありません。生まれつき血管壁が弱い方や、皮膚が薄い方は、わずかな衝撃でも毛細血管が破れやすく、あざができやすい傾向があります。

特に色白の方は、内出血が皮膚の上から透けて見えやすく、あざが増えたように感じることもあります。また、女性は皮下脂肪が多く皮膚が柔らかいため、衝撃が血管に伝わりやすいとされています。ビタミンC不足など栄養状態の偏りも、血管の強さに影響します。
子どもでも病気の可能性はありますか?
活発に動く子どもは打ち身によるあざができることが多いですが、ぶつけた覚えがない場所にあざが多発する場合や特徴がいつもと違う場合は注意が必要です。

小児では、IgA血管炎(アレルギー性紫斑病)のような血管炎の可能性があり、紫色の発疹(紫斑)に加えて関節痛や腹痛などの全身症状を伴うことがあります。

この病気は小児で比較的多くみられ、皮膚の斑点だけでなく消化管や関節にも症状が出ることが知られています。あざが長引いたり、痛みや腹痛を伴ったりする場合は、自己判断せずに早めに小児科を受診することをおすすめします。
何科を受診すればいいですか?
あざが気になる場合、まずは内科あるいは皮膚科を受診するのが一般的です。転倒や打撲など明らかな外傷で強い痛みや腫れがある場合は整形外科、あざの原因が不明であり、かつ出血傾向を伴う場合は血液内科が適しています。もし、何科に受診するか判断に迷う場合は、まずは内科のかかりつけ医に相談し、必要に応じて紹介状を書いてもらうことをおすすめします。

まとめ


まとめ

あざは主に打撲などによって生じる皮下出血であり、ヘモグロビンの分解とともに通常は1〜2周間で消失します。あざができやすい状態の多くは、体質や加齢による血管の脆さが原因です。特に女性や高齢の方は、日常の些細な衝撃でも内出血が生じやすく、あざとして現れやすい傾向にあります。
しかし、原因のわからないあざが短期間に増えた場合や、点状の赤い斑点が多数みられる場合、発熱や血尿・血便を伴う場合などは、重大な疾患が隠れている可能性があります。「いつもと違う」と感じたら、決して自己判断で放置せず、病院を受診して医師に相談するようにしましょう。


※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 後藤 友哉 薬剤師

    執筆・監修者

    2018年名城大学薬学部卒業、薬剤師免許取得。その後、5年間調剤薬局に勤務。現在は薬剤師として働く傍ら、医療系の記事執筆やWEBメディアの薬機法審査業務を行っている。

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