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| 特徴 | ストレスが原因の意欲の低下に | 気分の落ち込み以外の症状にも | 気持ちを落ち着かせることで症状をケア | 更年期障害が原因の意欲低下に | 意欲低下に体のだるさを伴う場合に | 更年期障害に伴う諸症状にも |
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目次
何もしたくない、ずっと寝ていたいなどの気持ちになるのはなぜ?
脳とくに前頭葉の働きが悪くなることや更年期障害など男性ホルモンもしくは女性ホルモンの減少によって起こります。
この状態を放置しているとどうなるの?考えられる病気について
また、うつ病や更年期障害、認知症などの病気のサインである場合もあります。なにもしたくない、ずっと寝ていたいなどの意欲の低下による気持ちの落ち込みが起こったとき、病気によるものかどうかを見極め、病気であれば放置しないようにすることが大切です。
どのような病気が考えられるのか、具体的に説明いたします。
病気①:うつ病

うつ病は、ストレスが原因で起こる心の病気です。うつ病では、気分の落ち込み(抑うつ気分)や意欲低下が起こりやすく、何もしたくない!ずっと寝ていたい!などの気持ちが生じやすいです。
意欲の低下による気持ちの落ち込みに加えて、急に悲しくなってしまう、物事を悲観的に捉えてしまう、夜眠れない、ミスが多くなった、頭が回らないなどの症状がある場合は、うつ病の可能性が高いです。
病気②:更年期障害

更年期障害では、女性ホルモンもしくは男性ホルモンが減少することによって、めまいや動悸、顔のほてりや手足の冷え、イライラ感やゆううつ気分など様々な症状が起こるのが特徴で、何もしたくない!ずっと寝ていたい!などの意欲低下に伴う気持ちの落ち込みが生じてしまうこともあります。
45歳から55歳の10年間(更年期)に起こることが多く、更年期を過ぎると、症状が落ち着きます。気分的な症状だけでなく、様々な体の不調がある場合は、更年期障害の可能性が高いです。
治療・予防について
どのような治療が行われるのか?それぞれの病気の治療法について説明致します。
治療方法はあるの?予防や対策方法はある?

うつ病と診断された場合、一般的には、抗うつ薬による投薬が行われます。
また、うつ病は、心身が疲弊しきった状態ですので、無理に何かをしようとせず、自分の気持ちにしたがって、何もしたくないなら、なにもしない。寝ていたいなら寝るという休養をとることを最優先にすることも治療の一貫として行われます。
更年期障害と診断された場合、一般的には、ホルモン補充療法や漢方薬による治療が行われます。更年期に起こる症状は、女性ホルモンもしくは男性ホルモンが急に減少したことが原因ですので、ホルモンを補充するホルモン補充療法を行い、ホルモンの減少を緩やかにすることで症状の改善を図ります。
ただ、ホルモン補充療法は、体の生理的変化に逆らう治療でもあり、人によっては負担となることもあるため、体への負担が少ない漢方薬による治療が選択されることもあります。
症状を緩和できる市販薬はある?

何もしたくない!ずっと寝ていたい!など意欲の低下による気持ちの落ち込みが起こったとき、何日も続くようであれば、病院を受診して相談するのが良いでしょう。
しかし、さまざまな事情で病院を受診できない場合は、ドラッグストアや薬局などでも購入可能な漢方薬を服用して様子をみることも出来ます。
【厳選】症状の緩和におすすめの市販薬 6選

こんな方に
ストレスが原因で意欲低下が起こっている方に
ストレスが原因の意欲の低下に
心身の過労によって、気分がイライラしたり、落ち着きがなくなったり、元気がでない、人と会いたくないなどの精神症状に効果的な漢方薬です。ストレスが原因で意欲低下が起こっている方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ニンジン・ビャクジュツ・ブクリョウ・サイコ・サンソウニン・リュウガンニク各1.5g、オウギ・トウキ・サンシシ各1.0g、オンジ・タイソウ各0.75g、カンゾウ・モッコウ各0.5g、ショウキョウ0.25gより抽出。 |
| 効果・効能 | 体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの次の諸症: 貧血、不眠症、精神不安、神経症 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満2才以上・・・1回1/3包 2才未満・・・服用しないこと |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用可 |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 薬の風味 | 苦みあり |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
気分の落ち込み以外の症状が気になる方に
気分の落ち込み以外の症状にも
不安感や気分の落ち込みなどの精神症状や、実際には何もないのに喉に何か詰まった感じがする違和感や、めまいを感じやすいといった症状を和らげてくれる漢方薬です。気分の落ち込み以外の症状が気になる方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | ハンゲ3.0g、ブクリョウ2.5g、コウボク1.5g、ソヨウ1.0g、ショウキョウ0.65g |
| 効果・効能 | 体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症: 不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)…1回4錠 15才未満7才以上…1回3錠 7才未満5才以上…1回2錠 5才未満は服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 薬の風味 | 苦みあり |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
気持ちを落ち着かせることを重視したい方に
気持ちを落ち着かせることで症状をケア
ストレスを感じて、なんとなく元気が出なかったり、不安を感じたり、夜、あれこれ考えて眠れなかったりする症状を気持ちを落ちかせることで和らげる漢方薬です。気持ちを落ち着かせることを重視したい方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | サイコ2.5g、ハンゲ2.0g、ブクリョウ・ケイヒ各1.5g、オウゴン・タイソウ・ニンジン・リュウコツ・ボレイ各1.25g、ショウキョウ0.4g、ダイオウ0.5g |
| 効果・効能 | 体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う次の諸症: 高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)…1回3錠 15才未満5才以上…1回2錠 5才未満は服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用不可 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 薬の風味 | 苦みあり |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
更年期が原因で意欲低下が起こっている方に
更年期障害が原因の意欲低下に
疲れやすい、うつうつとして気分が晴れない、食欲がないなどの更年期に伴う精神症状を和らげる効果が期待できる漢方薬です。更年期が原因で意欲低下が起こっている方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | トウキ・シャクヤク・サイコ・ビャクジュツ・ブクリョウ各1.5g、カンゾウ0.75g、ショウキョウ・ハッカ各0.5gより抽出。 |
| 効果・効能 | 体力中等度以下で、肩がこり、疲れやすく精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症: 冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症、神経症 (注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満2才以上・・・1回1/3包 2才未満・・・1回1/4包 |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用可 |
| 使用が可能な年齢 | 生後3ヵ月以上(1才未満の乳児には,医師の診療を受けさせることを優先し,止むを得ない場合のみ服用させてください。) |
| 薬の風味 | 苦みあり |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
意欲の低下に加えて身体がだるい方に
意欲低下に体のだるさを伴う場合に
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」は、生命活動のエネルギー「気」を増やす効果のある漢方成分で構成されています。からだのエネルギーである「気」を増やし、「気」を上のほうに動かしてめぐらせることで、意欲の低下による気持ちの落ち込みや体のだるさを改善していきます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量12錠(1錠390mg)中 補中益気湯エキス(1/2量)・・・3,200mg (ニンジン・ビャクジュツ・オウギ各2.0g、トウキ1.5g、タイソウ・サイコ・チンピ各1.0g、カンゾウ0.75g、ショウキョウ0.25g、ショウマ0.5gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症: 虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・4錠 15才未満7才以上・・・3錠 7才未満5才以上・・・2錠 5才未満・・・服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用可 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 薬の風味 | 苦みあり |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
更年期障害に伴う諸症状も気になる方に
更年期障害に伴う諸症状にも
11種類の漢方成分が配合されており、更年期のホルモンバランスの崩れや自律神経バランスの乱れが原因で、なんとなく元気が出なかったり、不安を感じたり、夜眠れなかったりする更年期の様々な症状を和らげる漢方成分配合の薬です。更年期で、体がだるい、気力がでない、朝起きれない症状に悩まされている場合におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1日量(12錠)中 トウキ末 300mg、ブクリョウ末 200mg、ケイヒ末 200mg、トウニン末 100mg、センキュウ末 200mg、ソウジュツ末 200mg、ボタンピ末 200mg、ニンジン末 50mg、シャクヤク末 300mg、タクシャ末 150mg、ダイオウ末 200mg |
| 効果・効能 | 月経痛、月経不順、ヒステリー、腰痛、頭痛、貧血、冷え症、血の道症 注1)、肩こり、めまい、動悸、こしけ 注2) 注1)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴ってあらわれる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである 注2)「こしけ」とは、おりもののことである |
| 用法・用量 | 1回4錠、1日3回毎食後に水またはお湯で服用してください |
| タイプ | 糖衣錠 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用不可 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 薬の風味 | --- |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
【比較一覧】この記事で紹介している市販薬
市販薬を使用するときのポイントや注意点について
ストレスが原因で症状が起こっている場合と更年期によるホルモンバランスの乱れが原因で症状が起こっている場合とで使用する漢方薬が違ってきますので、ご自身の症状の原因は何か?を考えて、薬を選択してください。
使用するときのポイント・副作用はあるの?

今回紹介した市販薬は、基本的には副作用はほとんどなく、妊娠中でも服用できるものもあります。
ただ、人によっては、配合されている生薬成分が体にあわず、発疹や胃腸の不調などの副作用症状が起こる場合もあります。服用後、いつもとちがう症状が現れた場合は、使用を中止するようにしてください。
こんなときは病院へ

漢方薬は、服用してすぐに効果が現れ、症状が緩和するわけではなく、服用を継続することで徐々に症状が緩和してくるのが特徴です。
ですので、2~3か月は継続して服用する必要がありますが、3か月服用しても症状が全く改善しない場合は、漢方薬で対応できる範囲を超えている可能性があります。なるべく早くに心療内科もしくは精神科を受診するようにしてください。
よく聞かれるQ&A

「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」など意欲の低下に関するよくある質問に回答してみました。参考になれば幸いです。

この状態の時に無理に何かをしようとすると負担になり、余計に症状を悪化させてしまいます。何もしたくないときは、何もしなくても良いです。自分の気持ちを最優先に、ゆっくり過ごすようにしましょう。


ですので、1週間以内に治まるのであれば病気ではありません。ですが、何もしたくない!気持ちが何週間も続くようであれば、うつ病などの病気である可能性が高いです。



まとめ

「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」など意欲の低下から生じる気持ちについて病気の可能性を中心に説明してきました。
一時的なものであれば、病気である可能性は低く、問題ありませんが、2週間以上症状が続く場合は、病気である可能性が高くなるため、早めに病院を受診して相談するようにしてください。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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豊田 早苗 医師
執筆・監修者プロフィールはこちら鳥取大学医学部医学科卒業後、総合診療医としての研修及び実地勤務を経て、2006年とよだクリニック開業。 心の病気に対するカウンセリングを主体とした治療を行っています。 2014年には、とよだクリニック認知...























