目次
かゆくない赤い斑点に効く市販薬によく含まれている成分
自分の肌の状態をよく観察して、乾燥している場合はまずは保湿をしてみるとよいでしょう。
かゆみはなくても、赤みや腫れ、炎症などがある場合は、外用ステロイドでしっかり炎症を抑えることが重要になることもあります。
①:保湿成分

保湿剤にも、さまざまな種類があり、成分ごとに役割も違います。肌の乾燥を防ぐためには、保湿・保水に加えて、血行促進や、弱った細胞を修復するような作用も大切です。
普段より保湿に心がけ、肌の表面の薄いバリア機能が壊れないように配慮しましょう。肌ケアはやさしく、擦らず、続けることがポイントです。
また、保湿剤で皮膚に油膜を作るワセリンなどはベタベタした使用感です。日中のべたつきが気になる場合は、昼間はヘパリンなどでサラッと保湿し、夜はワセリンを併用してしっかり保湿することもおすすめです。
②:外用ステロイド

外用ステロイドは、炎症を抑える効果が高い薬剤です。もともとは人の副腎で作られるホルモンを人工的に薬剤にしたものです。皮膚から吸収されて患部の炎症を鎮めますが、皮膚の薄さや使用部位によって吸収率が異なります。
そのため、適したランクのものを短期間使用することがポイントです。長期使用しないことが大切ですが、目安は5~6日です。1週間以上の連用は避けましょう。
また、塗るときは適量を擦り込まずにやさしく塗布しましょう。軟膏を使用する場合は、少しテカテカするくらいがちょうどいいでしょう。
かゆくない赤い斑点を緩和できる市販薬の選び方・ポイント
ポイント①:保湿を重視する

乾燥は、肌にとって大敵です。乾燥肌の方、保湿ケアをする習慣がない方などは、しっかり手入れをしないと肌を守るバリア機能が低下してしまいます。乾燥でバリア機能が低下すると、肌が刺激を感じやすくなり、炎症やかゆみなどの皮膚トラブルが起こりやすくなります。
ワセリンのように油膜で水分を閉じ込めるものや、潤いや水分を与えてくれるものなど、使いやすく刺激が少ないものでケアすることが大切です。
ポイント②:ビタミンCを重視する

ビタミンCは、美肌やコラーゲン生成、抗酸化作用だけではなく、血管を強化する効果も期待できます。血管が脆くなると、皮下出血や内臓出血を起こしやすくなるため、普段からビタミンCの摂取を意識しておくとよいでしょう。
通常は毎日の食事から摂取しますが、食事からでは不十分な場合は、医薬品やサプリメントなどで不足分を補うことをおすすめします。ビタミンCは水溶性ビタミンなので、摂り過ぎは気にしなくて大丈夫です。
ポイント③:炎症を重視する

かゆみはなくても、赤みや炎症などがある場合は、抗炎症成分が含まれているものがおすすめです。市販薬にもステロイド含有の外用剤があり、しっかり炎症を抑えたい場合には使ってみるのもよいでしょう。
しかし、外用ステロイドを使用する際は、症状に合ったランクを使用すること、適正に短期間のみ使用することなどが大切です。どの強さのものを使ったらいいのか迷ったときは、薬剤師や登録販売者に相談して決めましょう。
【厳選】かゆくない赤い斑点を緩和するのにおすすめの市販薬 9選
ポイント①:保湿剤を重視した市販薬 3選
肌への刺激は、軟膏よりもクリームの方が強いですが、クリームの方がべたつかずサラッとした使い心地です。肌質や使用感なども考慮し、使いやすいものを続けましょう。

こんな方に
敏感肌の保湿をしたい方に
乾燥しがちな方に
赤ちゃんからお年寄りまでお肌の保護に
赤ちゃんからお年寄りまで、敏感肌にも使用でき、お肌を守る薬用ワセリンです。油分が被膜となって肌を覆うことで、外部刺激から皮膚をしっかり保護します。乾燥対策に、皮膚の保護や皮膚の荒れに、高品質のピュアワセリンで皮膚のバリア機能を高めましょう。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 白色ワセリン |
| 効果・効能 | 手足のヒビ、アカギレ、皮膚のあれ、その他皮膚の保護 |
| 用法・用量 | そのままを患部にうすく塗って下さい |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 制限なし |
| 色 | 透明 |
| 薬の匂い | × |

こんな方に
乾燥肌をもとから改善したい方に
しっとり潤いたい方に
ヘパリン類似物質配合。乾燥肌治療に
ヘパリン類似物質は、乾燥肌の治療薬として使用されている保湿成分です。人の肝臓で生成される糖類の一種「ヘパリン」に似た成分で、高い親水性と保水性が特徴です。保湿・血行促進・抗炎症作用の3つの働きにより、「一時的な保湿」ではなく、乾燥肌をもとからケアするのにおすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 ヘパリン類似物質:(0.3g) |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして貼ってください |
| タイプ | クリーム |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白色 |
| 薬の匂い | × |

こんな方に
敏感肌の方に
子どもやご高齢の方のスキンケアをしたい方に
肌のバリア機能を守、潤いを与える独自処方
敏感肌へのやさしさを考え選び抜いた、ミノンこだわりの低刺激性処方です。 3種のバリア機能サポート成分と肌あれを防止成分の配合により、敏感肌のバリア機能を守りながら肌あれを防ぎます。赤ちゃんからお年寄りにまでお使いいただけるため、家族の保湿剤としてお使いいただけます。
| 分類 | 医薬部外品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | グリチルレチン酸ステアリル |
| 効果・効能 | 皮ふの乾燥を防ぐ、皮ふにうるおいを与える、皮ふを保護する、肌あれ、あれ性、あせも・にきびを防ぐ、日やけ・雪やけ後のほてりを防ぐ |
| 用法・用量 | 適量を手にとり、顔やからだの気になる部分にやさしくなじませて下さい |
| タイプ | クリーム |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白色 |
| 薬の匂い | × |
ポイント②:ビタミンCを重視した市販薬 3選
多く摂っても余分なものは尿から排泄されてしまうので必要以上に摂取する必要はありませんが、不足しがちな方は医薬品を使ってみるのもいいでしょう。

こんな方に
ビタミンCを補給したい方に
子どもにビタミンCを摂らせたい方に
ビタミンCの補給に
人間は、体内でビタミンCを作ることができないため、積極的に取り入れることが大切です。ビタミンCは、シミやそばかすの抑制だけでなく、コラーゲンの生成促進や解毒作用、鉄の吸収促進、血管強化などさまざまな役割をしています。シナールEXチュアブル錠は、水なしても服用でき、3歳から使用できるため、家族のビタミンC補給におすすめです。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 12錠中 ビタミンCとして(アスコルビン酸 1950mg、アスコルビン酸カルシウム 60.5mg):(2000mg)、リボフラビン酪酸エステル(ビタミンB2誘導体):(12mg)、酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE):(30mg) |
| 効果・効能 | しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着の緩和 次の場合のビタミンCの補給: 肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低 次の場合の出血予防: 歯ぐきからの出血、鼻出血 |
| 用法・用量 | 次の量をかむか、口中で溶かして服用 成人(15才以上):1日3回、1回2~4錠 7才以上15才未満:1日3回、1回1~2錠 3才以上7才未満::1日3回、1回1錠 |
| タイプ | チュアブル錠 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 3歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | マンゴー&バナナ風味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | 〇 |

こんな方に
ビタミンCを補給したい方に
血管を丈夫に保ちたい方に
ビタミンB2を配合したビタミンC製剤
ビタミンCが多く必要になる肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時や老年期のビタミンCの補給に役立ちます。ビタミンCの働きは、シミ・ソバカスなどの緩和作用がよく知られています。さらに、細胞と細胞をつなぐコラーゲンの生成に必要で、血管壁を丈夫にし、歯ぐきからの出血や鼻出血を予防します。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 6錠中 ビタミンC:2000mg〔アスコルビン酸(ビタミンC) 1400mg、アスコルビン酸カルシウム 726mg〕、リボフラビン酪酸エステル(ビタミンB2酪酸エステル):6mg |
| 効果・効能 | しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着の緩和 次の場合のビタミンCの補給: 肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時、老年期 次の場合の出血予防: 歯ぐきからの出血、鼻出血 |
| 用法・用量 | 食後に水またはお湯で、かまずに服用 成人(15才以上):1日2回、1回1~3錠 11才以上14才未満:1日2回、1回1~2錠 7才以上10才未満::1日1回、1回1錠 |
| タイプ | 素錠 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 1錠:0.41g/直径:9.5mm/厚さ:4.2mm |
| 薬の風味 | 記載なし |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
内側から肌を美しくしたい方に
さらなる輝きを、あなたに
ハイチオールCホワイティアは、有効成分「L-システイン(アミノ酸)」がターンオーバーを正常化し、過剰に出来たメラニンを排出。さらにビタミンCと協力し、肌に沈着した黒色メラニンを無色化します。普段から美肌へのお手入れをしたい方に向いています。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 4錠中 L-システイン:(240mg)、アスコルビン酸(ビタミンC):(500mg)、パントテン酸カルシウム:(30mg) |
| 効果・効能 | しみ、そばかす、日やけによる色素沈着の緩和。にきび、湿疹、じんましん、かぶれ、くすりまけ、全身倦怠、二日酔。 |
| 用法・用量 | 成人(15才以上):1日2回、1回2錠 7才以上14才未満:1日2回、1回1錠 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 直径:8.7mm |
| 薬の風味 | 記載なし |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
ポイント③:抗炎症作用を重視した市販薬 3選
ただし、症状や炎症の場所によって推奨される薬剤が異なるため、特にステロイドを使用する場合には薬剤師や登録販売者に相談することをおすすめします。

こんな方に
炎症や赤み、湿疹が気になる方に
アンテドラッグタイプのステロイド剤
プレバリンα軟膏は,湿疹・皮膚炎に優れた効果を示すアンテドラッグタイプのステロイド剤です。アンテドラッグとは、皮膚表面の患部では抗炎症効果の高いステロイド剤として働き、体内に吸収されていくと分解され、作用が弱くなる薬剤です。 斑点や湿疹のセルフケアにおすすめです。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル:(0.15g)、ビタミンE酢酸エステル:(0.5g)、リドカイン:(1g)、 イソプロピルメチルフェノール:(0.1g) |
| 効果・効能 | 湿疹,皮膚炎,あせも,かぶれ,かゆみ,虫さされ,じんましん |
| 用法・用量 | 1日数回,適量を患部に塗布 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠または妊娠していると思われる人は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白色透明 |
| 薬の匂い | × |

こんな方に
炎症、湿疹を治したい方に
肌トラブルを改善したい方に
日常の皮膚トラブルに
リンデロンVs軟膏は、すぐれた抗炎症作用をもつ「ベタメタゾン吉草酸エステル」を配合しています。市販されている医薬品の中では最も強い分類です。正しく使用することで、日常生活での肌トラブルや、じんましん、湿疹などをセルフケアすることができます。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 ベタメタゾン吉草酸エステル:(1.2mg) |
| 効果・効能 | しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん |
| 用法・用量 | 1日1回~数回 適量を患部に塗布 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠または妊娠していると思われる人は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白色~微黄色 |
| 薬の匂い | × |

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こんな方に
化膿をともなう皮膚疾患がある方に
湿疹、かゆみ、炎症を抑えたい方に
正しく知って、正しく治す
フルコートfは、外用ステロイドである「フルオシノロンアセトニド」に加え、抗生物質の「フラジオマイシン硫酸塩」が配合されています。そのため、皮膚炎、かぶれなどの炎症だけでなく、化膿してジュクジュクした患部や、かき壊して化膿を伴っている患部にも効果を発揮します。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中 フルオシノロンアセトニド:(0.25mg)、フラジオマイシン硫酸塩:(3.5mg) |
| 効果・効能 | 化膿を伴う次の諸症: 湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん、化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) |
| 用法・用量 | 1日1~数回、適量を患部に塗布 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠または妊娠していると思われる人は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 色 | 白色透明 |
| 薬の匂い | × |
【比較一覧】この記事で紹介している市販薬
市販薬を使用するときのポイントや注意点について
市販薬の使用は一時的なものとし、症状が改善されない場合は皮膚科を受診することをおすすめします。
使用するときのポイント・副作用はあるの?

外用剤でも、肌に合うものと合わないものがあります。そのため、敏感肌の方は、刺激が少ない軟膏タイプを選ぶことをおすすめします。
また、使用して、刺激や違和感を感じた場合や、赤みや腫れ、かゆみなどがあらわれた際は使用を中止してください。
ビタミン剤の服用でも、人によっては吐き気や胃部不快感、食欲不振などを感じることがあります。その場合は無理に続けず、服用を中止して、医師や薬剤師に相談しましょう。
市販薬を使用するときは、正しく、一定期間使うことがポイントです。
こんなときは病院へ

かゆくない赤い斑点の場合、体が薬に対するアレルギー反応を起こして皮膚に症状が現れる薬疹の可能性があります。
また、感染症や膠原病、アナフィラキシーや肝臓病などでもかゆくない赤い斑点が現れることがあります。
特に、腕や手にできた場合は、肝硬変や肝臓の機能が低下していることがあるため、検診などで肝機能の低下や脂肪肝などを指摘された経験のある人は受診して検査を受けることをおすすめします。
まとめ

乾燥が原因で発疹ができてしまう場合や、ちょっとした斑点などでは、市販の保湿剤や抗炎症剤を使うと落ち着いてくるでしょう。
しかし、原因が分からずに症状が繰り返されたり、様子がおかしかったりと気になる場合には、皮膚科の受診を検討しましょう。早く治したいという一心で市販薬の使用を続けると、病気のサインを見逃すことになるかもしれません。
肝硬変や、全身性エリテマトーデス、突発性発疹などでもかゆみのない斑点が出ることも理解しておきましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
























