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アットノンが顔に使えないのはなぜ?危険性とおすすめ代替アイテム紹介【薬剤師執筆】

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2026/3/31
17,792
・ニキビ跡や傷跡が顔に残ってしまった..
・市販の「アットノン」は使えないの?

顔のような目立つところのニキビ跡・傷跡は気になるもの。
市販薬のアットノンは、傷あとを治す薬ですが、残念ながら顔への使用は推奨されていません。
この記事では、アットノンについて詳しく解説しつつ、顔の傷跡やニキビ跡に使える市販薬やスキンケア商品、正しいケア方法についても紹介します。
顔の傷跡ケアで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
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    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
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  • 視点① ユーザー目線で解説
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アットノンが顔に使えないのはなぜ?


薬剤師

佐藤 孝汰さんのコメント

アットノンが顔に使えないのは、顔はほかの部位と比べて皮膚が薄く、皮脂腺が多いことが主な理由です。
刺激やかぶれが出やすく、薬剤の吸収も過敏になります。

特に、敏感肌やニキビがある人には、予期しない副作用が出る可能性があるため、製造元も「顔への使用を避ける」よう記載しています。


アットノンの基本情報と作用成分


アットノンは、傷跡ややけど跡を目立たなくすることを目的とした市販薬になります。

商品ラインナップは全部で4製品です。1つは医薬部外品として販売されています。
アットノンすべてに共通した有効成分は、ヘパリン類似物質とグリチルリチン酸ニカリウムです。
医薬品として販売されているアットノンには、組織修復成分であるアラントインも配合されています。

ここでは、医薬品として販売されているアットノンについて詳しく解説します。

アットノンとは?傷あと治療薬の特徴

アットノンは、小林製薬が販売する傷跡の治療薬です。手術痕・やけど痕・虫さされ痕などのセルフケアに用いられます。

アットノンは以下にまとめた3つの特徴を持ちます。

・肌のターンオーバー促進:正常な皮膚が再生されるのを促す
・皮膚組織の修復:傷ついた肌の回復を助ける
・消炎作用:傷跡で起こっている炎症を鎮める

アットノンは、即効性や効果の確実性には個人差があり、治療期間も数週間~数ヶ月と根気が必要です。

ヘパリン類似物質・アラントインの効果

アットノンに含まれる「ヘパリン類似物質」と「アラントイン」の効果を以下にまとめました。

●ヘパリン類似物質
血行促進作用や保湿作用を持つ。
傷跡部分の血流を良くし、ターンオーバーを促すことで、正常な皮膚の再生を助ける。

●アラントイン
組織修復促進作用を持つ。
傷ついた皮膚の修復を助ける働きがあり、凹凸に荒れた肌をなめらかに整える効果が期待できる。

アットノンには、この2つの成分に加えて、抗炎症成分である「グリチルリチン酸」が配合されています。
これら3成分の相乗効果により、傷跡の赤み・盛り上がり・かゆみを徐々に改善し、目立ちにくい肌を目指します。


顔ニキビに使える市販薬の選び方


顔ニキビに使える市販薬の選び方

顔ニキビのケアで大切なのは、重症化させないことです。
市販薬ではニキビ跡の治療は十分に行うのが難しいため、軽い症状のうちにケアを行い、ニキビができにくい肌づくりを目指すのが大切です。
ここでは、3つのニキビ症状(白ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビ)ごとに適した市販薬の選び方を解説します。
赤ニキビや黄ニキビは放置するとニキビ跡につながることも多いため、悪化させないうちに適切な治療をすることが大切です。

白ニキビには「イオウ・サリチル酸」配合

初期段階で炎症のない詰まり毛穴である白ニキビには、イオウ(硫黄)やサリチル酸を含む市販薬がおすすめです。

イオウやサリチル酸には、角質を軟化させて毛穴詰まりを除去する作用があります。
また、イオウには皮脂吸着・殺菌効果も併せ持つため、初期のニキビ改善に適しています。
これらの成分を含む市販薬を活用し、赤ニキビ・黄ニキビへと悪化させないことが大切です。

イオウカンフルローションについて以下の記事で詳しく解説↓


赤ニキビには「抗炎症成分・殺菌成分」配合

赤く腫れ痛みを伴う炎症した状態である赤ニキビには、抗炎症成分や殺菌成分が配合された市販薬が効果的です。

炎症を鎮める成分として代表的なのが「イブプロフェンピコノール」や「グリチルリチン酸ジカリウム」です。
これらの成分は肌で引き起こされた炎症や赤みを和らげます。

このほか、「イソプロピルメチルフェノール」や「レゾルシン」など、ニキビの原因菌(アクネ菌)を殺菌する成分も効果的。
これら両方が含まれる市販薬を選べば、菌の増殖を抑えて炎症悪化を防ぎ、ニキビ跡への進行リスクを下げられます。

イブプロフェンピコノール配合の市販薬は以下の記事でも紹介↓


黄ニキビには「殺菌・抗菌成分」配合

膿を持った炎症症状が強い黄ニキビに対しては、殺菌・抗菌作用の高い塗り薬を使いましょう。

「クロラムフェニコール」や「オキシテトラサイクリン」などの抗生物質が市販薬としても販売されています。
これらの抗生物質は、ニキビの原因菌が増えるのを抑えます。

また、高濃度のイオウも殺菌作用を持ち、角質ケア作用も持つためおすすめです。
ただし、黄ニキビは皮膚の深部までダメージが及ぶため、皮膚科などの専門医のもとで治療するのがよいでしょう。

クロマイ軟膏について以下の記事で詳しく解説↓

【厳選】顔ニキビに使える市販薬 9選

薬剤師 佐藤 孝汰さん厳選

ここからは、顔ニキビに効果的な市販薬9選を症状別に紹介します。
さきほど解説した有効成分ごとにカテゴリ分けし、各カテゴリ3つずつ製品をピックアップしました。
どの商品も顔に使用可能で、白ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビそれぞれの症状に適した有効成分を含むものになります。

薬剤師の画像

薬剤師 佐藤 孝汰さん 厳選

顔ニキビに使える市販薬 9選を比較
該当項目:
該当項目:
該当項目:
商品名 画像 最安値 商品リンク 薬剤師コメント 剤型・形状

シービック

クレアラシルニキビ治療薬クリームレギュラータイプ 18g

825円

送料:要確認

白色で目立ちにくいニキビ治療薬

クリーム

小林製薬

ビフナイトnニキビ治療薬 18g
ニキビ薬の定番、赤みにも配慮した薬用処方

軟膏

ロート製薬

メンソレータムアクネスニキビ治療薬 18g

784円

送料:別

弱酸性で肌にやさしいニキビ薬

クリーム

ライオン

ペアアクネクリームW 14g

446円

送料:別

2つの成分が炎症&雑菌にWでアプローチ

クリーム

第一三共ヘルスケア

マキロンアクネージュメディカルクリーム 18g

980円

送料:別

しつこい赤ニキビにトリプル処方

クリーム

ゼリア新薬

アポスティークリーム 15g

512円

送料:別

殺菌・消毒・抗炎症でニキビの集中ケア

クリーム

第一三共ヘルスケア

クロロマイセチン軟膏2%A 15g

610円

送料:別

抗生物質で黄ニキビの悪化を防ぐ

軟膏

エスエス製薬

アンナザルベ・エース 18g

638円

送料:別

イオウが殺菌効果を発揮する

クリーム

佐藤製薬

エスカメル 15g

563円

送料:別

イオウ8%含有、殺菌効果に優れる薬用処方

クリーム


売れ筋の商品はこちら

  • ニキビ治療薬
  • 皮膚用治療薬

ニキビ治療薬の売れ筋ランキング

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2026/09/28

皮膚用治療薬の売れ筋ランキング

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2026/09/28



ここからは

薬剤師 佐藤 孝汰さん

薬剤師 佐藤 孝汰さんが 選んだ薬を詳しく解説



白ニキビにおすすめ【イオウ・サリチル酸配合】市販薬 3選

ニキビの初期段階である白ニキビには、イオウまたはサリチル酸を含む市販薬がおすすめです。
これらの成分には、角質除去・殺菌成分があるため、ニキビの初期段階に適しています。
今回は、イオウ成分が配合された市販薬を3商品ピックアップしました。

薬剤師おすすめ

白色で目立ちにくいニキビ治療薬
シービック
クレアラシルニキビ治療薬クリームレギュラータイプ 18g
白ニキビに
  1. イオウ・レゾルシン配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 色が目立たないクリームを使いたい方に

イオウ・レゾルシンが角質をやわらげニキビの原因菌を殺菌します。
炎症を鎮めるグリチルリチン酸二カリウムを配合。
白色で目立ちにくく、思春期〜大人ニキビの治療におすすめです。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 18g
有効成分 イオウ
レゾルシン
グリチルリチン酸二カリウム
トコフェロール酢酸エステル
使用目的 ニキビ
対象 顔OK
使用タイミング 指定なし
(適量を指先にとり、皮膚の気になる部分に塗布してください。)

薬剤師おすすめ

ニキビ薬の定番、赤みにも配慮した薬用処方
小林製薬
ビフナイトnニキビ治療薬 18g
白ニキビに
  1. イオウ・イソプロピルメチルフェノール配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 脂漏性肌の方に
  • 寝る前のニキビケア用品をお探しの方に

皮膚軟化成分のイオウを配合。
ニキビの皮脂を吸収し、腫れや赤みを抑えます。
グリチルレチン酸が炎症を抑え、イソプロピルメチルフェノールが殺菌作用を発揮します。
寝る前に使うのがおすすめです。

分類 第3類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 18g
有効成分 イオウ
グリチルレチン酸
イソプロピルメチルフェノール
使用目的 にきび
対象 目や目の周囲以外はOK
使用タイミング 指定なし
(適量を患部およびその周辺の皮ふに塗る)

薬剤師おすすめ

弱酸性で肌にやさしいニキビ薬
ロート製薬
メンソレータムアクネスニキビ治療薬 18g
白ニキビに
  1. 弱酸性
  2. イオウ・レゾルシン配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 肌にやさしいニキビ薬をお探しの方に
  • 皮脂が多くテカりやすい方に

角質軟化・皮脂吸収成分のイオウが角質をやわらかくしてニキビの頭部を開き、脱脂作用を発揮します。
殺菌成分レゾルシンが、ニキビの原因菌となるアクネ菌を殺菌してニキビの悪化を防ぎます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 18g
有効成分 イオウ
レゾルシン
グリチルレチン酸
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)
使用目的 ニキビ
対象 顔OK
使用タイミング 指定なし
(適量を指先にとり、皮膚の気になる部分に塗布してください。)

赤ニキビにおすすめ【抗炎症・殺菌成分配合】市販薬 3選

赤く腫れ痛みを伴う赤ニキビには、抗炎症成分や殺菌成分が配合された市販薬が効果的です。
グリチルリチン酸ジカリウムやイブプロフェンピコノールのようなノンステロイド処方であれば、顔周りにもお使いいただけます。

薬剤師おすすめ

2つの成分が炎症&雑菌にWでアプローチ
ライオン
ペアアクネクリームW 14g
赤ニキビに
  1. IPPN+IPMP配合
  2. 透明クリーム

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 赤く腫れた大人ニキビが気になる方に
  • メイク前にも使いたい方に

イブプロフェンピコノールが炎症を抑え、イソプロピルメチルフェノールがアクネ菌を殺菌するダブル処方。
塗ると透明で化粧の上からも使いやすいクリームタイプです。
メイク前のニキビケアにご使用ください。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 14g
有効成分 イブプロフェンピコノール(IPPN)
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
使用目的 吹き出物、ニキビ
対象 顔OK
使用タイミング 石けんで洗顔後
1日数回、適量を患部に塗布します。

薬剤師おすすめ

しつこい赤ニキビにトリプル処方
第一三共ヘルスケア
マキロンアクネージュメディカルクリーム 18g
赤ニキビに
  1. IPPN+ベンゼトニウム配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 赤く腫れたニキビを早めにケアしたい方に
  • 弱酸性・無香料の使い心地を重視する方に

イブプロフェンピコノールが炎症を抑え、ベンゼトニウム塩化物が殺菌効果を発揮します。
塗ると透明の弱酸性クリームで肌にやさしい薬用処方。
細口チューブでピンポイントにお使いいただけます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 18g
有効成分 イブプロフェンピコノール
ベンゼトニウム塩化物
トコフェロール酢酸エステル
使用目的 にきび、吹き出物
対象 顔OK
使用タイミング 石けんで洗顔後
1日数回、適量を患部に塗布します。

薬剤師おすすめ

殺菌・消毒・抗炎症でニキビの集中ケア
ゼリア新薬
アポスティークリーム 15g
赤ニキビに
  1. IPPN+IPMP配合
  2. ビタミンE配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • ・炎症性のニキビを集中的に治療したい方に

イブプロフェンピコノールとイソプロピルメチルフェノールを配合しており、殺菌・消毒・抗炎症作用を発揮します。
肌の代謝に欠かせない、トコフェロール酢酸エステルを配合。
赤ニキビの集中ケアにおすすめです。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 15g
有効成分 イブプロフェンピコノール(IPPN)
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
ビタミンE酢酸エステル
使用目的 にきび、吹き出物
対象 顔OK
使用タイミング 石けんで洗顔後
1日数回、適量を患部に塗布します。

黄ニキビにおすすめ【殺菌・抗菌成分配合】市販薬 3選

膿を持った炎症症状が強い黄ニキビに対しては、殺菌・抗菌作用の高い市販薬がよいでしょう。
クロラムフェニコールやオキシテトラサイクリンなどの抗生物質のほか、濃度の高いイオウも殺菌力が高いのでおすすめです。
ただし、ニキビ跡まで悪化させないためにも皮膚科の受診もご検討ください。

薬剤師おすすめ

抗生物質で黄ニキビの悪化を防ぐ
第一三共ヘルスケア
クロロマイセチン軟膏2%A 15g
黄ニキビに
  1. 抗生物質配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 黄ニキビの悪化を防ぎたい方に

抗生物質クロラムフェニコールを配合した軟膏。
べたつきにくい伸びのよいクリームタイプです。
膿を伴う黄ニキビに対してピンポイントで使うのがおすすめです。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 15g
有効成分 クロラムフェニコール
使用目的 化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
対象 顔OK
※目に入らないように注意して下さい。
使用タイミング 指定なし
(1日1~数回、適量を患部に塗布するか、ガーゼなどにのばして貼付して下さい。)

薬剤師おすすめ

イオウが殺菌効果を発揮する
エスエス製薬
アンナザルベ・エース 18g
黄ニキビに
  1. イオウ3.0%配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 大人ニキビでお悩みの方に

吸脂・角質軟化作用を持つイオウを3.0%配合。
殺菌作用も期待できます。
抗炎症成分も配合しており、塗った後は目立ちません。
べとつきも少ないため、大人ニキビにおすすめです。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 18g
有効成分 イオウ
レゾルシン
グリチルレチン酸
使用目的 にきび
対象 顔OK
※目に入らないように注意して下さい。
使用タイミング 指定なし
(1日2~3回適量を患部にすりこんでください。)

薬剤師おすすめ

イオウ8%含有、殺菌効果に優れる薬用処方
佐藤製薬
エスカメル 15g
黄ニキビに
  1. イオウ8.0%配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 皮脂が多い方に
  • 黄ニキビを繰り返す方に

イオウ8%・レゾルシン2%配合のシンプル処方。
角質溶解と殺菌により白〜黄ニキビの悪化を防ぎます。
脂性肌の方や黄ニキビを繰り返す方におすすめです。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 15g
有効成分 イオウ
レゾルシン
使用目的 尋常性痤瘡(ニキビ)
対象 顔OK
※目に入らないように注意して下さい。
使用タイミング 患部を清浄後、1日1回塗布。
(特に脂性の方は、2〜3回塗布します。)

使用時の注意点やポイント


薬剤師

佐藤 孝汰さんのコメント

ここからは、アットノンをはじめとするニキビケア薬を使うときの注意点・ポイントを解説します。
アットノンに限らず、すべての市販薬は正しい用法用量で使うことが大切です。

特に、ニキビ跡のようなデリケートな肌に対して市販薬を使う際は、使用部位を守るようにしてください。
顔周りは皮膚が特に薄く敏感なため、自己判断で使うと思わぬ副作用が起こる可能性があります。
説明書の用法を守り、使用方法に不安があるときは医師または薬剤師へ相談するようにしてください。

顔への自己判断使用は避けるべき理由

顔への自己判断使用を避けるべき理由は、皮膚が薄く皮脂腺が多いところにあります。

皮膚の中でも顔は特にデリケート。薬剤の吸収がよいことで、赤み・かぶれ・湿疹など、思わぬ副作用が現れる可能性があります。
アットノンは、もともと手術跡・やけど跡など、体の傷跡に対して使うことを想定して作られた市販薬です。
そのため、自己判断で顔に使うと、かえって炎症が悪化したり色素沈着したりするリスクがあります。
顔のニキビ跡や傷跡をケアしたいときは、顔に使える市販薬を使うか、専門医の治療を受ける必要があります。

目元・口周りなどの使用時は皮膚科に相談を

繰り返しになりますが、顔周りに市販薬を使うときは、皮膚科に相談するようにしてください。

特に、目元や口周りなどの粘膜に近い部位は、薬剤の刺激に弱いです。粘膜に触れると薬剤がしみたり腫れたりするおそれがあります。
誤って目に入ると強い刺激症状を起こすこともあるため、注意しなければなりません。
顔の中でもデリケートな部位に使用する必要がある場合は、皮膚科で相談し指示を受けるようにお願いします。

誤って使った場合の対処法

もし誤ってアットノンを顔に塗ってしまった場合は、薬剤を水やぬるま湯でやさしく洗い流してください。

洗い流した後は、赤みやかゆみなどの刺激症状が出ないか様子を見ましょう。
万が一、腫れや発疹・かぶれなどの症状が現れた場合は、使用を中止して皮膚科を受診してください。
目や口に入った場合は大量の水で洗い流し、異常が続くようであれば医療機関を受診することが大切です。
特に症状が見られない場合も、今後は顔への使用はお控えください。


『顔ニキビ』『市販薬』に関するQ&A


『顔ニキビ』『市販薬』に関するQ&A

最後に、『顔ニキビ』や『市販薬』に関連したよくある質問をQ&A形式でまとめました。
顔に対して使ってしまった場合やアットノンの使用部位について解説します。

顔に使ってしまったけど大丈夫?
顔に使用した場合でも、少量を1~2回塗った程度であれば過度に心配する必要はありません。
ただし、先ほど解説したように、アットノンは顔への使用を想定していない市販薬です。
間違って使用したときはすぐに洗い流し、その後肌に異常が出ないか様子を見てください。
症状が見られないケースは多いですが、万が一、かぶれ・発疹などの症状が現れたら皮膚科を受診するようお願いします。
顔のニキビ跡に使える市販薬はある?
顔のニキビ跡に使える市販薬は限られます。
多くの市販薬は、ニキビ治療に対して使えますが、ニキビ跡のように重症化した状態は想定して作られていません。
なお、アットノンシリーズのうち「アットノン ニキビあとケアジェル」は、顔のニキビ跡にお使いいただけます(医薬部外品)。
軽度なニキビであれば、市販薬のケアで対応できますが、重症化したニキビやニキビ跡の治療は皮膚科の受診が必要です。
皮膚科などで専門的な治療を受けることで、ニキビの悪化はもちろん、ニキビ跡のケアも行えます。
アットノンを全身に使っても問題ない?
アットノンは、目や目の周囲・粘膜を避けていただければ全身に使っても問題ありません。
傷口からの出血が治まり、傷口が閉じたら傷跡ケアとして、アットノンを使うのがおすすめです。
擦り込むようにして塗るか、ガーゼなどにのばして貼り付けてお使いください。
ただし、使用期間は1週間を目途にして、効果が感じられない場合は使用を中止して皮膚科を受診するようお願いします。

まとめ


まとめ

アットノンが顔に使えない理由は、顔の皮膚が薄く必要以上に薬を吸収してしまうことによる副作用リスクがあるからです。
誤って顔に使用すると、かぶれや発疹などの思わぬ副作用を引き起こす可能性があるため自己判断で使うのは避けてください。
今回紹介したニキビケアの市販薬を活用し、ニキビの重症化を防ぎ、ニキビ跡まで進行させないのが大切です。
市販薬によるセルフケアでニキビが改善しない場合、皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 佐藤 孝汰 薬剤師

    執筆・監修者

    公立病院の薬剤師として勤務後、調剤薬局で1年間勤務。現在は老健施設併設型の病院で勤務。

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