【2021年】アズノール軟膏に市販薬はある?アズノール軟膏の正しい効果・使い方 – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報 【2021年】アズノール軟膏に市販薬はある?アズノール軟膏の正しい効果・使い方 | EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報

EPARKくすりの窓口

くすりのお役立ちコンテンツ

【2021年】アズノール軟膏に市販薬はある?アズノール軟膏の正しい効果・使い方

参考になった73

2022/2/16
287,732
赤ちゃんのおむつかぶれなどにも使われることもある「アズノール軟膏」。アズノール軟膏は、植物の成分に由来し、抗炎症作用・皮膚保護作用をもつ非ステロイド性の塗り薬です。効果は穏やかで、様々な場面で処方されることも多い塗り薬です。

そんなアズノール軟膏ですが、あれ?と思うような間違った使い方を患者さんから聞くこともあります。今回は、アズノール軟膏の正しい効果を解説するとともに、実際に遭遇したことがある使い方に関する相談にお答えする形で、詳しく説明していきます。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
    経験① 現場でよく聞かれる質問
    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
    経験② 現場で教える医薬品
    悩みに合った薬や普段から自分が案内する薬など、現場で案内するものを教えます。
  • 視点① ユーザー目線で解説
    視点① ユーザー目線で解説
    実際にどう使うのかや、ユーザー目線で
    必要な情報をお伝えします。
  • 医師・薬剤師が悩みにお答えします!

1. 当コラムに掲載されている情報については、原則として薬剤師、医師その他の医療及び健康管理関連の資格を持った方(以下「薬剤師等」といいます)による助言、評価等を掲載しております。当社自身でも掲載内容に不適切な表記がないか、細心の注意を払って確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。あくまで、読者皆様ご自身のご判断にてお読み頂き、ご参考にして頂ければと存じます。

2. 当コラムにおける一般医薬品に関する情報は、読者、消費者の方々に適切な商品選択をして頂くことを目的に、薬剤師等に対して当社より課題、テーマを提示の上、執筆を依頼しております。主眼は、商品より成分であり、特定の商品に関する執筆を依頼しているわけではなく、また特定の医薬品製造事業者等(以下「メーカー等」といいます)からの販売又は紹介に関する対価が発生するものではありません。

3. 当コラムにおける一般医薬品のアフィリエイトリンクにつきましても、読者、消費者の方々への購入の利便性目的に設置しており、前項同様、特定商品の販売により薬剤師等やメーカー等に報酬が入るものではなく、特定商品の誘引を企図したものではありません。

4. 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。当社は、掲載されている情報を予告なしに変更、更新する場合があります。

5. 記事内で紹介している商品の価格や送料、URLは、JANコードをもとに、対象商品を販売するECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。掲載価格の変動、JANコードの誤登録等による情報相違等があることも考えられ、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店又はメーカー等よりご確認をお願いします。

6. 当社が行う、調剤薬局様における商品取り置きサービスにつきましても、あくまでユーザーの受け取りの簡便化が目的であり、特定商品及び特定薬局への誘引を企図したものではありません。

7. 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任も負うものではありません。



アズノール軟膏とは?


薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

アズノール軟膏とは、植物の成分に由来しており、非ステロイド性の抗炎症作用や皮膚保護作用をもつ塗り薬(外用薬)です。まずは、アズノール軟膏について解説します。

アズノール軟膏の成分と作用



アズノール軟膏の成分は、「ジメチルイソプロピルアズレン」です。

この成分は、もともと「カミツレ」と呼ばれるキク科の薬用植物に由来しています。カミツレは民間薬として古くから使われていました。やがて、カミツレの抗炎症作用が「アズレン」とよばれる成分に基づいていることが分かり、そこから研究が重ねられました。

アズノール軟膏は、そのアズレンの一種であるジメチルイソプロピルアズレン(グアイアズレン)を主成分として含んでいます。また、アズノール軟膏は、その他に精製ラノリン、白色ワセリンを基剤(賦形剤)としており、皮膚の保護や保湿作用も持ち合わせます。

<効能・効果>
湿疹
熱傷・その他の疾患によるびらん及び潰瘍

<薬効・薬理>
薬効としては、次の4つの作用が期待できます。
・抗炎症作用(炎症をおさえる)
・創傷治癒促進作用(傷が治るのを助ける)
・ヒスタミン遊離抑制作用(アレルギー反応をおさえる)
・抗アレルギー作用(アレルギー反応をおさえる)


効果としては穏やかで比較的軽傷の皮膚の炎症や、広範囲や長期に渡って塗布することが予想される場合などに使用されることが多いです。副作用が少なく使用できるためです。

ご存知のとおり、皮膚の炎症に対してはステロイドの塗り薬が効果的と言われ、使用されることが多いですが、広範囲に渡っての使用や長期で使用する場合には副作用が心配されることもあります。

その一方で、アズノール軟膏は、ステロイドほど高い抗炎症作用はありませんが、赤ちゃんに対しても使用することができます。

アズノール軟膏の使い方



様々な場面で使用されるケースが多い塗り薬で、比較的軽度の症状、薬を吸収しやすい小さな子ども、顔周りや陰部などの皮膚が敏感な部分にも使用されます。

・あせも
・かぶれ
・火傷(やけど)
・皮膚のただれ・潰瘍
・褥瘡  など

<用法・用量>
通常、症状により適量を1日数回塗布する。基本的には副作用が少ない薬ですので、主治医からの指示に従って塗っていただいて問題ありません。このほかにも非常に特殊な使い方として、歯科領域において口腔内に使用することもあります。


アズノール軟膏に成分が近い市販薬




アズノール軟膏は医療用医薬品で、病院を受診し、処方せんがなければ購入できない薬です。

残念ながらアズノール軟膏と全く同じ成分でドラッグストアなどで販売されている市販薬はありません。 しかし、次のようなアズノールの成分の内容に近い市販薬は販売されています。

日邦薬品工業

タナールAZ軟膏

非ステロイドの軟膏剤

タナールAZ軟膏には消炎作用があり、皮膚炎、かぶれ、しっしん等の炎症を抑えます。基剤の保護作用により、からだ自身が治ろうとするはたらきを手助けし、すこやかな皮膚を取り戻します。顔などのデリケートな部分や、小さな子どもにもご使用いただける製剤です。

分類 第3類医薬品
ジメチルイソプロピルアズレン含有量 0.05g/100g
有効成分 アラントイン/グリチルリチン酸二カリウム/ジメチルイソプロピルアズレン
1日使用数 1日2~3回
内容量 10g/300g
有効成分・含有量 9点|10点中
コストパフォーマンス 9点|10点中
即効性 8点|10点中

こんな場合は病院へ




アズノール軟膏は、ほとんど副作用はないと言われています。

しかし、塗った直後の火照り、かゆみ、かぶれ、皮膚のひりひりする感じ、発疹、水ぶくれなどの症状に気がついたら、病院を受診することをおすすめします。

そもそもがかぶれなどに対して処方される薬ですので、塗った後に起こったかどうかが受診をするかどうかのポイントです。

アズノール軟膏に関するQ&A




続いて、アズノール軟膏について、実際に受けたことがある使い方に関する相談にお答えする形で、説明していきます。

顔に塗っても大丈夫ですか?

薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

顔の皮膚症状をはじめ、唇などの皮膚が薄い部分や痔がある粘膜部分にも使用されることがある塗り薬です。

ただし、眼科用としては使用してはいけないので、目の中には入らないように注意しましょう。目に万が一入ってしまった場合には、水で洗い流し、何か異常があった場合には直ぐに医療機関を受診するようにしてください。

ヘルペスにも使われる薬ですか?

薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

ヘルペスの症状に対しては、通常、アシクロビルやファムシクロビルなどの抗ヘルペスウイルス薬が主に使用されます。アズノール軟膏自体に抗ウイルス作用はありませんが、病変部の炎症を鎮める効果や、皮膚の保護を目的として抗ヘルペスウイルス薬と一緒に用いられることはあります。

赤ちゃんのおむつかぶれやあせもに使って良い?

薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

アズノール軟膏は、効果は穏やかですが、副作用がほとんどなく使用できる塗り薬です。そのため、小さな子どもにも使用されることも多く、おむつかぶれやあせもに対しても処方されることがあります。

症状がひどい場合には、ステロイドの塗り薬が適することもあるため、医師に症状をよく診てもらい判断を仰ぐようにしてください。

ニキビに効果がありますか?

薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

小さな子どもに処方されるケースはあるかもしれませんが、ニキビに対して使用するケースは少ないでしょう。炎症を鎮める効果や皮膚の保護作用から一定の効果は期待できるかもしれませんが、主流ではありません。医師の指示がない限りは、自己判断で使用しないほうが良いでしょう。

現在、ニキビ治療薬として処方される塗り薬として代表的な薬は下記です。

・ディフェリンゲル [成分:アダパレン]
・ベピオゲル [成分:過酸化ベンゾイルゲル]
・ダラシンTゲル [成分:クリンダマイシン リン酸エステル]
・アクアチムクリーム [成分:ナジフロキサシン]
・イオウカンフルローション [成分:イオウカンフルローション]
・デュアック配合ゲル [成分:クリンダマイシン・過酸化ベンゾイル]
・ゼビアックスローション[成分:オゼノキサシン]    など。

その他、内服薬[飲み薬]も別にあります。ちなみに、ニキビは、医療の専門用語では、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といい、アズノール軟膏の効能効果には記載がありません。ニキビ治療に対しては、上記で紹介した別の処方薬が出ることが一般的です。


長期間塗っていても問題ないですか?

薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

長期に渡って塗っていても副作用は少ない塗り薬です。但し、症状が治れば塗り続ける必要はありません。また、美肌になるための保湿効果目的で使用する場合には、抗炎症成分を含まない白色ワセリンやプロペトなど単独の塗り薬等を使用したほうが良いでしょう。

塗る量はどれくらいが目安ですか?

薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

塗るべき皮膚疾患の大きさにもよりますが、たっぷり塗ってもらって大丈夫です。ベタつきが気にならないようであれば、皮膚表面がテカっとなるくらいまで使用してください。塗る範囲も皮膚疾患の上に軟膏をのせるというよりかは、軟膏で蓋をするイメージです。おむつかぶれであれば、赤くなっているところからちょっとはみ出して塗ってください。

おわりに




今回は、赤ちゃんのおむつかぶれなどにも処方されることがあるアズノール軟膏の正しい効果を解説するとともに、実際に受けたことがある使い方に関する相談にお答えする形で説明しました。

アズノール軟膏は、期待できる抗炎症作用は、ステロイド塗り薬等と比較すると穏やかですが副作用が少なく、使用できる塗り薬のひとつです。比較的軽度の症状に用いられますが、医師の判断で幅広い疾患に対して合わせて用いられることもあります。

アズノール軟膏と全く同じ市販薬は販売されていませんが、成分が近いものはあります。ご自身の症状に合わせて店舗にてご相談ください。症状がひどい、続いているような場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

参考文献

タナールAZ軟膏

※掲載内容は執筆時点での情報です。

 

この記事が参考になったら
投稿しよう。

参考になった

みなさまの投稿をサービス向上に
繋げてまいります。

この記事はいかがでしたか?

投稿ありがとうございました。

くすりの窓口は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
記事内で紹介している商品の価格や送料・URLは、JANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。
掲載価格に変動がある場合や、JANコードの登録ミスなどで情報が誤っている場合がありますので、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店やメーカーよりご確認ください。
記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部が株式会社くすりの窓口に還元されることがあります。

この記事を書いたアドバイザ

竹中 孝行
薬剤師として働く傍らで、健康・お薬のこと、薬局・薬剤師のことを知ってもらうための活動をしております。 毎年、みんなで選ぶ薬局アワードというイベントを開催しております。詳しくはホームページ欄のリンク先をご覧く...

関連する記事

人気の記事

新着の記事

体の部位ごとから探す

小児・女性・男性の症状
  1. こどもの症状
  2. 女性機能の不調
  3. 妊娠・排卵検査
  4. 生理痛
  5. 男性機能の不調

特集

この記事に関連するタグ