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【2021年】目のかゆみに効果が期待できるおすすめ目薬 6選【花粉症対策】

くすり

2021年4月26日更新
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花粉症は、スギ花粉などが原因となって発症するアレルギー疾患のひとつです。花粉症の時期になると、鼻水、目のかゆみなどの症状に悩まされる方も多くいらっしゃいます。花粉症の症状を和らげるための薬としては、飲み薬、目薬、又、点鼻薬など様々な種類のものがあります。

今回は、その中でも、「目薬」に焦点を当てて解説していきます。市販の目薬においても、処方薬と同じ成分を含むものもあります。市販で購入できる目薬についてもあわせてご紹介します。

花粉症に用いる目薬、処方薬と市販薬


花粉症のときに用いられる目薬には、病院で処方されるもの(処方薬)と市販で購入できるもの(市販薬)があります。

市販で購入できる花粉症の目薬においては、「抗ヒスタミン成分」、「ケミカルメディエーター遊離抑制成分」となっており、処方薬と比較すると、安全面から成分の種類や量が限られています。症状が軽度であれば、市販で購入できる目薬でも対応できますが、症状がひどい場合や、花粉症なのか他の原因による症状なのかはっきりしない場合などは、病院を受診し、症状に適した薬を処方してもらうようにしましょう。

【シーン別】目の充血を治す市販薬の選び方


続いて、市販で購入できる目薬についてご紹介します。

こちらにご紹介する市販薬が全ての目薬ではありませんので、詳しくは店頭の薬剤師や登録販売者にご相談ください。

目のかゆみが強くある場合


目のかゆみが強く、即効性があるものを使いたい場合には、有効成分が抗ヒスタミンを含んでいるものがおすすめです。パッケージの成分表示だと「ケトチフェンフマル酸塩」や「クロルフェニラミンマレイン酸塩」を探していただくと良いです。

アレルギー反応を引き起こす体内物質であるヒスタミンの作用を抑えることで、アレルギー症状を改善します。

現状では、処方薬と比較すると成分が限られていますが、今後、スイッチOTC(医療用医薬品の成分が、市販薬として販売されることが認められたもの)が増えていくことが予想されるため、より充実してくることでしょう。

軽度、予防的に用いたい場合

そこまで目のかゆみは強くない、人前に出るので予防的に目薬を使いたいという場合には、ケミカルメディエーター遊離抑制成分が含まれた目薬がおすすめです。具体的な成分は、「クロモグリク酸ナトリウム」や「トラニラスト」、「ペミロラストカリウム」です。即効性はあまりありませんが、持続作用があるため、予防にはぴったりです。ケミカルメディエーター遊離抑制成分は抗ヒスタミン成分と一緒に含まれている場合があるので、成分表示を確認するといいでしょう。







花粉症に効果がある目薬 比較一覧

商品画像 アイリスAGガード
大正製薬
ロートアルガードクリニカルショットm
ロート製薬
マイティアアルピタットEXα
千寿製薬
ノアールPガード点眼液
佐藤製薬
エージーアイズアレルカットS
第一三共
ロートアルガードクリアブロックZ
ロート製薬
商品名 アイリスAGガード ロートアルガードクリニカルショットm マイティアアルピタットEXα ノアールPガード点眼液 エージーアイズ アレルカットS ロート アルガード クリアブロックZ
特長 花粉などによる目のかゆみ、充血に ぶり返すほど目が痒い人に しみない目薬 抗ヒスタミン成分を2倍に増量 花粉などによる目のアレルギー症状に アレルギー症状の目のかゆみに ガマンの限界を超えた目の痒みを感じる人に
コンタクト使用 不可 不可 不可 不可 不可 不可
有効成分・含有量 8点|10点中 10点|10点中 8点|10点中 5点|10点中 8点|10点中 8点|10点中
コストパフォーマンス 8点|10点中 7点|10点中 9|10点中 5点|10点中 7点|10点中 7点|10点中
即効性 8点|10点中 9点|10点中 9点|10点中 4点|10点中 7点|10点中 8点|10点中
商品リンク



目薬を使用する上での注意点


目薬を使用する上で、コンタクトレンズの着脱、使用期限、保管方法について説明をします。

コンタクトをつけている場合

基本的に、コンタクト(ハード・ソフト)OKの表示がパッケージや記載の中にない場合には、コンタクトをはずして点眼するようにしましょう。

目薬に含まれる防腐剤などの成分がレンズに吸着し、濃度が高まり、角膜との接触時間が長くなることで、角膜障害の原因となることがあります。また、レンズ自体が変性し、レンズの寿命を短くしてしまう可能性があります。

コンタクトレンズを外して点眼をした場合は、すぐに装着せずに、薬が吸収される時間を考慮し、5分〜15分、可能であれば15分間隔をあけてから、コンタクトレンズを装着するようにしましょう。購入時に薬剤師や登録販売者から指示があった場合には、その指示に従ってください。

目薬の使用期限

未開封で保管状態がよければ、通常、市販薬であれば、パッケージ等に記載されている使用期限を目安にしていただいて問題ありません。処方薬の場合も、最近では、目薬自体に期限が記載されています。

しかし、目薬を開封後は、1ヶ月を目安に使い切りましょう。それは衛生上、清潔さを保つことが難しいためです。

目薬は、雑菌が混入しやすく、微生物が増殖する恐れがあります。投与した場合、充血や感染症を引き起す恐れもあるため、注意しましょう。

目薬の保管方法

どの目薬でも、冷蔵庫に保管される方がいらっしゃいますが、実は、花粉症の目薬をはじめ、ほとんどの目薬の場合は、室温で保存しても問題ありません。

目薬の保存温度は、開発の際に、成分の安定性を調べる試験をしており、その結果に基づいて決まっています。

ただし、室温とは、通常1℃〜30℃を示し、夏の暑い時期や、炎天下の車内、直射日光など気温が上がるところ、また、凍結の恐れがある気温が下がる場所にも注意しましょう。

市販の目薬の中には、「冷所保存」の指示があるものもありますので、その場合は、一般的に冷蔵庫などで15℃以下で保管する必要があります。




処方される代表的な成分、目薬

処方薬において花粉症の治療に用いられる目薬としては、主に「抗ヒスタミン成分」、「ケミカルメディエーター遊離抑制成分」、「ステロイド成分」を含むものがあります。その他にもありますが、ここでは説明は省略させていただきます。

抗ヒスタミン成分

抗ヒスタミン成分は、アレルギー反応を引き起こす体内物質であるヒスタミンの作用を抑えることで、アレルギー症状を改善します。ある程度即効性があり、花粉症の目のかゆみ症状に最もよく使用されています。

<代表的な目薬>

・ザジテン点眼液 (成分:ケトチフェンフマル酸塩)

・パタノール点眼液 (成分:オロパタジン塩酸塩)

・アレジオン点眼液 (成分:エピナスチン塩酸塩)

・リボスチン点眼液 (成分:レボカバスチン塩酸塩) など

ケミカルメディエーター遊離抑制成分

アレルギー反応を引き起こす物質(ケミカルメディエーター)の放出を抑制することで、アレルギー症状を改善します。即効性はあまり期待できないため、症状が出てからというよりも予防的に用いることが多い印象です。

<代表的な目薬>

・インタール点眼液 (成分:クロモグリク酸ナトリウム)

・アレギサール点眼液 (成分:ペミロラストカリウム)

・リザベン点眼液 (成分:トラニラスト)

ステロイド成分

ステロイドホルモンは、もともと体内において様々な働きを持ち、治療に応用されたものが薬となり、抗炎症作用が期待できます。特に目のかゆみの症状など炎症がひどい場合に、ステロイド成分を含む目薬が用いられます。市販では目薬としては販売されていません。

<代表的な目薬>

・フルメトロン点眼液 (成分:フルオロメトロン)

・リンデロン点眼液 (成分:ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム)




正しい目薬の差し方


正しい目薬の差し方を知ると、効果もでやすくなります。

①手を洗う

手を石鹸と流水でよく洗います。手に汚れやウイルスが付着しているとそれが目の粘膜を通して他の病気の原因になることもあります。

②点眼する

下まぶたを軽く下に引いて、1滴を確実に点眼します。この時、容器の先がまぶたやまつ毛、目に触れないように注意してください。

③拭き取る

点眼後は瞬きせず、まぶたを閉じ、溢れた液を清潔なティッシュなどで軽く拭き取ってください。

④まぶたを閉じて待つ

そのまましばらくまぶたを閉じるか、目頭のやや鼻よりの隆起した涙嚢部を軽く指先で抑えます。1分くらいが理想ですが、少し短くても問題はありません。




こんなときは早めに病院へ


使用後に皮膚に発疹・発赤・かゆみ、はれなどが現れた場合は直ちに使用を中止してください。そして、必要に応じて、早めの受診をおすすめします。この他にも目薬を2週間程度正しい用法用量で使用していても症状が緩和されない場合もあるかと思います。花粉症による症状ではなく、別の疾患の症状である可能性もあるため早めの受診をおすすめします。市販の目薬も処方薬と同じ成分、有効濃度になっているものが多くあります。効果を感じやすいからこそ、何かいつもと違う、あるいは変なところがあると感じたら病院を受診してください。




花粉症の目薬に関するQ&A


花粉症の目薬について、よく質問される内容をまとめました。一般的な内容を記載していますが、目薬によっては添付されている説明書に書いてあるものとは違う可能性があります。その時は添付されている説明書に記載されている内容を優先させてください。

花粉症の目薬は子どもにも使えますか?

1歳以上であれば使用可能である商品が多いですが、中には7歳未満では使用できない商品などもあります。自覚症状を訴えることが難しい年齢の場合は、重大な目の疾患を見落とす可能性もあるので眼科医での指導を受けた方がいいかと思います。また、花粉症の目薬というわけではありませんが、一般用の目薬には清涼感が強いものもあり、これは子供には適しません。商品によって異なるので、詳しくはパッケージを確認してください。

点眼後に口の中が少し甘いことがあります。問題はないでしょうか?

薬によっては、甘かったり苦かったりする成分があるためその味を感じているものと思われます。人体の構造として、目と口、鼻はつながっているため、点眼後に薬の味がすることがあります。匂いを感じるという方もいらっしゃいます。これらは飲み込んでも全く問題はありません。

高価なものの方がよく効くんですか?

一般的に、高価な花粉症の目薬は安価な商品と比較して、より多くの有効成分や配合量が含まれていることが多いです。商品に含まれる有効成分は多ければ多いほど良いと言う訳ではありません。商品に含まれている有効成分が多いと言うことは、裏を返せばそれだけ副作用が生じる可能性も上がると言うことになります。花粉症の目薬を選ぶ上で重要なことは、現れている症状に対して適切に作用する有効成分を適切な用量で配合されているものを探すことです。例えば、目のかゆみであっても症状の程度によって選ぶべき有効成分や配合量は異なる場合があります。市販の目薬を使用しても効果が不十分であったり、目の違和感などが現れた場合には医療機関を受診するようにしましょう。

妊娠中です。いつも使っている市販の花粉症用の目薬は使えますか?

市販の目薬は、比較的安全性の高い薬で、自らの判断で購入し使用が可能となっています。使用する商品の説明書に注意の記載がなければ問題はありません。実際に使用できる目薬も多数あります。購入の際に薬剤師あるいは登録販売者にご相談することをおすすめします。また、検診を受けている産婦人科で一般用目薬を使用していることをお伝えいただき、その指導に従ってください。

今年買った花粉症の目薬は来年のシーズンの時も使えますか?

開封してからの保管状況や使用状況にもよるので、一概には言えませんが、一般的に開封後は処方薬であれば1ヶ月、市販薬であれば3ヶ月を目安に使用ください。それ以上の期間使用するのはおすすめできません。もし、開封してからしばらくした目薬を使用する場合は、使用前に薬液が濁っていないこと、浮遊物やモヤがないことを確認してから使用するようにしてください。液に変化がある場合は使用できません。




まとめ

今回は、花粉症に用いられる目薬に焦点を当て、病院で処方されることがある代表的な目薬や市販の目薬について解説しました。

花粉症の症状のひとつである、目のかゆみは、軽度であればまだ我慢できますが、ひどいと生活にも支障が出て、とてもつらいものです。

症状が軽度の場合には、市販薬で対応することもできますが、症状がひどい場合や市販の目薬を使用しても変わらないような場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。目に傷がつき炎症を起こしている場合もありますし、花粉症以外の原因が見つかることもあります。

今回の記事が、花粉症でお悩みの方の参考になりますと幸いです。

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この記事を書いたアドバイザ

竹中 孝行
薬剤師として働く傍らで、健康・お薬のこと、薬局・薬剤師のことを知ってもらうための活動をしております。 毎年、みんなで選ぶ薬局アワードというイベントを開催しております。詳しくはホームページ欄のリンク先をご覧く...