ステロイド市販塗り薬の種類・特徴と症状別使い分け – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報 ステロイド市販塗り薬の種類・特徴と症状別使い分け | EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報

EPARKくすりの窓口

くすりのお役立ちコンテンツ

ステロイド市販塗り薬の種類・特徴と症状別使い分け

参考になった71

2022/1/4
366,776
「病院で処方されたステロイド塗り薬を使用したら症状がおさまった」という経験があり、「市販で、同じステロイド塗り薬を購入したい」と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

最初に結論を申し上げると、薬局やドラッグストアなどでも、成分が限られますが、市販のステロイド塗り薬を購入することはできます。しかし、ステロイド塗り薬には作用の強さがあり、様々な種類の薬が販売されているため、症状やその部位に応じて、正しく使い分けることが大切です。

今回は、市販で購入できるステロイドの塗り薬の種類・特徴と使い分けの方法について説明し、病院で処方されるステロイド塗り薬との違い、どんな場合に病院に行った方が良いか、などを解説していきます。

正しい知識を身につけ、症状に適した市販のステロイド塗り薬を購入しましょう。
※この情報は、2017年4月時点のものです。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
    経験① 現場でよく聞かれる質問
    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
    経験② 現場で教える医薬品
    悩みに合った薬や普段から自分が案内する薬など、現場で案内するものを教えます。
  • 視点① ユーザー目線で解説
    視点① ユーザー目線で解説
    実際にどう使うのかや、ユーザー目線で
    必要な情報をお伝えします。
  • 医師・薬剤師が悩みにお答えします!

当コラムの掲載記事に関するご注意点

1. 当コラムに掲載されている情報については、原則として薬剤師、医師その他の医療及び健康管理関連の資格を持った方(以下「薬剤師等」といいます)による助言、評価等を掲載しております。当社自身でも掲載内容に不適切な表記がないか、細心の注意を払って確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。あくまで、読者皆様ご自身のご判断にてお読み頂き、ご参考にして頂ければと存じます。

2. 当コラムにおける一般医薬品に関する情報は、読者、消費者の方々に適切な商品選択をして頂くことを目的に、薬剤師等に対して当社より課題、テーマを提示の上、執筆を依頼しております。主眼は、商品より成分であり、特定の商品に関する執筆を依頼しているわけではなく、また特定の医薬品製造事業者等(以下「メーカー等」といいます)からの販売又は紹介に関する対価が発生するものではありません。

3. 当コラムにおける一般医薬品のアフィリエイトリンクにつきましても、読者、消費者の方々への購入の利便性目的に設置しており、前項同様、特定商品の販売により薬剤師等やメーカー等に報酬が入るものではなく、特定商品の誘引を企図したものではありません。

4. 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。当社は、掲載されている情報を予告なしに変更、更新する場合があります。

5. 記事内で紹介している商品の価格や送料、URLは、JANコードをもとに、対象商品を販売するECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。掲載価格の変動、JANコードの誤登録等による情報相違等があることも考えられ、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店又はメーカー等よりご確認をお願いします。

6. 当社が行う、調剤薬局様における商品取り置きサービスにつきましても、あくまでユーザーの受け取りの簡便化が目的であり、特定商品及び特定薬局への誘引を企図したものではありません。

7. 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任も負うものではありません。


ステロイド塗り薬について


ステロイドとは?



市販のステロイド塗り薬の話の前に、まずは簡単に「ステロイド」について説明します。

ステロイドとはステロイド環という化学構造をもつ物質の総称ですが、一般的にいうステロイドとは、私たちの体内にある副腎皮質という器官でつくられるホルモンの一種で、副腎皮質ホルモンのことを指しています。このホルモンは、体内で非常に重要な役割を果たしており、抗炎症作用、免疫抑制作用、骨代謝、糖やタンパク質の代謝など体に対して様々なはたらきを持っています。

この副腎皮質ホルモンを、病気の治療に応用するために人工的に開発したものが「ステロイド薬」です。ステロイド薬には、注射薬、飲み薬、塗り薬、吸入薬など様々なものがあります。その中で、皮膚の炎症などに対して使用し、局所的に作用するのが「ステロイド塗り薬」です。

塗り薬は局所的に作用をするため、長期にわたって大量に使用せず、短期間で正しく使用する分には、副作用の心配はほとんどありません。市販薬であれば、目安として1週間を超えて使用しないようにしましょう。1週間程度、市販薬を使用しても症状が良くならない場合には、他の疾患が原因となっている可能性もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。

ステロイド塗り薬の強さって?



そのステロイド塗り薬の強さについて説明します。

ステロイドの塗り薬は、主に「血管収縮指数※」と「臨床での効果」によって評価され、強さが5つのランクに分けられています。

1. 最も強い(Strongest)
2. とても強い(Very Strong)
3. 強い(Strong)
4. 普通(Medium)
5. 弱い(Weak)
※血管収縮指数

皮膚に塗ったときに血管がどの程度収縮するかを示しています。この数値が高いほど薬の作用が強いとされ、作用の強さを示すひとつの指標となります。

ステロイドの強さと使い分け



「効かない場合は、より強いステロイド塗り薬を使えば良い」と思うかもしれませんが、そう単純な話ではありません。

まずは皮膚の炎症の重症度によって、ステロイドの強さを選びます。炎症がひどいほど、強いタイプのステロイド塗り薬が候補に挙がります。しかし全く同じような症状でも、本人の年齢・体質などの背景によって、適した薬は変わります。

また、使用する場所によっても、どのステロイドの塗り薬が適しているかは変わります。皮膚が薄い場所ほど、薬の吸収力が高く、効果が出やすいとされています。そのため、子どもの場合や皮膚が弱いという体質の方などは、弱めのステロイド塗り薬が選択されることが多いです。

加えて、皮膚が薄い顔まわり、外陰部などでは、弱めのステロイドを使用します。一方で、皮膚が厚い手のひらや足裏、背中などでは、強めのステロイド薬が処方されることが一般的です。

このようにして、ステロイド塗り薬の「強い」「弱い」を使い分けていきます。注意点としては、前に使ったことがあるステロイド塗り薬だからといって、症状や塗る場所によって適切ではない場合がありますので、注意するようにしましょう。

市販薬を購入する際には、症状を伝え、どのステロイド塗り薬が適しているのか、薬剤師の方に相談して決めるようにしましょう。

市販で購入できるステロイド塗り薬一覧


薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

市販で購入できるステロイド塗り薬についてご紹介していきます。

ちなみにステロイドの飲み薬は、現状は市販されていません。

市販薬ステロイド塗り薬の3つのタイプ



分かりやすく市販薬ステロイド塗り薬を説明するため、市販薬では、主に3つのタイプがあるということをまずは頭に入れてください。

症状によって、3つのタイプを使い分けます。

①「ステロイド薬」のみが含まれている
→皮膚の炎症を抑えたい場合

②「ステロイド薬」と「かゆみ止め」が含まれている
→炎症にかゆみを伴っている場合

③「ステロイド薬」と「抗生物質(化膿止め)」が含まれている
→炎症に細菌の感染の可能性がある場合

市販薬購入時には、ご自身の症状に合わせてどのタイプが適しているか店舗にて相談するようにしましょう。

市販薬ステロイド塗り薬の強さと薬一覧



薬局・ドラッグストアで市販薬として購入できるステロイド塗り薬は、成分が限られており、強さを示す5つのランクの内、下から3つのランクの薬になります。

1. 強い(Strong)
2. 普通(Medium)
3. 弱い(Weak)

どの薬も、湿疹、皮膚炎、かぶれ、虫刺されなど幅広く使用し、効果を期待することができます。

①炎症がひどい場合:強い(Strong)



炎症がひどい場合に向いています。皮膚が薄い顔まわりや小さな子どもの場合には不向きです。

処方薬であるリンデロンの成分である「ベタメタゾン吉草酸エステル」やフルコートの成分である「フルオシノロンアセトニド」が該当します。

次の市販薬があります。(例)

田辺三菱製薬

フルコートf 5g

最安値 917 (税込)

 

第一三共

ベトネベートN軟膏 5g

最安値 651.0 (税込)

東京エリアの方は取扱い店あり 近隣の取り扱い店舗を探す 651.0円(税込)/1個あたり651.0円(税込)

タイムセール祭り 開催中 Amazonで見る 670円(税込)

PayPayで最大20%還元 Yahoo!ショッピングで見る 794円(税込)

楽天カード利用でポイント5倍 楽天で見る 831円(税込)

②炎症が中程度の場合:普通(Medium)



炎症が中程度の方に向いています。症状に応じて、皮膚が薄い部分や小さな子どもにも使用することがあります。

処方薬であるロコイドの成分である「酪酸ヒドロコルチゾン」やリドメックスコーワの成分である「吉草酸酢酸プレドニゾロン」が該当します。

次の市販薬があります。(例)

興和

リビメックスコーワ軟膏

最安値 858 (税込)

 

池田模範堂

ムヒアルファEX 15g

最安値 768 (税込)

東海・東京の方は取扱い店あり 近隣の取り扱い店舗を探す 995.0円(税込)/1個あたり995.0円(税込)

タイムセール祭り 開催中 Amazonで見る 768円(税込)

PayPayで最大20%還元 Yahoo!ショッピングで見る 922円(税込)

楽天カード利用でポイント5倍 楽天で見る 943円(税込)

 

クラシエ薬品

ロコイダン軟膏 16g

タイムセール祭り 開催中 Amazonで商品を探す

楽天カード利用でポイント5倍 楽天で商品を探す

PayPayで最大20%還元 Yahoo!ショッピングで商品を探す

au PAYマーケットで商品を探す

③炎症が軽度の場合:弱い(Weak)



炎症が軽度の方に向いています。また、皮膚が弱い方や小さな子どもに対しても使用できます。

副作用が心配な方は、こちらが良いでしょう。成分としては、「デキサメタゾン酪酸エステル」が該当します。

次の市販薬があります。(例)

佐藤製薬

オイチミンD

最安値 193 (税込)

市販薬ステロイド塗り薬アンテドラッグとは?



市販のステロイド塗り薬のパッケージをみてみると、「アンテドラッグステロイド」と表記されている薬があります。

アンテドラッグとは、より副作用のリスクを抑えた塗り薬になります。アンテドラッグは、塗り薬を皮膚に塗った後に炎症部分にしっかりと効果を出し、体に吸収されると、速やかに薬が代謝され、作用がなくなるように工夫されています。

このことによって、より局所に作用し、全身への副作用の症状がでるリスクを抑えることができます。副作用が心配な方は、アンテドラッグを選択するのが良いでしょう。

【比較一覧表】紹介している市販薬

病院で処方されるステロイド塗り薬一覧

 

薬剤師

竹中 孝行さんのコメント

市販薬として購入できるステロイド塗り薬は、強さを示す5つのランクの内、下から3つのランクの薬しかないとお伝えしましたが、病院で処方されるステロイド塗り薬は、当然、全て揃っています。

より作用の強いステロイド薬があることや、アトピーなどより専門的な疾患に対して使用するため、医師による適切な診断と指示、経過観察が必要です。使用にあたっては慎重になる必要があるため、処方薬となっています。

5つのランクと代表的な薬を合わせて記述します。ここでは、詳しく説明しませんので参考程度にご覧ください。ご自身で使用している塗り薬があれば、強さの目安の参考としてください。

①最も強い(Strongest)
デルモベート(プロピオン酸クロベタゾール)
ジフラール、ダイアコート(酢酸ジフロラゾン)

②とても強い(Very Strong)
アンテベート(酪酸プロピオン酸ベタメタゾン)
フルメタ(フランカルボン酸モメタゾン)
トプシム(フルオシノニド)
マイザー(ジフルプレドナード)
ネリゾナ(吉草酸ジフルコルトロン
リンデロンDP(ジプロピオン酸ベタメタゾン)

③強い(Strong)
メサデルム(プロピオン酸デキサメタゾン)
リンデロンV(吉草酸ベタメタゾン)
フルコート(フルオシノロンアセトニド)

④普通(Medium)
リドメックス(吉草酸・酪酸プレドニゾロン)
アルメタ(プロピオン酸アルクロメタゾン)
キンダベート(酪酸クロベタゾン)
ロコイド(酪酸ヒドロコルチゾン)

⑤弱い(Weak)
プレドニゾロン(プレドニゾロン)
オイラゾンD(デキサメタゾン)

 

ステロイドの飲み薬について



症状がひどい場合や広範囲(全身)に渡って症状が見られる場合、原因が特定している場合などに、医師の判断でステロイドの飲み薬が処方されることがあります。

飲み薬は全身に作用し、効果が高い反面、服用に十分な注意が必要ですので、市販では販売されていません。

飲み始めた場合には、医師の指示に従い、自己判断で減量したり、中止してはいけないため注意が必要となります。

こんなときは病院に行きましょう




ここまで説明しましたとおり、市販でもステロイド塗り薬を購入することができます。しかし症状が軽度であったり、すぐに病院にいけない場合などに一時的に使用するものとしてお考えください。

原因不明の皮膚疾患、又、アトピーなど慢性的な皮膚疾患の場合や症状が続いている・ひどい場合には、早めに医療機関を受診し、医師の診断とともに、適切な治療を受けるようにしましょう。

特に、下記に当てはまる場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

・1週間程度市販薬を使用しても症状が変わらない・悪化している
・炎症部位が広く、塗布する使用範囲が広い
・赤みやただれがひどい
・目の周囲に炎症がある
・副作用症状がみられる
・以前に薬でアレルギー症状を起こしたことがある

おわりに




今回は、市販で購入できるステロイドの塗り薬の種類・特徴と使い分けの方法について説明し、病院で処方されるステロイド塗り薬との違い、どんな場合に病院に行った方が良いか、などを解説しました。

ステロイドの塗り薬は、正しく使用することで、高い効果を得ながら副作用を少なく使用することができる薬です。また、薬局・ドラッグストアなどでステロイドを含む市販の塗り薬を購入することもできます。

ただし、使い方を間違えると、副作用のリスクが高まりますので、購入した際には必ず使用説明書をよく読み、薬剤師と相談してから使用するようにしましょう。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

 

この記事が参考になったら
投稿しよう。

参考になった

みなさまの投稿をサービス向上に
繋げてまいります。

この記事はいかがでしたか?

投稿ありがとうございました。

くすりの窓口は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
記事内で紹介している商品の価格や送料・URLは、JANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。
掲載価格に変動がある場合や、JANコードの登録ミスなどで情報が誤っている場合がありますので、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店やメーカーよりご確認ください。
記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部が株式会社くすりの窓口に還元されることがあります。

この記事に関連するタグ

関連する記事

人気の記事

新着の記事

体の部位ごとから探す

肌の症状
  1. あせも
  2. かぶれ
  3. かゆみ
  4. きず
  5. しみ
  6. じんましん
  7. にきび・吹出物
  8. 乾燥・角化症
  9. 湿疹・皮膚炎
  10. 皮膚感染症
  11. 肌あれ
  12. 虫刺され

特集