熱中症予防に役立つ食事と食べ物|水分・塩分・栄養の摂り方【薬剤師解説】 – EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報 熱中症予防に役立つ食事と食べ物|水分・塩分・栄養の摂り方【薬剤師解説】 | EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報

EPARKくすりの窓口

くすりのお役立ちコンテンツ

  • コラムトップ
  • 病気
  • 熱中症予防に役立つ食事と食べ物|水分・塩分・栄養の摂り方【薬剤師解説】

熱中症予防に役立つ食事と食べ物|水分・塩分・栄養の摂り方【薬剤師解説】

参考になった55

2026/9/4
102,378
夏になると、日中の最高気温が35度を超える猛暑日が続くこともめずらしくありません。そのようなときに気を付けなければならないのが「熱中症」です。

実際、厳しい暑さが続くと熱中症で病院に搬送される方が急増します。特に、体調変化をうまく訴えられない幼い子どもや自覚症状の乏しい高齢者は、より一層の注意が必要です。

もちろん、熱中症対策には水分補給が欠かせません。しかしながら、熱中症対策には水分だけではなく栄養素の補給も必要です。

そこで今回は、熱中症の基本的な注意事項のほか、熱中症対策で重要な役割を果たす栄養素などについて詳しく解説します。熱中症になる前に常備しておきたい飲み物や栄養補助食品なども紹介しますので、ぜひ熱中症対策の参考にしてください。

当コラムの掲載記事に関するご注意点

1. 当コラムに掲載されている情報については、原則として薬剤師、医師その他の医療及び健康管理関連の資格を持った方(以下「薬剤師等」といいます)による助言、評価等を掲載しております。当社自身でも掲載内容に不適切な表記がないか、細心の注意を払って確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。あくまで、読者皆様ご自身のご判断にてお読み頂き、ご参考にして頂ければと存じます。

2. 当コラムにおける一般医薬品に関する情報は、読者、消費者の方々に適切な商品選択をして頂くことを目的に、薬剤師等に対して当社より課題、テーマを提示の上、執筆を依頼しております。主眼は、商品より成分であり、PR記事の場合を除き、特定の商品に関する執筆を依頼しているわけではなく、また特定の医薬品製造事業者等(以下「メーカー等」といいます)からの販売又は紹介に関する対価が発生するものではありません。

3. 当コラムにおける一般医薬品の各種ECサイト等へのアフィリエイトリンクにつきましても、読者、消費者の方々への購入の利便性目的に設置しており、前項同様、特定商品の販売により薬剤師等やメーカー等に報酬が入るものではなく(アフィリエイトリンクがメーカーサイト、商品公式サイト等である場合を含みます)、特定商品の誘引を企図したものではありません。なお、当コラム内に広告枠を設定する場合がありますが、この場合も、当コラムにおける薬剤師等又はメーカー等の依頼よるものではありません。また当該広告枠には広告表記を行います。

4. 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。当社は、掲載されている情報を予告なしに変更、更新する場合があります。

5. 記事内で紹介している商品の価格や送料、URLは、JANコードをもとに、対象商品を販売するECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。掲載価格の変動、JANコードの誤登録等による情報相違等があることも考えられ、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店又はメーカー等よりご確認をお願いします。

6. 当社が行う、調剤薬局様における商品取り置きサービスにつきましても、あくまでユーザーの受け取りの簡便化が目的であり、特定商品及び特定薬局への誘引を企図したものではありません。

7. 当コラムに記載された商品又はサービスの名称は、当該商品又はサービスの提供者又は権利者等の商標又は登録商標です。

8. 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は、一切の責任を負うものではありません。

全部見る


熱中症について


薬剤師

中西 真理さんのコメント

最初に、「熱中症」の概要と特に注意すべき点について解説します。

そもそも熱中症って何?

そもそも熱中症って何?

熱中症とは、体温が上がって体の水分やミネラルのバランスが崩れたり、体温のコントロールがうまくできなくなったりすることで、高熱・めまい・けいれん・頭痛などが生じる「病気」です。

子どもは熱中症にかかりやすい

子どもは熱中症にかかりやすい

子どもは大人に比べて体温調節機能が十分に機能していないため、熱中症にかかりやすいといわれています。また、新陳代謝が活発で発汗量が多いため、脱水を起こしやすいことも留意しなければなりません。

そして、幼い子どもはのどの渇きや体調不良をうまく大人に伝えられません。ある程度の年齢であっても、遊びに夢中になってしまうと体の不調を忘れてしまうものです。そのため、子どもに対しては大人が積極的に水分補給をうながさなくてはなりません。

子どもを熱中症から守るために、外出時は帽子を着用させるなど日差しを遮る工夫も忘れないようにしましょう。

高齢者も要注意

高齢者も要注意

子どもだけではなく、高齢者も熱中症に注意が必要です。

もとより、高齢者は体内の水分量が少ないため脱水を起こしやすくなっています。さらに、体温調整機能が低下しているため、体の中に熱がこもりやすい状態になっています。

暑さやのどの渇きも感じにくく、トイレに行きたくないといった理由から水分補給をおろそかにしてしまうケースも少なくありません。高齢の方は特に汗をかきにくいので、一日一回は外に出て暑さに慣れ、軽い運動で汗を流すことをおすすめします。

また、窓を開けて風通りをよくすること・扇風機やエアコンを使って室内温度を適切に保つことも大切です。暑さを我慢する方もいるようですが、危険なので絶対にやめてください。

熱中症対策に必要な栄養素


薬剤師

中西 真理さんのコメント

ここからは薬剤師が、熱中症対策で必要な栄養素について紹介していきます。

カリウム・ビタミンB1

熱中症対策にはカリウム

暑い日は、体温を下げるために発汗量が増大します。しかし、汗をかくと塩分(ナトリウム)と一緒にカリウムも失われます。カリウムは欠かせない栄養素で、体調のサポートにも役立つため、意識して摂取することをおすすめします。なお、カリウムはキュウリやズッキーニなどの夏野菜、スイカ、バナナなどに多く含まれています。

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変換するときに必要な栄養素です。不足すると疲れやすくなり、食欲不振や手足のしびれがあらわれることがあります。ビタミンB1は、豚肉やレバー、豆類に多く含まれています。土用の丑の日に食べるうなぎにも多く含まれています。食べ物からの摂取が難しい場合は、市販薬やサプリメントを利用するといいでしょう。

塩分補給

熱中症対策に塩分補給

塩分の過剰摂取は健康によくありませんが、汗をかくと塩分(ナトリウム)が失われるため、損失分を補うことは熱中症対策として重要です。塩分が失われると体内のミネラルバランスが崩れるため、体調に悪影響をおよぼします。塩分補給としておすすめなのは梅干しです。一緒に麦茶などを飲むとよいでしょう。

食事からはもちろん、ナトリウムを含む飲み物や市販薬、サプリメントを利用するのもおすすめです。


スポーツドリンクと経口補水液の使い分け


熱中症の予防には、スポーツドリンクなどのイオン飲料が適しています。汗をかいたときの水分や電解質の補給に役立つため、暑い日の外出や運動時などに活用しましょう。

一方、経口補水液は、ナトリウムやカリウムなどの電解質を効率よく補給することができるため、脱水状態にある場合の水分・電解質補給を目的としています。熱中症などによる脱水が疑われる場合に適していますが、日常的な水分補給を目的として常用することは避けましょう。

また、持病などにより塩分やカリウムの摂取制限を受けている方は、経口補水液の使用可否について医師や薬剤師に相談しておきましょう。

【ストックにおすすめ】熱中症の対策商品6選


薬剤師

中西 真理さんのコメント

それでは、熱中症対策におすすめの商品を紹介します。熱中症になってからドラッグストアなどに行くのは大変ですので、暑くなる前にストックしておきましょう。

熱中症対策におすすめの飲み物3選

熱中症対策としてストックしておきたい飲み物は、経口補水液です。

熱中症になる前ならばスポーツドリンクでも構いませんが、熱中症による脱水症状を起こしている場合には経口補水液をおすすめします。

薬剤師おすすめ
大塚製薬

オーエスワン ペットボトル 500ml

最安値 178 (税込)

WHO提唱の経口補水療法に基づいた飲料

脱水症の食事療法に用いることも可能な経口補水液です。脱水をともなう熱中症に特におすすめします。また、胃腸風邪など下痢嘔吐にともなう脱水・高齢者の脱水・過度の発汗時にも利用できます。 ゼリータイプ、保存に便利なパウダータイプもあります。

分類 特別用途食品 個別評価型病者用食品
摂取目安 学童〜成人(高齢者含む):500〜1,000mL/日
幼児:300〜600mL/日
乳児:体重1kg当たり30〜50mL/日
内容量 500mL・280mL
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 0歳以上(赤ちゃんは要相談)

薬剤師おすすめ
和光堂

アクアライトORS 125×3本

最安値 266 (税込)

子どもが飲みやすいりんご風味の経口補水液

脱水時の水分補給に適した子ども用の経口補水液です。下痢や嘔吐、発熱時の水分・電解質補給にもおすすめします。 同シリーズでは、3ヶ月頃から利用できるペットボトルタイプ・粉末タイプなども販売されています。

分類 特別用途食品 個別評価型病者用食品
摂取目安 幼児 200~800mL/日
乳児 100~400mL/日
内容量 125mL×3本
妊娠中・授乳中の使用 対象外
使用が可能な年齢 0歳以上(離乳開始前は要相談)

薬剤師おすすめ
コカ・コーラ

アクエリアス経口補水液 500ml

最安値 166 (税込)

4902102154222

柑橘味ですっきり飲みやすい経口補水液

脱水時の水分・電解質補給に適した経口補水液です。軽度から中等度の熱中症や発汗による脱水時におすすめです。また、感染性胃腸炎による下痢や嘔吐による脱水状態にも使用できます。
アクエリアスならではのすっきりとした飲みやすさが特徴です。

分類 特別用途食品 個別評価型病者用食品
摂取目安 乳児 30~50mL/日(体重1㎏あたり)
幼児 300~600mL/日
学童~成人 500~1,000mL/日
内容量 500mL
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 0歳以上(乳幼児は要相談)

熱中症対策におすすめの商品3選

薬剤師おすすめ
森永

inゼリーマルチビタミン 180g

最安値 165 (税込)

ビタミンB1とカリウムが摂れるゼリー飲料

サイズが小さく携帯に便利なゼリー飲料です。ビタミンB1とカリウムが同時摂取できるため、同シリーズの「マルチビタミン カロリーゼロ(カリウム含有量0mg)」「マルチミネラル(ビタミンB1含有量0mg」よりおすすめです。

分類 食品
摂取目安 1日1袋
内容量 180g
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 小児は本品の摂取を避けること

薬剤師おすすめ
赤穂化成

熱中対策ゼリーライチ味 150g

最安値 2,800 (税込)

凍らせてもOKな熱中症対策ゼリー

「赤穂の天塩」を製造する赤穂化成の商品です。失われた水分と塩分を手早く補給できます。ライチ味のほか、サイダー味・ブドウ味など子どもの好きな味が揃っています。凍らせてシャーベットとして食べることも可能です。

分類 食品
摂取目安 摂取目安量の記載はなし
内容量 150g
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 使用可能

薬剤師おすすめ
カバヤ

塩分チャージタブレッツ 90g

最安値 780 (税込)

日本学校保健会が推薦するタブレット

塩分(ナトリウム)・カリウムがバランスよく摂れるタブレットです。一粒ずつ包装されているので、外出時に必要なだけ持っていけます。糖分やクエン酸も入っているため、運動時の利用もおすすめです。

分類 食品
摂取目安 1回1~2粒
内容量 90g
妊娠中・授乳中の使用 使用可能
使用が可能な年齢 小児は食べ過ぎに注意

【比較一覧表】この記事で紹介している商品

商品画像
大塚製薬

和光堂

コカ・コーラ

森永

赤穂化成

カバヤ
商品名 オーエスワン ペットボトル 500ml アクアライトORS 125×3本 アクエリアス経口補水液 500ml inゼリーマルチビタミン 180g 熱中対策ゼリーライチ味 150g 塩分チャージタブレッツ 90g
特徴 WHO提唱の経口補水療法に基づいた飲料 子どもが飲みやすいりんご風味の経口補水液 体に必要な水分と電解質をしっかり補給 ビタミンB1とカリウムが摂れるゼリー飲料 凍らせてもOKな熱中症対策ゼリー 日本学校保健会が推薦するタブレット
最安値

178円(税込)

送料:要確認 楽天 詳細を見る

266円(税込)

送料:要確認 楽天 詳細を見る

4,796円(税込)

送料:要確認 楽天 詳細を見る

165円(税込)

送料:別 Yahoo! 詳細を見る

2,800円(税込)

送料:無料 Yahoo! 詳細を見る

780円(税込)

送料:要確認 楽天 詳細を見る
商品リンク

緊急時は必ず受診を


軽度の熱中症であれば、涼しい場所へ移動と身体のクーリング、水分・電解質の補給によって症状の回復が期待できます。

しかし、自力で水分をとれない、水分補給などを行なっても症状が良くならない場合は、すみやかに医療機関を受診しましょう。
また、意識がもうろうとしている・呼びかけに反応しない場合は、危険性が高いため、すぐに救急車を要請してください。
呼びかけへの反応が悪い場合には、窒息や誤嚥を引き起こす可能性があるため無理に水分を飲ませることは避けましょう。

熱中症に関するQ&A




ここでは、熱中症についてよく尋ねられる内容をQ&A方式で紹介します。

熱中症になったときにコンビニやドラッグストアで買うとよいものは何ですか?
おすすめは経口補水液です。店頭にない場合には、スポーツドリンクを買うといいでしょう。

そして、脇や首を冷やせるものを買ってください。まずは、体を冷やすことが大切です。

暑さでご飯食べれないとき、食欲ないときの熱中症対策は、どうすればよいですか?
少しでも食欲がある場合は、さっぱりしたものや冷たいものなど食べやすいものを食べてください。

一方、まったく何も食べる気になれない場合は、無理をして食べるのではなく、スポーツドリンクなどで水分補給をしてください。カフェインが入っていない栄養ドリンクもおすすめです。

熱中症で病院にかかってもいいですか?
もちろんです。熱中症を疑う症状があり、意識がない、または呼びかけに対する返事がおかしい場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

意識がある場合は、涼しい場所に移動して体を冷やすなどの応急処置を行います。それでも症状が改善しない場合は、医療機関に行ってください。水分を自力で摂れない場合も、すぐに病院へ行くことをおすすめします。

熱中症は何月くらいに多いですか?
例年7月~8月の日中、最高気温が急に高くなった日に熱中症の患者数が増加しています。また熱帯夜が続くと夜間も体温が高いままになってしまうため、熱中症が起こりやすくなることがわかっています。

その他、梅雨の晴れ間や梅雨明けの蒸し暑くなった時期も注意が必要です。この時期は身体がまだ暑さに慣れていないため上手に汗をかくことができず、体温をうまく調節できないからです。

水分補給はお茶やビールでもいいですか?
暑いときに飲む冷えたビールは美味しいですが、水分補給にはおすすめできません。カフェインを含む茶類やアルコールには利尿作用があり、水分を体外に排出してしまうため、水分の補給には適していないのです。

また、汗と一緒に塩分(ナトリウム)などの電解質(イオン)が多く失われるため、水分だけ補給しても熱中症予防にはなりません。水以外の飲み物がいい場合は、麦茶やイオン飲料、経口補水液などを摂るようにしましょう。

まとめ


まとめ

今回は熱中症の概要のほか、熱中症予防に役立つ飲み物や健康補助食品などを紹介しました。

「熱中症」というキーワードを知っていても、実際の対策をどうしたらよいかわからない方は多いと思います。この記事を読んで参考にしていただければ、とてもうれしいです。

水分補給はもちろんですが、コンビニエンスストアやドラッグストアなどで購入できる商品も上手に利用して熱中症対策を心がけましょう。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 中西 真理 薬剤師

    執筆・監修者

    公立大学薬学部卒。博士前期課程修了。薬学修士。 医薬品卸の学術にて一般およびコメディカル向けの情報作成に従事。その後、調剤薬局に勤務。

    プロフィールはこちら

 

この記事が参考になったら
投稿しよう。

参考になった

みなさまの投稿をサービス向上に
繋げてまいります。

この記事はいかがでしたか?

投稿ありがとうございました。

くすりの窓口は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
記事内で紹介している商品の価格や送料・URLは、JANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し、生成しています。
掲載価格に変動がある場合や、JANコードの登録ミスなどで情報が誤っている場合がありますので、最新価格や商品の詳細等についてはECサイト、各販売店やメーカーよりご確認ください。
記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部が株式会社くすりの窓口に還元されることがあります。

この記事に関連するタグ

関連する記事

人気の記事

新着の記事

特集