目次
産後の痔に効く薬の選び方・ポイント
あまりにもつらいときは、これらを併用することも考えてみてください。
とにかく症状のつらい方はステロイド配合の外用剤

痛みやかゆみがつらくて一刻も早く症状を改善したい方は、ステロイドが配合された外用剤を選ぶのがおすすめです。
ステロイドというと抵抗感がある方も多いのですが、適切に使用することで、副作用のリスクを抑えながらすばやくきれいに治すことができます。
妊娠中に使うときは主治医に相談しながら使うのがおすすめですが、授乳中は問題なく使用できる薬が多いです。ステロイド成分以外にも、かゆみなどの症状を抑える成分も配合している薬が多いです。
そこまで症状がひどくない方はノンステロイドの外用剤

症状はあるもののそこまで生活に支障がなかったり、ステロイド成分を使うほどではないと感じる方のために、ノンステロイドの外用剤も販売されています。
ステロイド配合の薬に比べると優しい効き目ではありますが、痛み・かゆみ・出血などの症状を抑える成分が配合されているため、それらの症状を緩和したい方におすすめです。
痔の症状専用の薬や、痔を含むさまざまな皮膚症状に使用できる薬まで、多くの種類が販売されています。
便秘症状が気になる方は緩下剤・整腸剤の内服

便が固くて排便時につらい思いをされている方におすすめなのが、ここまで紹介してきた外用剤のほか、お通じを改善するための内服薬です。
まず検討していただきたいのは下剤で、下剤は漢方由来の優しいものから大腸刺激性の成分までさまざまな強さの商品があります。多くの下剤は授乳中でも使用可能ですが、念のため使用する前に確認するようにしましょう。
下剤を使用するほどではない状況のときは、整腸剤もおすすめです。
【厳選】産後の痔におすすめの市販薬 9選
産後のお悩みに使用するものなので、いずれも授乳していても使用できる商品を選びました。 どのタイプを選んでいいかわからない方は、薬剤師や登録販売者に相談してみてくださいね。
とにかく症状のつらい方におすすめの市販薬 3選
まず紹介するのは痔症状が強く、とにかく早く症状を緩和したい方向けの市販薬です。先ほどお伝えしたようにステロイド配合の外用剤が中心です。剤形は軟膏などの塗り薬のほか、座薬や注入軟膏などもあるため、患部に合わせて使いやすいものを選びましょう。
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こんな方に
痔が比較的奥のほうにある方に
塗り薬を上手に塗る自信がない方に
座薬タイプで手が届かない奥側にアプローチ
ステロイド成分に加え、かゆみや炎症を抑える成分、皮膚の修復を促す成分などが配合されている痔疾患用の座薬です。急な出血の際などに使用しやすいです。暖かい場所に置くと柔らかくなってしまう可能性があるため、持ち歩く際は注意してくださいね。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1個(1.65g)中: ヒドロコルチゾン酢酸エステル(5mg)、塩酸テトラヒドロゾリン(1mg)、リドカイン(60mg)、l-メントール(10mg)、アラントイン(20mg)、トコフェロール酢酸エステル(60mg)、クロルヘキシジン塩酸塩(5mg) |
| 効果・効能 | きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和 |
| 用法・用量 | 15歳以上:1日1~3回、1回1個を、肛門内に挿入してください。 15歳未満:使用しないこと |
| タイプ | 座薬 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:相談すること 授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| スーッとする成分 | l-メントール |
| 水なしで使用できるタイプ | ー |
| 染みるタイプ | × |
| コンタクト装着での使用 | ー |
| 色 | 白 |
| ステロイドの強さ | medium |
| 薬の匂い | 〇 |
| かぶれやすいタイプ | ー |


こんな方に
症状の中でも特にかゆみが気になる方に
肛門の周りに腫れがある方に
ひんやりスースーした付け心地が特徴の軟膏
ステロイドを含む8種類の有効成分を配合した塗り薬です。肛門の周りや内側でもごく浅いところに患部がある方に適しています。また、下着に付着しにくいテスクチャーが特徴です。塗ったときにスッとした感覚があり、かゆみがある方にとっては気持ちいいかもしれません。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中: アミノ安息香酸エチル(2.0g)、リドカイン(2.4g)、酢酸ヒドロコルチゾン(0.5g)、酸化亜鉛(10.0g)、l-メントール (0.2g)、イソプロピルメチルフェノール(0.1g)、アラントイン(0.5g)、酢酸トコフェロール(ビタミンE誘導体)(1.0g) |
| 効果・効能 | きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血・ただれの緩和及び消毒 |
| 用法・用量 | 適量をとり、肛門部に塗布してください。なお、1日3回まで使用できます。 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:相談すること 授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 錠剤・タブレットの大きさ | ー |
| スーッとする成分 | l-メントール |
| 水なしで使用できるタイプ | ー |
| 染みるタイプ | × |
| コンタクト装着での使用 | ー |
| 色 | 白 |
| ステロイドの強さ | medium |
| 薬の匂い | 〇 |
| かぶれやすいタイプ | ー |


こんな方に
お得感のある商品がお好みの方に
自分以外にも痔でお悩みの家族がいる方に
安価なamazon限定ステロイド配合薬
amazon限定ブランドのPHARMACHOICEにも痔の方用のステロイド配合の座薬があります。かゆみや炎症を抑える成分や消毒成分が配合されているのは他の医薬品と同じですが、何よりのメリットはコスパがよいことです。この他にも注入軟膏や有効成分が異なる座薬も同ブランドから販売されています。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1個(1.6g)中: リドカイン(60mg)、ヒドロコルチゾン酢酸エステル(5mg)、酸化亜鉛(80mg)、イソプロピルメチルフェノール(2mg)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(4mg)、アラントイン(20mg)、トコフェロール酢酸エステル(60mg) |
| 効果・効能 | きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血の緩和 |
| 用法・用量 | 次の量を肛門内に挿入してください。 成人(15歳以上):1回1個、1日1~3回 15歳未満:使用しないこと |
| タイプ | 座薬 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:相談すること 授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | ー |
| スーッとする成分 | ハッカ油 |
| 水なしで使用できるタイプ | ー |
| 染みるタイプ | × |
| コンタクト装着での使用 | ー |
| 色 | 白 |
| ステロイドの強さ | medium |
| 薬の匂い | 〇 |
| かぶれやすいタイプ | ー |
そこまで症状がひどくない方におすすめの市販薬 3選
そこまで症状がつらくない方、またはデリケートゾーンにステロイド配合の外用剤を使用するのに抵抗がある方におすすめしたい外用剤です。ノンステロイドで効き目は優しいですが、痔以外の症状にもオールラウンドに使える商品も紹介しています。


こんな方に
痛痒いような症状の方に
肛門近くの症状がもっとも気になる方に
痛みやかゆみにも効果アリの痔専用軟膏
ボラギノールシリーズの多くにはステロイドが含まれていますが、ボラギノールMはノンステロイドです。痔の痛み・かゆみの症状を抑える処方が特徴で、冬季~春季の期間限定で同処方の座薬も販売されています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1g中: リドカイン(30mg)、グリチルレチン酸(15mg)、アラントイン(10mg)、ビタミンE酢酸エステル(トコフェロール酢酸エステル)(25mg) |
| 効果・効能 | いぼ痔・きれ痔(さけ痔)の痛み・かゆみの緩和 |
| 用法・用量 | 次の量を患部に直接塗布するか、またはガーゼなどにのばして患部に貼付すること。 成人(15歳以上):適量を1日1〜3回 15歳未満:使用しないこと |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:使用可能 授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | ー |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | ー |
| 染みるタイプ | × |
| コンタクト装着での使用 | ー |
| 色 | 白色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | × |
| かぶれやすいタイプ | ー |


こんな方に
ノンステロイドでもしっかり効かせたい方に
傷から出血がある方に
多くの成分を配合した幅広い痔に効く塗り薬
痔専用の塗り薬です。ノンステロイドでありながら、炎症を抑える成分、止血成分、かゆみを抑える成分、殺菌成分とたくさんの有効成分を含んでいるのが特徴。いくつかの症状が併せて起こっているときにおすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中: リドカイン(3g)、グリチルレチン酸(1.5g)、クロルヘキシジン塩酸塩(0.5g)、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)(3g)、アルミニウム・クロルヒドロキシアラントイネート(1g)、酸化亜鉛(10g) |
| 効果・効能 | きれ痔(さけ痔)、いぼ痔の痛み、かゆみ、はれ、出血、ただれの緩和及び消毒 |
| 用法・用量 | 適量をとり、肛門部に塗布してください。なお、1日3回まで使用できます。 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:使用可能 授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 錠剤・タブレットの大きさ | ー |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | ー |
| 染みるタイプ | × |
| コンタクト装着での使用 | ー |
| 色 | 不明 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | 〇 |
| かぶれやすいタイプ | ー |


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こんな方に
傷ができていて気になる方に
消毒薬を常備している方に
消毒だけじゃない!皮膚修復もできる消毒液
実はマキロンには、消毒成分以外の有効成分が配合されています。皮膚の修復を促す成分と、かゆみを抑える成分です。そのため痔の症状にも効果があり、患部の消毒をすると同時に傷の治りもサポートしてくれます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100mL中: ベンゼトニウム塩化物(0.1g)、アラントイン(0.2g)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(0.2g) |
| 効果・効能 | 切傷、すり傷、さし傷、かき傷、靴ずれ、創傷面の殺菌・消毒、痔疾の場合の肛門の殺菌・消毒 |
| 用法・用量 | 1日数回、患部に噴霧又はガーゼ・脱脂綿に浸して塗布する。 |
| タイプ | 外用液剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:使用可能 授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 年齢制限なし |
| 錠剤・タブレットの大きさ | ー |
| スーッとする成分 | l-メントール |
| 水なしで使用できるタイプ | ー |
| 染みるタイプ | 〇 |
| コンタクト装着での使用 | ー |
| 色 | 透明 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | 〇 |
| かぶれやすいタイプ | ー |
便秘症状が気になる方におすすめの市販薬 3選
便が固かったり出にくかったりすることで痔がひどくなってしまった方におすすめの、便秘を改善する市販薬を紹介します。一般的にお通じを良くするためは下剤を使用します。また、産後に使いやすい整腸剤も選びました。


こんな方に
とにかくお通じがなくつらい方に
微量ずつ調節しながら試したい方に
しぶとい便秘に、調節しやすいお通じの薬
コーラックシリーズに含まれるビサコジルは刺激性の下剤成分で、一般的な緩下剤と比較すると強めの成分です。しかし、コーラックファーストは1錠あたりに含まれるビサコジルの量がシリーズ中もっとも少なく、使用する方に合った量を調節しやすいため、最初から効きすぎてしまうというリスクが比較的低い商品です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 4錠中: ビサコジル(10mg)、ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)(32mg) |
| 効果・効能 | 便秘・便秘に伴う次の症状の緩和:頭重、のぼせ、肌あれ、吹出物、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常発酵、痔 |
| 用法・用量 | 次の量を就寝前(又は空腹時)に水又はぬるま湯で服用してください。ただし、初回は最小量を用い、便通の具合や状態をみながら少しずつ増量又は減量してください。 15才以上:1回1~4錠、1日1回 11~14才:1回1~3錠、1日1回 11才未満:服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:相談すること 授乳中:服用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 11歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |


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こんな方に
刺激性の下剤を使用するのに抵抗がある方に
妊娠中から愛用していた方に
体内にほぼ吸収されない成分の緩下剤
酸化マグネシウムといえば、妊娠中にお世話になった方も多いのではないでしょうか。もちろん産後も使用できる薬で、ほとんど吸収されずに効果を得ることができます。刺激性の下剤成分と比較すると緩やかな効き目が特徴です。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 6錠中: 酸化マグネシウム(2,000mg) |
| 効果・効能 | 便秘・便秘に伴う次の症状の緩和:頭重、のぼせ、肌あれ、吹出物、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔 |
| 用法・用量 | 次の量を1日1回就寝前(又は空腹時)に水又はぬるま湯で服用してください。ただし、初回は最小量を用い、便通の具合や状態をみながら少しずつ増量又は減量してください。 成人(15歳以上):1回3〜6錠 11歳~14歳:1回2〜4錠 7歳~10歳:1回2〜3錠 5歳~6歳:1回1〜2錠 5歳未満:服用しないでください |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:相談すること 授乳中:服用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 約1cm |
| 薬の風味 | ほのかなレモン風味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |


こんな方に
優しい成分だとしても下剤を使用したくない方に
市販の下剤が効きすぎてしまった経験のある方に
整腸以外にもさまざまな効果のある生菌の薬
たとえ授乳中に使える薬だとしても、安易に下剤を使うのはちょっと…というときにおすすめなのが、整腸剤です。ザ・ガードコーワ整腸錠は善玉菌を増やして腸内環境を整えるほか、消化管の動きを助ける効果や胃粘膜の保護作用もあります。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 9錠中: 納豆菌末(10mg)、ラクトミン(乳酸菌)(30mg)、ビフィズス菌(30mg)、ジメチルポリシロキサン(84.6mg)、センブリ末(30mg)、ケイヒ末(30mg)、ウイキョウ末(30mg)、メチルメチオニンスルホニウムクロリド(MMSC)(30mg)、沈降炭酸カルシウム(300mg)、水酸化マグネシウム(300mg)、パントテン酸カルシウム(22.5mg) |
| 効果・効能 | 整腸(便通を整える)、軟便、便秘、胃部・腹部膨満感、消化不良、もたれ、胃弱、⾷欲不振、⾷べ過ぎ、飲み過ぎ、はきけ、嘔吐、胸やけ、胸つかえ、胃部不快感、胃重、胃酸過多、げっぷ、胃痛 |
| 用法・用量 | 次の量を毎食後に水又は温湯で服用してください。 成人(15歳以上):1回3錠、1日3回 8歳~14歳:1回2錠、1日3回 5歳~7歳:1回1錠、1日3回 5歳未満:服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:服用可能 授乳中:服用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | メチルメチオニンスルホニウムクロリド(MMSC) |
| スーッとする成分 | l-メントール |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
【比較表】この記事で紹介している市販薬
痔の薬の売れ筋ランキングもチェック!
なお、ご参考までに、痔の薬のAmazon、Yahoo!ショッピング、楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
病院で処方される可能性のある薬って?
代表的な処方薬を参考までに紹介します。
①:強力ポステリザン

市販薬の注入軟膏と同じような使い方をする外用剤です。弱めのステロイドに加えて「大腸菌死菌浮遊液」という有効成分を配合しており、炎症を抑える効果と感染を抑える効果があります。
副作用はほとんどなく使いやすい薬なのですが、妊娠・授乳中は慎重に使うよう医療関係者向けの説明書に記載されています。産後の痔に使用することはできるため、医師の観察のもと継続していくことが多いです。授乳もそのまま続けてくださいと指導されることがほとんどです。
②:マグミット錠(酸化マグネシウム製剤)

酸化マグネシウムが主成分の処方薬です。市販薬でも同成分の医薬品がありますが、処方薬の特徴は規格の多さです。1錠当たり250mg、330mg、500mgとさまざまな含有量があり、さらに散剤もあります。
お通じを改善する薬なので、投与量の調節がしやすいように、このようにたくさんの規格が用意されています。酸化マグネシウムはほとんど吸収されず、消化管内だけで効果をあらわすため、妊娠中~授乳中の方にもよく処方される成分の1つです。
※『マグミット』はセトラスホールディングス株式会社の登録商標です。
全く同じ成分の市販薬は販売されている?

強力ポステリザンと同じ成分の商品は販売されていません。しかし、今回紹介している市販薬の外用剤は、ステロイド成分に加えて消毒成分も配合されているものがほとんどです。全く同じでなくても、似た効果を期待することができるでしょう。
マグミット錠は、今回紹介している市販薬の中では「酸化マグネシウムE便秘薬」が全く同じ有効成分です。マグミットの330mgと同じ量が含まれています。
市販薬を使用するときのポイントや注意点について
使用するときのポイント・副作用はあるの?

基本的には、各商品のパッケージ・添付文書を確認してから使用してください。商品ごとに使用方法は異なりますし、使用できるかどうかの判断も一概にはできないからです。
一般的に、痔の塗り薬を使用する際はできる限り患部を清潔にしてから塗りましょう。お風呂上りに使うのがベストですが、ウオシュレット後やトイレできれいに拭いてからでも可能です。子どものおしりふきを少しもらって清潔にするのもおすすめです。
便秘の飲み薬、つまり下剤はやはり効きすぎてしまうのが心配なところです。固くてお通じが難しいのも問題ですが、緩いお通じが続くのも好ましくありません。ちょうどいい服用量を見つけていきましょう。
こんなときは病院へ

症状にかかわらず、入院中などすぐに医療関係者に相談できる場面なら、市販薬を検討する前に相談しましょう。家族などに買ってきてもらうよりも早く、適切な処方をしてくれる可能性が高いです。
軽い症状ならセルフケアで何とかなることも多いですが、たとえば大量に出血があって止まらない、痛みが強く生活に支障がある、などのときは産院に電話で相談しましょう。2週間検診・1ヶ月検診の日でなくても、緊急であれば診てもらえることが多いです。
『産後の痔』に関するQ&A

最後に、産後の痔に関するケアについてよくある質問をまとめました。
どんな対策をするにしても、悩みがちな時期です。わからない、自分で判断がつかない場合は専門家に相談してから行動するのがおすすめです。

軽い症状なら少し緩和するかもしれませんが、自覚症状が強いときにはほとんど効果がないと考えてください。
オロナイン軟膏やワセリンはとりあえずにとどめて、早めに今回紹介した市販薬やそれと似た商品を購入して使用するか、受診することをおすすめします。


できる対策の1つとして考えられるのは、便秘をできるだけ予防すること。産後はお通じを出すためにいきむのが怖く感じる方が多く、お通じが固いと十分にいきめず便秘になってしまうことが多いです。
食物繊維を摂るように心がけたり、水分を積極的に補給するなど、薬を飲む以外にも便秘対策をしておくのがおすすめです。


薬を切らしてしまって使わない期間があると、薬で抑えられていた症状がさらに気になる可能性もあります。なかなか改善しないと思ったら、検診まで時間があっても産院に連絡してみるのがおすすめです。
1ヶ月検診を過ぎるとなかなか相談しにくくなってしまいますので、できれば1ヶ月検診までに改善の見込みが立つのが理想です。

まとめ

産後に痔になるかどうかというのは、実際に産んでみるまでわからないことがほとんどです。
出産という大仕事のあとで、痔や便秘といった症状に悩まされるママは多いです。デリケートな話なので自分から話題に出しにくいかもしれませんが、少しでも気がかりを少なくして育児に臨むためにも、できるだけ早めに治療しておくのをおすすめします。
今回は痔のセルフケアをするための市販薬を紹介しました。いずれも産後に限らず使えるため、困ったときはぜひ思い出してみてくださいね。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
























