目次
妊娠中の解熱剤の選び方・ポイント
使用できる薬の中で「すぐに症状を抑えたい」「穏やかに症状を抑えたい」「解熱剤に頼らずに症状を抑えたい」など自分が求める治療法で症状を和らげることが重要です。
すぐに症状を抑えたい方はロキソプロフェン

発熱症状をすぐに抑えたいのであれば「ロキソプロフェン」が含まれた解熱剤を服用するのが良いでしょう。
ロキソプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれる薬剤で、痛みや熱を引き起こす物質を抑えてくれる効果があります。 そのため、発熱症状だけではなく頭痛にも効果が期待できるでしょう。
ただし、妊娠後期である28週以降では禁忌とされているため服用する時は注意が必要です。
穏やかに症状を抑えたい方はアセトアミノフェン

穏やかに症状を抑えたい場合は非ピリン系の「アセトアミノフェン」が含まれた解熱剤を選びましょう。
アセトアミノフェンは非ステロイド性抗炎症薬とは違う作用を持つ解熱鎮痛剤で、妊婦さんにも使用できる薬剤だと言われています。
アセトアミノフェンも発熱症状だけではなく妊娠中によくみられる頭痛の症状を抑えてくれます。28週以降も服用は可能ですが慎重に服用するのが望ましいでしょう。
生薬など自然由来の成分で症状を抑えたい方はケイヒ

NSAIDSなどの解熱剤を使用せず、自然由来の成分を使用して症状を和らげたいのなら「ケイヒ」が含まれている薬を選ぶと良いでしょう。
ケイヒは発熱効果を抑えるというよりは体を温めて血行を良くし、じんわりと汗を出して解熱するという効果を持っています。
妊娠中でも服用が可能な生薬成分の一つです。風邪による発熱に効果が期待できるので、生薬由来の成分で熱を抑えたいのであれば選択肢の一つとして考えても良いでしょう。
【厳選】症状を緩和するのにおすすめの市販薬 9選
すぐに症状を抑えたい方におすすめの市販薬 3選
すぐに症状を抑えたいのであれば解熱効果が強い「ロキソプロフェン」が含まれているものを選ぶと良いでしょう。体の中の痛みや炎症を引き起こすプロスタグランジンの生成を抑えてくれます。

こんな方に
発熱症状や頭痛がつらい妊娠初期・中期の方に
妊娠中期まで使える処方薬と同じ医薬品
有効成分であるロキソプロフェンが、痛みや熱の元となる物質であるプロスタグランジンの生成を抑えてくれます。病院で処方されるロキソニンと同じ会社が発売しており、内容量も同じです。1回1錠で熱や痛みにすばやく効いてくれるでしょう。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 ロキソプロフェンナトリウム水和物(68.1mg、無水物として60mg) |
| 効果・効能 | ●頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上)1回1錠、1日2回まで 症状があらわれた時、なるべく空腹時をさけて服用して下さい。 ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます。服用間隔は4時間以上おいて下さい。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 出産予定日12週以内は不可、その他は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 約9mm |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | 〇 |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | × |
| くしゃみへの効果 | × |

こんな方に
外出先でもすぐ飲めるよう気軽に持ち歩きたい方に
水なしで服用できる液体タイプの解熱鎮痛剤
ロキソプロフェンの液体タイプの医薬品になります。液体タイプなので、錠剤と違って水なしでも服用できることが特徴であると言えます。外出先でもすぐ飲めるよう気軽に持ち歩きたい方におすすめです。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 10mⅬ中 ロキソプロフェンナトリウム水和物(68.1mg、無水物として60mg) |
| 効果・効能 | ●頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 15才以上:1回1本(10mL) 1日2回まで ただし、症状があらわれた場合には3回目を服用できます。服用間隔は4時間以上おいてください。 |
| タイプ | 液剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 出産予定日12週以内は不可、その他は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 液体10mⅬ |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | 〇 |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | × |
| くしゃみへの効果 | × |

こんな方に
痛み止めで胃部の不快感を感じやすい方に
胃にやさしい成分を含んだ解熱鎮痛剤
病院で処方されるロキソニンにプラスで胃にやさしい成分である制酸剤の酸化マグネシウムが含まれています。有効成分であるロキソプロフェンは人によっては副作用で胃腸障害を起こしてしまうため、胃が弱い人はロキソニンSプラスを服用した方が良いでしょう。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 ロキソプロフェンナトリウム水和物(68.1mg、無水物として60mg)、酸化マグネシウム(33.3mg) |
| 効果・効能 | ●月経痛(生理痛)・頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上)1回1錠、1日2回まで 症状があらわれた時、なるべく空腹時をさけて服用して下さい。 ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます。服用間隔は4時間以上おいて下さい。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 出産予定日12週以内は不可、その他は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 約8mm |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | 〇 |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | × |
| くしゃみへの効果 | × |
穏やかに症状を抑えたい方におすすめの市販薬 3選
ロキソプロフェンと比べると比較的穏やかに症状を抑えてくれるのがアセトアミノフェンが含まれている薬です。副作用も少なめなので小児でも使用されています。

こんな方に
穏やかに症状を緩和したい方に
妊娠中も授乳中も使用可能な解熱剤
胃への負担が少ないアセトアミノフェンが有効成分で、痛みや熱の元であるプロスタグランジンにはほとんど影響せずに解熱作用を示してくれます。空腹時にも服用することはできますが、発熱時など体力が低下しているときは空腹時に服用するのは避けた方が良いでしょう。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 アセトアミノフェン(300mg) |
| 効果・効能 | ●頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上)1回1錠、3回まで。服用間隔は4時間以上おいてください。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:使用可能 授乳中:使用可能 ただし、妊婦または妊娠していると思われる方、および高齢者の方は、服用前に医師、歯科医師、薬剤師または登録販売者に相談してください |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 直径17.2mm、短径5.7mm、厚さ4.7mm |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | 〇 |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | × |
| くしゃみへの効果 | × |

こんな方に
子どもでも使用できる解熱剤が欲しい方に
アセトアミノフェンをOTC最大量配合
有効成分であるアセトアミノフェンをOTC最大量の900mg(1日量)まで服用することが可能です。鎮痛補助成分の無水カフェインも含まれており、痛みを和らげてくれるのも特徴です。また、眠くなる成分も含まれていないため仕事で車を運転する人も使うことができます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 9錠中 アセトアミノフェン(900mg)、無水カフェイン(150mg) |
| 効果・効能 | ●頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱。 |
| 用法・用量 | 成人(15才以上)は1回3錠、1日3回まで 11~14歳は1回2錠、1日3回まで 5~10歳は1回1錠、1日3回まで 1回服用量をなるべく空腹時をさけて服用します。服用間隔は4時間以上おいてください。5才未満は服用しないでください。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 医師、歯科医師、薬剤師もしくは登録販売者へ相談 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | 〇 |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | × |
| くしゃみへの効果 | × |

こんな方に
小粒で子どもでも楽に飲める解熱剤を使用したい方に
ノンカフェインで眠気を妨げない解熱鎮痛剤
薬は有効成分であるアセトアミノフェン単味製剤でであるため、眠気を促す成分も含まず、7歳から服用できるのも特徴と言えます。小粒の錠剤なのでのみやすく、持ち歩くのも便利です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2錠中 アセトアミノフェン(300mg) |
| 効果・効能 | ●悪寒・発熱時の解熱 ●頭痛・関節痛・咽喉痛・耳痛・筋肉痛・肩こり痛・腰痛・神経痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上) 1回2錠 7歳以上15歳未満1回1錠 1日3回を限度とし、なるべく空腹時をさけて服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 医師、歯科医師、薬剤師もしくは登録販売者へ相談 |
| 使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | 〇 |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | × |
| くしゃみへの効果 | × |
生薬など自然由来の成分で症状を抑えたい方におすすめの市販薬 3選
解熱作用を持つ漢方はいくつか存在しますが、妊娠中であれば「ケイヒ」を含むものを選びましょう。ケイヒを含む漢方は寒気などの症状を抑え、血行を良くして体を温める効果を持っています。

こんな方に
風邪の初期症状で漢方を服用したい方に
風邪の引きはじめの寒気や悪寒を治療する
寒気や発熱、肩や首周りの凝りがある方には葛根湯が良いでしょう。解熱を促すためのケイヒだけでなく、マオウやカンゾウも熱を下げる効果が期待できます。しかし、マオウやカンゾウは妊娠中に長期間服用するのはあまり推奨されない成分なので、短期間服用にしましょう。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 5.0g中 日局カッコン(2.68g)、日局タイソウ(2.01g)日局マオウ(2.01g)、日局カンゾウ(1.34g)、日局ケイヒ(1.34g)、日局シャクヤク(1.34g)、日局ショウキョウ(1.34g) |
| 効果・効能 | 体力中等度以上のものの次の諸症: 感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上):1回1包(2.5g)、1日2回 7歳以上15歳未満:1回2/3包、1日2回 4歳以上7歳未満:1回1/2包、1日2回 2歳以上4歳未満:1/3包、1日2回 |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 医師、薬剤師または登録販売者に相談してください |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | × |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | 〇 |
| くしゃみへの効果 | 〇 |

こんな方に
のぼせやゾクゾクとした症状を自然の力で抑えたい方に
体力が低下している人向けの解熱剤
風邪の引き始めで、体力が低下しているような妊婦さんに効果が期待できる漢方薬です。解熱を促すケイヒやショウキョウなどが含まれているので、自然由来の生薬成分で症状を緩やかに抑えてくれるでしょう。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 3.75g中 日局ケイヒ(2.0g)、日局シャクヤク(2.0g)、日局タイソウ(2.0g)、日局カンゾウ(1.0g)、日局ショウキョウ(0.75g) |
| 効果・効能 | 体力虚弱で、汗が出るものの次の症状: かぜの初期 |
| 用法・用量 | 成人(15歳以上):1回1包(1.875g)、1日2回 7歳以上15歳未満:1回2/3包、1日2回 4歳以上7歳未満:1回1/2包、1日2回 2歳以上4歳未満:1回1/3包、1日2回 |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 医師、薬剤師または登録販売者に相談してください |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | × |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | × |
| くしゃみへの効果 | × |

こんな方に
発熱症状が数日続いてしまっている方に
体力を補いながら解熱効果を示す漢方薬
1週間近く、微熱や悪寒症状が続いているのならば柴胡桂枝湯を服用すると良いでしょう。また、消化器系の症状がある方など風邪の中期から後期にかけての症状が出ている方にも効果が期待できるのも特徴です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2.0g中 サイコ(5.0g)、ハンゲ(4.0g)、ケイヒ(2.5g)、シャクヤク(2.0g)、オウゴン(2.0g)、ニンジン(2.0g)、タイソウ(2.0g)、カンゾウ(1.5g)、ショウキョウ(0.5g) |
| 効果・効能 | 体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・はきけなどのあるものの次の諸症:胃腸炎、かぜの中期から後期の症状 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上):1回1包 15才未満7才以上:1回2/3包 7才未満4才以上:1回1/2包 |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 医師、薬剤師または登録販売者に相談してください |
| 使用が可能な年齢 | 4歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 発熱への効果 | 〇 |
| 喉の痛み・腫れへの効果 | × |
| 咳止めの効果 | × |
| 鼻水・鼻づまりへの効果 | × |
| くしゃみへの効果 | × |
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病院で処方される可能性のある頭痛薬って?
カロナール錠

頭痛症状でお悩みの妊婦さんによく処方される薬としてカロナール錠があります。カロナール錠は妊娠中でも産婦人科の医師が頭痛に悩んでいる妊婦に処方する代表的な薬と言っても良いでしょう。解熱鎮痛剤の副作用によくみられる消化器障害を起こしにくいのも特徴の一つであると言えます。
また、カロナール錠は200mg、300mg、500mgと規格も豊富なため、妊婦さんそれぞれに合った規格の薬を処方できるため医師も処方の際に調整がしやすいでしょう。
ロキソニン錠

妊娠してない時から頭痛に悩まされている女性は、ロキソニン錠を処方されていることが多いでしょう。ロキソニン錠は痛みの元となる物質であるプロスタグランジンを生成するのを抑制する効果を持っています。
そのため、元から頭痛が酷い女性は妊娠後もロキソニン錠を処方されるケースがあります。しかし、ロキソニン錠は妊娠後期からは禁忌となっているため妊娠初期や中期に処方されることがほとんどです。
全く同じ成分の市販薬は販売されている?

カロナール錠もロキソニン錠も市販薬で販売されています。カロナール錠の成分は「アセトアミノフェン」、ロキソニン錠の成分は「ロキソプロフェン」です。市販薬を購入する際は裏面の成分表をしっかり確認してから服用するようにしましょう。
また、ロキソプロフェンに関しては妊娠後期は禁忌となるため、自分の妊娠周期をしっかり把握したうえで購入しましょう。
市販薬を使用するときのポイントや注意点
アセトアミノフェンは妊婦さんには使用できますが、一緒に含まれている成分が妊婦さんにはあまり良くない成分の可能性も十分にあり得ます。 使用する際には主成分以外の成分にも注目するようにしましょう。
使用するときのポイント・副作用はあるの?

ロキソニンはNSAIDsと呼ばれる非ステロイド性抗炎症薬と呼ばれる薬で、有名な副作用として胃腸障害があります。アセトアミノフェンはNSAIDsではないので大きな副作用はありませんが、空腹時に服用すると胃部の不快感を感じる場合もあります。
解熱鎮痛剤は胃腸障害の副作用を起こしやすいので、使用する際は空腹時に服用しないようにしましょう。
また、服用時に飲む水の量が少なくても胃腸障害を起こすケースもあります。空腹時を避け、多めの水で服用するようにしましょう。
こんなときは病院へ

頭痛や発熱症状で市販薬を使用してもなかなか症状がおさまらない・スッキリないと感じる場合は受診しましょう。頭痛や発熱以外の症状が出てきた時も病院へ行くことをおすすめします。
また、妊娠初期や後期は使用できる薬にも限りがあります。かかりつけの病院で相談し、妊娠中でも服用できる薬を医師の指示のもと処方してもらうのが良いでしょう。
『妊娠中の発熱』に関するQ&A

妊娠中に発熱症状が起きてしまった際によくある疑問についてお答えします。ぜひ参考にしてみてください。

その際、まずはかかりつけの産婦人科に相談してください。産婦人科は免疫力が下がった妊婦さんも多くいる可能性もあるため、まずは電話で相談し、医師の指示を仰ぎましょう。
インフルエンザのような感染症であると診断された際にはタミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬を処方される場合があります。


しかし39~40度の発熱症状が3日以上続いてしまった場合、子宮内の羊水に影響が出てしまう可能性もありますのですぐに病院を受診しましょう。
受診の際はすぐに内科や発熱外来を受診するのではなく、まずはかかりつけの産婦人科に相談してください。


妊娠初期~中期ではほとんど重症化しないとの報告がありますが、妊娠後期になってくると胎児にも負担がかかりやすくなり、重症リスクも上がる可能性があります。そのため、妊娠後期は早産リスクも高くなると言われています。

まとめ

妊娠中は、女性にとっては妊娠していない時と比べると体調が全く異なります。少しの環境変化で発熱症状があらわれることもあるため、体調管理は非常に重要と言えるでしょう。
市販薬を使用することにより抑えられる発熱であればそこまで心配する必要はないかもしれません。 しかし、自身の妊娠周期も気にしつつ「いつもと違う」と感じたら無理せず病院を受診するようにしましょう。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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杉山 麻実 調剤薬局薬剤師、医療ライター
執筆・監修者プロフィールはこちら内科、循環器科、小児科、整形外科、心療内科と様々な科目の調剤薬局勤務経験があります。調剤併設ドラッグストアでの勤務経験後、現在は子育てをしながら小児科門前で調剤薬局で勤務しながらライターとしても活動してい...























