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マイザー軟膏の強さはどのくらい?ステロイドランクと使える部位を解説【薬剤師執筆】

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2026/3/31
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マイザー軟膏(ジフルプレドナート)は、湿疹や皮膚炎の治療に使われるステロイド外用薬です。
ステロイド外用薬の中でも効果が非常に強い部類(5段階中2番目の強さ)に分類されており、炎症やかゆみをしっかりと抑えます。
ただし効果が強い分、使用できる部位や期間には注意が必要で、医師の指示のもとで短期間・限定的に使うことが推奨される軟膏です。
本記事では、マイザー軟膏の基本情報からほかのステロイド薬との比較、さらに市販で購入できるステロイド外用薬の選び方と症状別おすすめ商品について解説します。

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マイザー軟膏の基本情報とステロイドの分類


薬剤師

佐藤 孝汰さんのコメント

はじめに、マイザー軟膏の基本情報やステロイドの分類分けについて解説します。
マイザー軟膏は、ジフルプレドナートを有効成分とするステロイド外用薬です。
ステロイド外用薬は、成分の効果・強さに応じて5段階のランクに分かれますが、マイザー軟膏はⅡ群(very strong)に分類されます。

マイザー軟膏とは?成分と作用メカニズム

マイザー軟膏は、有効成分ジフルプレドナートを含むステロイド外用薬です。

ステロイドとは、副腎で作られる「副腎皮質ホルモン」を人工的に合成した薬で、抗炎症作用や免疫抑制作用を持ちます。
ジフルプレドナートは、アンテドラッグステロイドと呼ばれ、患部で効果を発揮した後は体内に吸収されても速やかに分解される特徴があります。
そのため全身性の副作用は少ないのが特徴です。

こうした特長から、マイザー軟膏はアトピー性皮膚炎や湿疹が広範囲に及ぶ場合などに処方されることが多いお薬です。

マイザー軟膏のステロイド分類は「非常に強い」

マイザー軟膏のステロイド分類は、上から2番目の「Ⅱ群=非常に強い(Very Strong)」に位置づけられています。

ステロイド外用薬は、その効果の強さに応じて5段階のランク(Ⅰ~Ⅴ群)に分類されます。
Ⅰ群が最も強力で、Ⅴ群が最も弱いクラスです。

マイザー軟膏の有効成分・ジフルプレドナートは、モメタゾンフランカルボン酸エステルやフルオシノニドなどと並び、ステロイド外用薬の中でも強力な効果を持つ成分です。
効果が高い分、副作用リスクにも注意が必要なため、マイザー軟膏は医師の診察を受けなければ入手できません。

マイザー軟膏が使える部位

マイザー軟膏の強さは、Ⅱ群(非常に強い)に分類されるため、皮膚の厚い部位(手足や体幹部など)に使用するのが一般的です。

通常、マイザー軟膏は顔や首・陰部など皮膚の薄い敏感な部位には使用しません。
皮膚が薄いところでは薬の吸収が良く、ステロイド外用薬の副作用(皮膚委縮・ニキビ・発赤など)が生じやすいため、Ⅳ群またはⅤ群ランクのステロイド外用薬を使用します。

皮膚科医の指導のもと、強いランクのステロイド外用薬を顔周りに使うケースはありますが、自己判断で使用するのは控えましょう。

他のステロイド薬との強さ比較表

マイザー軟膏を含む主なステロイド外用薬の強さランクと使用部位の目安をまとめました。

ランクが上位(Ⅰ・Ⅱ群)ほど効果が強力な反面、使用する際は注意が必要です。
ランクが下位(Ⅳ・Ⅴ群)ほど作用がマイルドで、顔や小児にも使いやすい特徴があります。

薬剤名(主成分) ステロイド強さランク 特徴・使用部位の目安
デルモベート
(クロベタゾール)
Ⅰ群:最も強い(Strongest) 極めて強力。難治性の湿疹・皮膚炎に使用。
厚い皮膚(ひじ・ひざ・手足)向き。顔・粘膜には使用しない。
マイザー
(ジフルプレドナート)
Ⅱ群:非常に強い(Very Strong) マイザー軟膏の有効成分はここに該当。
強力な抗炎症作用。体幹・四肢の重度皮膚炎に使用。
顔や陰部など皮膚の薄い部位には原則的に使用しない。
リンデロンDP
(ベタメタゾンジプロピオン酸)
Ⅱ群:非常に強い(Very Strong) ベタメタゾンの強力な製剤(リンデロンDP軟膏)が該当。
手足や体幹の頑固な湿疹に用いる。顔など皮膚の薄い部位には使わないのが基本。
リンデロンV
(ベタメタゾン吉草酸)
Ⅲ群:強い(Strong) ベタメタゾンの一般的な強さの製剤(リンデロンV軟膏)。
湿疹・皮膚炎、乾癬など広い部位に使用。
Ⅱ群より一段弱いため、皮膚の薄い部分にも比較的使用可能(※長期連用は避ける)。
ロコイド
(ヒドロコルチゾン酪酸)
Ⅳ群:普通(Medium) 中程度の強さ。
ロコイド軟膏は顔や陰部など皮膚吸収の良い部位によく使われる。
乳幼児にも用いられることが多い。
プレドニゾロン
(プレドニン軟膏 等)
Ⅴ群:弱い(Weak) 最もマイルド。
皮膚の薄い部位(顔、首、脇、デリケートゾーン)や乳幼児に適する。
軽い湿疹・かぶれに使用。



皮膚炎に使える市販のステロイド薬の選び方


皮膚炎に使える市販のステロイド薬の選び方

マイザー軟膏は市販で購入できませんが、マイザー軟膏に近い強さのステロイド外用薬は購入可能です。

市販で購入できるステロイド外用薬を選ぶ際は、症状の重さや使用部位に応じたランクの商品を選ぶのがポイントです。
また、かゆみ止めや抗生物質が配合された塗り薬もあるため、使用目的ごとに使うべき商品は異なります。

炎症やかゆみが激しい場合は強め(ストロング)の薬を

赤み・腫れが強くジクジクと汁が出るような湿疹や、虫刺されで腫れ上がるほどの強いかゆみには、「ストロング(強い)」ランクのステロイド成分を含む市販薬が適しています。

ストロングランクのステロイドは、患部の炎症を速やかに鎮め、かゆみも抑える効果が高い特徴があります。
症状が強いときはストロングランクのステロイド外用薬を短期間だけ使い、症状が良くなったら使用を中止するのがポイントです。

市販薬としては、リンデロンVsⓇなどがこのランクに該当し、医療用のリンデロンVと同じ有効成分が含まれています。

炎症がそれほどひどくない時や小さなお子様にはミディアム~ウィークを

湿疹や皮膚の炎症が比較的軽度であれば、「ミディアム(普通)」または「ウィーク(弱い)」ランクのステロイド成分で十分です。

特に、乳幼児や子どもの肌や顔などデリケートな部分には、弱いランクのステロイド外用薬を使いましょう。
市販薬としては、コートfⓇやロコイダンⓇが代表例です。

どの有効成分がミディアム・ウィークランクか分からないときは、お近くの薬剤師または登録販売者へご相談ください。

ステロイド軟膏について以下の記事で詳しく解説↓


症状や部位に応じて配合成分にも注目

市販薬でケアするときは、ステロイド以外の配合成分にも注目しましょう。

かゆみ止め成分(局所麻酔薬や抗ヒスタミン薬)や抗生物質・殺菌成分などが配合された商品が販売されています。

例えば、患部が化膿しているときは抗生物質配合のもの、かゆみが我慢できない時は局所麻酔成分・抗ヒスタミン薬配合の商品が適しています。
症状に合わせて有効成分を確認し、最適な薬を選ぶようにしてください。

非ステロイド軟膏について以下の記事で詳しく解説↓

【厳選】皮膚炎に使える市販のステロイド薬 9選

薬剤師 佐藤 孝汰さん厳選

ここでは、症状や用途ごとにおすすめの市販のステロイド外用薬を9商品をカテゴリ別にご紹介します。
それぞれの有効成分や特徴などを併せて解説しますので、市販薬選びの参考にしてください。

薬剤師の画像

薬剤師 佐藤 孝汰さん 厳選

皮膚炎に使える市販のステロイド薬 9選を比較
該当項目:
該当項目:
該当項目:
商品名 画像 最安値 商品リンク 薬剤師コメント 剤型・形状

田辺三菱製薬

フルコートf 10g

1,255円

送料:別

炎症×化膿ダブルの症状を素早くケア

軟膏

第一三共ヘルスケア

ベトネベートN軟膏AS 5g

690円

送料:要確認

赤みと化膿を同時に治療する

軟膏

リンデロンVs軟膏 10g

1,220円

送料:要確認

医療用と同成分スイッチOTCステロイド薬

軟膏

田辺三菱製薬

コートfATクリーム 10g

1,016円

送料:別

炎症とかゆみをスッと和らげるステロイド薬

クリームタイプ

クラシエ薬品

ロコイダン軟膏 7g
ミディアムランクのステロイド軟膏

軟膏

佐藤製薬

セロナ軟膏 14g

656円

送料:別

伸びのよい油脂性ステロイド外用薬

軟膏

田辺三菱製薬

コートfMD軟膏 10g

910円

送料:要確認

無香料・無着色・防腐剤フリー肌にやさしい

軟膏

ジョンソン・エンド・ジョンソン

テラ・コートリル軟膏a 6g

574円

送料:別

抗生物質配合。化膿した患部にも使える

軟膏

シオノギヘルスケア

シオノギD軟膏 5g
べたつき少なく保湿効果が高い

軟膏


売れ筋の商品はこちら

  • 傷薬・傷口用消毒剤
  • 皮膚用治療薬

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2026/09/28

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ここからは

薬剤師 佐藤 孝汰さん

薬剤師 佐藤 孝汰さんが 選んだ薬を詳しく解説



症状が重く化膿を伴う方におすすめ – 抗生剤配合の強力ステロイド軟膏 3選

激しい炎症やジクジクと化膿を伴う皮膚炎には、ステロイド+抗生物質配合の塗り薬がよいでしょう。
ここでは、ストロング(Ⅲ群)クラスのステロイドに加え、抗生剤を含有する市販薬を選びました。患部が化膿している湿疹・皮膚炎にお悩みの方に適した治療薬です。


薬剤師おすすめ

炎症×化膿ダブルの症状を素早くケア
田辺三菱製薬
フルコートf 10g
症状が重く化膿を伴う方に
  1. 細菌感染(化膿)抑制
  2. 低刺激
  3. 抗炎症作用

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 化膿している患部を治したい方に
  • 湿疹皮膚炎でお困りの方に

すぐれれた抗炎症作用のある「フルオシノロンアセトニド」と抗生物質「フラジオマイシン硫酸塩」を配合した軟膏剤です。
フルオシノロンアセトニドはストロングクラスのステロイド成分です。
つらい湿疹・皮膚炎の炎症を抑え、細菌感染(化膿)を抑えます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 10g
有効成分 フルオシノロンアセトニド(合成副腎皮質ホルモン) / フラジオマイシン硫酸塩(抗生物質)
使用目的 化膿を伴う次の諸症:湿疹 / 皮膚炎 / あせも / かぶれ / しもやけ / 虫さされ / じんましん
化膿性皮膚疾患(とびひ / めんちょう / 毛のう炎)
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日1~数回 適量を患部に塗布してください

薬剤師おすすめ

赤みと化膿を同時に治療する
第一三共ヘルスケア
ベトネベートN軟膏AS 5g
症状が重く化膿を伴う方に
  1. ステロイド成分配合
  2. 抗菌作用

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 化膿している患部を治したい方に
  • かゆみで我慢できない方に

ストロングクラスのステロイド成分、ベタメタゾン吉草酸エステルが湿疹・かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。
抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合しているため、化膿しているような炎症にも使用できます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 5g
有効成分 ベタメタゾン吉草酸エステル / フラジオマイシン硫酸塩
使用目的 化膿を伴う次の諸症:湿疹 / 皮膚炎 / あせも / かぶれ / しもやけ / 虫さされ / じんましん
化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日1~数回 適量を患部に塗布して下さい

薬剤師おすすめ

医療用と同成分スイッチOTCステロイド薬
リンデロンVs軟膏 10g
症状が重く化膿を伴う方に
  1. ステロイド外用剤
  2. 抗炎症作用
  3. 低刺激・高保湿

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 皮膚炎でお悩みの方に
  • じんましんでお困りの方に

医療用医薬品として使用されているリンデロンⓇのスイッチOTC医薬品です。
抗生物質は含まれませんが、OTC医薬品では最も強いストロングに分類されるステロイド外用剤です。
白色ワセリンを使用しており、皮膚刺激性が低く、べたつきも少ないです。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 10g
有効成分 ベタメタゾン吉草酸エステル
使用目的 しっしん / 皮ふ炎 / あせも / かぶれ / かゆみ / しもやけ / 虫さされ / じんましん
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日1回〜数回 適量を患部に塗布してください

炎症・かゆみが中程度の方におすすめ – 中ランク・ステロイド配合 3選

炎症やかゆみが比較的落ち着いているような湿疹・皮膚炎には、中ランクのステロイド成分を含む薬がおすすめです。
ここでは、ヒドロコルチゾン酪酸エステルやプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルなど中等度の強さを持つ成分を含む軟膏を選びました。

薬剤師おすすめ

炎症とかゆみをスッと和らげるステロイド薬
田辺三菱製薬
コートfATクリーム 10g
炎症・かゆみが中程度の方に
  1. 外用ステロイド

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 炎症もかゆみも抑えたい方に
  • かき壊しを防ぎたい方に

炎症を抑える外用ステロイド「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」とかゆみや痛みを抑える「リドカイン」を配合しています。
炎症の悪化サイクルを止めることで、皮膚炎やかゆみに効果を発揮します。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリームタイプ
容量 10g
有効成分 プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(合成副腎皮質ホルモン) / リドカイン / イソプロピルメチルフェノール / トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)
使用目的 湿疹 / 皮膚炎 / かぶれ / かゆみ / 虫さされ / あせも / じんましん
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日数回 適量を患部に塗布してください

薬剤師おすすめ

ミディアムランクのステロイド軟膏
クラシエ薬品
ロコイダン軟膏 7g
炎症・かゆみが中程度の方に
  1. 抗炎症作用
  2. 外用副腎皮質ホルモン剤配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • 皮膚炎でお悩みの方に
  • あせもでお困りの方に

抗炎症作用をもつヒドロコルチゾン酪酸エステルを主成分とするステロイド外用薬です。
皮膚の炎症を抑え、腫れ、かゆみなどに効果がある軟膏です。
湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、虫さされ、じんましん、あせもなどにお使いいただけます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 7g
有効成分 ヒドロコルチゾン酪酸エステル
使用目的 湿疹 / 皮膚炎 / かぶれ / かゆみ / 虫さされ / じんましん / あせも
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日数回 患部に適量を塗布してください

薬剤師おすすめ

伸びのよい油脂性ステロイド外用薬
佐藤製薬
セロナ軟膏 14g
炎症・かゆみが中程度の方に
  1. 油脂性軟膏
  2. ヒドロコルチゾン酪酸エステル配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • じんましんでお困りの方に
  • かゆみで我慢できない方に

しっしん、皮ふ炎、かぶれなどの炎症やかゆみに効果をあらわす、ヒドロコルチゾン酪酸エステルを配合した軟膏です。
伸びのよい油脂性の軟膏で、患部がカサカサしているときはもちろん、ジュクジュクしているときも使用できます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 14g
有効成分 ヒドロコルチゾン酪酸エステル
使用目的 しっしん / 皮ふ炎 / かぶれ / かゆみ / 虫さされ / あせも / じんましん
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日数回 患部に適量を塗布します

子どもや肌が弱い方におすすめ – 弱いステロイド成分配合 3選

子どもデリケートな肌や薄い皮膚の湿疹には、ウィーク(Ⅴ群)クラスのステロイドを選ぶのが適切です。
ここでは、赤ちゃんのおむつかぶれ等に使いやすいステロイド成分を含む市販薬を選びました。

薬剤師おすすめ

無香料・無着色・防腐剤フリー肌にやさしい
田辺三菱製薬
コートfMD軟膏 10g
子どもや肌が弱い方に
  1. 無香料・無着色
  2. 防腐剤フリー
  3. プレドニゾロン配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • あせもでお困りの方に
  • 炎症もかゆみも抑えたい方に

かぶれ、あせもなどの炎症にすぐれた効果のある合成副腎皮質ホルモン「プレドニゾロン」、炎症を抑える「グリチルレチン酸」を配合しています。
無香料、無着色、防腐剤フリーで肌にやさしい軟膏です。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 5g
有効成分 プレドニゾロン(合成副腎皮質ホルモン) / グリチルレチン酸
使用目的 湿疹 / 皮膚炎 / かぶれ / かゆみ / 虫さされ / あせも / じんましん / しもやけ
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日1~4回 適量を患部に塗布してください。

薬剤師おすすめ

抗生物質配合。化膿した患部にも使える
ジョンソン・エンド・ジョンソン
テラ・コートリル軟膏a 6g
子どもや肌が弱い方に
  1. 抗炎症作用
  2. オキシテトラサイクリン塩酸塩配合

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • かき壊しを防ぎたい方に
  • 化膿している患部を治したい方に

すぐれた抗炎症作用を示すヒドロコルチゾンとグラム陽性菌および陰性菌などに広い抗菌力を示すオキシテトラサイクリン塩酸塩を配合しています。
かゆみに加え、化膿しているような炎症にもお使いいただけます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 6g
有効成分 オキシテトラサイクリン塩酸 / ヒドロコルチゾン
使用目的 化膿を伴う次の諸症:湿疹 / 皮膚炎 / あせも / かぶれ / しもやけ / 虫さされ / じんましん
化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日1~数回 適量を患部に塗布するかガーゼなどにのばして貼付してください。

薬剤師おすすめ

べたつき少なく保湿効果が高い
シオノギヘルスケア
シオノギD軟膏 5g
子どもや肌が弱い方に
  1. 副腎皮質ホルモン外用剤

こんな方におすすめ

薬剤師 佐藤 孝汰さん
  • かゆみで我慢できない方に
  • あせもでお困りの方に

ステロイド成分デキサメタゾン酢酸エステルをはじめ、4種の有効成分を含有しています。
ワセリンも含まれているため、皮膚の保湿・保護効果に優れた軟膏です。
刺激に敏感な皮膚でもお使いいただけます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 軟膏
容量 10g
有効成分 デキサメタゾン酢酸エステル / クロルヘキシジン塩酸塩 / グリチルレチン酸 / トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)
使用目的 しっしん / かゆみ / 虫さされ / かぶれ / 皮ふ炎 / あせも / じんましん / しもやけ
対象 記載なし / 小児使用可(条件付き)
使用タイミング 1日1~3回 適量を患部に塗布してください。

使用時の注意点やポイント


薬剤師

佐藤 孝汰さんのコメント

マイザー軟膏は、非常に強い(Ⅱ群)クラスのステロイド外用薬です。
漫然と長期間使い続けたり、顔や首など皮膚の薄い部位に用いたりすると副作用が出やすくなるため注意しなければなりません。

また、妊娠・授乳中や子どもに使用する際は必ず医師へご相談ください。
万が一、普段と異なる皮膚の症状や副作用が疑われる症状が出た場合は速やかに使用を中止し、皮膚科を受診することが重要です。

長期使用や顔への使用は避けるべき理由

ステロイド外用剤を長期間連用すると、以下のような副作用症状が現れるリスクが高くなります。

・皮膚委縮(皮膚が薄くなる)
・毛細血管拡張(皮膚表面に血管が浮き出る)
・多毛(塗った部位の毛が濃くなる)
・ニキビなど

このほか、緑内障や白内障の副作用報告もあるため、ステロイド外用薬の使用は最小限に抑えるのが望ましいとされています。
マイザー軟膏のような強い薬を自己判断で長く塗ることは避け、医師の指示通りに使用するようお願いします。

妊娠・授乳中・小児への使用は医師に相談を

妊娠・授乳中または小児への使用の際は、医師へ相談することをおすすめします。

ステロイド外用薬の使用に心配や不安を覚える方は多いですが、用法用量を守って使えば大きな問題はないとされています。
医師の診察・診断のもと、適切なランクのステロイド外用薬を使用するのは問題ありません。

自己判断で使用量を増やしたり、何ヶ月も塗り続けたりするのは避け、事前に医師や薬剤師に相談するのが大切です。

副作用が出た場合の対応方法

マイザー軟膏に限らず、ステロイド外用薬を使用中に皮膚の赤みや腫れ・水ぶくれ・膿が出るなどの異常が見られた場合は、副作用の可能性が考えられます。

このような症状が見られた場合はすぐに使用を中止し、患部を清潔に保った上で皮膚科を受診してください。
また、長期間使用後にステロイド外用薬を急に中止すると炎症がぶり返す「リバウンド現象」が起こる場合もあります。

いずれの場合も異常を感じた際は自己判断で再開せず、必ず医師や薬剤師に相談することが大切です。


『マイザー軟膏』『ステロイド外用薬』に関するQ&A


『マイザー軟膏』『ステロイド外用薬』に関するQ&A

最後に、マイザー軟膏やステロイド外用薬に関して、よく寄せられる質問についてお答えします。
マイザー軟膏の強さや使用部位、代替品についてQ&A形式でまとめました。

マイザー軟膏はなぜ「非常に強い」ステロイドなの?
マイザー軟膏に含まれる有効成分の強さが高いことから、「非常に強い」ステロイドといわれます。
先ほど解説した通り、ステロイド外用薬は、有効成分の強さに応じて5段階のランクに分けられます。
マイザー軟膏の有効成分ジフルプレドナートは、ステロイド外用薬5段階中2番目の「ベリーストロング(非常に強い)」です。
ステロイド外用薬の中でも抗炎症作用が強く、患部の炎症やかゆみを鎮める効果があります。
顔や首に塗ってもいいの?使ってはいけない部位は?
マイザー軟膏は、顔や首など皮膚の薄い部位への使用は推奨されません。
マイザー軟膏は強いステロイド外用薬のため、顔まわりに使用すると皮膚が薄くなったり、赤ら顔になったりする副作用リスクが高いです。
医師の指導のもと、短期間だけ使用するケースはありますが、自己判断での使用はお控えください。
体幹や手足などの皮膚が厚い部分へ使うのは問題ありませんが、皮膚の薄い部位や粘膜には使わないよう注意しましょう。
市販でマイザー軟膏と同じくらいの薬はある?
マイザー軟膏と同等の強さ(ベリーストロングクラス)の市販薬は購入できません。
Ⅰ・Ⅱ群のステロイド外用薬は、効果が高い反面、副作用リスクも伴うためセルフケアには不向です。
市販で買える最も強いステロイド外用薬は、ストロング(Ⅲ群)クラスまでとなりります。
フルコートⓇfやリンデロンⓇVsが市販で購入できるストロングクラスのステロイド外用薬の一例です。
これらの市販薬を使用して5日ほど経っても改善しない場合は、早めに皮膚科を受診してください。

まとめ


まとめ

マイザー軟膏は、ジフルプレドナート有効成分とするステロイド外用薬です。
その強さは5段階中、上から2番目の「Ⅱ群=非常に強い(Very Strong)」に位置します。
効果が高い反面、副作用リスクも高く、顔や陰部には使えず、手足や体幹部に限って医師の指導下で使用する薬です。
市販薬のステロイド軟膏は、マイザーほど強くはありませんが、症状に合わせて適切に選べば多くの皮膚トラブルに対応可能です。
今回解説した選び方を参考に、湿疹・皮膚炎のセルフケアへお役立てください。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 佐藤 孝汰 薬剤師

    執筆・監修者

    公立病院の薬剤師として勤務後、調剤薬局で1年間勤務。現在は老健施設併設型の病院で勤務。

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