目次
アフタッチとは
トリアムシノロンアセトニドという有効成分が、徐々に溶けだして患部に作用します。炎症を抑える作用があります。
作用の仕組みと効果
アフタッチAは錠剤タイプのお薬で、患部の粘膜に直接貼り付けることで口内炎を保護し、錠剤が徐々に溶けることで薬の成分が放出されて患部に作用します。錠剤は貼り付けてしばらくするとゼリー状になり、その後自然に溶けてなくなります。有効成分のトリアムシノロンアセトニドは副腎皮質ステロイドの一種で、作用の持続性があり、主に外皮用で使用されています。抗炎症作用や抗アレルギー作用があり、腫れや赤み、炎症を抑えて患部を改善していきます。
どんな時に使われる?
口内炎があり、薬を使用しないと辛いときに用いられます。食生活の乱れや、口の中を噛んでしまったり、ストレスなどでできた口内炎を治療するために用いられます。アフタッチAは、錠剤タイプで直接患部に貼り付けて保護をしながら治療していくタイプですが、アフタッチと同じ成分の軟膏剤や同じようなパッチ剤、ステロイドを用いていない治療薬など様々な製品があります。
アフタッチと成分が同じ市販薬はある?
アフタッチと同じ成分の市販薬はいくつかあります。他社が販売している同じような口腔内貼付剤、アフタッチを販売しているメーカーが販売している軟膏剤など、アフタッチが見つからなくても口内炎の治療薬は手に入りやすいと考えられます。
アフタッチなど口内炎に使用する市販薬9選

こんな方に
医療用と同等製品で口内炎を治療したい方に
シートで持ち歩きしたい方に
患部に直接貼って保護しながら治療する
有効成分トリアムシノロンアセトニドの口内炎に貼る口内炎治療薬です。患部に貼り付けることによって、口内炎をしっかり保護し、薬の成分が徐々に放出されて患部に作用します。お薬は貼付後しばらくするとゼリー状になり、自然に溶けてなくなります。患部の炎症を鎮め、口内炎を改善します。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 トリアムシノロンアセトニド 0.025mg |
| 効果・効能 | 口内炎(アフタ性) |
| 用法・用量 | 5歳以上、1患部に1回1錠、1日1~2回、白色面を患部粘膜に付着させる 5歳未満 使用不可 |
| タイプ | 錠剤(外用) |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中・授乳中:要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| スーッとする成分 | なし |
| 色 | --- |
| ステロイドの強さ | ミディアム |
| 薬の匂い | --- |

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こんな方に
従来の貼り付けタイプに違和感を感じていた方に
薄いフィルムで患部を保護しながら治したい方に
薄いフィルムで口の中に貼っても邪魔になりにくい
有効成分トリアムシノロンアセトニドが口内炎の炎症を抑え、フィルム状の薬が貼り付くことで刺激から患部を守ります。無味・無臭、口内でも目立ちにくいフィルムタイプです。薄いために違和感も少なく、口の中で徐々に溶けてなくなるので、はがす必要がありません。外出時にも便利な1枚ずつの個包装です。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1枚中 トリアムシノロンアセトニド 0.025mg |
| 効果・効能 | 口内炎(アフタ性) |
| 用法・用量 | 5歳以上、1患部に1回1枚、1日1~2回 白色面を患部粘膜に付着させる 5歳未満 使用不可 |
| タイプ | フィルム(外用) |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中・授乳中:要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| スーッとする成分 | なし |
| 色 | --- |
| ステロイドの強さ | ミディアム |
| 薬の匂い | --- |

こんな方に
口の奥や舌の患部に使いたい方に
軟膏タイプを使いたい方に
貼り付けにくい場所でも塗ってしっかり治療する
有効成分トリアムシノロンアセトニドを配合した塗るタイプの口内炎治療薬です。塗布された軟膏は密着して表面に水分を引き寄せ、患部を刺激から守る独自の技術アクアセンサーバリアⓇを採用されていて、歯など周囲につきにくく、優れた付着力で患部を長時間カバーします。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100g中 トリアムシノロンアセトニド 0.1g |
| 効果・効能 | 口内炎(アフタ性) |
| 用法・用量 | 1 日 1~数回、適量を患部に塗布する |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中・授乳中:要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 小児以上(7歳以上) |
| 錠剤・タブレットの大きさ | --- |
| スーッとする成分 | l-メントール |
| 色 | 無色 |
| ステロイドの強さ | ミディアム |
| 薬の匂い | ミント風味 |

こんな方に
内服薬で治療したい方に
ステロイド以外の薬を使いたい方に
7歳以上に使える噛んで飲む内服タイプ
痛みや腫れを抑える抗炎症成分トラネキサム酸と炎症やアレルギーを抑えるグリチルリチン酸二カリウムが配合された口内炎治療薬です。水なしで服用できるチュアブル錠で、噛むか徐々に口の中でとかして飲めるので、7歳以上の子どもにも飲みやすくなっています。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1日量6錠中 トラネキサム酸 750mg、グリチルリチン酸二カリウム 63mg、ニコチン酸アミド 60mg、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)50mg、リボフラビン(ビタミンB2)12mg |
| 効果・効能 | 口内炎、咽頭炎・扁桃炎(のどのはれ、のどの痛み) |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回朝昼晩かむか、口中で溶かして服用 15歳以上 1回2錠 7歳~14歳 1錠 7歳未満 服用しないこと |
| タイプ | 錠剤(チュアブル錠) |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | ほのかな甘み |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | 〇 |
| ステロイドの強さ | × |

こんな方に
ステロイドを使用したくない方に
軟膏で子どもにも用いたい方に
患部に付着して保護しながら治療する
消炎・抗潰瘍作用をもつ、アズレンスルホン酸ナトリウム配合の軟膏です。佐藤製薬独自の方法で、軟膏が水との接触により固まって、よく付着して患部を保護してくれます。殺菌成分のセチルピリジニウム塩化物水和物も配合されています。ステロイドを使用したくない方に用いやすい軟膏製品になっています。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | アズレンスルホン酸ナトリウム0.02%、グリチルレチン酸0.3%、セチルピリジニウム塩化物水和物0.1% |
| 効果・効能 | 口内炎、舌炎 |
| 用法・用量 | 1日2〜4回、患部を清浄した後、本剤の適量を塗布します |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 小児以上(7歳以上) |
| 錠剤・タブレットの大きさ | --- |
| 薬の風味 | 無味 |
| スーッとする成分 | × |
| 染みるタイプ | × |
| 色 | やや青色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | --- |

こんな方に
手を汚したくない方に
ステロイド以外でどこでも使用したい方に
いつでも使えるスプレータイプで手が汚れない
粘膜の修復に効果的なアズレンスルホン酸ナトリウム、殺菌作用のあるセチルピリジニウム塩化物水和物を配合しています。手が汚れにくいスプレータイプで、どこでも使用ができ、苦みもなく、さわやかメントール味です。口内炎だけでなく、のどの腫れなどにも使えます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 100mL中に次の成分を含有 アズレンスルホン酸ナトリウム水和物 20mg、セチルピリジニウム塩化物水和物 300mg |
| 効果・効能 | 口内炎、のどの炎症によるのどの痛み・のどのはれ・のどのあれ・のどの不快感・声がれ |
| 用法・用量 | 1日数回、適量を患部に噴射塗布して用いてください |
| タイプ | 噴霧剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 小児以上(7歳以上) |
| 錠剤・タブレットの大きさ | --- |
| 薬の風味 | メントール味 |
| スーッとする成分 | l-メントール |
| 染みるタイプ | × |
| 色 | 青色 |
| ステロイドの強さ | × |
| 薬の匂い | メントール風味 |

こんな方に
ストレスで胃腸が弱って口内炎になる方に
子どもにも使用できる薬が欲しい方に
ストレスによる胃腸の不調や口内炎に
ストレスが原因の胃腸の不調に用いられる漢方薬で、下痢や胃もたれ、口内炎などに用います。半夏瀉心湯は吐き気を抑え、みぞおちのつかえを和らげる生薬が配合されており、体を温めながら胃腸の働きを整えていくことで、口内炎にも用いられます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量12錠(1錠380mg)中、半夏瀉心湯エキス(4/5量)3040mg含有 ハンゲ4.0g、オウゴン・ショウキョウ・ニンジン・カンゾウ・タイソウ各2.0g、オウレン0.8gより抽出 |
| 効果・効能 | 体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症: 急・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用 成人(15歳以上)1回4錠 15歳未満7歳以上 1回3錠 7歳未満5歳以上 1回2錠 5歳未満 服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | わずかに特異なにおいがあり、味ははじめ甘く、後に辛い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
熱を帯びた口内炎を治したい方に
のぼせやイライラも伴う方に
口内炎だけでなくイライラにも用いたい方に
比較的体力がある人の、炎症や充血を鎮め、のぼせや胸苦しさ、イライラを解消する漢方薬。のぼせぎみで顔色が赤く、イライラしがちな人の不眠などの精神症状を緩和し、つらい口内炎の症状を改善します。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量3包(1包1.0g)中、黄連解毒湯エキス(1/2量)700mg含有 オウゴン1.5g、サンシシ1.0g、オウレン・オウバク各0.75gより抽出 |
| 効果・効能 | 体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの次の諸症: 鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用 成人(15歳以上) 1包 15歳未満7歳以上 2/3包 7歳未満4歳以上 1/2包 4歳未満2歳以上 1/3包 2歳未満 1/4包 3ヶ月未満 服用しないこと |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 3ヶ月以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 特異なにおいがあり、味は苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
漢方で口内の痛みを和らげたい方に
急な口内炎による口の中の痛みを和らげる
桔梗湯は、キキョウとカンゾウの2種類で構成されている漢方薬です。のどの痛みや腫れ、咳がやや出ているような場合に用いられ、風邪の初期ののどの痛みなどでも用いられます。キキョウは痰や化膿をとり、カンゾウは炎症や痛みをやわらげます。口内炎ができて腫れて痛いときに応用されます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日2包(3.75g)中、乾燥エキス0.625gを含有 日局カンゾウ 1.5g、日局キキョウ 1.0g |
| 効果・効能 | 体力に関わらず使用でき、のどがはれて痛み、ときにせきがでるものの次の諸症: 扁桃炎、扁桃周囲炎 |
| 用法・用量 | 次の量を、1日2回、少しずつ口中に含み、水またはお湯で、徐々に溶かし服用してください。 成人(15歳以上)1包(1.875g) 7歳以上15歳未満 2/3包 4歳以上 7歳未満 1/2包 2歳以上 4歳未満 1/3包 2歳未満 服用しないこと |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中:要相談、授乳中:使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 特異なにおいがあり、味は甘い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
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使用するときのポイントや注意点について
アフタッチAなど錠剤タイプでも口腔内貼付剤は、内服薬と異なり、水で飲んで使用しません。使い方をよく読んでから使用しましょう。
使用するときのポイント・副作用はあるの?

使用するときは、唾液が多いと薬が貼り付きにくくなるので注意が必要です。患部の唾液をティッシュやガーゼなどでふき取ってから使用することで貼りつけやすくなります。薬は二層で白い面に主成分が含まれます。
そのため、白い面が患部に触れるようにオレンジの面に指を当てて抑えましょう。 副腎皮質ステロイド外用剤のため、患部がウイルス感染、細菌感染によることが疑われる場合は使用を控えます。
また、使用によって常在菌のカンジダによる感染の疑いがある白斑、細菌感染の疑いとなる黄色い膿などがみられる場合は、すぐに使用を中止する必要があります。
こんなときは病院へ

1~2日間使用しても悪化している場合や5日程度使用して改善がみられない場合は、使用を中止し、また、口内炎治療薬の使用によって白斑や膿など感染の兆候がみられる場合は、医師に相談することをおすすめいたします。
歯槽膿漏、歯肉炎など歯科の治療中の方は、一度歯科医に口内炎の相談をするとよいでしょう。
『アフタッチ』に関するQ&A

アフタッチや口内炎に用いられる薬に関してよくある質問をまとめました。

内服しても効果はありませんので、誤って飲み込んだ場合は、新しい薬を患部に貼り直してください。


また、ビタミンB2を主成分にした飲み薬やトラネキサム酸を主成分にした飲み薬もありますので、患部に貼ると生活がしにくいなどが考えられる場合は、飲み薬も選択肢に入れるとよいでしょう。
加えて、これらの飲み薬と軟膏やアフタッチAなどは併用が可能です。口内炎は、食生活の乱れや疲れによる免疫力の低下などが原因ともいわれていますので、刺激の強い食事を避け、しっかりと休養することも大切です。


アフタッチAや口内炎治療薬の軟膏は、徐々に溶けて自然となくなりますが、一部のパッチ型製品では、溶けずに残るものもありますので、使用上の注意をよく読んでから使用しましょう。


通常、アフタッチAの白い面を患部に当て、指で2~3秒程度押し当て指を離します。歯との接触を避けるため、唇を少し引っ張り、更に数分間待つとよいでしょう。
この間に舌先で触れるとはがれてしまうことがあるので注意してください。


また、子どもに使用する際は、保護者の指導監督が必要です。

まとめ

口内炎はとても辛いですね。食事をしていて誤って噛んでしまうことでも生じることがあり、また、小さな子どもの場合は痛いと泣いて食事も摂れないこともあるでしょう。ぜひご紹介したお薬や対応方法などを参考にしていただきたいと思います。
口内炎ができた時にすぐ使えるように、常備薬として持っておくのもよいでしょう。口内炎が習慣になっている方では、普段の食生活で刺激物を避けたり、ストレスマネジメントや漢方薬の使用も検討してみてください。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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竹田 由子 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら2000年 共立薬科大学(現:慶応大学)大学院臨床薬学専攻修了 病院で勤務10年後、家族の転勤で調剤薬局、企業、診療所で勤務 2018年、2022年に出産し、現在はフリーランスとしてライターやオンライン漢方提案を中心に...























