目次
口内炎に効く漢方の成分は?
この両者には強い清熱作用(抗炎症作用)があり、炎症が激しい場合は清熱する必要があります。
一方、病後など倦怠感を伴う口内炎には、人参配合の漢方薬で消化器系を立て直します。
体力がある方で、炎症が強く、強い痛みを伴う口内炎には?
体力があるから口腔内の細菌に対し、激しく戦います。赤く・痛い口内炎が特徴です。そんな口内炎には、抗炎症作用の強い黄連(オウレン)、黄芩(オウゴン)を含む黄連解毒湯、三黄瀉心湯がおすすめです。ファーストチョイスに黄連解毒湯、便秘を伴えば三黄瀉心湯です。辛いもの好きで熱が内にこもりやすく、顔が赤くのぼせている青年期~壮年期の方の口内炎におすすめです。
また、茵蔯蒿湯も清熱作用のある生薬が含まれており、錠剤タイプもあります。
体力がない方で、炎症も弱く、痛みも弱い口内炎には?
病後など倦怠感を伴う口内炎は、炎症が強くありません。痛くありませんが白く小さい口内炎がたくさんできます。このような口内炎には人参の配合された漢方薬が使用されます。風邪の後など消化器系が弱くなり、口内炎ができてしまうことが多いです。そんな時に消化器系を立て直す補中益気湯などの補剤が選択されます。
唾液が少ない高齢者、冷えを伴えば人参養栄湯が選択され、食欲不振が主な症状の場合は六君子湯を選択します。
口内炎を緩和できる市販薬の選び方・ポイント

口内炎の漢方薬の選び方は、青年期、壮年期、老年期で選びます。
真っ赤で痛い口内炎は青年期です。老年期は体力がなく弱々しい口内炎が口腔内にたくさんできます。どちらか分からない場合は壮年期のファーストチョイス、半夏瀉心湯です。
ポイント①:青年期の口内炎には黄連が含まれる漢方薬
青年期の口内炎の特徴として、体力がある方で炎症が強く、赤く・痛い口内炎があります。そんな口内炎には、清熱作用の強い生薬の黄連(オウレン)が含まれる漢方薬がおすすめです。ファーストチョイスは黄連解毒湯です。口内炎だけではなく、鼻血など顔がのぼせる方に適してます。
便秘を伴えば三黄瀉心湯です。排便を促すことでで内にこもっている熱を取り除くことが出来ます。
ポイント②:壮年期の口内炎には半夏瀉心湯から選ぶ
壮年期の口内炎の特徴として、痛みを伴い、白いアフタ性口内炎が多いです。神経性胃炎など胃腸症状(炎症)を伴う口内炎です。そんな口内炎には、清熱がメインですが同時に補う生薬も必要です。現代社会は複雑ですので清熱しながら補う、半夏瀉心湯がおすすめです。また、女性には加味逍遙散という選択もあります。
ポイント③:老年期の口内炎には補中益気湯から選ぶ
老年期の口内炎の特徴として、痛くない弱々しい小さい白い口内炎がたくさんできます。これは、消化器機能の低下が原因の口内炎です。高齢者でなくても病後(風邪の後など)、倦怠感を伴う口内炎には補中益気湯です。漢方医学では口腔内を消化器系の一部と捉えてます。口内炎を治す為には消化器系の立て直しが必要です。
自覚症状が食欲不振であれば六君子湯、高齢者で冷え、唾液分泌の低下を伴えば人参養栄湯です。
【厳選】口内炎を緩和するのにおすすめの市販薬 9選
ポイント①:黄連が含まれる漢方薬を重視した市販薬 3選
ファーストチョイスは黄連解毒湯です。体力があり、口内炎も赤く、痛いケースです。便秘を伴えば三黄瀉心湯です。粉(顆粒)が飲めないケースには茵蔯蒿湯の錠剤もあります。

こんな方に
のぼせ傾向のある方に
子どもにも使用できる薬が欲しい方に
赤く・痛い口内炎を治療する
比較的体力のある方向きの漢方薬です。赤く・痛い口内炎に向いてます。身体に熱がこもっている方(エアコンの設定温度が低めの方、熱いお風呂が苦手な方、冬でもアイスコーヒーを好む方)、子どもでも服用できます。青春期の口内炎に向いてます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) |
成人1日の服用量3包(1包1.0g)中、次の成分を含んでいます。
黄連解毒湯エキス(1/2量):700mg
(オウゴン 1.5g、サンシシ 1.0g、オウレン・オウバク各0.75gより抽出)
|
| 効果・効能 | 体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの次の諸症: 鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上) 1回1包 15才未満7才以上 1回2/3包 7才未満4才以上 1回1/2包 4才未満2才以上 1回1/3包 2才未満 1回1/4包 |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 生後3か月以上 |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | 褐色 |
| 薬の匂い | 〇漢方独特の匂い |

こんな方に
のぼせ傾向で便秘傾向のある方に
子どもにも使用できる薬が欲しい方に
赤く痛い口内炎、便秘傾向の方に
比較的体力のある方向きの漢方薬です。赤く・痛い口内炎で便秘傾向の方に向いてます。身体に熱がこもっている方(辛く、脂っぽい食生活、甘いもの好きなど)、顔が赤く、のぼせぎみの方のような黄連解毒湯の証に加えて便秘傾向のある方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量3包(1包1.0g)中 三黄瀉心湯エキス粉末・・・350mg (ダイオウ1.0g、オウゴン・オウレン各0.5gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの次の諸症: 高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満・・・服用しないこと |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 授乳婦は服用不可 |
| 使用が可能な年齢 | 4歳以上 |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | 褐色 |
| 薬の匂い | 〇漢方独特の匂い |

こんな方に
子どもにも使用できる薬が欲しい方に
比較的体力があり、のどが渇きやすく、尿量が少なく、便秘傾向のある方に
昔から黄疸に効く薬として利用されていましたが、黄疸がなくても、口内炎などにも効果を発揮します。比較的体力があり、のどが渇きやすく、尿量が少なく色が濃く、便秘傾向の方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | インチンコウ、サンシシ、ダイオウ、水性エキス(サンシシ、ダイオウ、インチンコウ) |
| 効果・効能 | 体力中等度以上で,口渇があり,尿量少なく,便秘するものの次の諸症:じんましん,口内炎,湿疹・皮膚炎,皮膚のかゆみ |
| 用法・用量 | 1日3回、食前1時間、又は空腹時に服用する。 大人:1回4~6錠 7~13歳迄:2~3錠 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 7歳以上 |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | 淡褐色 |
| 薬の匂い | × |
ポイント②:半夏瀉心湯を重視した市販薬 3選
ファーストチョイスは半夏瀉心湯です。清熱(抗炎症)と補う生薬のバランスが良い漢方薬です。過労、神経性胃炎などストレスが原因の口内炎に使います。女性の口内炎には加味逍遙散です。唾液が少ないという口内炎には白虎加人参湯です。

こんな方に
神経性胃炎などの胃が不調な時にできやすい口内炎を改善したい方に
ストレスフルな環境にさらされている口内炎の方に
ストレスで悪化する口内炎の方に
ストレスフルな生活で、胃のつかえ、胃炎を伴う口内炎の方に向いてます。清熱の生薬だけではなく、補う生薬(ニンジン、タイソウ、ショウキョウ)も配合されておりバランスの良い漢方薬です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量12錠(1錠380㎎)中 半夏瀉心湯エキス(4/5量)…3,040mg ハンゲ4.0g、オウゴン・ショウキョウ・ニンジン・カンゾウ・タイソウ各2.0g、オウレン0.8gより抽出。 |
| 効果・効能 | 体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症: 急・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上) ・・・1回4錠 15才未満7才以上・・・1回3錠 7才未満5才以上 ・・・1回2錠 5才未満は服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | 淡褐色 |
| 薬の匂い | × |

こんな方に
イライラ、怒りを抑制したい方に
イライラ、怒りを抑制したい方に
加味逍遙散は婦人薬として、更年期障害など、イライラなど精神神経症状や便秘傾向ある時に用いられることが多い漢方薬です。更年期にさしかかると、口の中が乾燥して口内炎ができやすくなることがあります。そのため、更年期障害などにともなって口内炎がおこるような場合におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量12錠(1錠380㎎)中 加味逍遙散エキス(3/5量)…2,460mg トウキ・シャクヤク・ビャクジュツ・ブクリョウ・サイコ各1.8g、ボタンピ・サンシシ各1.2g、カンゾウ0.9g、ショウキョウ0.3g、ハッカ0.6gより抽出。 |
| 効果・効能 | 体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症: 冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上) …1回4錠 15才未満7才以上 …1回3錠 7才未満5才以上 …1回2錠 5才未満は服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | 淡褐色 |
| 薬の匂い | × |

こんな方に
熱感と口の乾きが強い方の口内炎に
のどや口の渇く口内炎に
配合されている生薬のセッコウやチモは、ほてりや口の渇きを緩和し、ニンジンは体液を潤す作用があります。体力があり、熱感と口の乾きが原因で口内炎ができやすく、頻繁に水分を飲みたくなるような方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量3包(1包1.0g)中、次の成分を含んでいます。 白虎加人参湯エキス(1/2量)・・・1,300mg 〔チモ2.5g、セッコウ7.5g、カンゾウ1.0g、コウベイ4.0g、ニンジン0.75gより抽出。〕 |
| 効果・効能 | 体力中等度以上で、熱感と口渇が強いものの次の諸症: のどの渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満2才以上・・・1回1/3包 2才未満・・・1回1/4包 |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 生後3か月以上 |
| 薬の風味 | 漢方薬独特の味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | 褐色 |
| 薬の匂い | × |
ポイント③:補中益気湯を重視した市販薬 3選
体力低下(加齢または病後など)している方の口内炎は、痛くなく、白くなよなよした口内炎がたくさん出来ます。全身倦怠感を伴えば補中益気湯です。食欲不振が主な症状であれば六君子湯です。冷え、唾液が少ない高齢者の口内炎には人参養栄湯です。補中益気湯、六君子湯、人参養栄湯は抗炎症よりも生態防御を重視します。口内炎を消化器機能の低下と捉え、消化器機能を立て直します。

こんな方に
風邪など病後の口内炎に
疲労倦怠感を伴う口内炎に
体力がなく、胃腸の働きが衰え、疲れやすい方におすすめの漢方薬です。補中益気湯は名前の通り、お中(腹)を補い、元気を益(増)す漢方薬です。病後、加齢などで疲れやすい方の口内炎に用います。風邪を引いた後の口内炎にも有効です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) |
成人1日の服用量12錠(1錠390mg)中
補中益気湯エキス(1/2量)・・・3,200mg
(ニンジン・ビャクジュツ・オウギ各2.0g、トウキ1.5g、タイソウ・サイコ・チンピ各1.0g、カンゾウ0.75g、ショウキョウ0.25g、ショウマ0.5gより抽出。)
|
| 効果・効能 | 体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症: 虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・4錠 15才未満7才以上・・・3錠 7才未満5才以上・・・2錠 5才未満・・・服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | 淡褐色 |
| 薬の匂い | × |

こんな方に
胃腸の弱い方の口内炎に
胃腸の弱い方の口内炎に
病後、加齢など食欲不振を伴う口内炎に用います。消化器機能が低下してくると免疫力も低下してきます。健康でしたら口腔内の常在菌に対応できるのですが、食欲不振が続くと免疫力が低下します。六君子湯は病後、加齢などで食欲不振を伴う口内炎に用います。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量3包(1包1.2g)中、次の成分を含んでいます。 六君子湯エキス(1/2量)・・・・・・・・・・・・・2,050mg (ニンジン・ビャクジュツ・ブクリョウ・ハンゲ各2.0g、チンピ・タイソウ各1.0g、カンゾウ0.5g、ショウキョウ0.25gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症: 胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上) 1回1包 15才未満7才以上 1回2/3包 7才未満4才以上 1回1/2包 4才未満2才以上 1回1/3包 2才未満 1回1/4包 |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 生後3か月以上 |
| 薬の風味 | 漢方薬独特の味、苦くはない |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | ベージュ~カーキ |
| 薬の匂い | 漢方薬独特の匂い |

こんな方に
体力が低下した病後、高齢者の口内炎の方に
不眠を伴う疲労倦怠感や食欲不振のある口内炎に
人参養栄湯は消化器のはたらきを高め、栄養をすみずみにいきわたらせ、「気」と「血(けつ)」の両方を補う処方です。病後や加齢などにより、体力低下し、不眠など精神症状を伴う疲労倦怠感や食欲不振により、口内炎ができやすくなった方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量3包(1包1.5g)中、次の成分を含んでいます。 人参養栄湯エキス粉末・・・・・・・・・・・・・3,350mg (ニンジン1.5g、トウキ・ジオウ・ビャクジュツ・ブクリョウ各2.0g、シャクヤク・チンピ・オンジ各1.0g、オウギ0.75g、ケイヒ1.25g、ゴミシ・カンゾウ各0.5gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力虚弱なものの次の諸症: 病後・術後などの体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血 |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上) 1回1包 15才未満7才以上 1回2/3包 7才未満4才以上 1回1/2包 4才未満2才以上 1回1/3包 2才未満は服用しないこと |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 薬の風味 | 特異なにおいがあり、味はわずかに苦くて甘い。 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
| 色 | 褐色 |
| 薬の匂い | 漢方薬独特の匂い |
【比較一覧】この記事で紹介している市販薬
口内炎の薬の売れ筋ランキングもチェック!
なお、ご参考までに、口内炎の薬のAmazon、Yahoo!ショッピング、楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
市販薬を使用するときのポイントや注意点について
使用するときのポイント・副作用はあるの?

黄連解毒湯は身体を冷やすため、顔に熱感(のぼせ)など熱の症状あれば適してます。しかし、高齢者または女性で冷えのある方は注意が必要です。
一方、人参養栄湯は体力のない、冷えのある方向きです。冷えのない方、体力のある方が長期飲むと血圧が上がってきたり、太ってきたりします。
漢方薬を構成している生薬にも注意です。甘草が配合されていると、血圧上昇、低カリウムのリスクあります。
副作用リスクはゼロではありません。もし、倦怠感、頭痛など普段と違う症状を感じたら薬剤師、登録販売者に相談するようにおすすめします。
こんなときは病院へ

日常的な口内炎(暴飲暴食、胃炎、過労、ストレス)は市販の漢方薬で対応できます。口内炎は身体からの合図ですので、原因が分かれば対応ができます。
しかし、内臓疾患(神経性胃炎など)や免疫疾患が原因の口内炎の可能性もあります。1か月以上治らない口内炎は、医師に診断してもらいましょう。
また、原因不明の再発する口内炎も病院へ行きましょう。ベーチェット病などが口内炎の原因かもしれません。加えて、口内炎に伴い発熱をしたらウイルス性も疑われますので、病院へ行く必要があります。
『口内炎』に関するQ&A

ここからは『口内炎』に関するQ&Aについて解説します。

高齢者は冷えているケースが多いので、白虎加人参湯も短期で使います。2週間使ったら麦門冬湯に切り替えます。この繰り返しをおすすめします。
唾液は口腔内をクリーニングしてます。虫歯や口内炎の予防になります。同じ清熱ですが、黄連解毒湯にはない特性です。


甘草には抗炎症作用があります(主成分のグリチルリチン)。もともと扁桃炎などの上気道炎の炎症、痛みに使われていました。口内炎にも応用されています。完全には溶けませんが懸濁状態でも大丈夫です。この両者は苦くありません。


また口内炎は、食事への工夫が重要です。香辛料、暴飲暴食、過労、ストレス、睡眠不足も口内炎を悪化させます。快眠・快食・快便といった、規則正しい生活習慣をおすすめします。
加えて、ファーストフード、スイーツ、激辛タンタンメンといった刺激の強い食べ物なども控えましょう。身体に熱がこもりやすくなります。
バランスの良い食生活(昔ながらの食生活:玄米、納豆、みそ汁、アジの干物、白菜の漬物、梅干し)が予防の為の一歩です。

まとめ

口内炎の漢方薬を青年期、壮年期、老年期の3つのステージに分けてみました。
青年期の赤く・痛い口内炎には黄連解毒湯、壮年期の働き盛りの口内炎には半夏瀉心湯、体力がなく病後(老年期)の口内炎には補中益気湯です。この3種類の口内炎をイメージすると分かりやすくなります。
どちらか分からない場合は半夏瀉心湯です。清熱(抗炎症)しながら補うという特性があります。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
-

加賀谷 元 個人事業主/薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら昭和49年(1974年)日本大学理工学部薬学科卒業。同年4月、製薬会社(株)に入社。工場併設の製剤研究室、薬品研究所・生物研究室、薬品開発部を経て、販売会社の東京支店学術課長として従事。その後、本社、札幌支店、松...























