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アンブロキソールの効果・副作用について
まずは、アンブロキソールの効果や副作用について解説します。
アンブロキソールの効果

アンブロキソールは、繊毛(せんもう)と呼ばれる気道のバリア機能に働きかけることで、痰を出しやすくする効果があります。繊毛は気道の表面に存在する小さな毛のような細胞で、肺(体の内側)から口(体の外側)に向かう粘液や分泌物の流れを作っています。アンブロキソールは、繊毛の働きを強めることで、痰を排泄しやすくさせるのです【1】【2】。
なお、痰を出しやすくする薬は一般的に去痰薬と呼ばれます。 風邪などの感染症にかかった場合や、喘息を患っている方では気道が炎症を起こしやすくなります。気道が炎症を起こすと痰の量が増えるため、呼吸がしずらくなったり、痰を出すために咳き込んでしまうこともあるでしょう。アンブロキソールはこのような症状を緩和する目的で用いられます。
アンブロキソールの副作用

アンブロキソールは小児科でも広く用いられている去痰薬の一つです。副作用が発生する確率は低いといえますが、場合によっては胃の不快感、下痢、嘔吐、便秘、食欲不振などの胃腸症状のほか、発疹や蕁麻疹などの過敏症状、しびれ感やめまいなどの副作用が知られています【2】。
また、ごくまれにアナフィラキシーと呼ばれる強いアレルギー反応が起こる可能性もあります【2】。
アンブロキソールの飲み合わせ・禁忌について
処方薬との飲み合わせ

アンブロキソールは副作用の少ない薬です。飲み合わせの悪い薬もほとんどありません。医療機関から処方される薬であっても、飲み合わせに注意が必要な薬は知られていません。
ただし、アンブロキソールで過敏症を起こしたことがある人は服用できません。
また、妊娠中は治療上の利益が危険性を大幅に上回る場合に投与、授乳中は本剤投与中は授乳を避けさせることとされています。【2】。ご高齢の方では投与量を減らすなど、注意して用いることが推奨されています【2】。
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市販薬との飲み合わせ

医療機関から処方される薬と同様、市販薬においても飲み合わせに注意が必要な薬はありません。
ただし、市販薬の中にはアンブロキソールを有効成分として含む製品が多く、複数の市販薬を併用する場合では、アンブロキソールの重複に注意が必要です。
食品との飲み合わせ

アンブロキソールを服用するにあたり、注意が必要な食品はありません。
どのような食品であっても、アンブロキソールの薬効に影響を及ぼしたり、副作用が出やすくなるという心配はありません。
アンブロキソールと一緒に使える市販薬はなに?症状別9選
しかし、風邪などをひいた場合には、発熱や咳、鼻水など、痰の他にも様々な症状が出ることでしょう。
以下では、アンブロキソールと一緒に使える市販薬を症状別にご紹介します。
アンブロキソールと一緒に使える解熱鎮痛剤 3選
アンブロキソールと一緒に使える解熱鎮痛薬を紹介します。解熱鎮痛剤は可能な限り、1つの成分が配合されている製品を選ぶと良いでしょう。複数の鎮痛成分が配合されているからと言って、必ずしも解熱鎮痛効果が強まるとは限らないからです【3】【4】。

こんな方に
胃腸に不安がある方に
胃腸に負担をかけにくい解熱鎮痛薬
解熱鎮痛薬の多くは、痛みのもとになる体内物質、プロスタグランジンの産生を抑えることで有効性を発揮します。一方で、プロスタグランジンは胃の粘膜を保護する作用もあるため、解熱鎮痛薬は胃に負担がかかりやすいのです。タイレノールAに含まれる有効成分のアセトアミノフェンは胃腸のプロスタグランジンの産生に対して影響を与えにくく、胃に対する負担が小さい解熱鎮痛薬です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 アセトアミノフェン 300mg |
| 効果・効能 | ●頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 1回1錠:3回まで。服用間隔は4時間以上。 かぜによる悪寒・発熱時には、なるべく空腹時をさけて服用 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠中は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |

こんな方に
痛みを素早く抑えたい方に
大きめの錠剤が苦手な方に
1回1錠で素早く痛みを抑える
ロキソニンSの有効成分であるロキソプロフェンは、体内で吸収されてから活性型に変化し、効果を発揮する仕組みの薬で、胃への負担が少ないと考えられています。痛みの緩和の他、炎症を抑える作用も期待できます。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg |
| 効果・効能 | ●頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛 ●悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 1回1錠:2回まで。 症状があらわれた時、なるべく空腹時をさけて服用。再度症状があらわれた場合には3回目を服用可能。服用間隔は4時間以上あける。 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 出産予定日12週以内の妊婦は服用不可それ以外の妊婦は医師、歯科医師、薬剤師に要相談。 授乳中も要相談。 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 直径約9mm |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |

こんな方に
痛みを素早く抑えたい方に
カプセル剤がお好みの方に
液状の有効成分が素早く効く
リングルアイビーα200は、市販薬の解熱鎮痛薬としては、最大量のイブプロフェンを配合した解熱鎮痛薬です。液状の有効成分をカプセルに充填することで、薬が素早く溶けだすと考えられています。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1カプセル中 イブプロフェン 200mg |
| 効果・効能 | 頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・月経痛(生理痛)・外傷痛の鎮痛 悪寒・発熱時の解熱 |
| 用法・用量 | 1回1カプセル:2回まで(ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用可)なるべく空腹時をさけて服用。服用間隔は4時間以上あける。 |
| タイプ | カプセル剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 出産予定日12週以内の妊婦は服用不可それ以外の妊婦は医師、歯科医師、薬剤師に要相談 授乳中も要相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
アンブロキソールと一緒に使える風邪薬 3選
風邪薬の中にはアンブロキソールを配合した製品も少なくありません。アンブロキソールと風邪薬を一緒に飲む場合には、成分の重複に注意が必要です。以下で紹介する風邪薬はアンブロキソールを配合していない製品です。

こんな方に
風邪薬の副作用が気になる方に
痰の症状が強い方に
生薬成分を配合した総合感冒薬
パブロン50は、去痰作用のある麦門冬湯乾燥エキスやグアヤコールスルホン酸カリウムを配合した総合感冒薬です。アンブロキソールと併用することで、効果的な去痰作用が期待できます。風邪薬にありがちな、眠気や尿が出にくくなる、血圧が高くなるといった副作用が出にくいことも特徴です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 4錠中 アセトアミノフェン 150mg、グアヤコールスルホン酸カリウム 80mg、麦門冬湯乾燥エキス 600mg |
| 効果・効能 | かぜの諸症状(のどの痛み、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み、たん)の緩和 |
| 用法・用量 | 次の量を食後なるべく30分以内に水又はぬるま湯で服用 1回4錠:1日3回 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |

こんな方に
せきやたんがつらい方に
カンゾウエキスが関節や筋肉の痛みを緩和
新ジキニン顆粒は、カンゾウという生薬成分を配合しており、鎮咳・去痰作用や有効成分の働きをサポートしてくれます。本製品には、咳を抑える成分や解熱鎮痛薬としてアセトアミノフェンを配合しており、アンブロキソールと併用することで、風邪の諸症状の緩和に効果が期待できます。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1包(1.5g)中 ジヒドロコデインリン酸塩 8mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20mg、カンゾウ(甘草)エキス 150mg、アセトアミノフェン 300mg、クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg、無水カフェイン 25mg |
| 効果・効能 | かぜの諸症状(せき、発熱、頭痛、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、たん、悪寒 (発熱による寒気)、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
| 用法・用量 | 次の量を食後なるべく30分以内に服用。 15才以上:1包:3回 12才以上15才未満:2/3包:3回 |
| タイプ | 顆粒剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 授乳中は服用しない。妊娠または妊娠していると思われる人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 12歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 甘い |
| 眠くなる成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |

こんな方に
風邪の引きはじめの方に
漢方薬による治療も試したい方に
漢方薬と西洋薬を一つに統合した風邪薬
コフト顆粒は、漢方薬の葛根湯を配合した総合感冒薬です。葛根湯は寒気をもよおすような風邪の引きはじめに効果的だと考えられています。アンブロキソールとの併用も問題ありません。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 3包6g(葛根湯エキス2,200mg)中 カッコン 3.83g、マオウ 1.91g、タイソウ 1.91g、ケイヒ 1.43g、シャクヤク 1.43g、カンゾウ 0.96g、ショウキョウ 0.48g、アセトアミノフェン 450mg、クロルフェニラミンマレイン酸塩 7.5mg、ジヒドロコデインリン酸塩 24mg、ビタミンC 500mg、ビタミンB2 4mg、グアイフェネシン 250mg、無水カフェイン 90mg |
| 効果・効能 | かぜの諸症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和 |
| 用法・用量 | 15歳以上の成人1回1包、12歳以上15歳未満1回2/3包、いずれも1日3回、食後なるべく30分以内に、水と一緒に服用 |
| タイプ | 顆粒剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 授乳中は服用しない。妊娠または妊娠していると思われる人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 12歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩 |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |
アンブロキソールと一緒に使える胃薬 3選
アンブロキソールと胃薬を同時に飲むケースは少ないと思いますが、基本的にはどの胃薬でも一緒に服用することができます。ただし、アンブロキソールを服用した直後に胃腸の調子が悪くなった場合は、副作用の可能性もあります。このような場合には、かかりつけの医師、もしくは薬剤師にご相談されることをおすすめします。

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こんな方に
胃のむかつきなどの症状を速やかに抑えたい方に
空腹時に胸やけが出やすい方に
速やかに胃酸を抑えるH2ブロッカー配合
ファモチジン錠「クニヒロ」は、H2ブロッカーと呼ばれるファモチジンを配合した胃薬です。胃酸はヒスタミンH2受容体にヒスタミンが結合することで、その分泌が促されます。ファモチジンは、H2受容体を遮断(ブロック)することで胃酸の分泌を抑えます。
| 分類 | 第1類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1錠中 ファモチジン 10mg |
| 効果・効能 | 胃痛、胸やけ、もたれ、むかつき |
| 用法・用量 | 1回1錠:1日2回(2錠)まで 服用後8時間以上たっても症状が治まらない場合は、もう1錠服用可 2週間を超えて続けて服用しない |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用不可 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上80歳未満 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| スーッとする成分 | × |

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こんな方に
食後に胃もたれを感じる方に
胃もたれで食欲が落ちている方に
胃の粘膜を保護して胃もたれを改善
新セルベール整胃プレミアムには、胃の粘液を増やす『テプレノン』が配合されています。テプレノンが、胃の粘膜を保護することで胃を守り、胃腸の働きを正常に戻すと考えられています。その他、胃腸の動きを改善する生薬成分や、脂肪の消化を助けるリパーゼを配合しています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 3錠中 テプレノン 150mg、ソウジュツ乾燥エキス 150mg、コウボク乾燥エキス 83.4mg、リパーゼAP6 14.7mg |
| 効果・効能 | 胃もたれ、食べ過ぎ、食欲不振、胃部・腹部膨満感、胸やけ、飲み過ぎ、吐き気(むかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、胸つかえ |
| 用法・用量 | 1回1錠:1日3回食後 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠または妊娠していると思われる人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談。授乳中は可 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | テプレノン |
| スーッとする成分 | × |

こんな方に
胃もたれと胃のむかつきの両方にお悩みの方に
空腹時や食後に関わらず症状が出る方に
胃酸を抑えるだけでなく、胃の粘膜も保護
ガストール錠に配合されているピレンゼピンは、胃酸の分泌を抑えるだけでなく、胃の粘膜を保護する作用も知られています。また、ガストール錠には食べ物の消化を助けるビオヂアスターゼも配合されており、食後の胃もたれなどにも効果が期待できます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 9錠(1日量)中 ピレンゼピン塩酸塩水和物 47.1mg、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 900mg、炭酸水素ナトリウム 1200mg、ビオヂアスターゼ2000 30mg |
| 効果・効能 | 胃痛、胸やけ、胃酸過多、胸つかえ、げっぷ、胃もたれ、胃重、胃部不快感、胃部膨満感、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、飲み過ぎ、食べ過ぎ、消化不良、消化不良による胃部・腹部膨満感、消化促進、食欲不振 |
| 用法・用量 | 1回3錠、1日3回 食後 |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠または妊娠していると思われる人は不可。授乳中の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | ピレンゼピン塩酸塩水和物、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム |
| スーッとする成分 | × |
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市販薬を使用するときのポイントや注意点について
使用するときのポイント・副作用はあるの?

解熱鎮痛薬は胃に負担をかけやすい薬です。そのため、タイレノールを除いて、胃潰瘍を治療中の方では市販の解熱鎮痛薬を服用できません。
総合感冒薬は眠気が出やすく、自動車の運転や機械の作業などに従事している方では注意が必要です。
胃薬は透析療法を受けている人では服用できない製品も少なくありません。透析治療を受けている方では胃薬に限らず、市販薬を購入する前に、主治医に相談するようにしてください。
こんなときは病院へ

市販薬を一定期間にわたって服用しても症状が改善しない、もしくは悪化する場合には医療機関の受診をおすすめします。
特に、胃の痛みなどの症状がある場合には、市販の胃薬で様子を見るのではなく、医療機関の受診をおすすめします。胃潰瘍や逆流性食道炎などでは、診断が遅れることで病状が悪化してしまう恐れもあります。
『アンブロキソール』に関するQ&A

アンブロキソールについてよくある質問にお答えします。

ただし、アンブロキソールとカルボシステインは、作用の仕方が異なるために、両者を併用して使用されるケースも数多くあります。
実際、市販の風邪薬であるパブロンSゴールドW錠には、アンブロキソールとカルボシステインが配合されています。


ただし、妊娠中にアンブロキソールを服用すると、新生児の乳児呼吸窮迫症候群が予防できる可能性も報告されています【5】【6】。呼吸窮迫症候群とは、肺が適切に膨らまずに呼吸ができなくなってしまう病気で、早産をしてしまった新生児に多いことが知られています。
とはいえ、このようなアンブロキソールの使い方は一般的ではなく、専門医の判断となります。


一方、有効性が示されなかった研究【8】も報告されており、アンブロキソールが喉の痛みに効くとする質の高い科学的根拠は限られています。したがって、アンブロキールにのどの痛みを緩和する効果があると結論することはできません。
なお、日本で市販されているアンブロキソールはあくまでも去痰薬として開発された錠剤であり、トローチ剤は発売されていません。

まとめ

アンブロキソールは痰を出しやすくする薬で、小児科でも広く用いられている薬です。市販の風邪薬などにも配合されており、痰が出すぎることによる息苦しさ、咳き込んでしまうなどの症状を緩和します。
ただし、一定期間にわたって服用しても症状が改善しない、もしくは悪化する場合には医療機関の受診をおすすめします。
参考文献
・【1】Multidiscip Respir Med. 2020 Mar 3;15(1):511
・【2】ムコソルバン錠15mg 製剤添付文書 2023年 4月改訂 ( 第1版 )
・【3】UpToDate: Patient education: Nonsteroidal antiinflammatory drugs (NSAIDs)
・【4】Drug Intell Clin Pharm. 1981Jan;15(1):3-7.
・【5】J Obstet Gynaecol Res. 2000 Aug;26(4):307-12.
・【6】Akush Ginekol (Sofiia). 2011;50(4):17-22.
・【7】BMC Fam Pract. 2014 Mar 13;15:45.
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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青島 周一 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら2004年城西大学薬学部卒。 保険薬局勤務を経て2012年より病院勤務。 NPO法人アヘッドマップ(http://aheadmap.or.jp/)共同代表。























