目次
目の下ぶつぶつに効く市販薬によく含まれている成分
抗生物質は細菌を倒す成分で、ヨクイニンは漢方薬の成分の1種です。どういった特徴があるのか、どういった場合に使用するのかなど、それぞれについて解説します。
①:抗生物質

抗生物質の効果として、細菌の増殖を抑えたり、細菌を倒したりする効果があります。なぜ目の下のぶつぶつで使われるのかというと、ぶつぶつの原因の1つとして、細菌感染が挙げられるからです。
細菌感染でのぶつぶつでは痛みを伴うことも多く、放置しているだけでは治りません。そういった場合に有効なのが、抗生物質を含んでいる商品になります。
②:ヨクイニン

ヨクイニンは、目の下にぶつぶつの原因として挙げられる「いぼ」に効果があります。漢方薬に含まれる生薬成分の1つで、ハトムギの皮を取り除いた種子を乾燥させた生薬です。 飲み薬を希望される方には、選択肢の1つとなります。
注意点としては「医薬部外品」と「第〇類医薬品」という表示のものがあるので、購入時に間違えないようにしましょう。(今回ご紹介しているものはすべて医薬品のものとなっています。)
目の下ぶつぶつを緩和できる市販薬の選び方・ポイント
「塗り薬」「目薬」「飲み薬」の3つが候補としてあります。それぞれの薬のタイプに応じて、選び方・ポイントを説明します。
ポイント①:塗り薬を使用する場合

塗り薬は、「目の中にできていない」「痛みがある」「かゆみがある」という時に候補となります。
まず1番のポイントは「目の中にできていない」というところで、市販薬の軟膏で目の中に使用できるものはありません。「痛みがある」は細菌が原因の場合が多いので抗生物質、「かゆみがある」はアレルギー関連の場合が多いのでかゆみ止めの成分が含まれるものを選ぶことをおすすめします。
ポイント②:目薬を使用する場合

目薬は、「目の中にできている」「痛みがある」という時に候補となります。
目薬のメリットとして「目の中にできている」場合に使用できることです。目の中で痛みがあるぶつぶつだと、麦粒腫(ものもらい)が考えられ、この症状に効果があるものが抗生物質を含んだ点眼薬になります。
目薬を使用する際の注意点としては、コンタクトレンズを装着しての使用ができない場合があるということです。(特にソフトコンタクトレンズは使用ができない目薬が多いです。)
ポイント③:飲み薬を使用する場合

飲み薬は、「目の中にできていない」「痛みがない」という時に候補となります。
目の下のぶつぶつで痛みがない場合は「いぼ」が考えられます。「いぼ」を治す飲み薬であれば、漢方のヨクイニンの成分を含んだ薬が効果を期待できます。
痛みがある場合は、細菌が原因であることが多く、その時は抗生物質の治療が必要になってきます。ただ抗生物質の飲み薬は医師の判断が必要なので受診することをおすすめします。
【厳選】目の下ぶつぶつを緩和するのにおすすめの市販薬 9選
ここにあげている商品は一例になります。他の商品と比較したい場合は薬剤師に相談してください。
ポイント①:塗り薬の市販薬 3選
塗り薬を選ぶうえで注意していただきたいのが、かゆみと痛みの有無です。かゆみだけある、痛みだけある、両方あるのそれぞれでおすすめの市販薬を1つずつ紹介します。

こんな方に
子どもや高齢者に使用したい方に
かゆみと炎症の両方を治したい方に
6つの有効成分の働きで症状を治す
ウフェナマート、グリチルレチン酸の2成分は炎症を鎮め、ジフェンヒドラミン、リドカインの2成分はかゆみを鎮めます。また、ベンゼトニウム塩化物は殺菌消毒効果があり、トコフェロール酢酸エステルは血行促進効果があります。6つも有効成分を含み、目のまわりに使用できるのでおすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | (1g中) ウフェナマート(50mg)、グリチルレチン酸(3mg)、ジフェンヒドラミン(10mg)、リドカイン(10mg)、ベンゼトニウム塩化物(1mg)、トコフェロール酢酸エステル(5mg) |
| 効果・効能 | 皮膚炎、湿疹、かゆみ、かぶれ、ただれ、あせも、おむつかぶれ |
| 用法・用量 | 1日数回、適量を患部に塗布 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 生後4週間未満の子どもには使用できない。 |
| 染みるタイプ | ✖ |
| 色 | --- |
| ステロイドの強さ | ✖ |

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こんな方に
ノンステロイドを使用したい方に
かゆみが気になる方に
肌に優しいから目のまわりに使える
肌に優しい成分で目の周りに使用できることに加えて、赤ちゃんにも使用可能。また2種類の抗炎症成分で赤み・炎症を抑えつつ、抗ヒスタミン成分で素早くかゆみを鎮めることで、炎症の悪化サイクルを断ち、治していきます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | (1g中) ウフェナマート(50mg)、ジフェンヒドラミン(10mg)、グリチルレチン酸(3mg) |
| 効果・効能 | かゆみ、湿疹、皮ふ炎、ただれ、あせも、かぶれ、おむつかぶれ |
| 用法・用量 | 1日数回、適量を患部に塗布 |
| タイプ | クリーム |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 生後29日以降で使用可 |
| 染みるタイプ | ✖ |
| 色 | 白色 |
| ステロイドの強さ | ✖ |

こんな方に
化膿して腫れている方に
しつこいぶつぶつが気になる方に
2種類の抗菌成分で多くの菌に作用する
コリスチン硫酸塩とバシトラシンの2種類の抗生物質を配合しています。そのため、たくさんの菌に対して抗菌作用を発揮。化膿して腫れている方やしつこいぶつぶつが気になる方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | (1g中) コリスチン硫酸塩(硫酸コリマイシン)(50,000単位)、バシトラシン(250単位) |
| 効果・効能 | 外傷・火傷等の化膿予防及び治療、膿痂疹(とびひ)、せつ、癰(よう)、 疔(ちょう)、毛嚢炎、湿疹、グラム陽性・陰性菌の単独及び混合感染による皮ふ疾患、化膿症、伝染性皮ふ炎、皮ふ潰瘍 |
| 用法・用量 | 通常1日1~3回,適量を患部に直接又はガーゼに塗布 |
| タイプ | 軟膏 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 記載なし |
| 染みるタイプ | ✖ |
| 色 | 白色~微黄色、半透明 |
| ステロイドの強さ | ✖ |
ポイント②:目薬の市販薬 3選
目薬の市販薬を選ぶうえで注意していただきたいのが、一般的な目薬のタイプか、1回ごとに小分けされているタイプか、どちらを使うかということです。症状の頻度が少ない方は小分けタイプがおすすめです。

こんな方に
症状が長期間にわたる方に
何度も使用したい方に
1回使い切りタイプで防腐剤無添加
高粘度の薬液が患部に長くとどまるタイプです。抗菌成分であるスルファメトキサゾールが細菌の繁殖を抑制し、グリチルリチン酸ニカリウムが患部の炎症を抑えます。さらに、タウリンとビタミンB6が傷ついた組織の代謝を促進。1回使いきりタイプで、防腐剤は無添加です。 何度も使用したい方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | スルファメトキサゾール(4.0%)、グリチルリチン酸二カリウム(0.25%)、タウリン(1.0%)、ビタミンB6(0.1%) |
| 効果・効能 | ものもらい、結膜炎(はやり目)、眼瞼炎(まぶたのただれ)、目のかゆみ |
| 用法・用量 | 1回1滴、1日3~5回点眼する |
| タイプ | 目薬 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 1歳以上 |
| スーッとする成分 | ✖ |
| 染みるタイプ | ✖ |
| コンタクト装着での使用 | ソフトコンタクトレンズ✖ |

こんな方に
かゆみも一緒に治したい方
使い切りタイプを使用したい方に
開封してから2~3か月使用できる
強い抗菌力を持つサルファ剤を配合し、目の表面に長くとどまる製剤設計のためより高い抗菌効果を目指した製剤です。使い切りタイプでないため、症状が長期間にわたる方にはおすすめ。開封後2~3ヶ月間は使用できることは使いきりタイプにないメリットです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | スルファメトキサゾール(4.0%)、グリチルリチン酸二カリウム(0.15%)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(0.02%)、酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)(0.01%) |
| 効果・効能 | ものもらい、結膜炎(はやり目)、眼瞼炎(まぶたのただれ)、目のかゆみ |
| 用法・用量 | 1回2~3滴、1日5~6回点眼 |
| タイプ | 目薬 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 1歳以上 |
| スーッとする成分 | ✖ |
| 染みるタイプ | ✖ |
| コンタクト装着での使用 | ソフトコンタクトレンズ✖ |

こんな方に
錠剤が苦手な方に
漢方を試してみたい方に
抗菌作用とかゆみ抑制作用の2つの効果
腫れて痛い、かゆい、そんなつらいものもらい(麦粒腫)や結膜炎に効果があります。抗菌作用のスルファメトキサゾールナトリウム、かゆみ抑制作用のクロルフェニラミンマレイン酸塩、基準内最大濃度のグリチルリチン酸二カリウムを配合しています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | スルファメトキサゾールナトリウム(4%)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(0.03%)、グリチルリチン酸二カリウム(0.25%)、イプシロン-アミノカプロン酸(1%) |
| 効果・効能 | ものもらい、結膜炎(はやり目)、眼瞼炎(まぶたのただれ)、目のかゆみ |
| 用法・用量 | 1回1~3滴、1日5~6回点眼 |
| タイプ | 目薬 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 1歳以上 |
| スーッとする成分 | ✖ |
| 染みるタイプ | ✖ |
| コンタクト装着での使用 | ソフトコンタクトレンズ✖ |
ポイント③:飲み薬の市販薬 3選
飲み薬ではヨクイニンをメインに紹介します。粉薬、錠剤、お茶のように煎じて飲むタイプをそれぞれ紹介します。漢方に苦手意識を持っている方は錠剤や煎じて飲むタイプを選んでみると、無理なく服用できることもありますのでぜひ検討してみてください。

こんな方に
粉薬の苦みが苦手な方に
子どもや高齢者に使用したい方に
古くからいぼにすぐれた効果のある生薬
消炎作用や体の水分バランスを整える作用が期待されおり、肌が荒れている方、イボのある方に有効な生薬製剤。顆粒であるため錠剤が飲めない子ども(2歳以上)から使用できます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量3包(1包1.5g)中 ヨクイニンエキス・・・1,500mg |
| 効果・効能 | いぼ、皮膚のあれ |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に、水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回1包 15才未満7才以上・・・1回2/3包 7才未満4才以上・・・1回1/2包 4才未満2才以上・・・1回1/3包 2才未満・・・服用しないこと |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | ✖ |
| 胃の粘膜を保護する成分 | ✖ |
| スーッとする成分 | ✖ |
| 水なしで使用できるタイプ | ✖ |

こんな方に
粉薬の苦みが苦手な方に
子どもや高齢者に使用したい方に
小粒で飲みやすく、3歳から使用可
漢方では有名なクラシエ薬品が作った、飲みやすいヨクイニンのタブレット。3歳以上から使用することができるので、幅広い年齢の方に使用可能。姉妹商品もあるのでそちらもチェックしてみてください。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量18錠(1錠120mg)中 ヨクイニンエキス(1,500mg) |
| 効果・効能 | いぼ、皮膚のあれ |
| 用法・用量 | 1日3回食前又は食間に、水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)・・・1回6錠 15才未満7才以上・・・1回4錠 7才未満4才以上・・・1回3錠 4才未満3才以上・・・1回2錠 3才未満・・・服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください |
| 使用が可能な年齢 | 3歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | --- |
| 眠くなる成分 | ✖ |
| 胃の粘膜を保護する成分 | ✖ |
| スーッとする成分 | ✖ |
| 水なしで使用できるタイプ | ✖ |

こんな方に
粉薬や錠剤が苦手な方に
薬を継続して飲むのが苦手な方に
お茶感覚で飲みやすいティーバッグタイプ
昔漢方は、各生薬をお湯で煮出してお茶のように服用していました。そんな伝統的な飲み方ができるヨクイニンです。お茶のように飲めるため、続けやすいです。ただし、服用は空腹時にしましょう。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 1日量 1包(10g)中 日本薬局方ヨクイニン(10g) |
| 効果・効能 | いぼ、皮膚のあれ |
| 用法・用量 | 大人(15歳以上)1回量:10gの煎液の1/3、服用回数1日3回を限度とする。食前又は食間3回に分服する |
| タイプ | ティーバッグ |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 記載なし |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 錠剤・タブレットの大きさ | 記載なし |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | ✖ |
| 胃の粘膜を保護する成分 | ✖ |
| スーッとする成分 | ✖ |
| 水なしで使用できるタイプ | ✖ |
【比較一覧】この記事で紹介している市販薬
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使用するときのポイントや注意点について
それはパッケージや説明文書をしっかり読むことです。使用できるのか、副作用はどのようなことがあるのか、どの部位に使用できるのかなど必ず確認して購入(使用)しましょう。
使用するときのポイント・副作用はあるの?

使用するときのポイントは、目の付近に使用する塗り薬は目の中に入らないように注意することです。パッケージの部分に「目の中に入らないようにご注意ください。」と記載されているものを使用する際には十分注意して使用するようにしましょう。
また目薬で使用するときのポイントは開封後の使用期間です。ドラッグストアの接客でよく驚かれるのが、開封後は1~3ヶ月ほどしか使用期間がないこと。理由は目に使用するものは清潔さが大切で、開封し外気に触れると細菌の繁殖の恐れがあるからです。
そのため使い切りタイプというものが販売されているのでご検討ください。
こんなときは病院へ

目の下のぶつぶつは、目の周りというデリケートな部分になります。「市販薬を1週間程度使用してもよくならない」「市販薬を使用しているのに症状が悪化している」などの場合は、市販薬で対応できる範囲を超えている可能性がありますので、専門医へ判断をあおぐ必要があります。
また症状がつらい場合も無理せず、早めに受診するようにしましょう。 受診の際には必ず、受診前にどんな市販薬を使っていたかを病院で伝えるようにしましょう。そうすることで医師がより症状に合った治療を選択しやすくなります。
『目の下ぶつぶつ』に関するQ&A

普段薬を使用しない方は、さまざまな疑問や不安が出てくると思います。ここからは実際にお客さん・患者さんからいただいた、よくある質問3つに回答しますので参考にしてください。

加えて、それぞれのタイプでの注意点をお伝えします。
塗り薬の場合:
顔への使用や目の付近への使用が禁止されていないかの確認。
目薬の場合:
子どもが暴れるため薬を使うとき、目に当たらないようにする。
飲み薬の場合:
錠剤がいいのか、粉薬がいいのかなど購入前にタイプを決めておく。


ただ目の中ではなく外側の少し離れた場所にあり、体にも皮膚症状がある場合は皮膚科も候補になります。ここの判断は難しい部分になるので、一度病院に電話で確認するのも1つの方法です。


ただ、うつるものかどうかの判断は非常に難しいので、うつらない対策をしっかりと取りましょう。むやみやたらに患部に触れない、塗り薬を塗ったあとや目薬を使ったあとは必ず手を洗う、患部を清潔に保つなどを実施していくことが大切です。

まとめ

目の下のぶつぶつは、日常生活を快適に暮らすためにも早く治したいですよね。
ぜひ今回紹介した薬のタイプを参考に、ご自身にあった商品を購入してみてください。 お悩みの方に今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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くすりの窓口薬剤師 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちらくすりの窓口に所属する薬剤師。 役に立って、明日から使える「くすり」の知識を、わかりやすく解説します。正しい「くすり」の知識を身に着けることで、もっと病気とうまく付き合えると信じています。
























