目次
爪が割れたときに使用できる市販薬の選び方・ポイント
一般的には、爪の割れそのものよりも、爪の割れを引き起こしている病気の治療が優先されます。そのため、市販薬で対応できる爪の割れは、病気や怪我が原因ではないものの中でも、割れの範囲が小さく、出血や炎症がないものに限ります。
特に、爪が横ではなく縦に割れている状態は爪甲縦裂症(そうこうじゅうれつしょう)という病気の可能性もあるため、皮膚科の受診をおすすめします。
爪が割れやすくなる病気以外の原因として、栄養バランスの偏り、爪の乾燥、マニキュアや除光液などによる爪に対するダメージを挙げることができます【2】【3】 。一般的には複数の原因が組み合わさって爪の割れが起こります。
そのため、市販の薬は栄養バランスの改善、爪の保湿、爪の保護という3つの観点から、ご自身のライフスタイルや爪の状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
ポイント①:栄養バランスの改善を重視する

食事が偏りがちな方では、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足し、爪がわれやすくなることもあります。特にビオチンと呼ばれるビタミンや、亜鉛や鉄などのミネラル成分が不足すると、爪が割れやすくなります【2】【3】【4】
なお、爪の割れがある48人を対象とした研究【5】では、ビタミンやミネラル、アミノ酸を配合したサプリメントを摂取することで、爪の状態(ざらつきや方さなど)の改善が認められたと報告されています。
ポイント②:爪の保湿を重視する

爪が脆くなる原因に、爪表面の乾燥をあげることができます【6】 。保湿剤は、一般的に皮膚の乾燥を防ぐものですが、爪に塗布することで、爪の乾燥も防ぐことができると考えられます【2】。
ただし、尿素という成分が配合された保湿クリームは、爪を構成しているタンパク質を壊してしまうこともあるため、使用を避けたほうが良いでしょう。
ポイント③:爪の保護を重視する

爪の割れは液体絆創膏を用いることで、直接的に保護することができます。
液体絆創膏とは、傷口の表面に透明の膜をつくることで患部を保護する薬のことです。粘着テープで張り付ける一般的な絆創膏と異なり、でこぼこした表面にも塗布することがき、水にも強いので爪の保護におすすめです。
【厳選】爪が割れたときに使用できるおすすめの市販薬 9選
栄養バランスの改善を重視した市販薬 3選
栄養バランスの改善に期待できるビタミンやミネラルを配合した医薬品をご紹介します。ただし、紹介している医薬品は、本来は爪の割れに用いる薬ではありません。文献報告や有効成分の作用に基づき、爪割れの改善に一定の効果が期待できるものとしてご紹介しています。

こんな方に
食事が偏りがちな方に
肌荒れが目立つ方に
ビオチンを配合した総合ビタミン剤
肌荒れやニキビの治療に用いられるビタミン剤ですが、不規則な生活などで、食事が偏りがちな方にとっては、爪のケアにも効果を期待することができます。効果的なビオチンを配合したビタミン剤です。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <3錠(成人1日量)中> L-システイン:80mg、リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル):38mg、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6):50mg、チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩):10mg、ニコチン酸アミド:40mg、ビオチン:100μg、パントテン酸カルシウム:20mg、アスコルビン酸(ビタミンC):50mg |
| 効果・効能 | 次の諸症状の緩和: 肌あれ、にきび、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、口内炎、口角炎、口唇炎、舌炎、目の充血、目のかゆみ、赤鼻 ※ただし、これらの症状について、1ヵ月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師又は薬剤師に相談してください。 次の場合のビタミンB2の補給: 肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時 |
| 用法・用量 | 次の1回量を1日1回、水又はぬるま湯で服用。 成人(15才以上):3錠 11才~14才:2錠 11才未満:服用しないこと |
| 薬のタイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 小・中・高校生の使用 | 11歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 31円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| 薬の風味 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | × |

こんな方に
食事が偏りがちな方に
疲れやすい方に
ミネラル成分も配合された総合ビタミン剤
ビタミンA、B群、C、D、Eに加え、鉄やカルシウムを配合した総合ビタミン剤です。鉄分などのミネラル成分が不足しがちな方におすすめです。本剤は滋養強壮や肉体疲労などに用いる薬のため、疲れやすい方、食事が偏りがちな方の爪割れに適しています。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <2錠中> フマル酸第一鉄:30mg、パルミチン酸レチノール:2.354mg、コレカルシフェロール:10μg、ビタミンB1硝酸塩:10mg、ビタミンB2:5mg、ビタミンB6:15mg、ビタミンB12:10μg、ニコチン酸アミド:25mg、ビタミンCナトリウム:70mg、コハク酸トコフェロールカルシウム:12mg、パントテン酸カルシウム:20mg、無水リン酸水素カルシウム:110mg、沈降炭酸カルシウム:100mg |
| 効果・効能 | 大人(15才以上)の場合: 滋養強壮,虚弱体質、肉体疲労・病中病後・食欲不振・栄養障害・発熱性消耗性疾患・妊娠授乳期などの場合の栄養補給 小児(6~14才)の場合: 滋養強壮、虚弱体質、病中病後・食欲不振・栄養障害・発熱性消耗性疾患・偏食児・小児の発育期などの場合の栄養補給 |
| 用法・用量 | 下記の1回服用量を食後に服用。 大人(15才以上):2錠:1回 小児(6~14才):1錠:1回 6才未満:服用しないこと |
| 薬のタイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠 3ヵ月以内の妊婦,妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談 |
| 小・中・高校生の使用 | 6歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 50円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| 薬の風味 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | × |

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こんな方に
食事が偏りがちな方に
疲れやすい方に
11種のビタミンと3種のミネラルを配合
健康的な爪の維持に欠かせないビタミンとミネラルを配合した総合ビタミン剤です。肉体疲労や滋養供促目的で用いられるビタミン剤のため、ビタミネンゴールドと同様、疲れやすい方、食事が偏りがちな方の爪割れに適しています。
| 分類 | 指定第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <4錠中> レチノールパルミチン酸エステル 2000ビタミンA単位 セトチアミン塩酸塩水和物:10mg、リボフラビン:6mg、ピリドキシン塩酸塩:15mg、シアノコバラミン:60μg、ニコチン酸アミド:50mg、パントテン酸カルシウム:20mg、葉酸:400μg、アスコルビン酸:150mg、コレカルシフェロール:200 I.U.、酢酸d-α-トコフェロール:10mg、無水リン酸水素カルシウム:204mg、沈降炭酸カルシウム:96.3mg、炭酸マグネシウム:120.2mg、フマル酸第一鉄:30mg |
| 効果・効能 | 15才以上: 肉体疲労・病中病後・胃腸障害・栄養障害・発熱性消耗性疾患・妊娠授乳期などの場合の栄養補給、滋養強壮、虚弱体質。 14~7才: 小児の発育期・偏食児などの栄養補給、病中病後・胃腸障害・栄養障害・発熱性消耗性疾患などの場合の栄養補給、滋養強壮、虚弱体質 |
| 用法・用量 | 次の量を水またはぬるま湯で服用。 成人(15才以上):3~4錠:1回 小児(7才以上15才未満):2錠:1回 乳幼児(7才未満):服用させないこと |
| 薬のタイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊娠 3ヵ月以内の妊婦,妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談 |
| 小・中・高校生の使用 | 7歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 67円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| 薬の風味 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | × |
爪の保湿を重視した市販薬 3選
爪の保湿におすすめな尿素を含まないクリームタイプの医薬品をご紹介します。ただし、紹介している医薬品は、本来は爪の割れに用いる薬ではありません。文献報告や有効成分の作用に基づき、爪割れの改善に一定の効果が期待できるものとしてご紹介しています。

こんな方に
爪の乾燥が気になる方に
チューブタイプの製品をお求めの方に
塗りやすく保湿効果に優れたクリーム
白色ワセリンやサラシミツロウなどをベースに、血行を改善するヘパリン類似物質を配合した保湿クリームです。べとつきが少なく、塗りやすいため、皮膚の乾燥のみならず、爪のケアや健やかな爪の維持に適しています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <100g中> ヘパリン類似物質:0.3g |
| 効果・効能 | 手指のあれ,ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症,手足のひび・あかぎれ,乾皮症,小児の乾燥性皮膚,しもやけ(ただれを除く),傷・火傷のあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く),打ち身・捻挫後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回,適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして塗布 |
| 薬のタイプ | 塗布剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可 |
| 小・中・高校生の使用 | 記載なし |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 10円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| べたつきの有無 ※塗り薬の場合のみ | 〇 |
| ステロイドの有無 ※塗り薬の場合のみ | × |

こんな方に
爪の乾燥が気になる方に
乾燥を防ぎ健やかな爪を維持
ヒルマイドクリームと同様、ヘパリン類似物質を配合した保湿クリームです。手指全体の保湿効果が期待できます。肌の乾燥が気になる方に適した製品です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <100g中> ヘパリン類似物質:0.3g |
| 効果・効能 | 手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず・火傷あとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・捻挫後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回,適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして塗布 |
| 薬のタイプ | 塗布剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可 |
| 小・中・高校生の使用 | 記載なし |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 10円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| べたつきの有無 | 〇 |
| ステロイドの有無 | × |

こんな方に
爪や肌の乾燥が気になる方に
チューブタイプの製品が良い方に
爪割れと肌の乾燥も気になる方に効果的
ヒルマイドクリームと同様、ヘパリン類似物質を配合した保湿クリームです。傷ついた皮膚の修復作用が期待できるアラントインと、肌の炎症をしずめるグリチルリチン酸ニカリウムも配合しており、爪割れとともに乾燥肌が気になる方に適しています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <成分(100g中)> ヘパリン類似物質:0.3g、アラントイン:0.2g、グリチルリチン酸二カリウム:1g |
| 効果・効能 | 手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮ふ、しもやけ(ただれを除く)、きず・やけどのあとの皮ふのしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛 |
| 用法・用量 | 1日1~数回,適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等にのばして塗布 |
| 薬のタイプ | 塗布剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可 |
| 小・中・高校生の使用 | 記載なし |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 55円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| べたつきの有無 | 〇 |
| ステロイドの有無 | × |
爪の保護を重視した市販薬 3選
爪の保護に適した、医薬品の液体絆創膏をご紹介します。ただし、紹介している医薬品は、本来は皮膚の保護に用いるものです。文献報告や有効成分の作用に基づき、爪割れの保護に一定の効果が期待できるものとしてご紹介しています。
なお、医薬部外品として販売されている液体絆創膏でも、爪を保護する効果に大きな違いはないものと考えられます。

こんな方に
爪の割れを保護したい方に
透明な被膜で爪割れを保護する液体絆創膏
透明な薄い皮膜をつくることで、直接的に傷口を保護する液体絆創膏です。小さな切傷、すりきず、さかむけ、あかぎれなどに用いることが一般的ですが、爪の割れを直接的に保護する効果も期待できます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <100g中> ピロキシリン:15.95g、d-カンフル:2.8g |
| 効果・効能 | 小切傷、すり傷、さかむけ、あかぎれ |
| 用法・用量 | 患部を清潔にし、傷部のみに適量を塗り、そのまま静かに乾燥。 |
| 薬のタイプ | 液剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可 |
| 小・中・高校生の使用 | 記載なし |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 5円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| べたつきの有無 ※塗り薬の場合のみ | × |
| ステロイドの有無 ※塗り薬の場合のみ | × |

こんな方に
爪の割れを保護したい方に
ハケで塗るタイプがいい方に
ハケで塗るタイプの液体絆創膏
コロスキンと同じく、ひび・あかぎれ・さかむけなどの傷口を保護する液体絆創膏です。洗剤やシャンプーなどの化学的な刺激からも、爪を保護する効果が期待できます。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <100g中> ピロキシリン:12g |
| 効果・効能 | さかむけ、すりきず、ひび、あかぎれ、小きりきず |
| 用法・用量 | 患部を清潔にし、傷部のみに適量を塗り、そのまま静かに乾燥。 |
| 薬のタイプ | 液剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可 |
| 小・中・高校生の使用 | 記載なし |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 7円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| べたつきの有無 ※塗り薬の場合のみ | × |
| ステロイドの有無 ※塗り薬の場合のみ | × |

こんな方に
爪の割れを保護したい方に
透明で目立ちにくいタイプがいい方に
ヘラ付きで使い勝手も良好
コロスキンと同じく、ひび・あかぎれ・さかむけなどの傷口を保護する液体絆創膏です。透明で目立ちにくいため、一般的な絆創膏よりも爪割れの保護に適しています。サカムケアaと同様、付属のヘラで塗布することができ、使い勝手が良いのも特徴です。
| 分類 | 第3類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <100g中> ピロキシリン:12.0g |
| 効果・効能 | ひび、あかぎれ、さかむけ、小きりきず、すりきず |
| 用法・用量 | 患部を清潔にし、傷部のみに適量を塗り、そのまま静かに乾燥。 |
| 薬のタイプ | 液剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可 |
| 小・中・高校生の使用 | 記載なし |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 10円 |
| スーッとする成分の有無 | × |
| べたつきの有無 | × |
| ステロイドの有無 | × |
【比較一覧表】この記事で紹介している市販薬
皮膚用治療薬の売れ筋ランキングもチェック!
なお、ご参考までに、皮膚用治療薬のAmazon、楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
紹介している市販薬を使用するときのポイントや注意点について
使用するときのポイント

ご紹介した市販薬は、各製品の用法用量に従って塗布、もしくは服用します。
ただし、市販されているビタミン剤や保湿剤は、本来は爪の割れに用いる薬ではありません。ビタミン剤は皮膚炎や口内炎の緩和、あるいは滋養強壮などを目的として、保湿剤は皮膚の保湿に用いる薬です。文献報告や有効成分の作用に基づき、爪割れの改善に一定の効果が期待できるものとしてご紹介しました。
そのため、即効性という意味では、爪を直接的に保護する液体絆創膏の方が効果的かもしれません。
保湿剤や液体絆創膏は妊娠中・授乳中、子どもでも使用可能です。ただし、ビタミンAを配合したビタミン剤は、胎児に悪影響を及ぼす可能性が報告されています。妊娠3ヵ月以内の妊婦、妊娠していると思われる人、妊娠を希望する人では、ポポンSプラス、ビタミネンゴールドを服用する前に医師、薬剤師、登録販売者に相談してください。
また、ビタミン剤は製品によって服用可能な年齢が異なります。ハイチオールBクリアは11歳以上、ビタミネンゴールドは6歳以上、ポポンSプラスは7歳以上から服用可能です。
副作用はあるの?

ビタミン剤ではまれに皮膚の発疹、胃腸の不快感などの副作用が出ることもあります。
ヘパリン類似物質が含まれている保湿剤は、血液の病気(血友病、血小板減少症、紫斑病等)を治療中の方では使用できません。血液をサラサラにする薬を飲んでいるなど、出血をしやすい方も使用できません。
また、まれに発疹・発赤、かゆみ、はれ、紫斑が現れることもあり、このような症状が現れた場合は塗り薬の使用を中止して、医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください。 液体絆創膏では、人によってかぶれや痒みなどの皮膚症状を引き起こすこともあります。
なお、爪の割れは、水虫をはじめとした感染症や甲状腺の病気、貧血、糖尿病などが原因で起こることもあります【2】。爪の割れが病気によって引き起こされている場合、原因となっている病気に対する治療が優先されます。市販薬で対応するのではなく、医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。
こんなときは病院へ

病気や怪我が原因ではない爪の割れであっても、痛みが強い場合、出血や炎症がある場合では、速やかな医療機関の受診がすすめられます。
また、市販薬を服用、もしくは使用しても爪の状態が悪化する場合は、病気が原因で爪がもろくなっている可能性もあります。医療機関で適切な治療を受けることがすすめられます。
『爪』『割れる』に関するQ&A

爪の割れや、そのケアに関して、よくある質問にお答えします。

ただし、爪の割れる原因が、病気を除けば栄養バランスの偏り、爪の乾燥、爪に対するダメージであることを考えれば、ビタミン剤や保湿剤の他、化粧品として販売されているネイルケア用品でも、爪の割れ予防に効果的でしょう。




ただし、自己判断で市販のステロイド剤を使うことは避けてください。感染症などが原因で爪が割れている場合、病状が悪化することもあります。爪が縦に割れている場合は皮膚科の受診がすすめられます。


市販薬で対応できる爪の割れは、病気や怪我が原因ではなく、割れの範囲が狭いもので、出血や炎症のないもに限ります。また市販薬を使用していても、割れの範囲が広くなる、出血や炎症が起きてしまった場合は医療機関を受診しましょう。

まとめ

爪は健康状態を示すバロメーターともいわれるように、様々な病気によって割れやすくなります。病気や怪我が原因で爪が割れている場合は、医療機関を受診しましょう。
病気や怪我が原因ではない爪割れで、割れの範囲も小さく、出血や炎症もない場合では、状況に応じて市販のビタミン剤や保湿剤、液体絆創膏などを試してみるのも良いでしょう。
ただし、割れの範囲が拡大したり、痛みが出てきた場合には速やかな医療機関の受診がすすめられます。
爪に関する記事はこちら
参考文献
・【1】Dtsch Arztebl Int. 2016 Jul 25;113(29-30):509-18.
・【2】Dermatol Ther (Heidelb). 2020 Feb;10(1):15-27
・【3】Int J Womens Dermatol. 2020 Feb 5;6(2):73-79.
・【4】Nutr Clin Pract. 2019 Aug;34(4):490-503
・【5】Clin Cosmet Investig Dermatol. 2019 May 13;12:355-362.
・【6】Semin Dermatol. 1991 Mar;10(1):21-5.
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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青島 周一 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら2004年城西大学薬学部卒。 保険薬局勤務を経て2012年より病院勤務。 NPO法人アヘッドマップ(http://aheadmap.or.jp/)共同代表。






















