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アトピーは紫外線を浴びたほうがいいのか?

アトピー性皮膚炎の治療には紫外線治療という方法もあり紫外線を浴びたほうがいいのでは?と考えている方も少なくないと思います。
結論からお伝えすると
・日光の紫外線は浴びないほうがいい
紫外線はしみ、しわ、皮膚がんの原因になり、アトピー性皮膚炎の患者様以外であってもおすすめできるものではありません。
アトピー性皮膚炎の治療で使われる紫外線は有害な波長を除いており、治療での紫外線は例外です。
日光の紫外線・日焼けサロンなどの紫外線はおすすめできません。
また、アトピーの患者さんは日焼け止めを使う際に、紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱剤のものを選ぶようにしてください。
紫外線吸収剤の日焼け止めを塗ったことよってかぶれてしまったり、塗った後に紫外線を浴びた時にかぶれるケースもあります。
また、窓ガラスや衣服は紫外線を遮断できるわけではありません。
いずれにせよ、治療以外での紫外線はおすすめすることはできないためしっかりとした対策を講じる必要があります。
具体的に有効なのは
・日焼け止めは紫外線散乱剤を使う
・UVカットのカーテン・衣服を選ぶ
ということが重要になってきます。
アトピーは汗をかいたほうがいいのか

こちらに関しては「汗はかいたほうがいい」と言えます。
汗の中には尿酸などの保湿成分も含まれています。
トータルすると「汗はかいたほうがいい」ということになりますが汗をかくと痒くなる方もいると思います。
アトピー患者さんの8割が汗にアレルギーがありマラセチアというカビの成分に反応してかゆみが生じることになります。
そのため、汗はかいたほうがいいのですがかゆみへの対策としてすぐに洗い流すというのが重要になってきます。
屋外などにいてすぐに洗い流せない場合は対策として湿らせたタオルで擦らないように拭き取る等で対応しましょう。
また、汗を流したあとは保湿剤でケアすることも非常に重要です。
手洗いや消毒で手荒れが起きてしまう場合はどうしたらいい?

まず重要なのは手洗いが必要な場面を減らすということです。
外出時に手すりや吊り革など、何にも触れなかった場合、帰宅後に手を洗う必要はありません。
心情的に外に出たから手を洗いたいという気持ちもあると思いますが基本的には何も触れなければ雑菌がつくことは少なく、手洗いの回数自体を減らすことも重要です。
また、勘違いされる方も多いですが石鹸での手洗いよりもアルコール消毒のほうがダメージは少ないとされています。
ただ、アトピー性皮膚炎の患者さんは手に亀裂がある場合などアルコール消毒が染みるケースも多々あると思います。
その日の皮膚の調子に合わせて、石鹸での手洗いでももちろん問題ありません。
肌の調子がいい時は積極的にアルコール消毒を活用するようにしてみましょう。
最近は保湿剤入りのアルコール消毒液もありますので、これらを使うのもいいと思います。
ただ、保湿剤にはかぶれを誘発する成分が含まれている場合があります。
例えばアロエや香料が含まれている保湿剤はかぶれる原因になりますので使用を控えるようにしましょう。
また、手洗いの温度も非常に重要です。
手洗いの場合、43度以上は避けましょう。
お湯は38℃から40℃を守るということを徹底しましょう。
お風呂の温度も同様です。
マスクはTPOを考えて着用するようにしましょう

マスクを使わなくていい場面はなるべく使わずに済ませることが必要です。
また、マスクの使い回しは避けたほうが良く、なるべく毎回交換するか、再利用可能なものに関しては洗濯後に使用するようにしましょう。
マスクの下は薄化粧または化粧をしないことがおすすめです。
マスクが化粧を抱え込んでしまう状態になり、かぶれを起こしやすくなるため、なるべくマスク着用時は化粧をしないことを徹底しましょう
子供のアトピーについて

お子さんがアトピーの患者様など「かいちゃダメ」と叱っていませんか?
「かいちゃダメ」と言うことはなるべく避けたほうがいいでしょう。
心理的リアクタンスという選択する自由が外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする反発作用が生じてしまい、かえってかゆみを生じさせる原因になりかねません。
アトピーの場合はかいちゃいけないのは患者さん自身が理解しており、お子さんも同じのためかいちゃダメとは言わず、掻いている手を持って一緒に遊んであげるなど気を逸らしてあげることが大切です。
また、急激に冷やすと一瞬かゆみが治まった気がしますが、保冷剤を使うときはタオルに包むなど注意して使用するようにしましょう
爪は短く切ってヤスリを使って磨くことで肌に傷がつきづらくなります。
かゆみが強い時に他にできることは何がある?
赤系の色はかゆみを誘発し、青系の色味はかゆみを抑える効果があります
身の回りに青色のものを多く置くなどもかゆみを抑える効果が高まる場合があります
現在ではかゆみを抑える新薬も多数発売されておりますのでそういったものを活用するのも一つの手段になるかもしれません
ネットに記載されているよくある情報の正誤を検証


湿疹が起きた炎症の痕が黒くなるだけであり、薬の影響で黒くなることはありません。


インターネット上に出回っている情報を鵜呑みにせず、医療リテラシーを身につけることも大切です。
アトピー性皮膚炎には様々な治療法が出てきています。
外用療法(塗り薬)などで改善しない方に関しては注射剤などによる全身療法を検討してみるのも改善につながるかもしれません。
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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大塚 篤司 医師
執筆・監修者プロフィールはこちら1976年生まれ。千葉県出身。医師・医学博士。 2003年信州大学医学部卒業。2012 年チューリッヒ大学病院客員研究員、2017年京都大学医学部特定准教授を経て 2021年近畿大学医学部皮膚科学教室主任教授。皮膚科専門医。が...

















