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【2021年】どの消毒液を買ったらいいの?消毒液の選び方、おすすめは?

健康管理・ダイエット

2021年4月14日更新
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新型コロナウイルスの蔓延で、感染予防の重要性が叫ばれている現在。消毒や除菌の効果をうたう様々な消毒剤や除菌剤が販売されています。

しかし、中には新型コロナウイルスの感染対策としての効果が認められていないもの、不明なものもあります。また、せっかく効果があるものでも使い方を間違えると効果が低くなってしまうことがあり、その選択や使用方法に注意が必要だといえます。

適切な消毒剤、除菌剤を選ぶためにまずはじめに皆さんに知って欲しいことは、消毒と除菌、殺菌のそれぞれの意味合いです。

ほとんど同じ意味だと思っていた、そこまで気にしていなかったという方もいらっしゃると思いますが、「消毒」はウイルスや菌を無害化すること、「除菌」は菌をある程度減らすこと、「殺菌」は菌を死滅させることをさします。

言葉の意味を知った上でしっかり区別し、選択することが大切です。

今回この記事では、消毒液の選び方やその正しい使用方法について解説しています。適切な感染予防を行うことで、一刻も早く新型コロナウイルスが収束することを願っています。

消毒液について

消毒液の種類

消毒液にもさまざまな種類がありますが、コロナウイルスへの対策として一番おすすめしたいのが、消毒用エタノールです。

濃度70%以上95%以下の消毒用エタノールは、コロナウイルスに有効性があることが分かっており、モノや手指の消毒に使用することができます。

他にも消毒液として

・次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)
・界面活性剤(洗剤/手指用以外)
・次亜塩素酸水


などがあり、いずれも物品の消毒はできますが、手指消毒としては現段階では未評価または使用不可となっています。

また剤型としても様々な種類があり、液体の消毒剤が一般的ですが、最近はジェルやフォームタイプのものもよく見かけるようになりました。用途に応じて適切なものを選択するようにしましょう。

消毒液で手が荒れる理由

皮膚の表面には角質層(角層)があり、角質層は皮脂や汗でできた皮脂膜に覆われています。

皮脂膜は、外部からの刺激物の侵入を防ぎ、水分を保つ「皮膚のバリア機能」を担っており、皮膚が健康な状態であれば皮脂膜はしばらくすると回復します。

しかし頻繁にアルコール消毒を繰り返すことで、この皮脂膜が回復できず、角質層の中の水分が蒸発して皮膚の乾燥が進んでしまいます。これが手が荒れる最大の理由です。

手は特に、皮脂腺と呼ばれる皮膚の内部にある皮脂を分泌する腺が少ないことや、外からの刺激が加わりやすいことから、特に乾燥しやすい状態になっています。ですので、こまめにハンドクリームなどを塗布して保湿する必要があります。

正しい消毒液の使い方・塗り方


コロナウイルス対策としてアルコール消毒が有効ですが、濃度は70%以上95%以下のエタノールを用いてよくすりこみます。

塗り方としては、

①砂やほこり・油汚れをはじめ、目に見える汚れを洗い流す。
②汚れをしっかりと洗い流した後、タオルなどで水気を拭き取る。
③アルコール手指消毒剤を、指の間や指先から手のひらや手の甲・手首までムラなく行き渡らせる。


上記を行うことで、アルコールの除菌効果を最大限に発揮させます。もったいないからといって少量の消毒剤しか使わないのは、効果があまり期待できないので注意しましょう。

【シーン別】消毒液の選び方


【自宅で使用したい方】はこちら

ご家庭での手指消毒については消毒用エタノールでの消毒が推奨されます。

エタノールは、細胞膜やタンパク質を変性(細胞膜が壊れ、穴があき、細胞内容物が漏れ出る)させる作用があり、これによって細菌やウイルスを殺菌します。

物品の消毒についても同様にエタノール消毒薬が推奨されていますが、もしエタノール消毒薬がない場合は、次亜塩素酸ナトリウムを希釈することができます。

ただ、手荒れの原因となるので、ゴム手袋などを着用し、十分に換気をしながら消毒するようにしてください。また、金属腐食性があるため、消毒後は洗い流すか水拭きする必要があります。

その他、次亜塩素酸水を使って物品の消毒を行う際は、十分な量の次亜塩素酸水で表面をヒタヒタに濡らし、20秒以上時間をおいてから拭き取るようにしてください。アルコールのように少量をかけるだけでは効きません。

加えて、次亜塩素酸水は有機物に弱いため、消毒する場所の汚れをあらかじめ落としてから使用するようにしてください。

【持ち運びたい方】はこちら


こまめな手洗いがコロナ対策の基本となっていますが、外出先では手洗いできない環境も多いと思いますので、自宅での消毒と同様に消毒用エタノールを使用するようにしましょう。

現在は消毒剤が非常に充実しており、持ち運びに便利な小型のタイプや、液体だけではなくフォーム(泡状)のものやジェルタイプのものなども販売されていますので、ご自分が使いやすいと思われるものを選ぶと良いと思います。

液体とジェル、フォームで殺菌効果が同じなのかということについては、さまざまな議論がありますが80%程度の濃度のエタノール消毒剤の場合は殺菌効果には違いがないと考えられています。

ジェルタイプは手からこぼれたり、飛び散ったりしにくく、また目に入りにくいためお子様が入る家庭にもおすすめです。フォームタイプはムラが出来にくく手指全体をしっかり除菌することができます。液体タイプは布に染み込ませて物品を消毒することもでき、それぞれのメリット、デメリットがあります。

【薬剤師が厳選】おすすめの消毒液ランキング


【比較一覧表】おすすめの消毒液

商品画像 オスバンラビングA
日本製薬
ウエルフォーム
丸石製薬
消毒用エタノールIP
健栄製薬
イハダ薬用消毒ハンドジェル
資生堂
ハンドラボ手指消毒ハンドジェルVS
SARAYA
手ピカジェルおでかけホルダー付き
健栄製薬
商品名 オスバンラビングA ウエルフォーム 消毒用エタノールIP イハダ 薬用消毒ハンドジェル ハンドラボ 手指消毒ハンドジェルVS 手ピカジェル おでかけホルダー付き
特長 薄めずに使える、オスバンブランドの手指の殺菌・消毒剤 手指消毒に効果的な泡の速乾性手指消毒剤 皮膚や器具、物品の殺菌・消毒に 免税されたエタノール製剤 手肌にやさしい保湿成分配合 幅広いウイルス・細菌に対応する使い心地の良い低粘度ジェル 水もタオルもいらないすり込み式
コストパフォーマンス 8点|10点中 8点|10点中 9点|10点中 10点|10点中 8点|10点中 8点|10点中
殺菌力 9点|10点中 9点|10点中 10点|10点中 8点|10点中 9点|10点中 7点|10点中
保湿力 9点|10点中 7点|10点中 5点|10点中 10点|10点中 6点|10点中 8点|10点中
商品リンク

消毒液に関するQ&A


Q&A①:次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸は違うものですか。

どちらも次亜塩素酸を有効成分としていますが、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は全く異なるものです。

次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性で強い酸化作用があり、市販の家庭用漂白剤等に使用されています。対して、次亜塩素酸水は強い酸化作用を持ちますが酸性で、出荷される前に野菜の洗浄等に使用されています。

それぞれ正しい使い方をしないと思わぬ事故を招いてしまう可能性があります。消毒に使う場合は決められた濃度に薄めて使うなど、注意書きをよく読んでから使用するようにしてください。

Q&A②:人がいる空間で、消毒剤を空間噴霧してはいけないのでしょうか。

人の眼に入ったり、皮膚に付着したり、吸入されたりするおそれのある状況下では空間噴霧はなるべくしないようにしましょう。

また消毒剤をマスクに噴霧したり、消毒剤を直接吸引したりするようなを使用方法もおすすめしません。物に触れることで消毒剤は効果を発揮するので、部屋などの空間に噴霧するだけでは十分な効果が得られないからです。

加えて吸入毒性の危険性もあるので、空間噴霧はしないようにしましょう。

Q&A③:消毒用エタノールの濃度が70%以下のものは効果がないのですか。

新型コロナウイルスに関しては、エタノールが60%台の消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があります。

エタノールが70%以上のものが入手困難な場合には、エタノールが60%台のもので消毒しても差し支えがないと考えられます。

ただし、エタノールは一般的に開封後に濃度が低下しやすいことに留意してください。ですので効果がはないとはいえませんが、できるだけ70%以上の濃度のエタノール消毒液を使用するようにしましょう。

Q&A④:手荒れが原因でコロナに感染することはありますか。

手荒れが起こると、皮膚に付着した細菌が増加しやすくなったり、防御力が下がったりして、接触感染の危険性が高くなります。したがって、感染対策において手荒れ対策も非常に重要といえます。

手荒れの多くは、頻回の手洗いや手指消毒、気象条件などによって発生すると考えられますが、手洗い剤や手指消毒剤の種類や、水道の温度、室内の加湿などを考慮して、総合的な手荒れ対策を行うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。細かい成分や言葉の意味を覚えるのは少し難しいことかもしれません。そういう方に一番おすすめなのは、「医薬品」や「医薬部外品」を選ぶことです。これらは殺菌や消毒作用があることが認められているので、薬機法でそれらを表示していいことになっています。

また消毒液を使用するときは十分な量を手にとったら、全体によく馴染ませるようにするようにしましょう。正しい感染予防をすることで、自分や周りの大切な人を守ることができます。今日から、今すぐに実践してみてください。

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この記事を書いたアドバイザ

佐藤 美柚
内科、外科、小児科、脳神経外科、透析科、整形外科、皮膚科など幅広い患者様の健康維持増進の為に日々奮闘しております。薬剤師の役目としましては、薬を調剤するだけでなく患者様の普段の生活に寄り添い的確な指導をす...