1.アネトンせき止めとは

アネトンせき止めシリーズでは第一類医薬品と指定第二類医薬品が販売されています。どの商品にも「咳をして異物をおいだす反応」である「咳反射」を抑制するコデインリン酸塩を配合しています。

また、アレルギー反応によって気道に炎症が起き、咳が誘発されることもあるため、抗アレルギー成分を配合しています。さらに、アネトンせき止め顆粒には気道を広げて呼吸を楽にするテオフィリンという成分も配合されています。

1-1. ラインナップ・価格

商品名 規格 参考価格(税抜)
アネトンせき止め錠:指定第二類医薬品 48錠(PTP) 1,800円
アネトンせき止め液:指定第二類医薬品 100mL 1,400円
アネトンせき止め液 分包:指定第二類医薬品 3包 500円
アネトンせき止め顆粒:第一類医薬品 16包 1,800円

1-2. 効果・効能

せき、たん

 

1-3. 成分・分量

アネトンせき止め錠、アネトンせき止め液、せき止め液(分包)、:

成分 分量
コデインリン酸塩水和物 50mg
dℓ-メチルエフェドリン塩酸塩 75mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 12mg
無水カフェイン 60mg
セネガ乾燥エキス(原生薬換算量) 1500mg

 

アネトンせき止め顆粒:

成分 分量
コデインリン酸塩水和物 60mg
dℓ-メチルエフェドリン塩酸塩 40mg
テオフィリン 160mg
グアヤコールスルホン酸カリウム 270mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 8mg

 

1-4. 用法・用量

アネトンせき止め錠:

年齢 1回量 1日服用回数  
成人(15歳以上) 3錠 3回
(食後)
さらに就寝前に1回服用することができます。
12歳以上15歳未満 2錠
12歳未満 服用しないでください。

 

アネトンせき止め液、せき止め液(分包):

年齢 1回量 1日服用回数  
成人(15歳以上) 10mL 3 回 症状により約4時間の間隔をおいて1日6回まで服用することができます。
12歳以上15歳未満 6.5mL
12歳未満 服用しないでください。

 

アネトンせき止め顆粒:

年齢 1回量 1日服用回数  
成人(15歳以上) 1包 3回
(食後)
さらに就寝前に1回服用することができます。
12歳以上15歳未満 2/3包
12歳未満 服用しないでください。

 

1-5. 副作用

アネトンせき止め錠、アネトンせき止め液、せき止め液(分包):

皮膚: 発疹、発赤、かゆみ
消化器: 吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘
精神神経系: めまい、眠気
泌尿器: 排尿困難
その他:口のかわき

重篤症状(サイン: 発熱、息切れ・息苦しさ、出血や貧血)
再生不良貧血、無顆粒球症、呼吸抑制

アネトンせき止め顆粒:

皮膚: 発疹、発赤、かゆみ
消化器: 吐き気、嘔吐、食欲不振、胃腸出血、便秘
精神神経系: めまい、意識の低下、けいれん、眠気
循環器: 動機
呼吸器: 呼吸が荒い
泌尿器: 排尿困難
その他: 貧血、からだのだるさ、口のかわき

重篤症状(サイン: 発熱、息切れ・息苦しさ、かゆみ、出血や貧血、筋肉痛や筋肉のふるえ、だるさ)
アナフィラキシーショック、肝機能障害、横紋筋融解症、再生不良貧血、無顆粒球症、呼吸抑制

2.アネトンせき止めを飲む時に気を付けることはある?

咳が出る時は風邪をひいている時が多いかもしれません。ただし、市販の風邪薬にはアネトンせき止めと重複した成分が入っていることが多く、過量服用の危険があるため、同時には服用できません。


詳しく説明すると、クロルフェニラミンマレイン酸塩等の抗アレルギー成分やdℓ-メチルエフェドリン塩酸塩は、鼻水や鼻づまり、咳の症状を改善する成分としてかぜ薬に配合されていることが多いです。よって咳がつらく、熱又は頭痛が少しある場合は、咳に特化したアネトン咳止めシリーズと、解熱鎮痛成分のみ配合の商品を購入することも一つの手です。

3.アネトンせき止めに関するQ&A

ここからはよくある質問に回答していきます。

3-1. 子供も飲めますか?

アネトンせき止めシリーズは、有効成分としてコデインリン酸塩を含んでいます。その為、12歳未満の子供は服用できません。

3-2. 咳も出ますし、煙草は一旦吸うのを控えるべきですよね?

喫煙が原因で咳が出ている可能性はあります。そのため基本的には喫煙は控えるべきです。また、アネトンせき止め顆粒に含まれるテオフィリンは喫煙中は効果が弱まってしまいます。

3-3. 個体を飲み込む時に喉が痛みます。口で溶けるOD錠はありますか?

OD錠は販売されていません。そのような状況であれは、液体タイプが良いと思います。

3-4. 製造中止と聞きましたが、本当ですか?

現在そのような情報はありません。

3-5. アネトンせき止め顆粒の副作用が錠剤や液体タイプと異なるのは何故ですか?

アネトンせき止め顆粒にはテオフィリンという成分が含まれています。この成分は気管を広げて呼吸を楽にする効果がありますが、動悸やけいれん、横紋筋融解症、肝機能障害等の副作用があります。

3-6. アネトンせき止め顆粒は他の薬との飲み合わせにもさらに注意を払うべきですか?

アネトンせき止め顆粒はリスク分類で、第一類医薬品に分類されています。そのため、副作用だけでなく飲み合わせにも注意が必要です。特にテオフィリンと飲み合わせが悪い成分は数多くあります。

例えば、カフェインや抗生剤としてよく処方されるシプロフロキサシンやクラリスロマイシン、胃薬として処方されるランソプラゾール等、よく目にする薬がテオフィリンと相互作用をおこしますので、購入前に必ず医師又は薬剤師に相談するようにしましょう。

4.まとめ

今回は質問に回答する形式でアネトンせき止めシリーズの効果や注意すべき副作用、飲み合わせ等についてお話しました。

最初にお話ししたように、咳は身体の防御反応のひとつです。アネトンせき止めシリーズを飲んでも治らないような咳や、商品を飲み終えても続く咳は、身体が助けを求めている証拠かもしれません。必ず医療機関を受診し、専門家に相談しましょう。

出典元:https://takeda-kenko.jp/products/chingai_kyotan/aneton_tab.html