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ウレパールは市販で買える?同じ成分のおすすめ市販薬と選び方【薬剤師解説】

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2026/3/30
12,073
ウレパールという医薬品をご存じでしょうか。
医療用医薬品で、尿素が主成分の商品です。ウレパールクリーム、ウレパールローションと剤形が2種類あり、それぞれ使用感が異なるものの、どちらも乾燥に伴うさまざまな症状に使用します。
医師から処方されて使用したことのある方は特に、「市販でも同じようなものはあるかな?」思うことも多いでしょう。
今回は、医療用医薬品のウレパールと、それに似た市販薬について紹介します。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
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    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
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  • 視点① ユーザー目線で解説
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ウレパールは市販で買える?


薬剤師

松本 美樹さんのコメント

ウレパールとまったく同じ名前、まったく同じ成分組成のものという点では、市販には存在しません。
しかし、似たものやほぼ同じものは購入することが可能です。

医師から処方されたものの代用をお探しというときには、市販の商品で対応可能です。
基本的には医薬品(一部は指定医薬部外品)になりますので、ドラッグストアやネット通販でお探しください。

ウレパールの成分(尿素)の作用と効果

医療用医薬品のウレパールは、10%尿素の外用薬です。これは、クリームでもローションでも変わりはありません。

主成分の尿素の役割は、皮膚へ水分を取り込んで乾燥肌を改善したり、固くなってしまった皮膚を柔らかくしたりすることです。

皮膚が乾燥することによって起こる疾患、または皮膚の乾燥を引き起こす疾患などで幅広く使用されているお薬の1つです。
ウレパールは10%尿素ですが、20%尿素の医薬品も存在します。

どんな症状・部位に使われる薬なのか?

ウレパールは、体のさまざまな部位に使用されています。粘膜には使用することができないものの、全身の保湿に使用されることもあります。

顔につけるのはダメというわけではありませんが、使用することは少ないです。
乾燥を改善するために使用されることがほとんどで、アトピー性皮膚炎や老人性乾皮症などの適応がそれぞれあります。
ちなみにケラチナミンなど20%尿素も同じように使用しますが、かかとなど皮膚が固くなっているところに限局されることが多いです。

保湿+角質軟化のダブル作用がポイント

尿素は皮膚の水分量を増やして、乾燥した皮膚を改善するという効果があります。

この効果を活かして、冬場にかかとが固くなったり手のひらが乾燥で固くなったりといった症状を改善して、皮膚をやわらかくするといった目的でも使用されます。
たとえば水虫の患者さんの、足の裏の患部が固くなってしまっているところを柔らかくする、といった使用方法でも応用されたりしています。


ウレパールと同じ成分を含む市販薬の選び方


ウレパールと同じ成分を含む市販薬の選び方

尿素を配合した市販の外用剤は、多くの種類が販売されています。

どのように使い分けるかの目安の1つとして、尿素の含有量に注目しましょう。
尿素配合の医薬品(または指定医薬部外品)は、主に20%と10%のものがあります。
それぞれ使用感が違ったり、用途が異なってきたりするため、どのような患部に使用するかで選ぶのがおすすめです。

かかとやひじに使用したい方には尿素20%含有

市販薬でもっとも尿素の含有量が多いのが、20%の商品です。(執筆時点2025/08/24調べ)

医療用医薬品では、ケラチナミンコーワクリームなどがこれにあたります。
特にかかとやひじ、ひざなどの固くなりやすいところの軟化に使用されることが多いです。
粘膜などに付着すると刺激を感じることもあるため、塗布するときは慎重に取り扱うようにしましょう。
皮膚が弱い方、化粧品などで刺激を感じやすいという方が使用する際も、同じように注意が必要です。

ハンドクリームなど保湿に使用したい方には尿素10%含有

20%尿素の医薬品よりもより柔軟に使用できるのが、10%尿素配合の商品です。

ウレパールも10%尿素配合なので、より近いものをというときは、この10%尿素配合の商品を選ぶのがおすすめです。
20%のものよりは刺激を感じにくいですが、やはり粘膜などは避けるようにしてください。
また、20%尿素配合の商品は子どもへの使用が望ましくないとされていますが、10%のものなら比較的使いやすいでしょう。

広い範囲に使用したい方にはローション・乳液タイプ

こちらの項目は尿素の濃度に関わらずになりますが、尿素配合の市販薬にはクリームだけでなくローションも販売されています。

特に背中やひざ下全体など広い範囲に塗りたいとき、夏などでべたつきが気になるときなどはローションも選択肢としておすすめです。
大容量の商品もあり、毎日たくさん使用したいというときにも便利です。
こちらも20%、10%とありますので、使う場所に応じて商品を選んでみてくださいね。

尿素10~20%配合のクリームは以下の記事でも紹介↓

【厳選】ウレパールと同じ成分を含む市販薬 9選

薬剤師 松本 美樹さん厳選

ここまで紹介してきた選び方をもとに、尿素配合の商品にはどんなものがあるのか、具体的に紹介します。
かゆみ止め成分など尿素以外の成分にも注目すると、よりご自身に合ったものを選べるでしょう。

薬剤師の画像

薬剤師 松本 美樹さん 厳選

ウレパールと同じ成分を含む市販薬 9選を比較
該当項目:
該当項目:
該当項目:
商品名 画像 最安値 商品リンク 薬剤師コメント 剤型・形状

興和

ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム 150g

1,140

送料:要確認

尿素のみをシンプルに配合したクリーム

クリーム

近江兄弟社

近江兄弟社メンタームクリームU20 90g

489

送料:別

ガサガサしてつらい肌荒れを伴うときに

クリーム

ロート製薬

メンソレータムやわらか素肌クリームU 145g

913

送料:要確認

血行促進ビタミンも配合で柔らかいお肌へ

クリーム

大鵬薬品

ウレパールプラスクリーム 80g

1,337.0

送料:無料

ウレパールと同じ名前の尿素クリーム

クリーム

花王

アトリックス尿素10%クリーム 60g

418

送料:別

手だけでなくさまざまな乾燥肌に

クリーム

資生堂化粧品

尿素10パーセントクリーム 100g

815

送料:要確認

大きめジャータイプだからみんなで使える

クリーム

大鵬薬品

ウレパールプラスローション10 100ml

1,337.0

送料:無料

ウレパールのローションタイプの商品

ローション

興和

ケラチナミン乳状液20 200g

1,342

送料:要確認

20%尿素が主成分の大容量ポンプ乳液

乳液

ロート製薬

メンソレータムAD乳液 120g

894

送料:別

3種のかゆみ止め成分がつらいかゆみに効く

乳液




ここからは

薬剤師 松本 美樹さん

薬剤師 松本 美樹さんが 選んだ薬を詳しく解説



かかとやひじに使用したい方におすすめ尿素20%含有尿素クリーム 3選

まずは比較的高濃度の、20%の尿素を含む商品を紹介します。20%の場合はいずれも医薬品のカテゴリーで販売されています。
尿素の含有量が同じでも、そのほかの有効成分が異なるものもあるため、ぜひ成分を見比べてみてください。

薬剤師おすすめ

尿素のみをシンプルに配合したクリーム
興和
ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム 150g
かかとやひじに使用したい方に
  1. 有効成分は尿素のみ
  2. 医薬品
  3. かかとやひじに
  4. 大容量

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • 尿素だけのクリームをお探しの方に
  • かゆみや炎症は特にない方に

20%の尿素のみが有効成分です。
かかとやひじ、ひざが乾燥して硬くなってしまったときに適しています。
かゆみ止めや抗炎症成分などは含んでいません。シンプルな尿素クリームです。

分類 第3類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 150g
有効成分 尿素(20%)
使用目的 手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌
対象 15歳以上
使用タイミング 1日数回

薬剤師おすすめ

ガサガサしてつらい肌荒れを伴うときに
近江兄弟社
近江兄弟社メンタームクリームU20 90g
かかとやひじに使用したい方に
  1. 血行促進成分配合
  2. 抗炎症成分配合
  3. 医薬品
  4. かかとやひじに

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • 乾燥だけでなく肌荒れを伴う方に
  • べたつくのが苦手な方に

含有量20%の尿素のほか、血行促進のビタミンE誘導体や抗炎症成分も配合したクリームです。
乾燥しすぎて肌荒れを伴うとき、かきむしる前に使用してください。
のびがよく、べたつきにくい使い心地が特徴です。

分類 第3類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 90g
有効成分 尿素(20%)、グリチルリチン酸ジカリウム、トコフェロール酢酸エステル
使用目的 手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌
対象 小児対応あり(ただし15歳以上が望ましいと思われる)
使用タイミング 1日数回

薬剤師おすすめ

血行促進ビタミンも配合で柔らかいお肌へ
ロート製薬
メンソレータムやわらか素肌クリームU 145g
かかとやひじに使用したい方に
  1. 血行促進成分配合
  2. 抗炎症成分配合
  3. 医薬品
  4. かかとやひじに
  5. 大容量

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • 特にかかとの症状が気になる方に
  • ふっくら血行のよいお肌に導きたい方に

皮膚に水分を含ませる20%尿素のほか、お肌の血行を促進するビタミンE誘導体も配合しています。
硬くなってしまった皮膚をふっくらお肌に導きます。
抗炎症成分も配合していて、荒れがちなお肌にもおすすめです。

分類 第3類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 145g
有効成分 尿素(20%)、グリチルリチン酸モノアンモニウム、トコフェロール酢酸エステル
使用目的 手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌
対象 記載なし(ただし15歳以上が望ましいと思われる)
使用タイミング 1日数回

ハンドクリームなど保湿に使用したい方におすすめ尿素10%含有尿素クリーム 3選

つぎに、ウレパールと同じく10%尿素配合の商品を紹介します。
尿素と抗炎症成分だけを有効成分として配合していると指定医薬部外品、そこにかゆみ止め成分も配合していると医薬品のカテゴリーになります。お店では売り場が違うこともありますので、注意して見てみましょう。

薬剤師おすすめ

ウレパールと同じ名前の尿素クリーム
大鵬薬品
ウレパールプラスクリーム 80g
ハンドクリームなど保湿に使用したい方に
  1. 血行促進成分配合
  2. 抗炎症成分配合
  3. かゆみ止め成分配合
  4. 医薬品
  5. ハンドクリームに
  6. かかとやひじに

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • ウレパールと同名の商品をお探しの方に
  • かゆみを伴う症状がある方に

この記事のタイトルにもなっている、ウレパールと同名のクリームです。
しかし、市販されているこちらのウレパールプラスクリームは、尿素だけでなくかゆみ止めの成分、血行を促進するビタミンE誘導体を含んでいます。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 クリーム
容量 80g
有効成分 尿素(10%)、ジフェンヒドラミン塩酸塩、d-カンフル、リドカイン、トコフェロール酢酸エステル
使用目的 かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮膚)
対象 小児対応あり
使用タイミング 1日数回

薬剤師おすすめ

手だけでなくさまざまな乾燥肌に
花王
アトリックス尿素10%クリーム 60g
ハンドクリームなど保湿に使用したい方に
  1. 血行促進成分配合
  2. ハンドクリームに
  3. かかとやひじに

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • 硬くなったお肌を柔らかくしたい方に
  • ハンドクリームとして持ち歩きたい方に

アトリックスといえばハンドクリームとして有名な商品ですが、こちらは尿素10%配合で、硬くなってしまった皮膚にも適しています。ビタミンE誘導体も配合していて、お肌の血行促進を促します。もちろん、かかとやひじ、ひざにもおすすめです。

分類 指定医薬部外品
剤形・形状 クリーム
容量 60g
有効成分 尿素(10%)、トコフェロール酢酸エステル
使用目的 指先やひじ・ひざ・かかとなどのガサガサ・ゴチゴチが気になる部位のポイントケア
対象 小児対応あり
使用タイミング 1日数回

薬剤師おすすめ

大きめジャータイプだからみんなで使える
資生堂化粧品
尿素10パーセントクリーム 100g
ハンドクリームなど保湿に使用したい方に
  1. 血行促進成分配合
  2. 抗炎症成分配合
  3. ハンドクリームに
  4. かかとやひじに
  5. 大容量

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • ジャータイプのハンドクリームをお探しの方に
  • 肌荒れしがちな方に

10%尿素のほか、血行促進作用のあるビタミンE誘導体、炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムを有効成分として配合しています。
大きめの容器なので、自宅に据え置いて家族みんなで使うのもおすすめです。

分類 指定医薬部外品
剤形・形状 クリーム
容量 100g
有効成分 尿素(10%)、トコフェロール酢酸エステル、グリチルリチン酸ジカリウム
使用目的 手足の荒れ、カサつきの緩和
対象 小児対応あり
使用タイミング 1日数回

広い範囲に使用したい方におすすめローション・乳液タイプ 3選

ここからは、ローションや乳液タイプの尿素配合商品を紹介します。
使用する部位や使用する方の年齢に応じて、適切な含有量のものを選ぶのが重要です。
こちらでは含有量によって分けていませんので、成分によく注目してくださいね。

薬剤師おすすめ

ウレパールのローションタイプの商品
大鵬薬品
ウレパールプラスローション10 100ml
広い範囲に使用したい方に
  1. かゆみ止め成分配合
  2. 医薬品
  3. 広い範囲に

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • 広い範囲で皮膚の乾燥によってかゆみを伴う方に
  • ウレパールと同名の商品をお探しの方に

こちらもウレパールと同じ名前の商品で、ローションタイプが特徴です。
10%尿素配合です。クリームと同じく、かゆみ止めの有効成分を配合しているため、かゆみを伴う乾燥症状に適しています。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 ローション
容量 100mL
有効成分 尿素(10%)、ジフェンヒドラミン塩酸塩、リドカイン
使用目的 かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮膚)
対象 小児対応あり
使用タイミング 1日数回

薬剤師おすすめ

20%尿素が主成分の大容量ポンプ乳液
興和
ケラチナミン乳状液20 200g
広い範囲に使用したい方に
  1. かゆみ止め成分配合
  2. 抗炎症成分配合
  3. 医薬品
  4. 広い範囲に
  5. 大容量

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • 20%尿素を広い範囲で使用したい方に
  • とにかく大容量のものをお探しの方に

20%尿素の乳液です。かゆみ止め成分、抗炎症成分も含んだ手厚い処方です。
広い範囲に使用しやすいですが、尿素は20%含有なので目の周りなど粘膜には触れないようにしましょう。
200gの大きなポンプが特徴的です。

分類 第3類医薬品
剤形・形状 乳液
容量 200g
有効成分 尿素(20%)、ジフェンヒドラミン塩酸塩、グリチルレチン酸
使用目的 かゆみを伴う乾燥性皮膚(成人・老人の乾皮症)
対象 15歳以上
使用タイミング 1日数回

薬剤師おすすめ

3種のかゆみ止め成分がつらいかゆみに効く
ロート製薬
メンソレータムAD乳液 120g
広い範囲に使用したい方に
  1. 血行促進成分配合
  2. 抗炎症成分配合
  3. かゆみ止め成分配合
  4. 医薬品
  5. 広い範囲に

こんな方におすすめ

薬剤師 松本 美樹さん
  • 保湿クリームとかゆみ止めを重ね塗りしたい方に
  • ザラザラしたお肌の方に

かゆみ止め成分を手厚く配合している、10%尿素配合の乳液です。
乾燥でかきむしりたいほどかゆい、というときに適しています。
尿素以外にも保湿成分としてグリセリンも配合しているため、患部の保湿をしたいときにも便利です。

分類 第2類医薬品
剤形・形状 乳液
容量 120g
有効成分 尿素(10%)、クロタミトン、リドカイン、ジフェンヒドラミン、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)、グリチルリチン酸1アンモニウム
使用目的 かゆみをともなう乾燥性皮ふ(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮ふ)
対象 小児対応あり
使用タイミング 1日数回

使用時の注意点やポイント


薬剤師

松本 美樹さんのコメント

尿素配合のクリーム・ローションなどは簡単に入手することができますし、化粧品も含めるとかなりの種類が販売されています。
しかし、尿素は塗る部位によっては刺激を感じることもあり、ノーリスクで使用できるというものではありません。

特に、医師からの処方で使用するわけではなく、セルフケアの範囲で使用するのですから、ある程度の知識をもっておくのが大切です。
ここからは、尿素配合の外用剤を使用する際の、注意点について確認していきます。

副作用(ピリピリ感・刺激)と使用を避ける部位

尿素配合の外用剤は、使用することで刺激を感じるという副作用があります。

どんな方でも起こる可能性はありますが、20%尿素配合の商品のほうが10%の商品よりもリスクが高いと考えられますので、皮膚が弱いと自覚がある方はまず10%尿素配合の商品から使用するのがおすすめです。
また、たとえ10%尿素配合の商品でも、目や陰部などの粘膜とその周辺は避けましょう。
間違って塗ってしまうと、刺激を感じることがあります。

顔や子どもへの使用可否と注意点

尿素10%の商品も尿素20%の商品も、顔に使用するのには適しません。

もし顔に尿素配合の保湿剤を使用したいときは、医薬品や指定医薬部外品よりも濃度が低い、化粧品をお使いいただくのをおすすめします。
顔に使用するように作られた化粧品なら、副作用のリスクをできるだけ下げることができます。
また、セルフケアの範囲では、尿素20%の商品は15歳以上に使用するのがのぞましいでしょう。
20%尿素の商品の注意点にも、15歳以上の記載があることが多いです。

他の外用薬と併用する場合の順序

湿疹があって、保湿とステロイドを重ねて塗りたいというときもありますよね。

塗る順番に関してはいろいろな考え方があるのですが、特に理由がなければ「尿素などの保湿→ステロイドなどピンポイントに使用するもの」の順序はいかがでしょうか。
保湿剤は広い範囲に塗りますので、ステロイドなどの狭い範囲に使用するものを先に塗ると、ステロイドなどを広げて塗ってしまうことがあるためです。
できればステロイドは症状があるところだけにつけたいため、この順序がおすすめです。



『ウレパール』に関するQ&A


『ウレパール』に関するQ&A

ウレパールやそれに似た市販薬について、よくある疑問をまとめました。
尿素の外用剤は医薬品(指定医薬部外品)でありながら保湿効果がメインなので気軽に使いがちですが、しっかりポイントをおさえて使用するのが大切なことです。

ウレパールと同じ市販薬はどれ?
医療用のウレパールクリーム・ローションと全く同じというものはありませんが、まず同名の「ウレパールプラスクリーム」「ウレパールプラスローション」があります。いずれも、今回の記事でも紹介しています。こちらは、医療用と同じく10%の尿素に加えて、かゆみ止め成分などが配合されている商品です。
有効成分が10%尿素のみというこだわりなら、今回紹介していませんがラクール薬品の「メディタームクリーム」という指定医薬部外品などが該当します。
尿素クリームの濃度の違いで効果は変わる?
濃度の違いによって、尿素のはたらきの強さが変わってきます。
20%ならかかとなどの特に皮膚が固くなってしまっている部位の改善に役立ちます。
しかし、どこでも20%で使用すればいいというわけではなく、皮膚がもともとやわらかいところ、敏感肌の方などが塗ると刺激を感じることも。そのような時には、10%の商品を選ぶのが適していると考えられます。
患部や肌質によって使い分けるのが大切です。
ウレパールは長期使用してもいいの?
尿素配合のクリームを、長期で連用するのは避けてください。
尿素を皮膚に塗ると、お肌に水分を引き込んでうるおいます。これは、表面の角質に水分を含ませるのですが、角質を徐々に溶かしているとも言えます。表面の角質がなくなれば、新しい皮膚がその下から出てくる仕組みがあり、これをターンオーバーと言います。尿素の使用はこのターンオーバーを自然な状態よりも早めてしまいます。
過剰にターンオーバーをしてしまうと、まだ未熟な皮膚が露出していくことになります。それによって、成熟した皮膚よりもお肌のバリア機能が劣るということになり、肌荒れなどのトラブルを引き起こすおそれも。
このような理由で、尿素入りの外用剤は長期連用は避け、症状があるときのみの使用にとどめましょう。

まとめ


まとめ

ウレパールクリームやローションは、皮膚科でよく処方される薬です。医師の管理のもと使用すれば、比較的副作用などのリスクの低い薬品であると言えます。
しかし、セルフケアでは20%と10%の存在、他の有効成分の有無など選ぶのが意外と難しい商品です。お肌に合わないものを使用すると、刺激を感じるなど有害になる場合もあります。
適切なものを選んで、お肌の状態を改善していきましょう。

※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 松本 美樹 薬剤師

    執筆・監修者

    薬剤師免許取得後、大手ドラッグストアチェーンで勤務。結婚を機に調剤薬局に転職し、現在は総合病院門前薬局で調剤業務を行っている。

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