目次
むくみを解消できる市販薬によく含まれている成分
お酒を飲みすぎたあとに顔や瞼(まぶた)がむくむ原因は、主に水分や塩分の過剰な摂取です。また、デスクワーク等で足がむくんでしまう原因は、足の血流が悪くなることによるものです。女性ではホルモンバランスが乱れることでむくんでしまうこともあります。
一般的な手足のむくみは、自然に治ることがほとんどです。そのため、水分や塩分の過剰な摂取を控えたり、マッサージ等で血行を促すだけでも、むくみの改善を期待することができます。
ただし、むくみは美容上の観点から好ましくないと感じる方も多いでしょう。むくみをすぐに改善したい場合には、水分を体に排泄する働きが期待できる医薬品が効果的です。なお、水分を体内に排泄する働きを利尿作用、利尿作用のある薬を利尿薬と呼びます。
利尿薬は体内のミネラルバランスを乱すことも多く、一般的には医療機関で医師の診察を受けたうえで処方される薬です。そのため、市販で購入できる主な医薬品は、穏やかな利尿作用が期待できる漢方薬となります。
①:漢方薬

むくみの緩和に効果が期待できる漢方薬として五苓散、当帰芍薬散、防己黄耆湯、防風通聖散を挙げることができます。
五苓散は余分な水分を体の外に排泄する効果が期待でき、特にお酒を飲んだあとのむくみや二日酔いの緩和に用いられます。当帰芍薬散は血行の改善作用を期待でき、女性特有の悩み(月経異常や冷え症など)がある方におすすめです。
防己黄耆湯も体の余分な水分を排泄する作用を期待できますが、体の水分バランスを整える効果があると考えられており、太りがちな方に用いられることの多い漢方薬です。防風通聖散もまた、太り気味の方に用いられることが多く、便秘の改善薬としても使われます。
②:アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物

アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物には体の血流を改善させる働きがあると考えられています。同薬の有効性を検討した質の高い研究データは限られていますが、実験的な研究では心臓のポンプ機能を高める作用が報告されています【2】。
そのため、かつては心不全の治療薬として、医療現場でも用いられていました。
ただし、現在では有効性に優れた心不全治療薬が登場したため、心不全の治療にアデノシン三リン酸二ナトリウム水和物が用いられることはほとんどありません。
むくみを解消できる市販薬の選び方・ポイント
そのため、むくみの改善効果については、薬の種類で大きな差はないと考えて良いでしょう。
ただ、むくみの原因や飲みやすさを重視して薬を使い使い分けることで、より効果的なむくみの改善作用を期待することができると思います。
ポイント①:女性特有の症状を重視する

更年期を迎えた女性ではホルモンバランスが乱れやすく、むくみの原因となることがあります。このような場合には当帰芍薬散や防己黄耆湯がおすすめできるでしょう。
ただし、むくみの改善に対する当帰芍薬散や防己黄耆湯の有効性を検証した質の高い研究データは限られています。実感できる効果には個人差が大きいことに注意が必要です。
ポイント②:食習慣の乱れを重視する

お酒の飲みすぎや塩分の濃いものを食べすぎた場合にむくみが出やすくなります。
五苓散は二日酔いにも用いられることがある漢方薬です。また、肥満気味の方、便秘気味の方では防風通聖散をおすすめできます。防風通聖散は肥満患者【4】を対象とした研究で体重の減少効果も報告されています。
ただし、いずれの漢方薬についても、むくみの改善に対する質の高い研究データは限られており、実感できる効果には個人差が大きいことに注意が必要です。
ポイント③:飲みやすさをを重視する

漢方薬は特徴的な味覚と風味があり、苦手な方も多いと思います。そのような場合には、錠剤タイプの漢方薬を選ぶと良いでしょう。
また、漢方薬以外でむくみの改善に効能効果を有する市販薬として、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物を配合したパニオンコーワ錠を選ぶのも良いでしょう。
【厳選】むくみを解消できるおすすめの市販薬 9選
ポイント①:女性特有の症状を重視した市販薬 3選
むくみの解消を期待できる市販薬について、むくみの原因や飲みやすさの観点からおすすめの製品をご紹介します。

こんな方に
女性特有の悩みとむくみがある方に
足腰の冷え、貧血のある方
血行改善作用を期待できる漢方薬
一般的には、女性特有の症状(月経異常や冷え症など)に用いられることの多い漢方薬です。東洋医学的には、血行を良くするのと同時に、水分代謝を整えることで余分な水分を体からとり除いて、むくみを解消すると考えられています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2包(3.75g)中 当帰芍薬散エキス(1/2量) 2g (日局シャクヤク・日局ソウジュツ・日局タクシャ・日局ブクリョウ各2g,日局センキュウ・日局トウキ各1.5g) |
| 効果・効能 | 体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症: 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り |
| 用法・用量 | 次の量を、1日2回食前に水またはお湯で服用。 成人(15歳以上):1包(1.875g):2回 7歳以上15歳未満:2/3包:2回 4歳以上7歳未満:1/2包:2回 2歳以上4歳未満:1/3包:2回 2歳未満:服用しない |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
女性特有の悩みとむくみがある方に
足腰の冷え、貧血のある方
水分代謝を整えることで、むくみを緩和
ツムラの当帰芍薬散と同じく、女性特有の症状(月経異常や冷え症など)に用いられることの多い漢方薬です。血行を改善する作用を期待でき、足腰の冷え、貧血のある方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 3包(1包1.65g)中 当帰芍薬散エキス(3/4量) 3,750mg (トウキ・センキュウ各2.25g,ブクリョウ・ビャクジュツ・タクシャ各3.0g,シャクヤク4.5gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症: 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上):1包:3回 15才未満7才以上:2/3包:3回 7才未満4才以上:1/2包:3回 4才未満2才以上:1/3包:3回 2才未満:1/4包:3回 1歳未満の乳児には、医師の治療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 使用可能 |
| 使用が可能な年齢 | 3カ月以上 |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
肥満や汗っかきで疲れやすい方に
疲れやすく、太り気味な方に
余分な水分を取り除き全身の機能を高める
東洋医学的には、食べ物の消化や吸収を助けながら、余分な「水」をとり除き、全身の機能を高めると考えられている漢方薬です。余分な「水」を排泄することで、体をひきしめ、水太りやむくみの改善が期待できます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2包(3.75g)中 防已黄耆湯エキス(1/2量) 1.875g (日局オウギ・日局ボウイ各2.5g,日局ソウジュツ・日局タイソウ各1.5g,日局カンゾウ0.75g,日局ショウキョウ0.5g) |
| 効果・効能 | 体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症: 肥満に伴う関節のはれや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり) |
| 用法・用量 | 次の量を、1日2回食前に水またはお湯で服用。 成人(15歳以上):1包(1.875g):2回 7歳以上15歳未満:2/3包:2回 4歳以上7歳未満:1/2包:2回 2歳以上4歳未満:1/3包:2回 2歳未満:服用しない |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
ポイント②:食習慣の乱れを重視した市販薬 3選
お酒を飲みすぎた際に効果的な五苓散、肥満気味の方に効果的な防風通聖散をご紹介いたします。

こんな方に
二日酔いの症状がある方に
お酒を飲みすぎたあとのむくみを改善
東洋医学的には、余分な「水」を体の外へ出す働きがあると考えられている漢方薬です。特にお酒を飲みすぎたあとの頭痛や吐き気、下痢などに用いられますが、顔のむくみなどにも効果が期待できます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 成人1日の服用量3包(1包0.8g)中 五苓散エキス(1/2量) 1,000mg (タクシャ2.5g,チョレイ・ブクリョウ・ビャクジュツ各1.5g,ケイヒ1.0gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力に関わらず使用でき,のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症: 水様性下痢,急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上):1包:3回 15才未満7才以上:2/3包:3回 7才未満4才以上:1/2包:3回 4才未満2才以上:1/3包:3回 2才未満:1/4包:3回 1歳未満の乳児には、医師の治療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 3カ月以上 |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
体重が気になる方に
便秘がちな方に
代謝を高めることでむくみを改善
一般的には、血圧が高めの方の動悸、肩こり、のぼせ、むくみの緩和に用いる漢方薬です。体重減少効果も報告されており、太り気味の方の便秘改善を目的に用いることもあります。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 2包(3.75g)中 防風通聖散エキス(1/2量) 2.25g (日局カッセキ1.5g,日局オウゴン・日局カンゾウ・日局キキョウ・日局セッコウ・日局ビャクジュツ各1g,日局ダイオウ0.75g,日局ケイガイ・日局サンシシ・日局シャクヤク・日局センキュウ・日局トウキ・日局ハッカ・日局ボウフウ・日局マオウ・日局レンギョウ各0.6g,日局無水ボウショウ0.35g,日局ショウキョウ0.15g) |
| 効果・効能 | 体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症: 高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症 |
| 用法・用量 | 次の量を、1日2回食前に水またはお湯で服用。 成人(15歳以上):1包(1.875g):2回 7歳以上15歳未満:2/3包:2回 4歳以上7歳未満:1/2包:2回 2歳以上4歳未満:1/3包:2回 2歳未満:服用しない |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避ける。妊婦又は妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 2歳以上 |
| 薬の風味 | わずかに甘い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
体重が気になる方に
便秘がちな方に
太り気味な方のむくみ解消におすすめ
ツムラの防風通聖散と同じく、脂肪燃焼を促し、代謝を高め、水分の体内循環を改善することでむくみの緩和が期待できます。肥満体質の改善にも効果を期待することができます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 3包(1包1.5g)中 防風通聖散エキス(1/2量) 2,850mg (トウキ・シャクヤク・センキュウ・サンシシ・レンギョウ・ハッカ・ケイガイ・ボウフウ・マオウ各0.6g,ビャクジュツ・キキョウ・オウゴン・カンゾウ・セッコウ各1.0g,ショウキョウ0.2g,ダイオウ0.75g,無水ボウショウ0.375g,カッセキ1.5gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症: 高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上):1包:3回 15才未満7才以上:2/3包:3回 7才未満4才以上:1/2包:3回 4才未満:服用しないこと |
| タイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避ける。妊婦又は妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 4歳以上 |
| 薬の風味 | わずかに甘い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
ポイント③:飲みやすさを重視した市販薬 3選
飲みやすい錠剤タイプの製品をご紹介いたします。

こんな方に
体重が気になる方に
便秘がちな方に
錠剤タイプで飲みやすい防風通聖散
錠剤タイプの防風通聖散です。漢方特有の味が苦手な方におすすめです。錠剤にフィルムコートが施されており、生薬の風味も抑えられています。食べ過ぎによるむくみで、便秘がちな方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 12錠(1錠390mg)中 防風通聖散エキス(3/5量) 3,420mg (トウキ・シャクヤク・センキュウ・サンシシ・レンギョウ・ハッカ・ケイガイ・ボウフウ・マオウ各0.72g,ショウキョウ0.24g,ダイオウ0.9g,無水ボウショウ0.45g,ビャクジュツ・キキョウ・オウゴン・カンゾウ・セッコウ各1.2g,カッセキ1.8gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症: 高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15才以上)は1回4錠、15才未満は服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避ける。妊婦又は妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 薬の風味 | わずかに甘い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
肥満や汗っかきで疲れやすい方に
疲れやすく、太り気味な方に
錠剤タイプで飲みやすい防已黄耆湯
錠剤タイプの防已黄耆湯です。漢方特有の味が苦手な方におすすめです。なお、ラクリアは防已黄耆湯の生薬全量(最大量)からエキスを得た「満量処方」の製品です。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 12錠中 防已黄耆湯エキス 3,200mg (ボウイ・オウギ各5g,ビャクジュツ・タイソウ各3g,ショウキョウ1g,カンゾウ1.5g) |
| 効果・効能 | 体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症: 肥満に伴う関節のはれや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない,いわゆる水ぶとり) |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に,水又はお湯で服用すること。 成人(15才以上):4錠 5才以上15才未満:2錠 5才未満:服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 5歳以上 |
| 薬の風味 | 苦い |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |

こんな方に
疲れがたまっていると感じている方に
細胞のエネルギー産生を高め、むくみを緩和
体の代謝能力の改善が期待できるアデノシン三リン酸二ナトリウム水和物とビタミンB群を配合した製品です。全身の血流を増加させることで、むくみの緩和効果も期待できます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | 3錠中 アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物(ATP) 60mg、チアミンジスルフィド 24mg、リボフラビン 1.5mg、ピリドキシン塩酸塩 24mg、シアノコバラミン 0.06mg |
| 効果・効能 | 疲労回復、脚気様症候群(全身倦怠,しびれ、むくみ、めまい、食欲不振、心悸亢進)及び脚気、熱性・消耗性疾患の補助療法。 神経痛、腰痛、背痛、関節痛、関節炎、五十肩、肩こり |
| 用法・用量 | 次の量を水又は温湯で服用。 成人(15歳以上):1錠:3回 15歳未満の小児:服用しないこと |
| タイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談 |
| 使用が可能な年齢 | 15歳以上 |
| 薬の風味 | 無味 |
| 眠くなる成分 | × |
| 胃の粘膜を保護する成分 | × |
| 水なしで使用できるタイプ | × |
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使用するときのポイント・副作用はあるの?

一般的に漢方薬は副作用が少ない薬だと考えられています。
ただし、防已黄耆湯や防風通聖散には、甘草(かんぞう)と呼ばれる生薬が配合されており、まれに手足の脱力感や痙攣が起こることもあります。このような症状が現れた場合は、直ちに漢方薬の服用を中止して、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
また、防風通聖散には麻黄(まおう)と呼ばれる生薬が配合されており、まれに高血圧や甲状腺、腎臓の病気を悪化させることもあります。高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害の診断を受けている方では、服用前にかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
防風通聖散には山梔子(サンシシ)と呼ばれる生薬も含まれており、長きにわたって(一般的には5年以上と言われています)飲み続けると、大腸の粘膜に異常を起こすこともあるため、注意が必要です。
漢方の副作用として、ごくまれに起こる間質性肺炎や肝機能障害にも注意が必要です。漢方薬を服用中に、息切れや咳、かゆみ、発疹、黄疸、倦怠感などの症状が現れた場合は、直ちに漢方薬の服用を中止して、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
こんなときは病院へ

むくみは、血行不良や食習慣、ホルモンバランスの乱れで生じることが多く、一般的にはすぐに解消します。
しかし、むくみが長く続いている場合や、思い当たる原因がないにも関わらず繰り返しむくみが起こる場合には、可能な限り速やかに病院を受診しましょう。また、片足だけ浮腫んでいる場合や、心臓や腎臓、肝臓の病気を患っている場合には、市販薬で対応するのではなく、医療機関を受診してください。
薬によっては副作用でむくみを起こすことが知られています。病院から処方されている薬を服用中の方も、むくみが続いている場合にはかかりつけ医に相談すると良いでしょう。
『むくみ解消』に関するQ&A

むくみの解消について良くある質問にお答えします。

むくみができてしまった場合には、塩分を過剰に摂取しないように気を付けると良いように思います。即効性が期待できるわけではありませんが、むくみの悪化を予防することができるでしょう。
また、カリウムが含まれている食品は体の外に塩分を排泄する効果を期待することができます。カリウムを豊富に含んでいるほうれん草やキャベツなどの緑色野菜、バナナ、トマトなどを積極的に食べるのも良いかもしれません【5】。


実際、むくみを自覚している健常者10人を対象とした研究【6】によれば、安静にしていた場合と比べて、膝から下をオイルマッサージした場合では、統計的にも意味のある水準で、足回りが細くなったと報告されています。また、足のマッサージにはリラックス効果も期待できます【7】。


漢方薬だけでなく、カロリーを控えめにした食事の摂取や、定期的な運動を行わないと、効果的な体重減少効果は得られにくいでしょう。

まとめ

むくみは、血流が悪くなってしまった場合や、塩分・水分の過剰な摂取で起こりやすくなります。
一般的には、塩分を控え、カリウムを多く含んだ食事をとったり、マッサージ等をすることで、むくみは自然に解消します。ただ、むくみがどうしても気になり、少しでも早く解消させたい場合には、市販薬を試してみるのも良いでしょう。
一方で、市販薬を飲んでもむくみが改善しない場合や、思い当たる原因がないにも関わらず繰り返しむくみが起こる場合には、可能な限り速やかに病院を受診しましょう。
参考文献
・【1】Peripheral Edema StatPearls [Internet]. Last Update: August 9, 2022.
・【2】J Mol Cell Cardiol. 2015 Feb;79:256-63
・【3】PLoS One. 2022 Apr 13;17(4):e0266917
・【4】Neurourol Urodyn. 2020 Jun;39(5):1550-1556
・【5】Guideline: Potassium Intake for Adults and Children. World Health Organization; 2012.
・【6】日本東洋医学系物理療法学会誌2014 年 39 巻 2 号 p. 47-52
・【7】日本感性工学会論文誌 TJSKE-D-18-00075
・【8】Clin Exp Pharmacol Physiol. 2004 Sep;31(9):614-9.
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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青島 周一 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら2004年城西大学薬学部卒。 保険薬局勤務を経て2012年より病院勤務。 NPO法人アヘッドマップ(http://aheadmap.or.jp/)共同代表。






















