市販の腰痛用湿布について
薬局・ドラックストアで購入できる市販の湿布薬でも医療用医薬品と同じ成分の湿布があります。
そのため、腰痛で悩み、日曜や夜間など病院がやっていない場合には、市販の湿布を購入して様子を見るのも手かと思います。
とりあえず、医療用医薬品と同じ成分で、実際に良く処方で使われる薬を選ぶと良いのでは?と思うかもしれません。ただ、薬によっては濃度が違うものがあるので値段だけで決めないように注意(○○3%と○○5%のように)しましょう。
腰痛用湿布の選び方

数ある湿布の中から今回は3つの成分に分けておすすめしてみます。
同じ成分でも湿布をくっつける糊のような成分が製品ごとにことなり、その違いによってかぶれてしまうこともあります。
なので、出来れば自分にあった湿布(製品)を購入する際は選んでもらいたい。
だからこそ、今回はプライベートブランド(PB)ではなく、どのドラックストアでも購入できるようなメジャーな製品をおすすめ品としてチョイスしました。
また、多くの湿布薬では大小の2サイズ販売していることが多いです。
この大小2サイズは医療用医薬品でも多く採用されている大きさです。
大小、どちらのサイズが良いかは好みもありますが、腰に貼る場合には、大サイズを1枚使用する方がおすすめです。ただし、お店によってはどちらしか置いていないという場合もありますので、店頭で薬剤師、登録販売者に確認してください。
素早く、強い効果を求めるなら
CMでも見かける市販されている湿布薬の多くは、「非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)」と呼ばれるものに分類され、さまざまな痛みに広く用いられています。ぎっくり腰などの急な痛みを素早く鎮めたい場合には、強い成分の物を選ぶといいでしょう。具体的には、ロキソプロフェン、ジクロフェナクナトリウム、フェルビナクの3つです。
この中でも、ロキソプロフェンは病院で処方されることも多いロキソニンの成分になります。市販の薬の中では効果発現までの時間も比較的早く、効果も強めです。飲み薬と異なり、胃腸や腎臓への負担を気にする必要もあまりないので使い勝手の良い薬です。しっかりよく効く湿布を探しているとういう場合にはまず検討すべき有効成分です。
強い効果と手に入りやすさを求めるなら
ジクロフェナクナトリウムの鎮痛効果はロキソニンとほぼ同じで効果の強い湿布薬です。効果発現までの時間も短めです。病院ではボルタレンという名前で処方される成分になります。ボルタレンは、痛みの原因物質であるプロスタグランジンの生成を阻害し、炎症を抑えます。稀ですが、直接日光が当たる部位に貼っていると、強いかゆみやはれ、発赤などの皮膚症状があらわれる光線過敏症が起きることがあります。
様々なメーカーが販売しており、ドラックストアや薬局で手に入りやすいものが多いです。土曜や日曜など病院に行けないときに手軽に購入できて、しっかり効果を得やすい薬です。
安価で病院に行くまでの期間に使用したいなら
フェルビナクを主成分にした湿布薬は、鎮痛効果はやや強く、副作用も少なく、腰痛を感じる時に気軽に使える薬です。
病院ではセルタッチという名前で処方されています。市販されている湿布薬の中では安価な傾向にあるので、病院に行くまでの期間しばらく使用したい、コスパの良い薬がいいといった場合におすすめの薬です。また、ノニル酸ワニリルアミドを含有した温感タイプがあるので、長引く痛みや冬場などに冷えて痛む場合には温める湿布の方が気持ちよいことが多いです。ちなみに、冷たい、温かいのどちらでもきちんと同じ効果を得ることができます。
【ポイント】湿布薬のパップ剤とテープ剤の違い

湿布は大きく分けると、白っぽい「パップ剤」と肌色の「テープ剤」があります。
○テープ剤の特徴
テープ剤は薄手の貼り薬で粘着力が良く、肩や膝など関節に貼っても剥がれにくいのが特徴。
ただ、粘着力が強い分、剥がす時に痛かったり、皮膚を傷めやすくかぶれてしまう事が多い。
○パップ剤の特徴
パップ剤はテープ剤よりも厚みがあり、湿布自体に水分を含むので貼った後にひんやりとして気持ちがいいと感じることが多いです。痛めた直後など患部が熱を持っているような人には特に気持ちよく感じると思います。
粘着力はテープ剤よりも弱いので、関節などよく動かす場所や、夏場に汗をかくと剥がれやすいので注意が必要です。
特に汗っかきの人はテープ剤の方が剥がれにくくて良いと思います。
腰痛におすすめの湿布薬を選び方別にご紹介いたします。
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薬剤師 篠原 奨規さん 厳選
腰痛におすすめの湿布薬 11選を比較
| 商品名 |
画像 |
最安値 |
商品リンク |
薬剤師コメント |
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大石膏盛堂
ビーエスバンFRテープVα 大判 16枚
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ロキソプロフェンが主成分の湿布 3選
病院で処方されることの多いロキソプロフェンを配合する市販薬をご紹介します。しっかり効果を実感したい方はこちらから選びましょう。
こんな方に
ここち良いパップ剤を探している方に
つらい痛みが続く方に
スーッとここちよい冷感タイプのパップ剤ですぐれた鎮痛消炎効果をもつ「ロキソプロフェンナトリウム水和物」が腰・肩・関節・筋肉の痛みにすぐれた効き目を発揮します。痛みの芯まで直接浸透し、つらい痛みにしっかり効きます。1日1回、フィット&密着タイプです。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
ロキソプロフェンナトリウム水和物 |
| 服用/塗布回数 |
1日1回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
パップ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
こんな方に
ニオイの少ない湿布を探している方に
鎮痛作用が持続する商品が欲しい方に
優れた鎮痛消炎効果をもつロキソプロフェンナトリウム水和物が配合されています。痛みの芯まで直接浸透し、辛い痛みにもしっかり効きます。微香性で匂いも目立ちにくく、1日1回で、しっかり密着して効果がでます。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
ロキソプロフェンナトリウム水和物 |
| 服用/塗布回数 |
1日1回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
パップ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
3分割になっているラクペタフィルムでラクに剥がせてペタンと貼れ、全方向伸縮できます。24時間タイプなので1日1回の貼り替えで良いので使いやすいです。医療用にも使われるロキソプロフェンナトリウム水和物が痛みにしっかり浸透して効きます。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
ロキソプロフェンナトリウム水和物 |
| 服用/塗布回数 |
1日1回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
テープ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
ジクロフェナクナトリウムが主成分の湿布 4選
強い鎮痛作用と手に入れやすさを兼ね備えたジクロフェナクナトリウムを配合する湿布薬をご紹介します。光線過敏症に注意しながら、使用してください。
こんな方に
ひんやり心地よい湿布を探している方に
痛みをしっかり取りたい方に
ジクロフェナクナトリウムをOTC最高濃度2.0%配合され、L-メントールで効果感もアップしています。短辺の伸縮性があるため、フィット感もアップしています。剥がす時の皮膚へのダメージも軽減しました。使用期限も3年と長いのが特徴です。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
ジクロフェナクナトリウム/l-メントール |
| 服用/塗布回数 |
1日1回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
テープ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
こんな方に
湿布のニオイが気になる方に
腰や肩など広い範囲の痛みがある方に
微香性でファンデーションカラーのため、人前でも気になりません。はがれにくく、はがしやすい安心設計 発汗粘着調整システム(SACS)が採用されています。中身を取り出しやすい開封口です。すぐれた鎮痛消炎効果をもつロキソプロフェンナトリウム水和物を配合し、1日1回でつらい痛みに24時間効き続けます。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
ジクロフェナクナトリウム |
| 服用/塗布回数 |
1日1回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
テープ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
こんな方に
鎮痛力と持続力を兼ね備えた商品が欲しい方に
処方薬「ボルタレン」で効果のあった方に
ボルタレンなら製剤上の工夫で患部まで素早く浸透し、痛みの原因物質であるプロスタグランジンの生成を阻害し、炎症を抑えます。また、1日1回で24時間効くので貼り替える必要がありません。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
ジクロフェナクナトリウム |
| 服用/塗布回数 |
1日1回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
テープ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
こんな方に
ラクに貼れる湿布が欲しい方に
患部の炎症を抑えたい方に
有効成分ジクロフェナクNaがつらい痛みの原因であるプロスタグランジンの生成を抑え、つらい痛みに効果を発揮します。水分を多く含むパップ剤のため、すみやかに炎症を鎮めるのが特徴です。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
ジクロフェナクナトリウム |
| 服用/塗布回数 |
1日1回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
パップ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
フェルビナクが主成分の湿布 4選
「手頃な値段でよく効く薬が欲しい」「コストパフォーマンスの良い薬を探している」方に向けて、フェルビナクを配合する湿布薬を紹介します。
こんな方に
清涼感のある湿布が欲しい方に
ニオイの気にならない商品を探している方に
効きめ成分フェルビナクを5.0%配合した、経皮鎮痛消炎テープ剤です。l-メントール3.5%配合で、さわやかな清涼感です。微香性なので、就寝時や人前でも気になりません。全方向伸縮で、肌にピッタリフィットします。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
フェルビナク/l-メントール/トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE) |
| 服用/塗布回数 |
1日1~2回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
テープ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
大石膏盛堂
ビーエスバンFRテープVアルファ大判 16枚
こんな方に
しっかい痛みを取りたい方に
湿布を貼るのが苦手な方に
痛みの原因物質の生成を抑えることにより、肩の痛み、腰痛、関節痛などに効果をあらわすフェルビナクを配合しています。柔軟性のある基布を使用していますので貼りやすく、粘着性にすぐれ関節部にもよくフィットします。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
フェルビナク/l-メントール/トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE) |
| 服用/塗布回数 |
1日1~2回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
テープ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
久光製薬
フェイタス5.0 温感大判サイズ 10枚
効きめ成分フェルビナクを5.0%配合した、経皮鎮痛消炎テープ剤です。ビタミンE配合により、患部の血行を促進します。ノニル酸ワニリルアミドのはたらきで、心地よい温感作用をあらわします。微香性なので、就寝時や人前でも気になりません。全方向伸縮で、肌にピッタリフィットします。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
フェルビナク/l-メントール/トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)/ノニル酸ワニリルアミド |
| 服用/塗布回数 |
1日1~2回 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
テープ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
温湿布 |
こんな方に
湿布でかぶれやすい方に
つらい腰痛が続いている方に
鎮痛成分のフェルビナクが患部に直接浸透し、つらい腰痛を緩和します。パップ剤のため比較的かぶれにくいため、肌が弱い方にもおすすめできる商品です。
| 分類 |
第2類医薬品 |
| 有効成分 |
フェルビナク |
| 服用/塗布回数 |
1日2回を限度 |
| 湿布薬のサイズ |
10cm×14cm |
| テープ/バップ |
パップ剤 |
| 冷湿布・温湿布 |
冷湿布 |
湿布を使用する上での注意点

湿布を使用するうえで、一般的な注意点について記載しておきます。薬によって異なる部分もあるので、必ず購入したら、添付の説明書を確認してください。
次の人は使用しないで下さい。
・本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
・本剤又は他の解熱鎮痛薬,かぜ薬,外用鎮痛消炎薬を使用してぜんそくを起こしたことがある人
・15歳未満の小児
・妊婦又は妊娠していると思われる人(ジクロフェナクの場合)
次の人は薬剤師に相談して下さい。
・医師の治療を受けている人
・薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
・妊婦又は妊娠していると思われる人
・高齢者
・次の診断を受けた人
気管支ぜんそく
こんなときは病院へ
多くの湿布薬で添付の説明書に書いてある内容を記載していますが、薬によっては内容が異なることもあるので、使用時には確認ください。
・5~6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、商品の外箱を持って医師又は薬剤師に相談して下さい。(他の疾患の可能性があります)
・使用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等が現れた場合
・貼付部に強いかゆみを伴う発疹・発赤、はれ、刺激感、水疱・ただれ等の激しい皮膚炎症状や色素沈着、白斑があらわれ、中には発疹・発赤、かゆみ等の症状が出た場合
湿布に関するQ&A

湿布薬に関するQ&Aにお答えします。
長期連用をしないでくださいと湿布薬の説明書に書いてあったのですが、長期とはどれくらいですか?
一般的に長期連用とは1ヶ月が目安になります。効果がある湿布薬を使っていて、長期になってしまうこともあるかもしれません。長期連用によって必ずしも副作用が起こりやすくなるわけではありませんが、効果があったからといって漫然と使い続けることで医師の治療が必要な場合に遅れてしまう可能性や、別の隠れた疾病を見逃してしまう恐れがあります。長期連用とは別の話になりますが、連続して5〜6日使用しても症状が良くならない場合は病院での受診をおすすめします。
大判の湿布を買ったのですが、大きくて困っています。ハサミでカットしてもいいですか?
市販の湿布はテープ剤、パップ剤共にハサミなどで切断して使用することが可能です。ただし、切断することで、製剤自体の剥がれにくい加工、密着しやすい加工が一部欠如してしまい、剥がれやすくなってしまう可能性があります。切断した残りの湿布はきちんと開封口のチャックを閉めて保管袋に入れて直射日光、高温多湿を避けましょう。室温の保存で大丈夫です。
皮膚の弱い人はかぶれに注意し、貼ったまま就寝しないようにした方がいいでしょう。また、毎回貼る部位を同じにしない、次に貼るまで数時間間隔を空けるなどの工夫も必要かもしれません。かぶれを防ぐためには、汗をかいたり濡れたりした場合、よく水分を拭き取ってから使用してください。もし、使用中にかゆみが出た場合は、剥がしてしばらく貼付しないでください。
湿布によっては1日1回と記載のあるものも多いですが、温湿布は、はがした直後に入浴すると熱感による痛みを感じることがあるので、入浴1時間前にははがしておくようにしましょう。冷湿布も、入浴直前で構わないのではがしてから入浴し、入浴後は汗が引いた後にしっかり水分を拭き取って新しいものを貼りなおすことをおすすめします。こうすることでかぶれや剥がれやすくなるのを防ぐことができます。
痛み止めの飲み薬を使っているときに湿布を併用すると同じ成分や似た成分の場合、まれですが、過剰投与になることもあるため、外用薬と内用薬の併用はあまり推奨できません。ただし、慢性的な痛みに対する漢方薬と湿布などのように組み合わせによっては併用ができる場合もあるので、薬局で相談されることをおすすめします。また、どうしても痛みが強いときに1回だけということであれば仕方ない場合もあるといえるでしょう。
まとめ

今回は、湿布を選ぶときのポイントと市販で購入できる腰痛におすすめの湿布薬を3つご紹介しました。
腰痛でお悩みの場合、市販でも医療用医薬品と同じ成分を含む湿布薬を購入することができます。今回は、「ロキソプロフェン」「ジクロフェナクナトリウム」「フェルビナク」の成分を含む市販薬をご紹介しました。ぜひ、今回の記事をご参考に購入いただければと思います。
しかし、市販薬を使用しても、症状が続く、ひどい場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。単なる腰痛だと侮ってはいけません。適切な検査・診断と治療が必要となります。
↓部位別におすすめの湿布薬はこちら
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2016年3月 岡山大学 薬学部薬学科卒業
2016年~現在 大手調剤併設ドラッグストアにて勤務
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