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【薬剤師が解説】腰痛におすすめの漢方はどれ?5選を紹介

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2022/7/28
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つらい腰の痛み。腰の痛みで朝から重だるい感じを味わったり、寝返りもつらかったりなどで熟睡できなかったなど、様々な弊害もありますよね。

姿勢のくせによっては同じ方の腰がいつも痛いとか、重いものを持って立ち上がったときに負担がかかって、ひどくなると動けなくなってしまったりなどが起きてしまう腰痛。その原因は色々とありますが、痛み止めで胃が荒れやすかったりむくみやすくなってしまう方には、漢方薬で対応するのもよいでしょう。

今回は原因と作用から腰痛に用いられる漢方薬をご紹介いたします。

くすりの窓口医師・薬剤師が
選んだ市販薬を紹介

  • 経験① 現場でよく聞かれる質問
    経験① 現場でよく聞かれる質問
    現場で聞かれる薬の効果や副作用、飲み合わせの注意点等をご説明します。
  • 経験② 現場で教える医薬品
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    悩みに合った薬や普段から自分が案内する薬など、現場で案内するものを教えます。
  • 視点① ユーザー目線で解説
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    実際にどう使うのかや、ユーザー目線で
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腰痛におすすめの漢方の選び方・ポイント


薬剤師

竹田 由子さんのコメント

腰痛に漢方薬を用いる場合は、冷えの有無やむくみの有無、太腿などの筋肉の張り感などもチェックするとよいです。

腰から下の下半身の痛みに効果的な物では、温める作用のある漢方薬も多く、附子(ぶし)という生薬の有無の違いなども漢方薬の選択の上で出てきます。

有効成分を確認する



体を温めて痛みに作用をする「附子(ぶし)」という生薬の有無、痛みに作用する「芍薬(しゃくやく)」「甘草(かんぞう)」などの成分を確認しましょう。

附子が配合されている漢方薬は温めるものが多く、血流を改善し、附子の鎮痛作用を発揮させます。芍薬が含まれるものも冷えが強いタイプに用いられる漢方薬が多いですが、当帰と芍薬が含まれるものは、女性の冷えに伴う腰痛に期待できるでしょう。

最後に甘草は他の生薬のサポートをしたり、甘草自体も鎮痛効果があるといわれております。芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)など、特に痛みに効果的な物では筋肉のツッパリ感があるような場合に有効でしょう。 

飲みやすさ・続けやすさを確認する



漢方薬は沢山あるため、小包装のもので、自分が飲めるのかどうかを確かめてから大容量のものを購入するとよいでしょう。その時の体質などで以前は合ったものでも印象が変わることがあるのが漢方薬です。

1週間程度飲んでみて副作用など気になるような症状がなく、じんわりと作用が実感できるようであれば続けていきましょう。

続けられる価格か確認する



セルフケアとして試してみたいのであれば、市販のものがおすすめできます。市販のものには一部を除いて、医療用でも取り扱いがあるものが多いのが特徴です。

漢方薬局の独自の処方などでは、価格が高く継続が難しいと訴える方もいます。その点、市販のものであれば続けやすく、またもし医師の処方を受けたい場合でも、医師が分かるものが多いのでよいでしょう。

腰痛以外にも効果のある漢方か確認する



腰痛以外にも症状があるのであれば、その辺りも合わせて選んでいくとよいでしょう。体質を確認してから選んでいくのもおすすめです。

腰痛だけでなく、冷えがある(全身の冷えか、下半身の冷えか、手足が冷えるのか)、夜間にトイレに行く回数が増えた、脚(特に太もも)が夜間につる、関節痛があるなど、腰痛だけでなく自分の身体を一度見直してみるとよいでしょう。

【厳選】腰痛におすすめの漢方 5選


薬剤師

竹田 由子さんのコメント

腰痛におすすめできる漢方薬を、その他の効能も含め6つご紹介します。他に見られる症状を含めてご自身に近いものを選んでいただくとよいでしょう。
薬剤師おすすめ
クラシエ薬品

クラシエ牛車腎気丸料エキス錠 96錠

最安値 1,028 (税込)

足腰が重く、冷えがあってしびれや腰痛がある人に

八味地黄丸という冷えや頻尿、痛みに用いられる漢方薬に、痛みや水分代謝の生薬を足した漢方薬になります。四肢が冷えて、むくみや頻尿があり、腰が重だるく腰痛やしびれがある場合に適しています。腎を補う漢方薬なので、腎が衰えると言われる40代以降には良いでしょう。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 成人1日の服用量12錠(1錠319mg)中、牛車腎気丸エキス(「症候別治療」1/2量)2400mg含有:ジオウ2.5g、サンシュユ・サンヤク・タクシャ・ブクリョウ・ボタンピ・ゴシツ・ シャゼンシ各1.5g、ケイヒ0.5g、ブシ末0.25gより抽出
効果・効能 体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)
薬のタイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 妊婦要相談、授乳婦可能
使用が可能な年齢 5歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 87円
錠剤・タブレットの大きさ 記載なし
薬の風味 記載なし
眠くなる成分の有無 なし
スーッとする成分の有無 なし

薬剤師おすすめ
ツムラ

ツムラ漢方 芍薬甘草湯 エキス顆粒 20包

最安値 1,244 (税込)

ぎっくり腰のような急性の腰痛に

芍薬と甘草という生薬から構成される、足つりによく用いられる漢方薬です。急な腰痛に適しています。飲む場合は、「痛い時に飲む」のがポイントです。今回ご紹介の製品は1日2回タイプなので6時間以上あけていれば、次を飲んでも問題ありません。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 成人1日の服用量2包(3.75g)中、芍薬甘草湯エキス(1/2量)1.25gを含有:日局カンゾウ 3.0g、日局シャクヤク 3.0g
効果・効能 体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛
薬のタイプ 顆粒
妊娠中・授乳中の使用 授乳婦可能、妊婦可能(妊娠時期で要確認)
使用が可能な年齢 2歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 120円
錠剤・タブレットの大きさ 顆粒のためなし
薬の風味 わずかに甘い
眠くなる成分の有無 なし
スーッとする成分の有無 なし

薬剤師おすすめ
クラシエ薬品

クラシエ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒 48錠

最安値 738 (税込)

手足が冷えてしもやけになりやすい人の腰痛に

特に冷えの強いタイプの方に有効です。血行を良くするのは当帰芍薬散と同様ですが、更に温めていく力があります。冬はしもやけにもなりやすいタイプの冷えによる腰痛や頭痛に有効です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 成人1日の服用量12錠(1錠400mg)中、当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス粉末 2500mg含有:トウキ・ケイヒ・シャクヤク・モクツウ各1.5g、サイシン・カンゾウ・ゴシュユ各1.0g、タイソウ2.5g、ショウキョウ0.5gより抽出
効果・効能 体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの次の諸症:冷え症、しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛、下痢、月経痛
薬のタイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 授乳婦可能、妊婦要相談
使用が可能な年齢 5歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 112円
錠剤・タブレットの大きさ 記載なし
薬の風味 記載なし
眠くなる成分の有無 なし
スーッとする成分の有無 なし

薬剤師おすすめ
クラシエ薬品

桂枝茯苓丸料エキス錠 48錠

最安値 1,043 (税込)

のぼせや手足の冷えを伴う腰痛や肩こり、生理痛に

血流をよくすることで、腰痛、肩こり、頭痛、生理に伴う痛み、しみなどを改善します。のぼせるのに手足の冷えが気になる人で、腰痛・肩こり・頭痛が気になる人に向いています。錠剤タイプなので、飲みやすいのが特徴です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 成人1日の服用量6錠(1錠310mg)中、桂枝茯苓丸エキス(1/2量)1,150mg含有:ケイヒ・ブクリョウ・ボタンピ・トウニン・シャクヤク各2.0gより抽出
効果・効能 比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび
薬のタイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 授乳婦可能、妊婦要確認
使用が可能な年齢 7歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 82円
錠剤・タブレットの大きさ 記載なし
薬の風味 記載なし
眠くなる成分の有無 なし
スーッとする成分の有無 なし

薬剤師おすすめ
小太郎漢方

当帰芍薬散エキス錠N「コタロー」 150錠

最安値 1,978 (税込)

足腰が冷えるタイプの腰痛、肩こりや頭痛に

足腰が冷えて、頭痛や肩こり、腰痛やめまいなどが出るようなタイプに向いています。体力が虚弱なタイプにも使用ができます。からだを温め、貧血や生理不順もあるようなタイプに向いています。朮がビャクジュツで、水の巡りより、脾胃を補う働きが期待できます。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 成人1日の服用量12錠中、当帰芍薬散エキス散(1/2量)3.30g含有:トウキ1.5g、シャクヤク2.0g、ビャクジュツ 2.0g、センキュウ1.5g、ブクリョウ2.0g、タクシャ2.0gより抽出
効果・効能 体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症:
月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り
薬のタイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 妊婦・授乳婦可能(妊婦は念のため確認)
使用が可能な年齢 5歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 82円
錠剤・タブレットの大きさ 記載なし
薬の風味 記載なし
眠くなる成分の有無 なし
スーッとする成分の有無 なし

【比較一覧表】この記事で紹介している漢方

商品画像
クラシエ薬品

ツムラ

クラシエ薬品

クラシエ薬品

小太郎漢方
商品名 クラシエ牛車腎気丸料エキス錠 96錠 ツムラ漢方 芍薬甘草湯 エキス顆粒 20包 クラシエ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒 48錠 桂枝茯苓丸料エキス錠 48錠 当帰芍薬散エキス錠N「コタロー」 150錠
特徴 足腰が重く、冷えがあってしびれや腰痛がある人に ぎっくり腰のような急性の腰痛に 手足が冷えてしもやけになりやすい人の腰痛に のぼせや手足の冷えを伴う腰痛や肩こり、生理痛に 足腰が冷えるタイプの腰痛、肩こりや頭痛に
最安値

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使用するときの注意点


薬剤師

竹田 由子さんのコメント

漢方薬を使用するときの注意点について、代表的なものを挙げています。

漢方薬は西洋薬に比べて生薬を用いているために副作用が出にくいと一般的には言われていますが、医薬品ですので、通常通りの注意が必要になります。

副作用はある?使用に注意が必要な人・NGな人は?



甘草を使用している生薬の場合は、その甘草の1日量が多くなると、かえってむくみなどが起こりやすくなったり、副作用が出やすくなるなどが起きます。

現在は1日量の上限は個人差があるため無くなりましたが、高血圧の治療を受けている方や、低体重の方、カリウムという数値が低い方などは特に医師に相談をしてから使用しましょう。

また、附子という生薬はトリカブトから抽出したものですが、子どもや冷えがない人では動悸や吐き気などの副作用が生じやすいと言われています。

妊娠中・授乳中、子どもでも使用できる?



それぞれの漢方薬によって異なりますが、子どもでも使用できるもの、妊娠中・授乳中でも比較的使用しやすいものなどがあります。

安胎(あんたい)薬と言われる当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や、足つりに用いられる芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう) は、妊婦・授乳婦・小児でも用いられる漢方薬になります。妊婦の方は、お腹の赤ちゃんへの影響を考え、産科医に相談をした上で使用してください。

こんなときは病院へ



通常は1ヶ月程度使用しても効果を感じられない場合などは、腰痛の原因を調べてもらうためにも医師の診察を受けた方がよいでしょう。飲んでいる間にどんどんひどくなるなど症状の悪化がみられるようであれば、1ヶ月我慢せずに診察を受ける方が良いと考えられます。

また、漢方薬が合わなかった場合では、副作用と思われる症状が中止しても治らないなどあるような場合は医師に相談してください。

『腰痛』『漢方』に関するQ&A




腰痛に用いられる漢方薬についてよくある質問をまとめました。

腰痛に効く漢方を処方してもらうことはできますか?
漢方薬に詳しい医師がいる病院・クリニックでは、相談して処方していただくことが可能です。最近ではHPなどで診療で処方に用いる漢方薬について言及されている場合も多いので、漢方薬を普段から扱っているかどうかを調べることが可能です。

また、市販薬で飲んで同じものを処方してもらいたい場合などは、漢方薬の添付文書など名前が分かるものをもって相談をすると良いでしょう。場合によっては処方してもらうことが可能でしょう。

漢方成分の入った湿布や塗り薬はありますか?
ほとんどの湿布は、NSAIDsと呼ばれるロキソプロフェンやボルタレンといったような成分が含まれていますので、妊娠中の人は禁忌になりますので注意してください。そのような西洋薬成分が含まれない生薬を用いた湿布があります。

ネット通販で、オウバクやヨウバイヒといったような生薬成分の貼り薬が販売されています。古くからの製法になり、薄型・肌色ではありません。カンフルやメントールなどを使用した塗り薬、唐辛子成分配合の物、生薬成分配合のものもあります。

市販の痛み止めと漢方だと、どっちが腰痛に早く効きますか?
市販の痛み止めは、痛みというピンポイントに作用するものになりますので、痛みに対しての効果は早く現れます。

対して、漢方薬の場合は痛みの原因となる冷えの改善や血流の改善などを行うことによって、腰痛を改善していくので早さは個人差があります。

漢方の苦味が苦手です。どうすれば飲みやすくなりますか?
においも味も生薬により異なり、特異なにおいで甘い物やツンとした感じで辛みを感じるものなど様々です。一番簡単な飲み方としては、水オブラートという方法です。水を口に含み、粉や顆粒の場合はそこに落とす様にして飲むと苦みを感じにくくなります。

一方、お湯で溶いて飲むなどするとにおいや味を感じやすくなるので、苦手な方にはおすすめしません。その他、オブラートや服薬ゼリーに包んで飲む方法やはちみつなどを混ぜたりするなどがあります。

妊娠中ですが、腰痛がひどくなってきました。漢方薬と痛み止めどちらを選んだらよいでしょうか?
妊娠中の方で特に後期になってくると、骨盤を開くリラキシンというホルモンの影響で腰痛が出てきます。そのため、腰痛のために処方された湿布や購入した湿布などを妊婦が用いたことで、出産間近だった胎児が死んでしまうなどといった悲しい出来事も起きていました。

妊娠中の腰痛の場合は、同じく東洋医学的には骨盤をサポートするベルトを用いたり、妊婦専門の鍼灸院などで改善する場合も多く、薬を使うのであれば当帰芍薬散や芍薬甘草湯などを医師に確認の上、用いるのがおすすめできます。

まとめ




今回は腰痛に用いられる漢方薬についてご紹介いたしました。女性では冷えが原因であることが多いので、婦人薬と言われる漢方薬から試してみるなどの他、足首を温めたり、骨盤周りを冷やさないようにするなどの対策もよいかもしれません。

ご紹介した漢方薬は腰痛に効果が認められているうちの一部になりますが、よく用いられているものになりますので、今のご自身の症状に近いと思われる漢方薬からお試しいただくとよいでしょう。

腰痛に関する記事はこちら






※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 竹田 由子 薬剤師

    執筆・監修者

    2000年 共立薬科大学(現:慶応大学)大学院臨床薬学専攻修了 病院で勤務10年後、家族の転勤で調剤薬局、企業、診療所で勤務 2018年、2022年に出産し、現在はフリーランスとしてライターやオンライン漢方提案を中心に...

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