目次
肝臓のケアにおすすめの漢方の選び方・ポイント
そのため肝臓の病気を心配される方では、医療機関の受診をおすすめします。医師の診察をうけ、治療の必要はないと判断された方では、肝臓のケアを目的に漢方薬を試してみると良いでしょう。
この記事では文献報告や漢方薬に期待される作用などの観点から、肝臓のケアに効果が期待できるものについて、健康診断の数値が気になる場合、食事が偏りがちな場合、お酒を飲み過ぎた場合に分けて解説します。
ポイント①:健康診断の数値が気になる方の肝臓ケア

健康診断では、肝臓の細胞で作られるタンパク成分(酵素)の量を測ることで、肝臓の機能を評価します。
例えば、肝臓の感染症(肝炎)や肝臓病などでは、タンパク成分の数値(検査値)が正常値よりも極端に高くなります。このような状況ではより精密な検査が必要となりますので、なるべく早く医療機関を受診してください。
一方で、タンパク成分の数値は正常範囲内だけれども、やや高めにある場合では、肝臓のケアを目的に漢方薬を試してみるのも良いでしょう。
ポイント②:生活習慣が偏りがちな人の肝臓ケア

食べすぎや運動不足など、生活習慣が偏りがちな方では、肝臓に脂肪がたまりやすくなります。肝臓に脂肪が蓄積し、肝臓の機能が低下した状態は、脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患)と呼ばれます。
脂肪肝は長い年月を経て悪化し、肝臓が固くなってしまう肝硬変や、肝臓が機能しなくなる肝不全、あるいは肝がんの原因になります。そのため、まずは偏りがちな生活習慣の改善が大切です。そのうえで、肝臓のケアを目的に漢方薬を試してみるのは良いでしょう。
ポイント③:お酒を飲みすぎた後の肝臓ケア

お酒に含まれるアルコールを日常的に摂取し続けると、肝臓に中性脂肪がたまっていき、炎症が起きたり、肝硬変などを引き起こします。アルコールの摂取によって生じる肝臓機能の障害をアルコール性肝障害と呼びます。
アルコール性肝障害の治療では、禁酒が最優先です。特にお酒を日常的に飲まれる方では、市販薬で対応するのではなく、医療機関を受診し、適切な治療を受けることが優先されます。
ただし「たまたまお酒を飲み過ぎてしまった……。」あるいは「連日お酒を飲んでしまった……。」というような、一時的なお酒の飲み過ぎでは、肝臓のケアを目的に漢方を試してみてもよいでしょう。
【厳選】肝臓のケアにおすすめの漢方 9選
健康診断の数値が気になる方の肝臓ケアに適した漢方薬 3選
炎症を鎮めたり、免疫の調整作用があるとされる柴胡【3】を配合した小柴胡湯や柴胡桂枝湯、加味逍遙散が適しているでしょう。

こんな方に
健康診断の検査値が気になる方に
疲れやすい方に
体の免疫機能を調整し炎症をやわらげる漢方
長引く風邪や、食欲不振などに用いられることが多い漢方薬です。体の免疫機能を調整し、炎症をやわらげると考えられており、倦怠感の改善や胃腸症状を緩和する効果も期待できます。医療用の小柴胡湯は、肝臓病の治療にも用いられています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <2包(3.75g)中> 小柴胡湯エキス(1/2量) 2.25g (サイコ3.5g,ハンゲ2.5g,オウゴン・タイソウ・ニンジン各1.5g,カンゾウ1g,ショウキョウ0.5g) |
| 効果・効能 | 体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの次の諸症:食欲不振、はきけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状 |
| 用法・用量 | 次の量を,食前に水またはお湯で服用。 成人(15歳以上):1包(1.875g):2回 7歳以上15歳未満:2/3包:2回 4歳以上7歳未満:1/2包:2回 2歳以上4歳未満:1/3包:2回 2歳未満:服用しないでください |
| 薬のタイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 2歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 120円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |

こんな方に
健康診断の検査値が気になる方に
胃腸の症状がある方に
「柴胡」を配合した漢方薬
長引く風邪や、吐き気や腹痛を伴う胃腸炎用いられることが多い漢方薬です。抗炎症作用や免疫機能の調整効果が期待できます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <3包(6.0g)中> 柴胡桂枝湯エキス 4,000mg (サイコ5.0g,ハンゲ4.0g,ケイヒ2.5g,シャクヤク・オウゴン・ニンジン・タイソウ各2.0g,カンゾウ1.5g,ショウキョウ0.5gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐き気などのあるものの次の諸症:胃腸炎、かぜの中期から後期の症状 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15歳以上):1包:3回 15歳未満7歳以上:2/3包:3回 7歳未満4歳以上:1/2包:3回 4歳未満:服用しないこと |
| 薬のタイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 4歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 248円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |

こんな方に
健康診断の検査値が気になる方に
イライラしがちな方に
不定愁訴の多い女性に最適な漢方薬
一般的には女性の更年期症状の緩和に用いることが多い漢方薬です。精神不安やいらだちなどの精神神経症状の緩和にも用いられます。加味逍遙散も柴胡を配合しており、炎症を鎮める作用や免疫機能の調整効果が期待できます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <2包(3.75g)中> 加味逍遙散エキス(1/2量) 2g (サイコ・シャクヤク・ソウジュツ・トウキ・ブクリョウ各1.5g,サンシシ・ボタンピ各1g,カンゾウ0.75g,ショウキョウ・ハッカ各0.5g) |
| 効果・効能 | 体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症 |
| 用法・用量 | 次の量を,食前に水またはお湯で服用。 成人(15歳以上):1包(1.875g):2回 7歳以上15歳未満:2/3包:2回 4歳以上7歳未満:1/2包:2回 2歳以上4歳未満:1/3包:2回 2歳未満:服用しないでください |
| 薬のタイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 2歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 120円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |
生活習慣が偏りがちな人の肝臓ケアに適した漢方薬 3選
食事や運動など、生活習慣の改善が前提となります。そのうえで、肥満症に効果が期待できる防風通聖散や大柴胡湯が適しているでしょう。

こんな方に
便秘がちな方に
太り気味で食事が偏りがちな方に
脂肪太りの改善効果が期待できる漢方薬
一般的には便秘の症状を改善する目的で使われることの多い漢方薬です。太りがちな方の体重減少作用が知られており、肥満症に用いられることもあります。食事が偏りがちな肝臓のケアに適しています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <2包(3.75g)中> 防風通聖散エキス(1/2量) 2.25g (カッセキ1.5g,オウゴン・カンゾウ・キキョウ・セッコウ・ビャクジュツ各1g,ダイオウ0.75g,ケイガイ・サンシシ・シャクヤク・センキュウ・トウキ・ハッカ・ボウフウ・マオウ・レンギョウ各0.6g,無水ボウショウ(乾燥硫酸ナトリウム)0.35g,ショウキョウ0.15g) |
| 効果・効能 | 体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘,蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、吹出物(にきび)、肥満症 |
| 用法・用量 | 次の量を,食前に水またはお湯で服用。 成人(15歳以上):1包(1.875g):2回 7歳以上15歳未満:2/3包:2回 4歳以上7歳未満:1/2包:2回 2歳以上4歳未満:1/3包:2回 2歳未満:服用しないでください |
| 薬のタイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさける。妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 2歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 120円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |

こんな方に
顆粒剤が苦手な方に
太り気味で食事が偏りがちな方に
飲みやすい錠剤タイプの防風通聖散
飲みやすい錠剤タイプの防風通聖散です。漢方独特の味や、顆粒剤が苦手な方におすすめです。効果はツムラの防風通聖散と同様、太り気味で便秘の症状のある方に適しています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <12錠(1錠335mg)中> 防風通聖散エキス(1/2量) 2,850mg (トウキ・シャクヤク・センキュウ・サンシシ・レンギョウ・ハッカ・ケイガイ・ボウフウ・マオウ各0.6g,ビャクジュツ・キキョウ・オウゴン・カンゾウ・セッコウ各1.0g,無水ボウショウ0.375g,ショウキョウ0.2g,ダイオウ0.75g,カッセキ1.5gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15歳以上):4錠:3回 15未満:服用しないこと |
| 薬のタイプ | 錠剤 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさける。妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 15歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 62円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |

こんな方に
ストレスを感じている方に
太り気味で食事が偏りがちな方に
ストレスで食事が偏りがちな方におすすめ
一般的には胃炎や便秘、神経症、肥満症に用いる漢方薬です。太り気味で便秘の症状のある方に適しています。また神経症に効果が期待できると考えられており、ストレスで食習慣が偏りがちな方にもおすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <2包(3.75g)中> 大柴胡湯エキス(1/2量) 2.25g (サイコ3g,ハンゲ2g,オウゴン・シャクヤク・タイソウ各1.5g,キジツ1g,ショウキョウ・ダイオウ各0.5g) |
| 効果・効能 | 体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの次の諸症:胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症 |
| 用法・用量 | 次の量を,食前に水またはお湯で服用。 成人(15歳以上):1包(1.875g):2回 7歳以上15歳未満:2/3包:2回 4歳以上7歳未満:1/2包:2回 2歳以上4歳未満:1/3包:2回 2歳未満:服用しないでください |
| 薬のタイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳をさける。妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 2歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 120円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |
お酒を飲みすぎた後の肝臓ケアに適した漢方薬 3選
日常的に飲酒される方では、飲酒量を減らすことが前提となります。そのうえで、二日酔いなどにも用いられる黄連解毒湯や五苓散が適しているでしょう。

こんな方に
飲みすぎてしまった方に
飲みすぎた後の肝臓のケアに
一般的には、口内炎、湿疹・皮膚炎、胃炎、二日酔などに用いられる漢方薬です。お酒を飲みすぎてしまった後の肝臓ケアに適していると言えます。二日酔いの不快な症状を緩和する効果が期待できます。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <3包(3.0g)中> 黄連解毒湯エキス(1/2量) 700mg (オウゴン1.5g,サンシシ1.0g,オウレン・オウバク各0.75gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力中等度以上で、のぼせ気味で顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの次の諸症:鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15歳以上):1包:3回 15歳未満7歳以上:2/3包:3回 7歳未満4歳以上:1/2包:3回 4歳未満2歳以上:1/3包:3回 2歳未満:1/4包:3回 |
| 薬のタイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 3か月以上(1歳未満の乳児は、医師の診療を受けさせることを優先) |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 92円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |

こんな方に
飲みすぎてしまった方に
お酒を飲みすぎて肝臓が気になる方に
クラシエの黄連解毒湯と同様、口内炎、湿疹・皮膚炎、胃炎、二日酔などに用いられることの多い漢方薬です。お酒を飲みすぎて肝臓が気になる方におすすめです。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <2包(3.75g)中> 黄連解毒湯エキス(1/2量) 0.75g (オウゴン1.5g,サンシシ・オウレン各1g,オウバク0.75g) |
| 効果・効能 | 体力中等度以上で、のぼせ気味で顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの次の諸症:鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎 |
| 用法・用量 | 次の量を,食前に水またはお湯で服用してください。 成人(15歳以上):1包(1.875g):2回 7歳以上15歳未満:2/3包:2回 4歳以上7歳未満:1/2包:2回 2歳以上4歳未満:1/3包:2回 2歳未満:服用しない |
| 薬のタイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 2歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 120円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |

こんな方に
飲みすぎてしまった方に
胃腸の調子が悪い方に
お酒を飲みすぎて胃腸の調子が悪い方に
一般的には、下痢や胃腸炎、頭痛、むくみ、二日酔などに用いられる漢方薬です。黄連解毒湯と同様、お酒を飲みすぎて肝臓が気になる方におすすめです。特に胃腸の調子が悪くなってしまった方に適しています。
| 分類 | 第2類医薬品 |
| 有効成分(含有量)/主成分(含有量) | <成人1日の服用量3包(1包0.8g)中> 五苓散エキス(1/2量) 1,000mg (タクシャ2.5g,チョレイ・ブクリョウ・ビャクジュツ各1.5g,ケイヒ1.0gより抽出。) |
| 効果・効能 | 体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、吐き気、嘔吐、腹痛、頭、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢,急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔 |
| 用法・用量 | 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 成人(15歳以上):1包:3回 15歳未満7歳以上:2/3包:3回 7歳未満4歳以上:1/2包:3回 4歳未満2歳以上:1/3包:3回 2歳未満:1/4包:3回 |
| 薬のタイプ | 顆粒 |
| 妊娠中・授乳中の使用 | 妊婦または妊娠していると思われる人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談。 |
| 小・中・高校生の使用 | 2歳以上 |
| 1回の使用あたりのコスト(目安) | 130円 |
| 薬の風味 | 苦味あり |
| スーッとする成分の有無 | なし |
| 眠くなる成分の有無 | なし |
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【比較一覧表】この記事で紹介している市販薬
紹介している市販薬を使用するときのポイントや注意点について
使用するときのポイント

市販されている漢方薬は、肝臓のケアに効能効果を有しているわけではありません。あくまでも文献報告や漢方薬に期待される作用などの観点から、肝臓のケアに適していると思われる漢方薬をご紹介しています。
なお、漢方薬は各製品の用法用量に従って服用してください。妊娠中や子どもに対する漢方薬の服用については、質の高い研究データが報告されていません。妊娠中は可能な限り服用を避けることが一般的な対応です。
子どもが服用できる漢方薬は多いものの、製品によって服用可能な年齢が異なります。添付文書の注意事項を厳守してください。授乳中の漢方薬についても、質の高い研究データは限られています。
母乳中に移行する生薬成分量がわずかであることを考えれば、漢方薬を授乳中に飲むことは問題が少ないでしょう。
ただし、大柴胡湯、防風通聖散に含まれるダイオウは母乳へ移行するといわれているため、授乳を中止するか、服用を避けてください。
副作用はあるの?

一般的に漢方薬は副作用が少ない薬だと考えられています。ただし、防風通聖散、加味逍遙散、柴胡桂枝湯、小柴胡湯には、甘草(かんぞう)と呼ばれる生薬が配合されており、まれに手足の脱力感や痙攣が起こることもあります。このような症状が現れた場合は、直ちに漢方薬の服用を中止して、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
防風通聖散には麻黄(まおう)と呼ばれる生薬が配合されており、まれに高血圧や甲状腺、腎臓の病気を悪化させることもあります。高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害の診断を受けている方では、服用前にかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
黄連解毒湯、防風通聖散、加味逍遙散には山梔子(サンシシ)と呼ばれる生薬が含まれており、長きにわたって(一般的には5年以上と言われています)飲み続けると、大腸の粘膜に異常を起こすこともあるため、注意が必要です。
漢方の副作用として、ごくまれに起こる間質性肺炎や肝機能障害にも注意が必要です。特に小柴胡湯や大柴胡湯では、肝機能障害を発症した症例も報告されています【4】。
また、医療用の小柴胡湯製剤では、間質性肺炎による死亡例も報告されています【5】。漢方薬を服用中に、息切れや咳、かゆみ、発疹、黄疸、倦怠感などの症状が現れた場合は、直ちに漢方薬の服用を中止して、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
こんな時は病院へ

肝臓の病気が気になる方では、お酒を止めたくてもやめられない場合なども含め、市販薬で対応する前に医療機関の受診がすすめられます。
また、肝臓のケアは、市販薬で解決するというよりは、偏りがちな生活習慣の改善が前提となります。生活習慣の見直しをせずに、漢方薬を飲み続けることはおすすめできません。
『肝臓』『漢方』に関するQ&A

肝臓のケアに用いられる漢方薬について、よくある質問にお答えします。



ただし、二日酔いに対する黄連解毒湯や五苓散の有効性を検証した質の高い研究データは報告されていません。そのため、二日酔いに対する有効性については個人差が大きいものと考えられます。




ただし、市販されている小柴胡湯には肝機能改善の効能効果はありません。また、小柴胡湯には肝機能障害の副作用も報告されています【4】。肝臓病を治療中の方では、自己判断で市販の小柴胡湯を服用することは避けてください。

まとめ

肝臓は人の健康状態を維持する上で重要な臓器の一つです。一方で、肝臓の病気は自覚症状に乏しく、病状の発見が遅れがちになることも少なくありません。そのため、気になる症状があった場合は速やかな医療機関の受診がすすめられます。
また、食事や運動、飲酒などの生活習慣が偏りがちになると、肝臓に大きな負担がかかります。肝臓が気になる方では生活習慣をみなしてみることが大切です。そのうえで、肝臓のケアを目的に漢方薬を試してみるのは良いでしょう。
肝臓に関する記事はこちら
参考文献
・【1】StatPearls [Internet]. Physiology, Liver. Last Update: May 8, 2022.
・【2】J Hepatol. 2019 Jan;70(1):151-171.
・【3】Biomed Res Int. 2017;2017:7597596
・【5】日本東洋医学雑誌1996 年 47 巻 1 号 p. 1-4
・【6】Gastroenterol Jpn. 1989 Dec;24(6):715-9.
・クラシエ薬品株式会社 「クラシエ」漢方柴胡桂枝湯エキス顆粒A
・クラシエ薬品株式会社 「クラシエ」漢方防風通聖散料エキスFC錠
※掲載内容は執筆時点での情報です。
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青島 周一 薬剤師
執筆・監修者プロフィールはこちら2004年城西大学薬学部卒。 保険薬局勤務を経て2012年より病院勤務。 NPO法人アヘッドマップ(http://aheadmap.or.jp/)共同代表。






















