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【薬剤師が解説】ワクチン接種の副反応に漢方は使える?6選を紹介

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2022/9/13
34,508
新型コロナウイルス感染症の予防策として、手洗いやマスクの着用、フィジカル・ディスタンシング(身体的、物理的距離の確保)、室内の換気をあげることができます。

しかし、効果的な方法はワクチンの接種です。日本では、国民の8割以上が新型コロナウイルスワクチンの接種を完了しており、ウイルスに感染しても重症化する人の数は激減しました【1】【2】。

新型コロナウイルスワクチンは、全身に影響を及ぼすような重い副反応が起こることは極めて稀です。ただ、ワクチンを接種した後に、発熱、頭痛、接種部位の痛みや腫れ、倦怠感などの副反応が起こることもあり、人によっては症状が強く出る場合もあります【3】【4】。

この記事では、新型コロナウイルスワクチンの副反応に効果が期待できる漢方薬をご紹介します。

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ワクチン接種の副反応に漢方は使える?


薬剤師

青島 周一さんのコメント

新型コロナウイルスワクチンによる発熱は、接種から1~2日以内に起こることが多く、水分を十分に摂取し、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用するなどして、様子をみていただくことになります【5】。

ただし、ワクチンの副反応が出る前に、予防的に解熱鎮痛薬を内服することは推奨されていません【6】。

また、新型コロナウイルスワクチンの副反応に対する漢方薬の有効性についても、質の高い研究データが報告されておらず、必ずしも漢方薬の使用が推奨できるわけではありません。

しかし、副反応の症状がどうしても辛い場合や、解熱剤を飲んでも症状が改善しない場合に、漢方薬を試してみるのは良いよいでしょう。

ワクチン接種の副反応におすすめの漢方の選び方・ポイント


薬剤師

青島 周一さんのコメント

新型コロナウイルスワクチンによる副反応に対して、緩和効果が期待できると考えられる漢方薬を、有効成分、即効性、副反応の症状にわけて解説します。

有効成分から選ぶ



麻黄湯と呼ばれる漢方薬には、新型コロナウイルスワクチンの副反応を軽減したとする症例報告があります【7】。1症例の報告なので、この結果が他の人にも当てはまるかどうかは分かりません。

しかし、ワクチンの副反応に対する漢方薬の有効性を報告した数少ない研究データといえます。特に寒気を感じる場合では、麻黄湯の効果が得られやすいでしょう。

また、風邪や肩こりなどの症状で用いられる葛根湯は、麻黄湯と構成生薬が似ており、一般的には発熱や頭痛の緩和に効果が期待できます。そのため、ワクチンの副反応に伴う頭痛や発熱にも一定の効果が期待できるでしょう。

即効性があるものから選ぶ



一般的に、漢方薬は配合されている生薬の数が少ないほど即効性が高いと言われています。

配合生薬の数と、即効性を比較した研究データは報告されていませんが、漢方薬に含まれる生薬の種類が少ないことは、生薬1種あたりの配合割合が高くなるため、作用が短時間で現れやすいものと考えられます。

新型コロナウイルスワクチンの副反応に対して、即効性が期待できる漢方薬は、発熱症状に対する麻黄湯や麻黄附子細辛湯、頭痛に対する五苓散をあげることができます。

副反応の症状に合わせて選ぶ



新型コロナウイルスワクチンの副反応について、漢方薬の有効性を検討した質の高い研究データはほとんど報告されていません。そのため、症状に応じた漢方薬の使い分けも、漢方薬の効能効果に基づくもので、どの程度の有効性が期待できるかについては、個人差が大きいものと考えられます。

一般的には、ワクチン接種部位への痛みに対して治打撲一方、発熱に対して麻黄湯や麻黄附子細辛湯、頭痛に対して葛根湯や五苓散、倦怠感に対して補中益気湯という使い分けが妥当でしょう。

【厳選】ワクチン接種の副反応におすすめの漢方 6選


薬剤師

青島 周一さんのコメント

新型コロナウイルスワクチンの副反応に対して、効果が期待できる市販の漢方薬をご紹介します。 

薬剤師おすすめ
  • 顆粒タイプ
  • 苦味あり
  • 2歳以上から使用OK
ツムラ

ツムラ漢方麻黄湯エキス顆粒 20包

最安値 1,407 (税込)

寒気がする場合の発熱・頭痛を緩和

体力が充実している人で、寒気がある場合の発熱や頭痛に効果的な漢方薬です。一般的には、風邪のひきはじめに用いる漢方薬ですが、即効性が期待でき、新型コロナウイルスワクチンの副作用を改善したとの症例も報告されています。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 2包(3.75g)中
麻黄湯エキス(1/2量)0.875g (キョウニン・マオウ各2.5g,ケイヒ2g,カンゾウ0.75g)
効果・効能 体力充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、せきが出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの次の諸症:感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまり
用法・用量 次の量を食前に水またはお湯で服用
成人(15歳以上):1包(1.875g):2回
7歳以上15歳未満:2/3包:2回
4歳以上7歳未満:1/2包:2回
2歳以上4歳未満:1/3包:2回
2歳未満:服用しない
薬のタイプ 顆粒
妊娠中・授乳中の使用 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談
使用が可能な年齢 2歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 120円
使用してからの効果時間 記載なし
薬の風味 苦味あり
スーッとする成分の有無 なし
眠くなる成分の有無 なし

薬剤師おすすめ

アクセス数1位

  • 顆粒タイプ
  • 苦味あり
  • 2歳以上から使用OK
第一三共ヘルスケア

カコナール葛根湯(満量処方) 12包

最安値 855 (税込)

葛根湯エキスを全量配合した満量処方

一般的には風邪の初期症状や頭痛、肩こりの緩和に用いる漢方薬です。基本的には体力がある人に向いている漢方薬で、寒気はあるものの、発汗が無い場合に効果が得られやすいと考えられています。なお、本剤は、葛根湯エキスを全量配合した満量処方の製品です。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 3包(6g)中
葛根湯水製抽出エキス(乾燥) 5.56g (カッコン8g,マオウ・タイソウ各4g,ケイヒ・シャクヤク各3g,カンゾウ2g,ショウキョウ1g)
効果・効能 体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
用法・用量 3回 朝昼夕、食前又は食間にそのまま水かお湯にて服用。またはお湯に溶かしてよくかき混ぜた後に温服
成人(15歳以上):1包
7歳以上15歳未満:2/3包
4歳以上7歳未満:1/2包
2歳以上4歳未満:1/3包
2歳未満:服用しない
薬のタイプ 顆粒
妊娠中・授乳中の使用 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談
使用が可能な年齢 2歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 88円
使用してからの効果時間 記載なし
薬の風味 苦味あり
スーッとする成分の有無 なし
眠くなる成分の有無 なし

薬剤師おすすめ
  • 錠剤タイプ
  • 苦味あり
  • 5歳以上から使用OK
クラシエ薬品

葛根湯エキス錠パウチ 36錠

飲みやすい錠剤タイプの葛根湯

カコナール葛根湯顆粒と同じく、葛根湯を配合した錠剤タイプの製品です。漢方独特の味や匂いが苦手な方におすすめです。一般的には風邪の初期症状に用いる漢方薬ですが、頭痛の緩和にも効果が期待できます。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 12錠中
葛根湯エキス(1/2量) 2,600mg (カッコン4g,マオウ・タイソウ各2g,ケイヒ・シャクヤク各1.5g,カンゾウ1g,ショウキョウ0.5gより抽出。)
効果・効能 体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
用法・用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
 成人(15才以上):4錠:3回
 15才未満7才以上:3錠:3回
 7才未満5才以上:2錠:3回
 5才未満:服用しないこと
薬のタイプ 錠剤
妊娠中・授乳中の使用 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談
使用が可能な年齢 5歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 120円
使用してからの効果時間 記載なし
薬の風味 苦味あり
スーッとする成分の有無 なし
眠くなる成分の有無 なし

薬剤師おすすめ
  • 顆粒タイプ
  • 苦味あり
  • 3か月以上から使用OK
クラシエ薬品

「クラシエ」漢方五苓散料エキス顆粒

最安値 980 (税込)

体力に関係なく使え、即効性も期待できる

一般的にはめまいやむくみ、頭痛、吐き気、胃腸炎、二日酔いなどに用いる漢方薬です。構成生薬が少なく、即効性を期待することができます。体力に関係なく使えることもポイントです。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 成人1日の服用量3包(1包0.8g)中
五苓散エキス(1/2量) 1,000mg (タクシャ2.5g,チョレイ・ブクリョウ・ビャクジュツ各1.5g,ケイヒ1.0gより抽出。)
効果・効能 体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、吐き気、嘔吐,、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢,急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔
用法・用量 次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。 
成人(15才以上):1包:3回
 15才未満7才以上:2/3包:3回
 7才未満4才以上:1/2包:3回
 4才未満2才以上:1/3包:3回
 2才未満:1/4包:3回
薬のタイプ 顆粒
妊娠中・授乳中の使用 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談
使用が可能な年齢 3か月以上。ただし、1才未満の乳児には,医師の診療を受けさせることを優先
1回の使用あたりのコスト(目安) 128円
使用してからの効果時間 記載なし
薬の風味 苦味あり
スーッとする成分の有無 なし
眠くなる成分の有無 なし

薬剤師おすすめ
  • 顆粒タイプ
  • 苦味あり
  • 2歳以上から使用OK
ツムラ

ツムラ漢方麻黄附子細辛湯エキス顆粒

最安値 1,301 (税込)

体を温め、発熱症状を素早く緩和

一般的には、体力が低い方の手足が冷え、寒気がある風邪、アレルギー性鼻炎や気管支炎の症状緩和に用いる漢方薬です。構成生薬が3種類のみであり、高い即効性を期待することができます。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 2包(3.75g)中
混合生薬乾燥エキス 0.75g (マオウ2g,サイシン1.5g,ブシ末0.5g)
効果・効能 体力虚弱で、手足に冷えがあり、ときに悪寒があるものの次の諸症:
感冒、アレルギー性鼻炎、気管支炎、気管支ぜんそく、神経痛
用法・用量 次の量を,食前に水またはお湯で服用。
成人(15歳以上):1包(1.875g):2回
7歳以上15歳未満:2/3包:2回
4歳以上7歳未満:1/2包:2回
2歳以上4歳未満:1/3包:2回
2歳未満:服用しない
薬のタイプ 顆粒
妊娠中・授乳中の使用 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談
使用が可能な年齢 2歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 120円
使用してからの効果時間 記載なし
薬の風味 苦味あり
スーッとする成分の有無 なし
眠くなる成分の有無 なし

薬剤師おすすめ
  • 顆粒タイプ
  • 苦味あり
  • 2歳以上から使用OK
ツムラ

ツムラ漢方補中益気湯エキス顆粒

最安値 2,668 (税込)

気力を補い、倦怠感を緩和する漢方薬

一般的には、体力が低い方の倦怠感、食欲不振、疲労感の緩和に用いる漢方薬です。補中益気とは、「体の内側を補い気を増やす」という意味で、胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで「気」を増やし、疲れを改善する働きがあると考えられています。

分類 第2類医薬品
有効成分(含有量)/主成分(含有量) 2包(3.75g)
補中益気湯エキス(1/2量) 2.5g (オウギ・ソウジュツ・ニンジン各2g,トウキ1.5g,サイコ・タイソウ・チンピ各1g,カンゾウ0.75g,ショウマ0.5g,ショウキョウ0.25g)
効果・効能 体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒
用法・用量 次の量を,食前に水またはお湯で服用
成人(15歳以上):1包(1.875g):2回
7歳以上15歳未満:2/3包:2回
4歳以上7歳未満:1/2包:2回
2歳以上4歳未満:1/3包:2回
2歳未満:服用しない
薬のタイプ 顆粒
妊娠中・授乳中の使用 服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談
使用が可能な年齢 2歳以上
1回の使用あたりのコスト(目安) 180円
使用してからの効果時間 記載なし
薬の風味 苦味あり
スーッとする成分の有無 なし
眠くなる成分の有無 なし

【比較一覧表】この記事で紹介している漢方

商品名

ツムラツムラ漢方麻黄湯エキス顆粒 20包

第一三共ヘルスケアカコナール葛根湯(満量処方) 12包

アクセス数1位

クラシエ薬品葛根湯エキス錠パウチ 36錠

クラシエ薬品「クラシエ」漢方五苓散料エキス顆粒

ツムラツムラ漢方麻黄附子細辛湯エキス顆粒

ツムラツムラ漢方補中益気湯エキス顆粒

最安値

1,407円(税込)

送料:要確認 楽天 詳細を見る

855円(税込)

送料:別 Yahoo! 詳細を見る

980円(税込)

送料:別 Yahoo! 詳細を見る

1,301円(税込)

送料:別 Yahoo! 詳細を見る

2,668円(税込)

送料:別 Yahoo! 詳細を見る
特徴 寒気がする場合の発熱・頭痛を緩和 葛根湯エキスを全量配合した満量処方 飲みやすい錠剤タイプの葛根湯 体力に関係なく使え、即効性も期待できる 体を温め、発熱症状を素早く緩和 気力を補い、倦怠感を緩和する漢方薬
商品リンク

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使用するときのポイントや注意点について


薬剤師

青島 周一さんのコメント

この記事で紹介した漢方薬を使用する際のポイントや注意点について解説します。

使用するときのポイント



漢方薬がワクチンの副反応を予防できるかについて、確かな根拠はありません。そのため、予防的に漢方薬を服用することは避けてください。副反応の症状が現れたタイミングで、定められた用法用量に従って服用することをおすすめします。

妊娠中や子どもに対する漢方薬の服用については、質の高い研究データが報告されていません。子どもが服用できる漢方薬は多いものの、製品によって服用可能な年齢が異なります。添付文書の注意事項を厳守してください。

なお、妊娠中は可能な限り服用を避けることが一般的な対応です。 授乳中の漢方薬についても、質の高い研究データは限られています。

ただし、母乳中に移行する生薬成分量がわずかであることを考えれば、漢方薬を授乳中に飲むことは問題が少ないでしょう(今回紹介した商品には含まれていませんが、便秘に効果的な商品に含まれるダイオウは母乳へ移行するといわれているため注意が必要です)。

副作用はあるの?



一般的に漢方薬は副作用が少ない薬だと考えられています。

ただし、葛根湯、麻黄湯、補中益気湯、治打撲一方には、甘草(かんぞう)と呼ばれる生薬が配合されており、まれに手足の脱力感や痙攣が起こることもあります。このような症状が現れた場合は、直ちに漢方薬の服用を中止して、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。

また、葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯には麻黄(まおう)と呼ばれる生薬が配合されており、まれに高血圧や甲状腺、腎臓の病気を悪化させることもあります。高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害の診断を受けている方では、服用前にかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。

漢方の副作用として、ごくまれに起こる間質性肺炎や肝機能障害にも注意が必要です。漢方薬を服用中に、息切れや咳、かゆみ、発疹、黄疸、倦怠感などの症状が現れた場合は、直ちに漢方薬の服用を中止して、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。

なお、麻黄湯は体力の衰えている人、体の弱い人は服用してはいけません。

こんなときは病院へ



新型コロナウイルスワクチンの副反応は、その症状の大部分が数日以内に回復します【8】。そのため、漢方薬の服用有無に問わず、症状がおさまらない場合は医療機関の受診をおすすめします。

その際には、ワクチンを接種した医療機関もしくは、各都道府県に設置された副反応に関する相談窓口に問い合わせてみるとよいでしょう【9】。

『ワクチン』『副反応』『漢方』に関するQ&A




ワクチンの副反応や漢方薬について、よくある質問にお答えします。

副反応の予防として漢方を利用できますか?
副反応の予防効果については、質の高い研究データが報告されていません。漢方薬でワクチンによる副反応が予防できるかについて、確かな根拠はありませんので、予防的に服用することはおすすめしません。
 
紹介されている漢方は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の症状にも効きますか?
新型コロナウイルス感染症に対する漢方薬の有効性については、現時点で質の高い研究データは報告されていません【10】。既に有効性が検証された治療や治療法を差し置いてまで、漢方薬を使うメリットは少ないと考えられます。

漢方と西洋の薬、どちらが早く副反応に効きますか?
副反応に対する漢方薬の有効性を検証した質の高い研究データがないため、残念ながら解熱鎮痛剤のような西洋薬と即効性を比較することができません。一般的には、漢方薬は即効性の面で西洋薬に劣ると考えられています。

紹介されている漢方と飲み合わせてはいけない処方薬や市販薬はありますか?
葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯の構成生薬である麻黄は、エフェドリンと呼ばれる成分を含んでいます。エフェドリンは、咳止め薬や市販の風邪薬にも配合されていることがあり、成分が重複すると動悸や手指の震え、頭痛、不眠などの副作用が出やすくなります。

そのため、麻黄を構成生薬とする漢方薬と、エフェドリンを含む市販薬の併用は避けてください。

また葛根湯、麻黄湯、補中益気湯、治打撲一方の構成生薬である甘草は、グリチルリチン酸と呼ばれる成分を含んでいます。グリチルリチン酸は、肝臓病の治療薬として処方されることがあり、成分が重複すると手足の脱力感や痙攣などの副作用が出やすくなります。

甘草を構成生薬とする漢方薬とのグリチルリチン酸を主成分とする処方薬との併用は避けてください。

まとめ




ワクチンの接種は、新型コロナウイルス感染症の予防に効果的な手段です。

一方で、接種後に発熱や頭痛、接種部位の痛み、発赤、倦怠感などの副反応が生じることもあります。ワクチンの副反応は、数日で治まることがほとんどですが、どうしても症状が辛い場合では、漢方薬を試してみるのも良いでしょう。

ただし、漢方薬がワクチンの副反応を緩和するかどうかについて、質の高い研究データは不足しています。期待される効果は個人差が大きいといえるでしょう。そのため、市販の漢方薬を購入する前に、薬剤師や登録販売者にご相談されることをおすすめします。

新型コロナウイルス・発熱に関する記事はこちら





※掲載内容は執筆時点での情報です。

  • 青島 周一 薬剤師

    執筆・監修者

    2004年城西大学薬学部卒。 保険薬局勤務を経て2012年より病院勤務。 NPO法人アヘッドマップ(http://aheadmap.or.jp/)共同代表。

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